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第1部「凋落」
第4話:殺し屋はマニュアルを読まない
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1. 経済の「逆流」
「——価格崩壊だ! これじゃあ商売にならねえ!」
ゼーク男爵の屋敷に、街の商人たちの悲鳴が響いていた。
ルカスたちが地下から精製し、ラットの流通網で売り出した「純度99.9%のマナ結晶」。それは男爵が独占販売していた粗悪なマナの半額以下でありながら、出力は3倍という代物だった。
消費者は残酷だ。昨日まで男爵に媚びを売っていた住民たちは、今や競ってルカスの出張所に並んでいる。
「あの監査官、ただの役人ではないな……」
男爵は震える手で葉巻を握りつぶした。
「もはや法も税も関係ない。物理的に消す。……奴を呼べ」
2. 招かれざる「専門家」
その夜、出張所は静まり返っていた。
ガラムは酒を飲んで寝入り、リナとラットも奥の部屋で深い眠りについている。
ルカスだけが、月明かりの下で一枚の設計図を眺めていた。それは、左遷される前に帝都の研究所で閲覧した「最新型魔導暗殺剣・プロトタイプ」の模造図だった。
ふと、室内の温度が数度下がった。
「……扉の鍵は開けておきましたよ。靴を汚されるのは忍びないので」
ルカスが顔を上げずに言う。
背後の闇から、影が伸びた。
そこにいたのは、全身を黒い革鎧で包んだ痩身の男だ。その手には、不気味に青白く光る細身の長剣が握られている。
「……落ち着いたものだな。死期を悟ったか、あるいは単なる狂人か」
男の声は、墓石のように冷たかった。
「暗殺者の方ですね。帝都のギルド『沈黙の牙』……いや、その構えと装備、かつての帝国軍特殊工作部隊の生き残りとお見受けします」
「……口の利く役人だ。だが、その舌もあと数秒で動かなくなる」
男が踏み込む。その速度は、常人の目を遥かに凌駕していた。
だが、ルカスは動かなかった。ただ、手に持っていた懐中時計のボタンを、静かに押しただけだ。
3. 「致命的欠陥」の指摘
キィィィィィィィン!
鼓膜を突き刺すような高周波音が室内に響いた。
男の剣がルカスの喉元数センチのところで止まり、激しく振動し始める。
「……なっ!? 魔法が……発動しない……!?」
「驚くことではありません。あなたが持っているのは、最新型の『震動魔導剣・アスカロンII』。超高密度マナを刃に纏わせ、あらゆる防壁を切り裂く逸品だ。……ただし、一つだけ欠点がある」
ルカスはゆっくりと椅子から立ち上がり、男の剣の鍔(つば)を指差した。
「そのモデル、マナの出力調整を『周囲の魔力密度』に依存しているんです。ここはクレイ・ラグ。極端にマナが枯渇したこの土地では、センサーが誤作動を起こす。そこに私が『特定周波数の妨害音』をぶつけた。……結果、あなたの剣の内部回路は、今この瞬間に『臨界点』を超えました」
「……何だと?」
「簡単に言えば、自爆しますよ。あと5秒で」
男は目を見開き、反射的に剣を窓の外へと放り投げた。
直後、外の荒野で青白い爆発が起きた。轟音が響き、衝撃波で窓ガラスがガタガタと震える。
「……計算通りだ」
ルカスは冷たく言い放った。
4. 損害賠償の交渉
暗殺者は武器を失い、呆然と立ち尽くしていた。
「……なぜ、それを知っている。この剣は極秘開発の……」
「監査官を舐めないでいただきたい。私は帝都にいた頃、その剣の開発費——国民の血税40億MP(マジックポイント)が正当に使われているか、部品の一個単位まで精査した男です」
ルカスは机から一冊のバインダーを取り出した。
「ところで、暗殺者さん。お名前は?」
「……カイトだ」
「カイトさん。あなたは先ほど、当銀行の備品である窓ガラスを12枚破損させ、さらに不法投棄による環境汚染を引き起こしました。これ、すべて損害賠償の対象になります」
「何を……馬鹿なことを……」
「馬鹿なことではありません。あなたは今、武器を失い、依頼主である男爵からも『任務失敗』として切り捨てられる運命にある。ならば、私と『和解』しませんか?」
ルカスは契約書を差し出した。
「あなたは男爵からいくら提示された? 金貨50枚といったところですか? ……安すぎますね。私の命には、少なくともその100倍の価値がある」
「……俺に、男爵を殺せと言うのか?」
「いいえ。殺人はコストが高い。私が求めるのは、あなたの『技術』です。この出張所の警備と、私の護衛。そして……男爵の屋敷から『ある書類』を盗み出してほしい」
カイトは、目の前の「役人」をまじまじと見つめた。
冷徹な計算、圧倒的な知識、そして死を恐れぬ胆力。
「……あんた、本当にただの監査官か?」
「ええ。数字と契約を愛する、平凡な平役人ですよ」
5. 交差する思惑
翌朝。
出張所の前には、不機嫌そうな顔で腕組みをするカイトの姿があった。
「……おい。あの黒ずくめの男は誰だ?」
ラットが警戒しながらルカスに尋ねる。
「新しい警備担当(セキュリティ・スタッフ)のカイトさんだ。給与は出来高払い、福利厚生は……追々考えよう」
「よろしくな、ガキ」
カイトの冷たい視線に、ラットは身を縮こませる。
その横で、リナがカイトの持っている予備のナイフを指差した。
「……そのナイフ。さっきより、少しだけ『数字』が綺麗になったね」
「あ? ……ああ、こいつが勝手にメンテナンスしやがったんだ」
カイトはルカスを一瞥した。ルカスは夜通しでカイトの装備の「設計上の欠陥」を修正するアドバイスをしていたのだ。
ルカスは街の地図に、新たな「×印」を書き込んだ。
「戦力(リソース)は整いました。カイトさん、今夜決行です。男爵の書庫から『秘密の帳簿』を回収してください」
「……ああ。だが、バレたらあんたの首も飛ぶぞ」
「その時は、私の保険金で出張所を建て直してください」
ルカスは静かに笑み、眼鏡のブリッジを押し上げた。
男爵の追い詰められた顔が目に浮かぶ。
だが、物語はまだ序盤。男爵の裏にいる「帝都の黒幕」への階段を、ルカスは一段ずつ、確実に登り始めていた。
カイトが盗み出した「秘密の帳簿」。
そこに記されていたのは、男爵の個人的な横領だけでなく、帝都中央銀行の総裁直属の組織へ流れる「不透明な送金履歴」だった。
調査を進めるルカスたちの前に、帝都から「特別調査官」としてかつての同僚・ジルが現れる。
敵か味方か? 友情と利益が天秤にかけられる。
次回、第5話「旧友は毒を隠す」。
「——久しぶりだな、ルカス。お前の『正論』は、相変わらず人を不快にするよ」
「——価格崩壊だ! これじゃあ商売にならねえ!」
ゼーク男爵の屋敷に、街の商人たちの悲鳴が響いていた。
ルカスたちが地下から精製し、ラットの流通網で売り出した「純度99.9%のマナ結晶」。それは男爵が独占販売していた粗悪なマナの半額以下でありながら、出力は3倍という代物だった。
消費者は残酷だ。昨日まで男爵に媚びを売っていた住民たちは、今や競ってルカスの出張所に並んでいる。
「あの監査官、ただの役人ではないな……」
男爵は震える手で葉巻を握りつぶした。
「もはや法も税も関係ない。物理的に消す。……奴を呼べ」
2. 招かれざる「専門家」
その夜、出張所は静まり返っていた。
ガラムは酒を飲んで寝入り、リナとラットも奥の部屋で深い眠りについている。
ルカスだけが、月明かりの下で一枚の設計図を眺めていた。それは、左遷される前に帝都の研究所で閲覧した「最新型魔導暗殺剣・プロトタイプ」の模造図だった。
ふと、室内の温度が数度下がった。
「……扉の鍵は開けておきましたよ。靴を汚されるのは忍びないので」
ルカスが顔を上げずに言う。
背後の闇から、影が伸びた。
そこにいたのは、全身を黒い革鎧で包んだ痩身の男だ。その手には、不気味に青白く光る細身の長剣が握られている。
「……落ち着いたものだな。死期を悟ったか、あるいは単なる狂人か」
男の声は、墓石のように冷たかった。
「暗殺者の方ですね。帝都のギルド『沈黙の牙』……いや、その構えと装備、かつての帝国軍特殊工作部隊の生き残りとお見受けします」
「……口の利く役人だ。だが、その舌もあと数秒で動かなくなる」
男が踏み込む。その速度は、常人の目を遥かに凌駕していた。
だが、ルカスは動かなかった。ただ、手に持っていた懐中時計のボタンを、静かに押しただけだ。
3. 「致命的欠陥」の指摘
キィィィィィィィン!
鼓膜を突き刺すような高周波音が室内に響いた。
男の剣がルカスの喉元数センチのところで止まり、激しく振動し始める。
「……なっ!? 魔法が……発動しない……!?」
「驚くことではありません。あなたが持っているのは、最新型の『震動魔導剣・アスカロンII』。超高密度マナを刃に纏わせ、あらゆる防壁を切り裂く逸品だ。……ただし、一つだけ欠点がある」
ルカスはゆっくりと椅子から立ち上がり、男の剣の鍔(つば)を指差した。
「そのモデル、マナの出力調整を『周囲の魔力密度』に依存しているんです。ここはクレイ・ラグ。極端にマナが枯渇したこの土地では、センサーが誤作動を起こす。そこに私が『特定周波数の妨害音』をぶつけた。……結果、あなたの剣の内部回路は、今この瞬間に『臨界点』を超えました」
「……何だと?」
「簡単に言えば、自爆しますよ。あと5秒で」
男は目を見開き、反射的に剣を窓の外へと放り投げた。
直後、外の荒野で青白い爆発が起きた。轟音が響き、衝撃波で窓ガラスがガタガタと震える。
「……計算通りだ」
ルカスは冷たく言い放った。
4. 損害賠償の交渉
暗殺者は武器を失い、呆然と立ち尽くしていた。
「……なぜ、それを知っている。この剣は極秘開発の……」
「監査官を舐めないでいただきたい。私は帝都にいた頃、その剣の開発費——国民の血税40億MP(マジックポイント)が正当に使われているか、部品の一個単位まで精査した男です」
ルカスは机から一冊のバインダーを取り出した。
「ところで、暗殺者さん。お名前は?」
「……カイトだ」
「カイトさん。あなたは先ほど、当銀行の備品である窓ガラスを12枚破損させ、さらに不法投棄による環境汚染を引き起こしました。これ、すべて損害賠償の対象になります」
「何を……馬鹿なことを……」
「馬鹿なことではありません。あなたは今、武器を失い、依頼主である男爵からも『任務失敗』として切り捨てられる運命にある。ならば、私と『和解』しませんか?」
ルカスは契約書を差し出した。
「あなたは男爵からいくら提示された? 金貨50枚といったところですか? ……安すぎますね。私の命には、少なくともその100倍の価値がある」
「……俺に、男爵を殺せと言うのか?」
「いいえ。殺人はコストが高い。私が求めるのは、あなたの『技術』です。この出張所の警備と、私の護衛。そして……男爵の屋敷から『ある書類』を盗み出してほしい」
カイトは、目の前の「役人」をまじまじと見つめた。
冷徹な計算、圧倒的な知識、そして死を恐れぬ胆力。
「……あんた、本当にただの監査官か?」
「ええ。数字と契約を愛する、平凡な平役人ですよ」
5. 交差する思惑
翌朝。
出張所の前には、不機嫌そうな顔で腕組みをするカイトの姿があった。
「……おい。あの黒ずくめの男は誰だ?」
ラットが警戒しながらルカスに尋ねる。
「新しい警備担当(セキュリティ・スタッフ)のカイトさんだ。給与は出来高払い、福利厚生は……追々考えよう」
「よろしくな、ガキ」
カイトの冷たい視線に、ラットは身を縮こませる。
その横で、リナがカイトの持っている予備のナイフを指差した。
「……そのナイフ。さっきより、少しだけ『数字』が綺麗になったね」
「あ? ……ああ、こいつが勝手にメンテナンスしやがったんだ」
カイトはルカスを一瞥した。ルカスは夜通しでカイトの装備の「設計上の欠陥」を修正するアドバイスをしていたのだ。
ルカスは街の地図に、新たな「×印」を書き込んだ。
「戦力(リソース)は整いました。カイトさん、今夜決行です。男爵の書庫から『秘密の帳簿』を回収してください」
「……ああ。だが、バレたらあんたの首も飛ぶぞ」
「その時は、私の保険金で出張所を建て直してください」
ルカスは静かに笑み、眼鏡のブリッジを押し上げた。
男爵の追い詰められた顔が目に浮かぶ。
だが、物語はまだ序盤。男爵の裏にいる「帝都の黒幕」への階段を、ルカスは一段ずつ、確実に登り始めていた。
カイトが盗み出した「秘密の帳簿」。
そこに記されていたのは、男爵の個人的な横領だけでなく、帝都中央銀行の総裁直属の組織へ流れる「不透明な送金履歴」だった。
調査を進めるルカスたちの前に、帝都から「特別調査官」としてかつての同僚・ジルが現れる。
敵か味方か? 友情と利益が天秤にかけられる。
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