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『1』
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『1』
「トレイル、お前はもうパーティーには要らない。用済みだ!」
「えっ、何を言ってるのかなサリオス。俺は要らない?」
俺に向かってサリオスが言った。
「言ってる意味がわからないか。もう一度だけ言う。お前はクビだよ。俺の森の王には必要もないし、ここで死んでもらう」
「嘘でしょ……サリオス」
俺に信じられない言葉を言ったのは森の王パーティーのリーダーで、勇者のサリオスだ。
サリオスは死んでくれと言うのに笑顔であって、少しも不安な顔はなかった。
なぜ俺がここで死ぬのか。
ここはダンジョンの最深部で、魔王竜ゲオルギウスとの戦いの直前だった。
「嘘じゃないのよ、本当よ。残念だけど、トレイルは森の王の中では雑魚。単なる雑用係でしょ。魔王竜を倒したら報酬がギルドから出るの。その取り分がトレイルが居ると減る。だから要らないってわけ、理解出来ます?」
「ジェンティルまで……冗談だよね」
「冗談じゃないの、本気よ私は。魔王竜との戦いで死んだことにすると決めたの。ごめんねトレイル、今まで一生懸命に雑用係を働いてくれたのは感謝してるけど、ここで殺すて決めてたの、アハハハ」
「なんでだよ!」
ジェンティルは女性であり大魔道士としても世界的に有名。
魔法なら彼女に肩を並べる者は少ないだろう。
魔法だけでなく美人冒険者でもあり、女神と言う人もいる程に美しい。
俺よりも少し年上で、優しかったが。
あれは全部嘘だったわけか。
「食事係、宿屋の予約、ごみ捨て、そして回復魔法。どれも誰でも出来る。回復魔法に至っては最低レベルのヒールしか使えないが、無いよりは増しだったか。まぁざっくり言うなら、お前の代わりはいくらでもいる。トレイルが死んでも募集したら直ぐに代わりが集まるのさ。安い給料ではあるが、さすがに魔王竜を倒したら報酬は出すことになるよな。だったらもう要らないてなる。残念だなトレイル、もうお前には地上では会えないのが!」
「ムジカ! 必死に荷物持ちをしてあげたのに。あなたの剣を持ったし、盾を背中に背負ったりしてあげただろ!」
「ああ、それなら感謝してる。でもそれって誰でも出来るよな。あははは!」
「ムジカ……」
森の王パーティーは3人いる。
それと俺で4人か。
ムジカはメンバーでは剣士。
世界屈指の剣士だ。
体付きは屈強な体をしていて、豪腕な剣を振る舞う。
巨大な魔物を一刀両断したのを何度も見た。
信じることが出来ない光景だった。
「報酬は要らない! 俺は報酬は受け取らない。だから殺さないでくれよサリオス。別に森の王に所属したのは報酬目的じゃない。勇者と一緒に冒険したくて参加したんだ。決して金を要求したりしない!」
「無理だな」
俺が必死に要求しないと言っても勇者サリオスはひと言で否定してくる。
まるで俺を人と見ていない感じだ。
物のように扱う目。
冷たい冷酷でいて、そして口元は笑っていた。
「どうして!」
「今まで同じだからだ」
「同じ?」
「そうさ。雑用係はみんな同じことを言った。金は要求しないとな。しかし違う。必ず報酬を上げて来る。魔物を倒すごとに自分の能力以上に金を要求して来た。全員な」
全員と言った。
てことは……俺よりも前にも雑用係がいて、処分してきたのかこいつらは。
だとしたら最低なパーティーだろう。
「みんな消してきたの。ダンジョンで死んだことにしたら、ギルドは疑わないからね」
「嘘を言え、ギルドだって疑うだろう、さすがに」
冒険者ギルドは国が管理する機関だ。
冒険者へ依頼をして、報酬を支払う役所。
「それじゃ訊くけど、トレイルが言う事と私が言うのをギルドはどちらを信じるかな。大魔道士である私を信じるでしょ。誰があなたのような初級の回復術士を信じると思う。現実を見なさいトレイル。現実は誰もがあなたがこのダンジョンで死んだことに疑いなんて持たないのよ。うふふ、理解した?」
「まさか……止めてくれ!」
殺す気だ。
この女は俺を殺す気だ。
ジェンティルに背を向けて逃亡を。
「逃げても無駄よ。アイスシュート!」
「ああっ!」
ジェンティルが俺をあっけなく魔法で転ばせて、俺の足からは流血していた。
この女を敵にしたら命はないのはよく知っている。
「あははは、トレイル、自分で治癒したらいい。回復術士なのだろ。だったら自分で足を治癒したらいいさ!」
「ウケる!」
「あははは!」
「笑うな……」
笑うなと言えるのが俺の限界か。
なぜなら森の王は世界屈指のパーティーで、Sランクパーティーである。
パーティーランクは一番最低ランクのFらE、D、C、B、Aランクに分けられる。
Fランクは冒険者を駆け出しの初心者の集まりと言え、魔物も低レベルな魔物を討伐を目指す。
EとDランクになると魔物は倒せるようになり、冒険者のレベルも上がった者が多く在席する。
CやBランクは中級以上の冒険者がおり、国からも信頼されるパーティー。
中型の魔物の討伐やダンジョンでも活躍を期待されるが、Bランクに認定されるには長い期間を必要とする。
もしくは、規格外な冒険者がおり、短期間で急激にランクアップするしかない。
Aランクは世界でも数少ないランクになり、国から直接に魔物の討伐の依頼も受ける。
英雄扱いされる冒険者がいるパーティーだ。
そしてサリオスがいる森の王はAランクの上のSランク。
特別なランクであって、誰もが憧れる存在だし、全ての冒険者から尊敬される。
俺はそのSランクパーティーに入れて舞い上がっていたわけか。
自分の実力以上のパーティーにいたことに満足していただけの低レベル回復術士。
俺の職種は回復魔法を得意とする回復術士で、ヒール魔法が使える。
ヒール魔法は治癒魔法で一番低いレベルの魔法だ。
森の王にいるだけでも有名人となるくらいにSランクは特別な扱いとなる。
今は魔王竜ゲオルギウスの討伐に向けて長い旅の途中だった。
魔王竜ゲオルギウスは世界にある複数の魔王の一匹とされていた。
ダンジョン最深部。
魔王竜ゲオルギウスの登場だった。
俺ははっきり言って足が震え恐怖していた。
その圧倒的な魔力に。
存在感が違った。
世界を潰せる魔王の一匹。
竜種の中でも最強の一匹と言われるゲオルギウス。
「ジェンティル、ムジカ、いよいよだ」
サリオスが剣を握り言った。
「魔王の討伐は、パーティーの夢。全力でいくわよ」
そこからは魔王竜ゲオルギウスとの激しいバトルとなった。
ダンジョンが溶けるのではと思える炎を吐いた。
実際に当たった壁は溶けていた。
ムジカはその炎を盾で防ぐ。
嘘みたいだが、防御していた。
「氷の月」
ジェンティルは攻撃魔法を使う。
氷の月はジェンティルの持つ魔法でも、最上位魔法であった。
大魔道士にしか使えないレベルの魔法。
ゲオルギウスに対して氷属性の魔法が飛んだ。
ゲオルギウスの炎と正面からぶつかった。
炎と氷の衝突は、大爆発となり、ダンジョン最深部を爆風させる。
俺は爆風の凄まじさに吹き飛ばされる。
「渾身の一撃」
爆風にも関わらずムジカが大剣をゲオルギウスに。
渾身の一撃はムジカの大剣の大技だ。
並みの冒険者には持つことさえ出来ない超重量級の大剣インヴィクタ。
その大剣インヴィクタが切り裂けば、どんな皮膚も切れるとされた。
ゲオルギウスの皮膚を切り裂いた。
それでもゲオルギウスは倒せない。
「やはり強いなゲオルギウスは……」
「俺が最大限の魔力を注ぐしかない」
「頼むぜサリオス」
「聖剣の光」
サリオスが持つなかでも最高スキルを発動した。
勇者限定スキル。
サリオスにしか使えないレアスキルの一つだった。
魔族に対して強力な斬撃を与えられる能力を持つ。
防御力を無効にするので、相手の体力を確実に減少可能。
しかし使うには膨大な魔力を必要とした。
サリオスはこの為に魔力を温存していたのだろう。
聖剣の光は発動された。
剣からはダンジョンを埋め尽くす程の光が発せられた。
魔王竜ゲオルギウスからは悲鳴が聞こえる。
見たことない大激闘だった。
長期戦の末、サリオスの聖剣の光が炸裂し、ゲオルギウスの頭は地面に落ちた。
サリオスもまた両膝を地面に着けていた。
「決まったなサリオス、ゲオルギウスは死んだぞ!」
「らしいな……俺もヤバイ」
初めて見るサリオスの苦しそうな顔だった。
ムジカも残りの体力は少ないはずだ。
呼吸は荒い。
「後は魔石を回収したら終わり。ご苦労様です」
「ジェンティルもな」
ジェンティルはサリオスの肩を叩いて言った。
天才三人の活躍があり、魔王の一角である魔王竜ゲオルギウスを討伐に成功した。
「魔王竜は死んだ。残りは…………トレイルだな」
俺はサリオスに掴みかかった。
まさか最後になって邪魔扱いされて殺されるとは夢にも思わなかった。
いくら何でも殺すか。
そんなの人のすることか。
俺は防具を掴むがサリオスに勝てるはずもない。
簡単に吹き飛ばされる。
地面に回転して停止した。
俺は三人から言い渡されたようだ。
最後通告を。
「ふふ、トレイルは所詮は雑魚。代わりはいくらでもいる。三人の為に死になさい。それが幸福になる。世界の平和に貢献し、死んでくれる! 氷の波動激」
「待て~~~~!」
「トレイル、お前はもうパーティーには要らない。用済みだ!」
「えっ、何を言ってるのかなサリオス。俺は要らない?」
俺に向かってサリオスが言った。
「言ってる意味がわからないか。もう一度だけ言う。お前はクビだよ。俺の森の王には必要もないし、ここで死んでもらう」
「嘘でしょ……サリオス」
俺に信じられない言葉を言ったのは森の王パーティーのリーダーで、勇者のサリオスだ。
サリオスは死んでくれと言うのに笑顔であって、少しも不安な顔はなかった。
なぜ俺がここで死ぬのか。
ここはダンジョンの最深部で、魔王竜ゲオルギウスとの戦いの直前だった。
「嘘じゃないのよ、本当よ。残念だけど、トレイルは森の王の中では雑魚。単なる雑用係でしょ。魔王竜を倒したら報酬がギルドから出るの。その取り分がトレイルが居ると減る。だから要らないってわけ、理解出来ます?」
「ジェンティルまで……冗談だよね」
「冗談じゃないの、本気よ私は。魔王竜との戦いで死んだことにすると決めたの。ごめんねトレイル、今まで一生懸命に雑用係を働いてくれたのは感謝してるけど、ここで殺すて決めてたの、アハハハ」
「なんでだよ!」
ジェンティルは女性であり大魔道士としても世界的に有名。
魔法なら彼女に肩を並べる者は少ないだろう。
魔法だけでなく美人冒険者でもあり、女神と言う人もいる程に美しい。
俺よりも少し年上で、優しかったが。
あれは全部嘘だったわけか。
「食事係、宿屋の予約、ごみ捨て、そして回復魔法。どれも誰でも出来る。回復魔法に至っては最低レベルのヒールしか使えないが、無いよりは増しだったか。まぁざっくり言うなら、お前の代わりはいくらでもいる。トレイルが死んでも募集したら直ぐに代わりが集まるのさ。安い給料ではあるが、さすがに魔王竜を倒したら報酬は出すことになるよな。だったらもう要らないてなる。残念だなトレイル、もうお前には地上では会えないのが!」
「ムジカ! 必死に荷物持ちをしてあげたのに。あなたの剣を持ったし、盾を背中に背負ったりしてあげただろ!」
「ああ、それなら感謝してる。でもそれって誰でも出来るよな。あははは!」
「ムジカ……」
森の王パーティーは3人いる。
それと俺で4人か。
ムジカはメンバーでは剣士。
世界屈指の剣士だ。
体付きは屈強な体をしていて、豪腕な剣を振る舞う。
巨大な魔物を一刀両断したのを何度も見た。
信じることが出来ない光景だった。
「報酬は要らない! 俺は報酬は受け取らない。だから殺さないでくれよサリオス。別に森の王に所属したのは報酬目的じゃない。勇者と一緒に冒険したくて参加したんだ。決して金を要求したりしない!」
「無理だな」
俺が必死に要求しないと言っても勇者サリオスはひと言で否定してくる。
まるで俺を人と見ていない感じだ。
物のように扱う目。
冷たい冷酷でいて、そして口元は笑っていた。
「どうして!」
「今まで同じだからだ」
「同じ?」
「そうさ。雑用係はみんな同じことを言った。金は要求しないとな。しかし違う。必ず報酬を上げて来る。魔物を倒すごとに自分の能力以上に金を要求して来た。全員な」
全員と言った。
てことは……俺よりも前にも雑用係がいて、処分してきたのかこいつらは。
だとしたら最低なパーティーだろう。
「みんな消してきたの。ダンジョンで死んだことにしたら、ギルドは疑わないからね」
「嘘を言え、ギルドだって疑うだろう、さすがに」
冒険者ギルドは国が管理する機関だ。
冒険者へ依頼をして、報酬を支払う役所。
「それじゃ訊くけど、トレイルが言う事と私が言うのをギルドはどちらを信じるかな。大魔道士である私を信じるでしょ。誰があなたのような初級の回復術士を信じると思う。現実を見なさいトレイル。現実は誰もがあなたがこのダンジョンで死んだことに疑いなんて持たないのよ。うふふ、理解した?」
「まさか……止めてくれ!」
殺す気だ。
この女は俺を殺す気だ。
ジェンティルに背を向けて逃亡を。
「逃げても無駄よ。アイスシュート!」
「ああっ!」
ジェンティルが俺をあっけなく魔法で転ばせて、俺の足からは流血していた。
この女を敵にしたら命はないのはよく知っている。
「あははは、トレイル、自分で治癒したらいい。回復術士なのだろ。だったら自分で足を治癒したらいいさ!」
「ウケる!」
「あははは!」
「笑うな……」
笑うなと言えるのが俺の限界か。
なぜなら森の王は世界屈指のパーティーで、Sランクパーティーである。
パーティーランクは一番最低ランクのFらE、D、C、B、Aランクに分けられる。
Fランクは冒険者を駆け出しの初心者の集まりと言え、魔物も低レベルな魔物を討伐を目指す。
EとDランクになると魔物は倒せるようになり、冒険者のレベルも上がった者が多く在席する。
CやBランクは中級以上の冒険者がおり、国からも信頼されるパーティー。
中型の魔物の討伐やダンジョンでも活躍を期待されるが、Bランクに認定されるには長い期間を必要とする。
もしくは、規格外な冒険者がおり、短期間で急激にランクアップするしかない。
Aランクは世界でも数少ないランクになり、国から直接に魔物の討伐の依頼も受ける。
英雄扱いされる冒険者がいるパーティーだ。
そしてサリオスがいる森の王はAランクの上のSランク。
特別なランクであって、誰もが憧れる存在だし、全ての冒険者から尊敬される。
俺はそのSランクパーティーに入れて舞い上がっていたわけか。
自分の実力以上のパーティーにいたことに満足していただけの低レベル回復術士。
俺の職種は回復魔法を得意とする回復術士で、ヒール魔法が使える。
ヒール魔法は治癒魔法で一番低いレベルの魔法だ。
森の王にいるだけでも有名人となるくらいにSランクは特別な扱いとなる。
今は魔王竜ゲオルギウスの討伐に向けて長い旅の途中だった。
魔王竜ゲオルギウスは世界にある複数の魔王の一匹とされていた。
ダンジョン最深部。
魔王竜ゲオルギウスの登場だった。
俺ははっきり言って足が震え恐怖していた。
その圧倒的な魔力に。
存在感が違った。
世界を潰せる魔王の一匹。
竜種の中でも最強の一匹と言われるゲオルギウス。
「ジェンティル、ムジカ、いよいよだ」
サリオスが剣を握り言った。
「魔王の討伐は、パーティーの夢。全力でいくわよ」
そこからは魔王竜ゲオルギウスとの激しいバトルとなった。
ダンジョンが溶けるのではと思える炎を吐いた。
実際に当たった壁は溶けていた。
ムジカはその炎を盾で防ぐ。
嘘みたいだが、防御していた。
「氷の月」
ジェンティルは攻撃魔法を使う。
氷の月はジェンティルの持つ魔法でも、最上位魔法であった。
大魔道士にしか使えないレベルの魔法。
ゲオルギウスに対して氷属性の魔法が飛んだ。
ゲオルギウスの炎と正面からぶつかった。
炎と氷の衝突は、大爆発となり、ダンジョン最深部を爆風させる。
俺は爆風の凄まじさに吹き飛ばされる。
「渾身の一撃」
爆風にも関わらずムジカが大剣をゲオルギウスに。
渾身の一撃はムジカの大剣の大技だ。
並みの冒険者には持つことさえ出来ない超重量級の大剣インヴィクタ。
その大剣インヴィクタが切り裂けば、どんな皮膚も切れるとされた。
ゲオルギウスの皮膚を切り裂いた。
それでもゲオルギウスは倒せない。
「やはり強いなゲオルギウスは……」
「俺が最大限の魔力を注ぐしかない」
「頼むぜサリオス」
「聖剣の光」
サリオスが持つなかでも最高スキルを発動した。
勇者限定スキル。
サリオスにしか使えないレアスキルの一つだった。
魔族に対して強力な斬撃を与えられる能力を持つ。
防御力を無効にするので、相手の体力を確実に減少可能。
しかし使うには膨大な魔力を必要とした。
サリオスはこの為に魔力を温存していたのだろう。
聖剣の光は発動された。
剣からはダンジョンを埋め尽くす程の光が発せられた。
魔王竜ゲオルギウスからは悲鳴が聞こえる。
見たことない大激闘だった。
長期戦の末、サリオスの聖剣の光が炸裂し、ゲオルギウスの頭は地面に落ちた。
サリオスもまた両膝を地面に着けていた。
「決まったなサリオス、ゲオルギウスは死んだぞ!」
「らしいな……俺もヤバイ」
初めて見るサリオスの苦しそうな顔だった。
ムジカも残りの体力は少ないはずだ。
呼吸は荒い。
「後は魔石を回収したら終わり。ご苦労様です」
「ジェンティルもな」
ジェンティルはサリオスの肩を叩いて言った。
天才三人の活躍があり、魔王の一角である魔王竜ゲオルギウスを討伐に成功した。
「魔王竜は死んだ。残りは…………トレイルだな」
俺はサリオスに掴みかかった。
まさか最後になって邪魔扱いされて殺されるとは夢にも思わなかった。
いくら何でも殺すか。
そんなの人のすることか。
俺は防具を掴むがサリオスに勝てるはずもない。
簡単に吹き飛ばされる。
地面に回転して停止した。
俺は三人から言い渡されたようだ。
最後通告を。
「ふふ、トレイルは所詮は雑魚。代わりはいくらでもいる。三人の為に死になさい。それが幸福になる。世界の平和に貢献し、死んでくれる! 氷の波動激」
「待て~~~~!」
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