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42 〜葉月目線〜
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何度目か美緒の中に白濁を注ぐと、パタリと美緒はベッドにうつ伏せに倒れてしまった。
「ヤリ過ぎた・・・」
優しくすると言いながら、やっと2人の想いが1つになった喜びから、手加減する事が出来ず、延々と抱き潰してしまった。
「美緒・・・、お前が可愛く啼き過ぎるせいだ」
意識の無い美緒をそっと抱き寄せる。汗や体液でドロドロの美緒を抱き上げ、浴槽へ運ぶ。温めのシャワーを浴びせ、身体を洗っていく。蜜壺からは葉月が出したモノがドロドロと溢れ出てくるのが、また葉月の欲情をそそる。
くっ、我慢だ。これ以上、美緒に無理をさせてはダメだ。
自分に言い聞かせ、美緒の中に指を入れ、中を開きシャワーで精子を洗い流していく。
「んんっ・・・」
力無い喘ぎ声が、口から溢れ落ちる。
無意識の喘ぎ声すら愛しい。
葉月もサッと身体を洗い、自分の身体を拭いてから美緒をバスタオルで包み、リビングのソファーに横たえる。ベッドのシーツを代え、美緒の髪を乾かしてからベッドに寝かせる。
寝かせた美緒の寝顔を見つめながら、葉月はそっと唇にキスし、頭を撫でる。
ああ、愛しい女。
願わくば、残りの人生。安寧に過ごしたい、お前と共に。
美緒の横に身体を滑り込ませ、手を握り、ゆっくりと瞼を閉じた。
朝、目が覚め隣を見ると美緒はまだ寝ていた。が、俺に抱きついている。
思わず、ふっと笑みが溢れてしまう。
やっと手に入れた俺の生きる証。美緒を手放してから数日、全く仕事が手に付かなかった。今日から挽回しなければ。そう思いリビングに向かう。
「葉月様、おはようございます」
そこには、家政婦の宮田がいつも通り朝食を用意している。
「ああ」
俺はいつも通り挨拶したつもりだったのだが。
「美緒様がお戻りですかっ!!」
勢いよく、宮田が近付いてくる。
「あっ?ああ。グッスリ寝ている」
「良かった・・・、葉月様が人間の顔になられて、安心しました」
明らかにホッとした顔と安堵の溜息をついた。
「ああ!?」
どんな顔だ!?
「それはもう、死神に取り憑かれた様な酷いお顔でしたよ」
・・・、だからどんな顔だよ。
朝食を食べていると、美緒が起きて来た。
「美緒様っ!おはようございますっ!」
明らかに俺に対する挨拶よりも嬉しそうだ。
「宮田さんっ!おはようございますっ。ハンバーグ美味しかった!」
「美緒様、お好きですものねっ。葉月様は食べられなかったようですので、お昼も食べますか?」
「はいっ!!お昼はハンバーグとチャーハン食べたいですっ」
俺が知らない間に随分と打ち解けたな。
まあ、いいが。
出かける支度をして玄関に向かうと、美緒もついてくる。今までそんな事は一度も無かった。
「どうかしたか、美緒?」
靴を履き、振り返る。
「行ってらっしゃい、葉月さん」
そして、背伸びをして俺の頬にチュッと可愛いキスをし、笑顔を向けてくる。
何だ、この朝から甘ったるし可愛い生き物はっ!!
思わず抱きしめ、唇にキスし、もちろん口腔内もねっとりと舐め尽くす。
「ふっ、んんっ!」
トロリとした目をする美緒。
チクショウ!今すぐ抱きたいっ!
グッと我慢し、美緒を離す。
「今日は早く帰るから、大人しく待ってろよ」
最後に頭を撫で、美緒の痴態を思い浮かべ玄関を出た。
「ヤリ過ぎた・・・」
優しくすると言いながら、やっと2人の想いが1つになった喜びから、手加減する事が出来ず、延々と抱き潰してしまった。
「美緒・・・、お前が可愛く啼き過ぎるせいだ」
意識の無い美緒をそっと抱き寄せる。汗や体液でドロドロの美緒を抱き上げ、浴槽へ運ぶ。温めのシャワーを浴びせ、身体を洗っていく。蜜壺からは葉月が出したモノがドロドロと溢れ出てくるのが、また葉月の欲情をそそる。
くっ、我慢だ。これ以上、美緒に無理をさせてはダメだ。
自分に言い聞かせ、美緒の中に指を入れ、中を開きシャワーで精子を洗い流していく。
「んんっ・・・」
力無い喘ぎ声が、口から溢れ落ちる。
無意識の喘ぎ声すら愛しい。
葉月もサッと身体を洗い、自分の身体を拭いてから美緒をバスタオルで包み、リビングのソファーに横たえる。ベッドのシーツを代え、美緒の髪を乾かしてからベッドに寝かせる。
寝かせた美緒の寝顔を見つめながら、葉月はそっと唇にキスし、頭を撫でる。
ああ、愛しい女。
願わくば、残りの人生。安寧に過ごしたい、お前と共に。
美緒の横に身体を滑り込ませ、手を握り、ゆっくりと瞼を閉じた。
朝、目が覚め隣を見ると美緒はまだ寝ていた。が、俺に抱きついている。
思わず、ふっと笑みが溢れてしまう。
やっと手に入れた俺の生きる証。美緒を手放してから数日、全く仕事が手に付かなかった。今日から挽回しなければ。そう思いリビングに向かう。
「葉月様、おはようございます」
そこには、家政婦の宮田がいつも通り朝食を用意している。
「ああ」
俺はいつも通り挨拶したつもりだったのだが。
「美緒様がお戻りですかっ!!」
勢いよく、宮田が近付いてくる。
「あっ?ああ。グッスリ寝ている」
「良かった・・・、葉月様が人間の顔になられて、安心しました」
明らかにホッとした顔と安堵の溜息をついた。
「ああ!?」
どんな顔だ!?
「それはもう、死神に取り憑かれた様な酷いお顔でしたよ」
・・・、だからどんな顔だよ。
朝食を食べていると、美緒が起きて来た。
「美緒様っ!おはようございますっ!」
明らかに俺に対する挨拶よりも嬉しそうだ。
「宮田さんっ!おはようございますっ。ハンバーグ美味しかった!」
「美緒様、お好きですものねっ。葉月様は食べられなかったようですので、お昼も食べますか?」
「はいっ!!お昼はハンバーグとチャーハン食べたいですっ」
俺が知らない間に随分と打ち解けたな。
まあ、いいが。
出かける支度をして玄関に向かうと、美緒もついてくる。今までそんな事は一度も無かった。
「どうかしたか、美緒?」
靴を履き、振り返る。
「行ってらっしゃい、葉月さん」
そして、背伸びをして俺の頬にチュッと可愛いキスをし、笑顔を向けてくる。
何だ、この朝から甘ったるし可愛い生き物はっ!!
思わず抱きしめ、唇にキスし、もちろん口腔内もねっとりと舐め尽くす。
「ふっ、んんっ!」
トロリとした目をする美緒。
チクショウ!今すぐ抱きたいっ!
グッと我慢し、美緒を離す。
「今日は早く帰るから、大人しく待ってろよ」
最後に頭を撫で、美緒の痴態を思い浮かべ玄関を出た。
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