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旅立ちは突然に
勇者の旅立ち
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「で?魔王の城に強力なバリアが貼られているけど?」
少年魔法士…彼の名はミオルナと言うらしい。
緑色のローブに金髪、空色の瞳の中性的な顔立ちの少年だ。
「はぁ…このバリアは3つの神殿の神獣を倒さないと解けないようになっている。まさか、復活させたのだな、魔王レオめ…」
「ええ?またアタイ達が倒した神獣を倒しに行かないと行けないのかい!?」
そう言ったのは女剣士、ユミリア。
赤い長髪にツリ目がちな黒い瞳でボクを見る。
「仕方ありません。また、降り出しに戻ってしまったのですから。」
そう言うのはシスター、アマリナ。
白い修道服に、金髪長髪。蒼い瞳。
とても清楚な見た目だ。
「仕方ねぇだろ。やるしかねーよ」
そう言うのは、ゴツイ見た目の武闘家の青年、ガルシュだ。
長身に黒髪の短髪。浅黒い肌。黒目と言う東洋系の出で立ちだ。
「このメンバーで魔王を倒すしかないな。」
そして、このボク。魔王リオルナード。
改め勇者リオルナード。この5人のメンバーで、神殿を攻略しに行くことになった。
正直、気が重い…
なんで、今まで住んでいた城を追われて、更に無理矢理、魔王から勇者に仕立てあげられなくてはいけないのか?
自分が不憫すぎるだろ?
とか、思うが今はそんな事言ってる暇はない。
さっさと3つの神殿の神獣を倒して、魔王城に乗り込みたいところだ。
この近くの神殿は、確か知恵の神殿…
我々の知恵を試される神殿だ。
「この近くの神殿なら、知恵の神殿だ。そこから攻略するかい?」
そうメンバーに提案する。
「知恵の神殿でしたら、攻略出来ます!
仕掛けも全てクリア出来ましたし!」
「残念だね。アマリナ。知恵の神殿は、1度でも攻略すると、知恵の試される仕掛けは全てクリアされる。つまり、また新たな仕掛けに挑戦せねばならぬ。」
そして、1呼吸置いてからまた、話す。
「他の神殿も同じ仕組みになっている為、
1度攻略した仕掛けは全て元通り、もしくは新たな仕掛けが仕込まれるような構造になっている。」
「厄介ですね…。神獣も復活してるんですよね?」
ミオルナが残念そうに言う。
「魔王城の結界が復活してるからね。
神獣が復活してる証拠だね。」
そして、黙って聞いていたユミリアが声をあげる。
「なぁ!近くと言っても歩いたらかなり距離あるだろう?知恵の神殿!」
かなり、ガッカリした様子で言う。
だが…
「そこは、安心するんだな。ボクの背中に乗るといいさ。」
各々が?って顔になる。
それもそうか、魔王であったボクはドラゴンになれるのだから。
「我の真の姿を汝らに示そう…
フレイムドラゴン!!」
眩い光にボクは包まれ、大きなドラゴンへと姿を変えたのだった。
少年魔法士…彼の名はミオルナと言うらしい。
緑色のローブに金髪、空色の瞳の中性的な顔立ちの少年だ。
「はぁ…このバリアは3つの神殿の神獣を倒さないと解けないようになっている。まさか、復活させたのだな、魔王レオめ…」
「ええ?またアタイ達が倒した神獣を倒しに行かないと行けないのかい!?」
そう言ったのは女剣士、ユミリア。
赤い長髪にツリ目がちな黒い瞳でボクを見る。
「仕方ありません。また、降り出しに戻ってしまったのですから。」
そう言うのはシスター、アマリナ。
白い修道服に、金髪長髪。蒼い瞳。
とても清楚な見た目だ。
「仕方ねぇだろ。やるしかねーよ」
そう言うのは、ゴツイ見た目の武闘家の青年、ガルシュだ。
長身に黒髪の短髪。浅黒い肌。黒目と言う東洋系の出で立ちだ。
「このメンバーで魔王を倒すしかないな。」
そして、このボク。魔王リオルナード。
改め勇者リオルナード。この5人のメンバーで、神殿を攻略しに行くことになった。
正直、気が重い…
なんで、今まで住んでいた城を追われて、更に無理矢理、魔王から勇者に仕立てあげられなくてはいけないのか?
自分が不憫すぎるだろ?
とか、思うが今はそんな事言ってる暇はない。
さっさと3つの神殿の神獣を倒して、魔王城に乗り込みたいところだ。
この近くの神殿は、確か知恵の神殿…
我々の知恵を試される神殿だ。
「この近くの神殿なら、知恵の神殿だ。そこから攻略するかい?」
そうメンバーに提案する。
「知恵の神殿でしたら、攻略出来ます!
仕掛けも全てクリア出来ましたし!」
「残念だね。アマリナ。知恵の神殿は、1度でも攻略すると、知恵の試される仕掛けは全てクリアされる。つまり、また新たな仕掛けに挑戦せねばならぬ。」
そして、1呼吸置いてからまた、話す。
「他の神殿も同じ仕組みになっている為、
1度攻略した仕掛けは全て元通り、もしくは新たな仕掛けが仕込まれるような構造になっている。」
「厄介ですね…。神獣も復活してるんですよね?」
ミオルナが残念そうに言う。
「魔王城の結界が復活してるからね。
神獣が復活してる証拠だね。」
そして、黙って聞いていたユミリアが声をあげる。
「なぁ!近くと言っても歩いたらかなり距離あるだろう?知恵の神殿!」
かなり、ガッカリした様子で言う。
だが…
「そこは、安心するんだな。ボクの背中に乗るといいさ。」
各々が?って顔になる。
それもそうか、魔王であったボクはドラゴンになれるのだから。
「我の真の姿を汝らに示そう…
フレイムドラゴン!!」
眩い光にボクは包まれ、大きなドラゴンへと姿を変えたのだった。
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