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エピローグ
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「わぁ~魔王が来たぁ~」
「がぉ~!!!」
私は魔王の面を被り、子供たちを追いかけまわしています。
何度説明しても、私のことを魔王魔王と呼ぶので、懲らしめてやろうと思ったのです。
「わかりましたか~!私は魔王ではありませ~ん!」
「……レンフィア様」
「あっ」
……見つかってしまいました。我が夫の、ヴィルディ様に。
あれから年月が経ち、気が付けばヴィルディ様も、大きく成長しました。それでもまだ、私よりは小さいですが。
「す、すいません。はしたないところを……」
「いいえ。とても賑やかで、楽しそうです」
ヴィルディ様にからかわれています。私は少し頬を膨らませ、抗議の意思を示しました。すると、余計に笑われてしまったのです。
「可愛い魔王様ですね」
「ですから!私は魔王ではなく」
「ですが、子供たちは皆、言ってますよ。世界を征服した魔王だ~ってね」
そうなんです。私、ヴィルディ様の力を借りて、各地でデリザードを使い、武器や攻撃的な魔法を使えなくすることで、平和を築いてきました。
だから、魔王であるはずがありません。それなのに、使っている魔法が黒魔法で、なおかつ争いを終わらせる……。それがまるで、降伏であるかのような噂が広まってしまい、ついには世界を征服する魔王として、名前が広がってしまったのです。
悪役令嬢であることも影響してか、今では私、誰からも魔王と呼ばれるようになってしまいました。おかしい!だからこうして、たまに訪れた国で、子供たちに教育を……。
「って、魔王のお面を被っていたら、意味ないですよね……」
「レンフィア様。魔王という言葉はもはや、悪を示す言葉ではなくなりました。世界を平和的に征服し、支配する……。そういうシンボルを表す言葉に、変わったのです」
「ですが、本当の魔王がまだご存命で」
「お父様は、最近、庭で木を育てることしかしていません。もはや魔王とは誰も呼びませんよ」
「なんでそんなご老人のようなことを……」
「……ずっと、自然を愛していました。しかし、いつ争いが起こるともわからない世の中では、趣味を嗜むこともできなかったのでしょう。これもレンフィア様のおかげです」
そう言いながら、ヴィルディ様が、頭を撫でてくれました。最近ではすっかり立場が逆転してしまって、私が頭を撫でられてしまうことの方が増えたのです。
「魔王なのに照れてる~!可愛い~!」
「も~っ!待ちなさい!」
「きゃあ~!」
子供たちを追いかける私。
それを笑顔で見つめる ヴィルディ様……。
これだけ幸せなら、どう呼ばれるかなんてことは、大した問題ではないのかもしれませんね。
「がぉ~!!!」
私は魔王の面を被り、子供たちを追いかけまわしています。
何度説明しても、私のことを魔王魔王と呼ぶので、懲らしめてやろうと思ったのです。
「わかりましたか~!私は魔王ではありませ~ん!」
「……レンフィア様」
「あっ」
……見つかってしまいました。我が夫の、ヴィルディ様に。
あれから年月が経ち、気が付けばヴィルディ様も、大きく成長しました。それでもまだ、私よりは小さいですが。
「す、すいません。はしたないところを……」
「いいえ。とても賑やかで、楽しそうです」
ヴィルディ様にからかわれています。私は少し頬を膨らませ、抗議の意思を示しました。すると、余計に笑われてしまったのです。
「可愛い魔王様ですね」
「ですから!私は魔王ではなく」
「ですが、子供たちは皆、言ってますよ。世界を征服した魔王だ~ってね」
そうなんです。私、ヴィルディ様の力を借りて、各地でデリザードを使い、武器や攻撃的な魔法を使えなくすることで、平和を築いてきました。
だから、魔王であるはずがありません。それなのに、使っている魔法が黒魔法で、なおかつ争いを終わらせる……。それがまるで、降伏であるかのような噂が広まってしまい、ついには世界を征服する魔王として、名前が広がってしまったのです。
悪役令嬢であることも影響してか、今では私、誰からも魔王と呼ばれるようになってしまいました。おかしい!だからこうして、たまに訪れた国で、子供たちに教育を……。
「って、魔王のお面を被っていたら、意味ないですよね……」
「レンフィア様。魔王という言葉はもはや、悪を示す言葉ではなくなりました。世界を平和的に征服し、支配する……。そういうシンボルを表す言葉に、変わったのです」
「ですが、本当の魔王がまだご存命で」
「お父様は、最近、庭で木を育てることしかしていません。もはや魔王とは誰も呼びませんよ」
「なんでそんなご老人のようなことを……」
「……ずっと、自然を愛していました。しかし、いつ争いが起こるともわからない世の中では、趣味を嗜むこともできなかったのでしょう。これもレンフィア様のおかげです」
そう言いながら、ヴィルディ様が、頭を撫でてくれました。最近ではすっかり立場が逆転してしまって、私が頭を撫でられてしまうことの方が増えたのです。
「魔王なのに照れてる~!可愛い~!」
「も~っ!待ちなさい!」
「きゃあ~!」
子供たちを追いかける私。
それを笑顔で見つめる ヴィルディ様……。
これだけ幸せなら、どう呼ばれるかなんてことは、大した問題ではないのかもしれませんね。
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