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イケメン王子。
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大量の木材をポリッシャーたちに磨いてもらい、輸出。
大量の作物も、輸出。
溜まった資金で領土を拡大し、作物の収穫量を上げた。
「お嬢様。イーシャーカンの王子がお見えです」
「あら。すぐに行くわ」
村人たちの服を手作りしていたら、王子がお見えになったみたい。何の用事かしらね。
「こんにちは。僕はセイントです。父上から話を伺いまして、是非お会いしたいと思い、やってまいりました」
「……」
「あの、もし?」
「あ、あぁ。私はアリア―ラですの。よろしくお願いしますわ」
……めちゃくちゃイケメンじゃない!
国王に似て、穏やかな表情をしているけれど、眉はキリっとしていて、顎はシュっとしていて……。
金色の髪がとっても眩しい、美少年……。こんな方、見たことがないわ?
「きょ、今日は一体、どのようなご用件で?」
「実は、アリア―ラ様が、節約のスキルをお持ちという話を伺いまして……」
「あ、ええ。スキルというほどのモノではないですけれど」
「それを、ぜひ我が国の民や、兵にも伝えてほしいのです」
「そんな。恐れ多いですわ?」
「いいえ。先ほど村を回らせていただきましたが、ガママユの産み出す繭を使って、村人の服を作ったり……。炎魔法の出力を制限して、低下力で調理をさせたりなど……。素晴らしい技術が、この村には溢れております!」
……こんなに褒められると、照れるわね。しかもイケメンに。
「そ、そういうことでしたら、喜んで……」
「セイント様」
「はい?」
「お嬢様は、純粋です故手出し無用。彼女を悲しませるようなことがあれば……。斬ります」
「ちょ、ちょっとクレアン!?なんで喧嘩売ってるのよ!」
「このものが、お嬢様をいやらしい目で見ておるからです。おそらくはその豊かなお胸に引かれてやってきたのでしょう」
「ち、違いますよ!僕はただ、節約の術を……」
「……それでは、セイント様は、私自体に、興味があるわけではないのね?」
「いえ、そんなことはございません。噂に聞く、非常に美しいお方だと……」
「……」
私もセイント様も、顔が真っ赤になってしまった。
「はぁ。もういいです。節度を持ってイチャついてくださいね」
「い、イチャつくだなんてそんな」
「早く行ってください」
「はい……」
「……そもそもお嬢様、屈強な男子が好きとおっしゃっていたじゃないですか。結局顔なのですね」
クレアンが怒っている理由はわからなかったけど……。
これだけのイケメン王子に期待されてるんだもん!がんばらないと!
大量の作物も、輸出。
溜まった資金で領土を拡大し、作物の収穫量を上げた。
「お嬢様。イーシャーカンの王子がお見えです」
「あら。すぐに行くわ」
村人たちの服を手作りしていたら、王子がお見えになったみたい。何の用事かしらね。
「こんにちは。僕はセイントです。父上から話を伺いまして、是非お会いしたいと思い、やってまいりました」
「……」
「あの、もし?」
「あ、あぁ。私はアリア―ラですの。よろしくお願いしますわ」
……めちゃくちゃイケメンじゃない!
国王に似て、穏やかな表情をしているけれど、眉はキリっとしていて、顎はシュっとしていて……。
金色の髪がとっても眩しい、美少年……。こんな方、見たことがないわ?
「きょ、今日は一体、どのようなご用件で?」
「実は、アリア―ラ様が、節約のスキルをお持ちという話を伺いまして……」
「あ、ええ。スキルというほどのモノではないですけれど」
「それを、ぜひ我が国の民や、兵にも伝えてほしいのです」
「そんな。恐れ多いですわ?」
「いいえ。先ほど村を回らせていただきましたが、ガママユの産み出す繭を使って、村人の服を作ったり……。炎魔法の出力を制限して、低下力で調理をさせたりなど……。素晴らしい技術が、この村には溢れております!」
……こんなに褒められると、照れるわね。しかもイケメンに。
「そ、そういうことでしたら、喜んで……」
「セイント様」
「はい?」
「お嬢様は、純粋です故手出し無用。彼女を悲しませるようなことがあれば……。斬ります」
「ちょ、ちょっとクレアン!?なんで喧嘩売ってるのよ!」
「このものが、お嬢様をいやらしい目で見ておるからです。おそらくはその豊かなお胸に引かれてやってきたのでしょう」
「ち、違いますよ!僕はただ、節約の術を……」
「……それでは、セイント様は、私自体に、興味があるわけではないのね?」
「いえ、そんなことはございません。噂に聞く、非常に美しいお方だと……」
「……」
私もセイント様も、顔が真っ赤になってしまった。
「はぁ。もういいです。節度を持ってイチャついてくださいね」
「い、イチャつくだなんてそんな」
「早く行ってください」
「はい……」
「……そもそもお嬢様、屈強な男子が好きとおっしゃっていたじゃないですか。結局顔なのですね」
クレアンが怒っている理由はわからなかったけど……。
これだけのイケメン王子に期待されてるんだもん!がんばらないと!
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