最強の回復魔法で、レベルアップ無双! 異常な速度でレベルアップで自由に冒険者をして、勇者よりも強くなります

おーちゃん

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『ヒール 153』

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『ヒール 153』

勇者パーティー編


 フタを開けると中は暗かった。

 開ける前に部屋は魔法で明るくしたので、魔法の光が中に差し込む。

 胸の中では、剣を手にすれば最強にさらに近づくと思った。

「やっと、やっと、やっと俺の剣になる日が来たか。これで竜人の剣は俺様の物だ。誰にも渡すものか」

「おい、起こすなて言ってあっただろがあああ」

「?!」

 なんだ、なんだとサリオスは言葉を無くした。

 竜人の剣が格納されてあると確信していたからで、開けると中には少女が横になっていた。

 あまりの違いに驚いてしまった。

 そして少女は眠そうにしていて、薄め目でサリオスと目があった。

 サリオスに起こすなとつぶやいたから、サリオスは何事か理解するのに時間がかかる。

 少しの間考えたら、誰なのかを聞いていたみるとした。

「誰だ、お前は?」

「起こすなと言ったのが聞こえないの。まぶしいのにっ!」

 サリオスの質問にも答えずに、逆にサリオスに怒り出した。

 急に外の明かりが差し込んできたため、まぶしいので、少女は無理矢理に起こされた形となった。

「な、な、な、なんだ起きろ、竜人の剣はどこだ!」

「何をするのだ。まだ眠いのに!」

「いいから箱から出ろよ!」

「わああああ!」

 サリオスは少女を強引に引き下ろした。

 少女さえ退けば、竜人の剣があると思ったからだが、あいにく剣はどこにもなかった。

 手探りで探しても同じだった。

 なぜないのかサリオスは苛立ってしまうと、少女を掴んだ。

「おい、俺の質問に答えろ、竜人の剣があったはずだ。どこに隠したのか言え。言えば助けてやる。だが言わないなら、痛い目に合わせるぞ、早く言ったほうがいいぜ」

「んんん何をする。放せ、放せ、放せ!!」

「さあ言え!」

「竜人の剣なら知っているぞ」

 サリオスに引っ張られたまま答えた。

 眠たかったが、起こされて頭が少しずつ回復していき、会話にも答えられる。

「ほお~~知っているか。ものわかりがいい女の子だな。俺をそこに案内しろ。ちなみに俺は勇者サリオスだ。勇者であり伝説の剣を持つ資格がある」

「剣か知っているが、残念ながら渡せないのだが」

「渡せない? なぜだ、あるのだろこの神殿に。隠しても無駄だ」

「サリオスとか言ったな、手を放しなさい。そして私に対して無礼をしたのを反省しなさい」

「なに? 反省?」

 反省の言葉にサリオスは言葉に詰まった。

 痛めつけるには見た目は幼かった。

 見た感じは15才くらいの少女の姿である。

 そして尻尾もあった。

 竜人なのか?

 この時になって少女が人族ではなく竜人族の尻尾であるのがわかった。

「勇者のくせに神に命令するとは、いつからそんな生意気になった」

「勇者のくせにとか、ずいぶんと偉そうな少女だな、神、お前は今、神と言ったか?」

「言ったよ、神だ。竜神だよ私は」

「まさかっ、お前は竜神様とかいう神様なのかよ!」

 慌てて一歩遠のいて確認をするサリオス。

 完全に少女にしか見えないのであるから、思い違いしても不思議はない。

 少女の言うとおりで、竜神様だった。

 勇者ごときに命令されてふてくされる。

「そうだよ、さっきから言ってるだろう。竜神様だよ。竜人族の神なのだ。それに竜人の剣はないのは、正確に言うと私が剣になるから、だがら今はない。これで納得したかアホ勇者」

「なにっ、じゃあ竜神よ、今すぐに剣になってくれよ。俺は今必要なんだよ」

「ああ、それは無理かな」

 あくびをしつつ答えた。

 まだ眠気は取れていないからか、機嫌が悪い。

 目をこすりつつ、サリオスを見た。

 一人しかいない。

 護衛でもないのにらどうやって神殿の内部に入ってこれたのかも考えた。

 しかしまだ起きて直ぐなため頭の回転は良くなくて、理由ははっきりわからない。

「竜人の剣さえ手にすれば俺は魔王とも戦える。反対するなら魔王に手を貸すことになるぞ。早く剣に変形しろっ」

「嫌だね、剣にならない。それよりもどうやって入って来れた。護衛いたでしょ?」

「護衛なら死んでいる。代わりの護衛はまだ居ない間に、扉を壊した」

 竜神様は99年寝たら護衛が起こしにくる約束だった。

 まだその時ではなかったので、変に思った。

 勇者が護衛を殺しておいて入ってくるのは今まで過去にない。

 常識的に勇者はそんな悪をしないからだ。

 過去の勇者は、ちゃんと護衛の説明に納得していた。

「殺したと。勇者のくせに。護衛は中に入るなといわれたのよね?」

「えっと言ってたな。俺が勇者の偽物とか言ってて、中に入れてくれなくて、最後は殺しちゃったんだな。どうしても俺は欲しい、欲しい、欲しいんだよ。絶対に手にしたい剣なんだ。わかるよな、わかるよな、俺のこの気持ち。邪魔するのが悪いんだ」

「わからないよ。わかるわけないし。勇者の気持ちで寝ているのを起こされた私の気持ちはもっともっともっと不快だよ。最悪な気分だ。もう最悪なんてレベルじゃない」

「起こして悪いが剣になってくれ」

「嫌だね。私を起こしたらどうなるか教えられてなかったのかな勇者よ」

「知らないな。そもそも神様が寝てるてのは聞いていたが、嘘だろうと思っていたからな。本当にいると思わなかったが。知っていたにしろ知らないにしろ同じ。お前は剣になるしかない。なぜなら俺がブチ切れるからな」

 サリオスは竜神様に押し迫ると圧力を感じさせる。

 普通の冒険者ならこの圧力で圧倒されて、まともに剣も握れなくなる。

 神である竜神様は冒険者とは違う。

 サリオスの圧力に負けずに言い返す。
 
「ブチ切れるのはこっち。寝ているのを起こされると私はどうなるか知らないなら教えてあげましょうね」

 竜神様はサリオスの圧力にも負けずに魔力を込めていった。

 明らかに戦う姿勢を見せる。

 竜神様は魔法の詠唱をする。

「ええっ、勇者の俺にケンカを売るの。マジで? 仕方ないな、痛い目にあうまでわからないんだな!」

「ふふふ、私は神ですのをお忘れなく。メガフレア」

「神だろうが俺は勇者だ。聖なる光」

 竜神様が火魔法の上級魔法であるメガフレアを放つ。

 機嫌の悪い竜神様は、サリオスと戦うのをためらわなかった。

 膨大な炎が竜神様の前に現れる。

 熱の風がサリオスに届くと、戦いの準備を始める。

 聖なる光の詠唱で迎え撃つ。

 2人が戦う場は広く、邪魔する者は居ない。

 サリオスは全力で魔法を使用するつもりだが、殺すまではしたくない。

 殺しちゃったら剣にならなくなる恐れもあるし、目的はあくまで剣なので竜神様を立てなくするくらいにしたらいいと考える。

 聖なる光を部屋中の範囲にした。

 光が放たれて、太陽があるかなように竜神様は光で包まれる。

 サリオスは一撃で勝負をつける気だった。
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