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第7話 付き合いきれない
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「もうダメですよぉ!」
セオリンが泣き喚いている。
無理もない。とうとう街が完全に毒まみれになってしまったのだから。
二人は草原に逃げ込んでいるが、食料も僅かにしか残されていない。
そして、毒は止まることなく、自分たちを追いかけてくる。
にも関わらず……。メーシャは大きく移動するようなことをしなかった。
それどころか、隙あらば街に戻ろうとすら考えている。
「せっかく手に入れた土地なのよ!? 手放して溜まるもんですか!」
「土地なんて、国王様に頼めばいくらでももらえるじゃないですかぁ!」
「そんなことない! お父様は、土地にはうるさいの! 先にここを抑えてしまえば、後から文句も言えなくなるはずだわ!」
「意味がわかりません! 正気とは思えませんよ!」
「なんですって!?」
メーシャが、セオリンの頬を引っ叩いた。
「口答えするんじゃないわよ! この奴隷が!」
「奴隷……?」
メーシャは、自分のことを、その程度にしか考えていなかったのか……。
酷く絶望したセオリンは、憎悪に満ちた目でメーシャを睨みつけた。
そして、食料の入った袋を持ち、その場から逃げ去った。
「は!? ちょっとあんた! なにすんのよ!」
「うるさい! もうあなたに付き合ってられない! 一人で死ねばいいんだ!」
「待ちなさい! 私が悪かったわ! 食料は置いていきなさいよ!」
「これがなかったら、王都に着くまでに野垂れ死んでしまいますから! メーシャ様は、毒でも飲んでてください! お得意の浄化魔法で水に変えればいいじゃないですか!」
「なんですってぇ!?」
怒り狂うメーシャだが、セオリンの方が走るスピードは速かった。
そして、とうとう見えなくなったので、追いかけることをやめてしまった。
「……ふんっ。まぁいいわ。どうせ街への抜け道があるはずなのよ」
メーシャは一人で、街を回り込むようにして、草原を移動した。
すると本当に、抜け道を発見した。
まだ浸食の進んでいないエリアが、かろうじて残っていたのだ。
そしてそこには、いくつも家が建っていた。
「おおぉ……。たくさん缶詰があるわ。それに、ふかふかのベッドまで!」
メーシャはベッドに顔を埋めた後、強くシーツを握りしめ、立ち上がった。
「……簡単に引き下がるわけにはいかないのよ」
魚の缶詰を雑に開け、中身を素手で取り食べ始める。
油っぽく、とても美味しいとは思えなかったが、むしろその方が野生に還ったようで、気持ちを高ぶらせた。
「見てなさい! 一人でも生き残ってやるんだから!」
誰もいない街で、一人叫ぶメーシャ。
しかし、その手は震えていた。
セオリンが泣き喚いている。
無理もない。とうとう街が完全に毒まみれになってしまったのだから。
二人は草原に逃げ込んでいるが、食料も僅かにしか残されていない。
そして、毒は止まることなく、自分たちを追いかけてくる。
にも関わらず……。メーシャは大きく移動するようなことをしなかった。
それどころか、隙あらば街に戻ろうとすら考えている。
「せっかく手に入れた土地なのよ!? 手放して溜まるもんですか!」
「土地なんて、国王様に頼めばいくらでももらえるじゃないですかぁ!」
「そんなことない! お父様は、土地にはうるさいの! 先にここを抑えてしまえば、後から文句も言えなくなるはずだわ!」
「意味がわかりません! 正気とは思えませんよ!」
「なんですって!?」
メーシャが、セオリンの頬を引っ叩いた。
「口答えするんじゃないわよ! この奴隷が!」
「奴隷……?」
メーシャは、自分のことを、その程度にしか考えていなかったのか……。
酷く絶望したセオリンは、憎悪に満ちた目でメーシャを睨みつけた。
そして、食料の入った袋を持ち、その場から逃げ去った。
「は!? ちょっとあんた! なにすんのよ!」
「うるさい! もうあなたに付き合ってられない! 一人で死ねばいいんだ!」
「待ちなさい! 私が悪かったわ! 食料は置いていきなさいよ!」
「これがなかったら、王都に着くまでに野垂れ死んでしまいますから! メーシャ様は、毒でも飲んでてください! お得意の浄化魔法で水に変えればいいじゃないですか!」
「なんですってぇ!?」
怒り狂うメーシャだが、セオリンの方が走るスピードは速かった。
そして、とうとう見えなくなったので、追いかけることをやめてしまった。
「……ふんっ。まぁいいわ。どうせ街への抜け道があるはずなのよ」
メーシャは一人で、街を回り込むようにして、草原を移動した。
すると本当に、抜け道を発見した。
まだ浸食の進んでいないエリアが、かろうじて残っていたのだ。
そしてそこには、いくつも家が建っていた。
「おおぉ……。たくさん缶詰があるわ。それに、ふかふかのベッドまで!」
メーシャはベッドに顔を埋めた後、強くシーツを握りしめ、立ち上がった。
「……簡単に引き下がるわけにはいかないのよ」
魚の缶詰を雑に開け、中身を素手で取り食べ始める。
油っぽく、とても美味しいとは思えなかったが、むしろその方が野生に還ったようで、気持ちを高ぶらせた。
「見てなさい! 一人でも生き残ってやるんだから!」
誰もいない街で、一人叫ぶメーシャ。
しかし、その手は震えていた。
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