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今朝のパパはなんだか様子が違う。
ワイシャツはグレーのストライプで軽めな柄だけど、ネクタイはシックな深い赤色で決めている。スーツ着るみたいだからお仕事だろうけど、どこ行くのかな。
私はトーストをかじりながらテレビを見る振りをして、横目でちらちらとパパを見た。
パパはいつも朝ご飯を食べない。眠くなるからだそうだ。代わりにコーヒーを飲み、小さなノートパソコンに何かを打ち込んだり、時にはニュースを見ていることもある。
時計を見ると、もう七時半。
パパはいつもならもう家を出る時間だ。けれど今日はまだ動こうとしない。
おかしいな?
パパ? パパ? 心の中で呼び掛ける。こっち向いてくれないかなあ。
パパ? パパ? と、繰り返すと、不意にパパが顔を上げた。私は慌ててテレビに目をやる。
「どうした? 早くしないと学校に遅刻するぞ?」
「えっ!? あ、うん! そうだね! パパこそ今日は、まだお仕事行かないの?」
「うん。今日は休みだ」
えっ、そうなの? てっきり今日も仕事だと思っていたのに。
パパは休みの日だからと言って、遅くまで寝ていたりしない。お仕事に行くのと同じように早起きし、いつもと同じようにコーヒーを淹れて、いつもと同じようにパソコンの画面を見ながらそれを飲む。
うーーーん、でもじゃあやっぱりパパは今日、どこにいくんだろう?
そんなことを考えながら、私は急いで残りのトーストをミルクで流し込んだ。
予鈴のベルぎりぎりで教室に駆け込んだ。いつもはもっと余裕なのに、今日はパパのことを見ていたせいでこんな時間になっちゃった。ショートホームルームで担任が入って来ても、私はまだ少し肩で息をしていて、額にかいた汗をハンカチで押さえていた。
そうそう私は橋詰愛衣奈と言う。高校二年、天文部、ハシヅメメイナだ。時々アイナと読む人がいる。いや、初めて私の名前を見た人は、だいたいそう読む。「えーーーっと、アイナさん?」クラスが変わって初めて私の名前を呼ぶ先生は、名簿を見て必ずそう言う。けれど私はメイナだ。メ、イ、ナ。覚えた?
私は自分の名前が好きだから、もう少しその話。
愛は音読みをすると「アイ」だけれど、訓読みをすると「め」だ。他にもいろいろあるけどそれは自分で調べて欲しい。「愛でる」と書いて「めでる」と読む。可愛がったり大切にすることだ。「子犬を愛でる」「パパが私を愛でる」みたいな。
衣は「身に着ける」やら「おおう」やらの意味。
素敵じゃない? 「愛」を「身に着ける」なんて。
だから私は「愛衣奈」という名前が好きなのだ。
え?
「奈」?
まあそれは置いといて。
なんだか今日はクラスのみんながそわそわしている。気のせいかな? ギリギリに教室に入ったせいで、友達からの情報がゼロだ。私がきょろきょろ周りを見ていると、「どうしたんだー、はしづめー?」と竹村先生がいつもの調子で名前を呼んできた。私がハンカチで顔を半分隠しながら首を横に振ると、「授業はちゃんと集中しろよー、今日は授業参観だぞー」とサラっと言ってきた。
じゅ、授業参観!? 今日だっけ!? 私はその言葉に体の気だるさが吹っ飛んだ。よく人から「愛衣奈は人の話聞いてないよね」なんて笑われるのだけれど、そ、そうなの? 聞いてなかったの私だけ? そう言えば昨日クラスのみんなが「てか高校でも授業参観ってやるんだー?」「去年、そんなのあったっけー?」「あんなの中学生までだと思ってたよ」なんて話してたけど、それで? それで昨日はみんな、授業参観の話してたの?
うーん、まあいいか。私にはあんまり関係ないし。なぜなら私にはお母さんがいないからね。小学生の頃に亡くなっちゃった。その時は悲しかったし、大泣きしたし、なんかちょっと精神的に不安定になったりもしたみたいだけど、今はもうあんまり覚えてないし、けっこう明るく生きてるからご心配なく。まあそれは置いといて、授業参観って言ってもどうせパパも仕事でこない、なんでもいいや! って……、あれ? 今日パパ仕事だっけ? あれ? 朝、パパ今日は休みだって……、いや、まさかね。まさかとは思うけど……。
ううん、ないない。パパはだってこんなの興味なさそうだもん。似合わないもん。ぜったい浮くから。ね、絶対来ない。来ない来ない来ない、来ないで……。
そう言えば、私の親が授業参観に来てたのっていつだっけ。と思い出してみる。小学校の時は、毎回お母さんが来てくれた。私が五年生の時に亡くなったので、六年生の時は無し。中学一年の時に初めてお父さんが来てくれて、まさかまさかと思いながら無駄に冷や汗かいて、まあ、覚えてるのはそれくらい。お父さんもそれが最初で最後、次からは来てくれることはなかった。きっと自分でも思ったのだろう、あまりに浮いて、身の置き場がないと。それが正解だよ、パパ。まあそもそも仕事忙しいからねえ。一応、若いのに社長やってるみたいだし。アパレル系、日本でまだ誰も知らないようなメーカーの服やら雑貨を仕入れて来て、日本で紹介して売ってるらしい。だからけっこう海外出張が多い。社長と言ってもそんなに大きな会社じゃないみたいで、「社長自ら動かないといけないんだ」なんて涼しそうな顔しながら軽めのスーツケース持ってアメリカやらイタリアやらどこやらに行っちゃう。
そんなことを考えているうちにまたチャイムが鳴って、英語の授業が始まった。すると早くも誰かのお母さん、物好きなお父さんがもそもそと教室入ってきたらしく、後ろの席がざわめきだした。
ま、関係ないやーーー。と私は思いながら前から三番目、窓から二列目の席に座り、頬杖をつきながらどこまでが日本語でどこからが英語なのかよくわからない英語の授業を空っぽの頭で聞き流しながら教科書に載っているスミスさんの挿絵を抽象的にノートに書き写していたのだ。
「で、愛衣奈さん、『お父さん』を英語で?」と唐突に篠原先生が私をあててきたので私は思わず「ひゃいっ!」と間抜けな声で返事をしてしまった。周りがクスクスと笑う。なんで私をあてるのよ! お父さんお母さん見に来てる子にあてなさいよ! なんて言ってもどれが誰のお母さんかなんてわかるはずもなく、そんなんで私が救われるわけもなく、私はしぶしぶ「ダディー」と答えた。何よダディーって。ほんとにアメリカ人ってお父さんのことダディーなんて呼んでるのかしら。私も今度呼んでみようかしら。「ねえダディー?」いや、呼ばない。パパがコーヒーを吹き出すとこなんか見たくない。
ちなみに私は人前では父親のことを「パパさん」と呼んでいる。小学校の時は何の戸惑いもなく「パパ」と呼んでいたのだけど、中学生くらいになると周りに誰も「パパ」なんて呼んでいる人がいないことに気付き、急にそのことが恥ずかしくなり、でも今さら「お父さん」なんて呼ぶことの方が足の裏をネコに舐められるくらいくすぐったく感じ、けっきょく「パパさん」と呼ぶことに落ち着いたのだ。
でも今でも心の中では「パパさん」ではなく「パパ」と呼んでいる。二人の時も、そうだな、今でも「パパ」って呼んでるかな。「パパ、パパ、パーパ、こっちむいて?」
ワイシャツはグレーのストライプで軽めな柄だけど、ネクタイはシックな深い赤色で決めている。スーツ着るみたいだからお仕事だろうけど、どこ行くのかな。
私はトーストをかじりながらテレビを見る振りをして、横目でちらちらとパパを見た。
パパはいつも朝ご飯を食べない。眠くなるからだそうだ。代わりにコーヒーを飲み、小さなノートパソコンに何かを打ち込んだり、時にはニュースを見ていることもある。
時計を見ると、もう七時半。
パパはいつもならもう家を出る時間だ。けれど今日はまだ動こうとしない。
おかしいな?
パパ? パパ? 心の中で呼び掛ける。こっち向いてくれないかなあ。
パパ? パパ? と、繰り返すと、不意にパパが顔を上げた。私は慌ててテレビに目をやる。
「どうした? 早くしないと学校に遅刻するぞ?」
「えっ!? あ、うん! そうだね! パパこそ今日は、まだお仕事行かないの?」
「うん。今日は休みだ」
えっ、そうなの? てっきり今日も仕事だと思っていたのに。
パパは休みの日だからと言って、遅くまで寝ていたりしない。お仕事に行くのと同じように早起きし、いつもと同じようにコーヒーを淹れて、いつもと同じようにパソコンの画面を見ながらそれを飲む。
うーーーん、でもじゃあやっぱりパパは今日、どこにいくんだろう?
そんなことを考えながら、私は急いで残りのトーストをミルクで流し込んだ。
予鈴のベルぎりぎりで教室に駆け込んだ。いつもはもっと余裕なのに、今日はパパのことを見ていたせいでこんな時間になっちゃった。ショートホームルームで担任が入って来ても、私はまだ少し肩で息をしていて、額にかいた汗をハンカチで押さえていた。
そうそう私は橋詰愛衣奈と言う。高校二年、天文部、ハシヅメメイナだ。時々アイナと読む人がいる。いや、初めて私の名前を見た人は、だいたいそう読む。「えーーーっと、アイナさん?」クラスが変わって初めて私の名前を呼ぶ先生は、名簿を見て必ずそう言う。けれど私はメイナだ。メ、イ、ナ。覚えた?
私は自分の名前が好きだから、もう少しその話。
愛は音読みをすると「アイ」だけれど、訓読みをすると「め」だ。他にもいろいろあるけどそれは自分で調べて欲しい。「愛でる」と書いて「めでる」と読む。可愛がったり大切にすることだ。「子犬を愛でる」「パパが私を愛でる」みたいな。
衣は「身に着ける」やら「おおう」やらの意味。
素敵じゃない? 「愛」を「身に着ける」なんて。
だから私は「愛衣奈」という名前が好きなのだ。
え?
「奈」?
まあそれは置いといて。
なんだか今日はクラスのみんながそわそわしている。気のせいかな? ギリギリに教室に入ったせいで、友達からの情報がゼロだ。私がきょろきょろ周りを見ていると、「どうしたんだー、はしづめー?」と竹村先生がいつもの調子で名前を呼んできた。私がハンカチで顔を半分隠しながら首を横に振ると、「授業はちゃんと集中しろよー、今日は授業参観だぞー」とサラっと言ってきた。
じゅ、授業参観!? 今日だっけ!? 私はその言葉に体の気だるさが吹っ飛んだ。よく人から「愛衣奈は人の話聞いてないよね」なんて笑われるのだけれど、そ、そうなの? 聞いてなかったの私だけ? そう言えば昨日クラスのみんなが「てか高校でも授業参観ってやるんだー?」「去年、そんなのあったっけー?」「あんなの中学生までだと思ってたよ」なんて話してたけど、それで? それで昨日はみんな、授業参観の話してたの?
うーん、まあいいか。私にはあんまり関係ないし。なぜなら私にはお母さんがいないからね。小学生の頃に亡くなっちゃった。その時は悲しかったし、大泣きしたし、なんかちょっと精神的に不安定になったりもしたみたいだけど、今はもうあんまり覚えてないし、けっこう明るく生きてるからご心配なく。まあそれは置いといて、授業参観って言ってもどうせパパも仕事でこない、なんでもいいや! って……、あれ? 今日パパ仕事だっけ? あれ? 朝、パパ今日は休みだって……、いや、まさかね。まさかとは思うけど……。
ううん、ないない。パパはだってこんなの興味なさそうだもん。似合わないもん。ぜったい浮くから。ね、絶対来ない。来ない来ない来ない、来ないで……。
そう言えば、私の親が授業参観に来てたのっていつだっけ。と思い出してみる。小学校の時は、毎回お母さんが来てくれた。私が五年生の時に亡くなったので、六年生の時は無し。中学一年の時に初めてお父さんが来てくれて、まさかまさかと思いながら無駄に冷や汗かいて、まあ、覚えてるのはそれくらい。お父さんもそれが最初で最後、次からは来てくれることはなかった。きっと自分でも思ったのだろう、あまりに浮いて、身の置き場がないと。それが正解だよ、パパ。まあそもそも仕事忙しいからねえ。一応、若いのに社長やってるみたいだし。アパレル系、日本でまだ誰も知らないようなメーカーの服やら雑貨を仕入れて来て、日本で紹介して売ってるらしい。だからけっこう海外出張が多い。社長と言ってもそんなに大きな会社じゃないみたいで、「社長自ら動かないといけないんだ」なんて涼しそうな顔しながら軽めのスーツケース持ってアメリカやらイタリアやらどこやらに行っちゃう。
そんなことを考えているうちにまたチャイムが鳴って、英語の授業が始まった。すると早くも誰かのお母さん、物好きなお父さんがもそもそと教室入ってきたらしく、後ろの席がざわめきだした。
ま、関係ないやーーー。と私は思いながら前から三番目、窓から二列目の席に座り、頬杖をつきながらどこまでが日本語でどこからが英語なのかよくわからない英語の授業を空っぽの頭で聞き流しながら教科書に載っているスミスさんの挿絵を抽象的にノートに書き写していたのだ。
「で、愛衣奈さん、『お父さん』を英語で?」と唐突に篠原先生が私をあててきたので私は思わず「ひゃいっ!」と間抜けな声で返事をしてしまった。周りがクスクスと笑う。なんで私をあてるのよ! お父さんお母さん見に来てる子にあてなさいよ! なんて言ってもどれが誰のお母さんかなんてわかるはずもなく、そんなんで私が救われるわけもなく、私はしぶしぶ「ダディー」と答えた。何よダディーって。ほんとにアメリカ人ってお父さんのことダディーなんて呼んでるのかしら。私も今度呼んでみようかしら。「ねえダディー?」いや、呼ばない。パパがコーヒーを吹き出すとこなんか見たくない。
ちなみに私は人前では父親のことを「パパさん」と呼んでいる。小学校の時は何の戸惑いもなく「パパ」と呼んでいたのだけど、中学生くらいになると周りに誰も「パパ」なんて呼んでいる人がいないことに気付き、急にそのことが恥ずかしくなり、でも今さら「お父さん」なんて呼ぶことの方が足の裏をネコに舐められるくらいくすぐったく感じ、けっきょく「パパさん」と呼ぶことに落ち着いたのだ。
でも今でも心の中では「パパさん」ではなく「パパ」と呼んでいる。二人の時も、そうだな、今でも「パパ」って呼んでるかな。「パパ、パパ、パーパ、こっちむいて?」
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