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旅立ちは突然に
魔王から勇者へ???
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……最悪な展開だった。
勇者レオの目論見により、勇者は魔王になり、しかも今まで一緒に居たパーティにまで攻撃を仕掛けるなんて……。
「はぁ…元勇者め!とんでもない奴だな!」
そう言って元勇者パーティを見渡し、全員無事か確認した。
「あの……魔王様?私達をお助けくださったのですね?」
シスターが口を開いた。
「ああ、ボクの名はリオルナードと言う。
まさか、今まで組んでいたパーティまで全滅させようとしていたなんてな……」
そう言ってボクの手に何かある事に気づき、
それを見つめた。
「勇者の持つセイントローゼン??」
何故、ボクが持っているんだ??
まさか、立場まで入れ替わったのか??
「それは、レオ様が使われていました。勇者にしか
抜けない伝説の聖剣です。」
そんなことは知っている。
歴代の魔王達が恐れた魔王に取っては魔剣なのだ。
ん?代わりにボクの持っていた魔剣ダークシャイニーが無いではないか??
「まさかな………」
そう言ってボクは、手にした聖剣セイントローゼンを
鞘から引き抜こうとした。
…スルり…
「はっ?え?な!なに!!!???」
ピカッーといきなり聖剣は光り始め、その刀身が
露になる。
そして、光り輝く中、ゆらりと人影が現れた。
「お待ちしておりました…伝説の勇者様…」
そこには大妖精が立っていた。
「はぁ…全くなんなの?なんで、アンタが勇者なの?私の選んだ勇者は、仲間も裏切ったなんて…」
溜息を吐きながら大妖精はボクを睨んできた。
「久しいなぁ、大妖精リリィルース。
とんだとばっちりを受けたぞ?」
ニヤニヤと笑いながらボクはリリィルースを見た。
「リオルナード様は、大妖精様と面識があるんですね?」
そう言ってシスターがボク達2人を見つめる。
「ああ、腐れ縁って奴だな。ボクの父親と大妖精は
仲が悪いのさ。」
そう言うとコクコクと頷くリリィルース。
「そうですわ!全く、リオルナードが勇者になったなら、仕方ないからあなたが魔王レオを何とかしなさい!」
「え?マジか!ボクが本当に勇者?」
少し戸惑いながら聖剣セイントローゼンを見る。
「何故か聖剣に選ばれたようですしね。
私が選んだ勇者より、あなたをね!」
何か言いたそうな口調でリリィルースは言葉を
吐き捨てる。
「リリィルース、君の見る目が無かったんだねー」
そう言って、ボクはニヤニヤとリリィルースを見た。
「やはり、あなた父親に似てムカつくガキね!」
「だから!ボクは子供じゃないからな!」
そう言って2人で言い争いが始まりそうな所を、
シスターに、止められた。
「とにかく、今はケンカしてる場合ではありません!魔王レオをなんとかしないといけません!」
すると、今まで黙っていた者たちが口を挟んできた。
「少しいいかな?シスターアマリナ。魔王だった者と私達が組むのはどうかと思うのだが…」
だよな…そうなるのが普通だ…
「でも!大妖精様と聖剣に選ばれた勇者に命名されたんだすよ!ここは、彼と共に魔王を倒しに
行くべきです!」
「まぁ、すぐに信頼は出来ないと思うが、ボクは魔王の中でも悪さはしてないよ?父親は悪かったけどね。今は父親も引退して隠居してるさ。」
そう言うと、アマリナは何か考え始めた。
「そう言えば…100年前の記述には、魔王の所業が
様々な物が書かれてましたが、ここ最近の記述には、平和そのものでは……」
「そうだろう??100年前は父親が暴れていたからね~。」
「んじゃ、どうして魔王を倒すことに?」
黙っていた少年魔法士が話す。
「ま、魔王は倒すべき者だからです!!」
そう言って大妖精が話すが納得出来ん。
「悪さしてないのに、倒されそうになってたのかー、ボクー。父親に対するただの因縁じゃね?」
そう言うとリリィルースが黙る。
「ええ?なんなん?オレらお前らのケンカの
為に呼ばれたん?」
武闘家の男がウンザリしながら言う
「いえ!決してそんなつもりじゃ!
人間の賢者達も元魔王の息子が魔王として君臨してるのを驚異と判断され、勇者を選定するよう頼まれたのです!」
「酷いよなー、ボクは無実なのになー」
すると、なんだか勇者パーティから哀れな目で
見つめられた。
「とりあえず、あの魔王レオを倒さないと、ボクの城までなくなるじゃないか!困る!
ボクは勇者になって魔王を倒すぞ!」
そう言って聖剣セイントローゼンを振りかざす。
そして、シスターアマリナの説得もあり、
元魔王、現勇者リオルナードとその一行の、
パーティは魔王打倒を掲げ、旅をする事になったのだった…
勇者レオの目論見により、勇者は魔王になり、しかも今まで一緒に居たパーティにまで攻撃を仕掛けるなんて……。
「はぁ…元勇者め!とんでもない奴だな!」
そう言って元勇者パーティを見渡し、全員無事か確認した。
「あの……魔王様?私達をお助けくださったのですね?」
シスターが口を開いた。
「ああ、ボクの名はリオルナードと言う。
まさか、今まで組んでいたパーティまで全滅させようとしていたなんてな……」
そう言ってボクの手に何かある事に気づき、
それを見つめた。
「勇者の持つセイントローゼン??」
何故、ボクが持っているんだ??
まさか、立場まで入れ替わったのか??
「それは、レオ様が使われていました。勇者にしか
抜けない伝説の聖剣です。」
そんなことは知っている。
歴代の魔王達が恐れた魔王に取っては魔剣なのだ。
ん?代わりにボクの持っていた魔剣ダークシャイニーが無いではないか??
「まさかな………」
そう言ってボクは、手にした聖剣セイントローゼンを
鞘から引き抜こうとした。
…スルり…
「はっ?え?な!なに!!!???」
ピカッーといきなり聖剣は光り始め、その刀身が
露になる。
そして、光り輝く中、ゆらりと人影が現れた。
「お待ちしておりました…伝説の勇者様…」
そこには大妖精が立っていた。
「はぁ…全くなんなの?なんで、アンタが勇者なの?私の選んだ勇者は、仲間も裏切ったなんて…」
溜息を吐きながら大妖精はボクを睨んできた。
「久しいなぁ、大妖精リリィルース。
とんだとばっちりを受けたぞ?」
ニヤニヤと笑いながらボクはリリィルースを見た。
「リオルナード様は、大妖精様と面識があるんですね?」
そう言ってシスターがボク達2人を見つめる。
「ああ、腐れ縁って奴だな。ボクの父親と大妖精は
仲が悪いのさ。」
そう言うとコクコクと頷くリリィルース。
「そうですわ!全く、リオルナードが勇者になったなら、仕方ないからあなたが魔王レオを何とかしなさい!」
「え?マジか!ボクが本当に勇者?」
少し戸惑いながら聖剣セイントローゼンを見る。
「何故か聖剣に選ばれたようですしね。
私が選んだ勇者より、あなたをね!」
何か言いたそうな口調でリリィルースは言葉を
吐き捨てる。
「リリィルース、君の見る目が無かったんだねー」
そう言って、ボクはニヤニヤとリリィルースを見た。
「やはり、あなた父親に似てムカつくガキね!」
「だから!ボクは子供じゃないからな!」
そう言って2人で言い争いが始まりそうな所を、
シスターに、止められた。
「とにかく、今はケンカしてる場合ではありません!魔王レオをなんとかしないといけません!」
すると、今まで黙っていた者たちが口を挟んできた。
「少しいいかな?シスターアマリナ。魔王だった者と私達が組むのはどうかと思うのだが…」
だよな…そうなるのが普通だ…
「でも!大妖精様と聖剣に選ばれた勇者に命名されたんだすよ!ここは、彼と共に魔王を倒しに
行くべきです!」
「まぁ、すぐに信頼は出来ないと思うが、ボクは魔王の中でも悪さはしてないよ?父親は悪かったけどね。今は父親も引退して隠居してるさ。」
そう言うと、アマリナは何か考え始めた。
「そう言えば…100年前の記述には、魔王の所業が
様々な物が書かれてましたが、ここ最近の記述には、平和そのものでは……」
「そうだろう??100年前は父親が暴れていたからね~。」
「んじゃ、どうして魔王を倒すことに?」
黙っていた少年魔法士が話す。
「ま、魔王は倒すべき者だからです!!」
そう言って大妖精が話すが納得出来ん。
「悪さしてないのに、倒されそうになってたのかー、ボクー。父親に対するただの因縁じゃね?」
そう言うとリリィルースが黙る。
「ええ?なんなん?オレらお前らのケンカの
為に呼ばれたん?」
武闘家の男がウンザリしながら言う
「いえ!決してそんなつもりじゃ!
人間の賢者達も元魔王の息子が魔王として君臨してるのを驚異と判断され、勇者を選定するよう頼まれたのです!」
「酷いよなー、ボクは無実なのになー」
すると、なんだか勇者パーティから哀れな目で
見つめられた。
「とりあえず、あの魔王レオを倒さないと、ボクの城までなくなるじゃないか!困る!
ボクは勇者になって魔王を倒すぞ!」
そう言って聖剣セイントローゼンを振りかざす。
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元魔王、現勇者リオルナードとその一行の、
パーティは魔王打倒を掲げ、旅をする事になったのだった…
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