妹に婚約者を奪われた私ですが、王子の婚約者になりました

「お前よりも優秀なメリタと婚約することにした」

 侯爵令嬢の私ルーミエは、伯爵令息バハムスから婚約破棄を言い渡されてしまう。
 その後バハムスを奪いたかったと、妹メリタが私に話していた。

 婚約破棄を言い渡されてすぐに、第四王子のジトアが屋敷にやって来る。
 本来はジトアが受けるはずだった呪いの身代わりになっていたから、私は今まで弱体化していたようだ。

 呪いは来月には解けるようで、これから傍にいたいとジトアは言ってくれる。
 ジトア王子の婚約者になれた私は、呪いが解けようとしていた。
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