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『ヒール203』
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『ヒール203』
「竜神様、神殿に帰るなんて、竜神様らしくないな」
「おほほほほ、らしくないですか。十分に楽しめればいいのは私らしいです」
「なるほど、勇者とゲオルギウスの戦いを楽しむ。竜神様らしいと言えばらしいかな」
精霊神との会話だった。
楽しさなんて当事者の俺からしたらたら、どこにもなかったけどな。
「精霊神に聞きたい。サリオスは元に戻ったのは俺のゲオルギウスの加護の影響なのかな?」
「ええ、そうです。サリオスたちの中に加護として入ってましたから、精霊の姿もありません。中では強力な力で元に戻された。そこで感じたのは凄い魔力だった。なんの魔力かは最初は不明だった。加護が取れてしまい、ゲオルギウスが関わっていると知り、納得。あれはゲオルギウスの加護であるヒールの影響。ゲオルギウスの魔力だったと。トレイルの魔王竜ヒールは、体力を戻したし、私の加護も元に戻したのです。回復魔法であるが、元に戻すのも回復魔法と言えるからです」
「俺の魔王竜ヒールは回復魔法で、元に戻す力もあるのか」
精霊神に確認したところ、ゲオルギウスの加護のヒールは、体力を回復させるし、元に戻す力もあるそうだ。
「サリオス達はトレイルのヒールの力を知らずにヒールしろと命令したのです。自分の加護を元に戻してしまうとも知らずに。サリオスの失態でしょう。もう二度も私の加護を受けることはないでしょうね。なにせBランク冒険者を50人をまた用意するのですからね」
「サリオスは本当にBランク冒険者を集めて泉に沈めたのですか?」
「そうです沈めた。ムジカが特に精力的だった。断っておきます、私は止めたのですサリオスとムジカとジェンティルを。しかし加護が欲しいと言いだして聞かなかった。結局は泉に連れてきて、冒険者に嘘をついた。残念ながら冒険者たちは、サリオスに騙されてしまい、もう戻りません」
「やっぱりサリオスの話は本当だったのか」
「最低の冒険者だわサリオス、ムジカ、ジェンティル。最低だ!」
「生きてる価値ないぴょん」
「泉に入れて死んでもいいよ。誰も悲しまないし。精霊神、サリオス達を泉に沈めておくれよ」
「ドワーフよ、それは無理な相談だ。私は泉に沈めたのは、あくまでも精霊の加護を与えるためだ。ドワーフが憎いから沈めるとかは断りますよ。ただ精霊神は魔力が欲しいので、泉に冒険者を入れたのです。Bランクまで来た冒険者の魔力は、とても大きいですから」
「サリオスなんて死んでもいいのだけどな」
「サリオスを殺ろすのはやめよう。なぜならサリオスには罪をつぐなってもらうからな。領主ライゴッド、商人ハルキストン、騎士団のフォルコメンとの繋がりがあった。それに加えてBランク冒険者の命まで奪ったのだ。騎士団に全てを白状させよう」
俺としてはサリオスを殺すのは簡単だが、殺すよりも今までの罪をつぐなって欲しい。
「そうだよ、トレイルの言うとおりにしようよ。サリオスを苦しめるなら、騎士団に引き渡して、牢獄に入れたらいい。きっと地獄の人生になる。二度と牢獄からは出れないと思う」
「重罪犯サリオスになった」
「生きて騎士団に引き渡すぴょん」
「シシリエンヌが運ぶ?」
「ええっ、私が運ぶのかい。3人も無理だぴょん」
「どうするの、町に連れて帰るにしても馬車かな」
「そうだよ馬車で運べばいい、ローズの意地悪ぴょん!」
「あははは、冗談です」
そうか、町に運ぶのは馬車かな。
来たのも馬車だからな。
竜人族の町には騎士団もいて、ミュートエアーが待っている。
彼女にはサリオスの正体を知らせたいので、必ず引き渡したい。
「トレイル、私はちょっと考えがあるのぴょん」
「なんだいシシリエンヌ、言ってご覧よ?」
サリオスを連れて帰る話をしていた時に聞いてきた。
サリオスを運ぶのに、いい考えがあるのかな。
普通に馬車でいいと思うけど。
「はい、私の考えは、精霊神に関することなのぴょん」
「うん、精霊神のことか、詳しく話してみな」
「精霊の加護らサリオスとムジカとジェンティルにしていた。そこにトレイルがゲオルギウスの加護のヒールをしたら、加護は元に戻ってしまったから、元のBランク冒険者になったのよねサリオスはぴょん」
「そうだよ、サリオスは元のBランクになってしまった」
それは精霊神からも説明があったし、疑問は特にないな。
どこに疑問があるのか。
「そこで今度は精霊神に魔王竜ヒールをしてみたらどうなるかな。Bランク冒険者の50人は精霊の泉に入り精霊神の魔力になったのよね。そしてら魔力を戻せばと思ったの」
「えっ、泉に入った冒険者の魔力を戻す?」
シシリエンヌの話を聞いたら、俺の予想とは全く違った内容。
精霊神に俺のヒールをするなんて発想なかった。
「それってどういうこと、トレイル?」
「俺もわからない。ローズはわかる?」
「きっとこうかな。Bランク冒険者の50人は精霊の泉に入った。サリオスの嘘に騙されて泉まで来て。その後は精霊神の魔力になった。つまりは精霊神に魔王竜ヒールをしたら、魔力は精霊神から元に戻る、て言いたいのかな」
「そうです、ローズ。私の言いたかったのは、50人の冒険者をトレイルが元に戻せるのではて思ったのぴょん」
「ええええええっ!」
「それは無理でしょ、もう泉に入ったら死んでいるでしょ!」
当然にミヤマは否定していたし、俺も難しいなて感じ。
「泉にサリオスやムジカに入れられていた時点で死んでいる。死んでいるのを元に戻せるのトレイルは?」
「無理でしょ、聞くまでもない」
さすがに俺は否定した。
確かにシシリエンヌの考えは面白いとは思うが、現実的ではないよな。
「元に戻せるのは加護だけなのだろうよ。トレイルもそう言ってるし」
「そうか、いい考えかなて思ったのぴょん」
「でも面白いと思う。シシリエンヌは冒険者のことを考えたのでしょ。サリオスのために犠牲者になった人たちのことを。残酷過ぎて許せるのを超えています」
「ローズの気持ちわかる。シシリエンヌは優しいから冒険者を戻したかったのよね」
シシリエンヌが言ったのは戻したかったらしかった。
それだけサリオスのした事は卑劣で重罪だな。
どんなに強くなれるとしても、やっていいことと、悪いことがある。
サリオスはその善悪な区別ができていないのを痛感した。
Bランク冒険者さんに同情してしまう。
「竜神様、神殿に帰るなんて、竜神様らしくないな」
「おほほほほ、らしくないですか。十分に楽しめればいいのは私らしいです」
「なるほど、勇者とゲオルギウスの戦いを楽しむ。竜神様らしいと言えばらしいかな」
精霊神との会話だった。
楽しさなんて当事者の俺からしたらたら、どこにもなかったけどな。
「精霊神に聞きたい。サリオスは元に戻ったのは俺のゲオルギウスの加護の影響なのかな?」
「ええ、そうです。サリオスたちの中に加護として入ってましたから、精霊の姿もありません。中では強力な力で元に戻された。そこで感じたのは凄い魔力だった。なんの魔力かは最初は不明だった。加護が取れてしまい、ゲオルギウスが関わっていると知り、納得。あれはゲオルギウスの加護であるヒールの影響。ゲオルギウスの魔力だったと。トレイルの魔王竜ヒールは、体力を戻したし、私の加護も元に戻したのです。回復魔法であるが、元に戻すのも回復魔法と言えるからです」
「俺の魔王竜ヒールは回復魔法で、元に戻す力もあるのか」
精霊神に確認したところ、ゲオルギウスの加護のヒールは、体力を回復させるし、元に戻す力もあるそうだ。
「サリオス達はトレイルのヒールの力を知らずにヒールしろと命令したのです。自分の加護を元に戻してしまうとも知らずに。サリオスの失態でしょう。もう二度も私の加護を受けることはないでしょうね。なにせBランク冒険者を50人をまた用意するのですからね」
「サリオスは本当にBランク冒険者を集めて泉に沈めたのですか?」
「そうです沈めた。ムジカが特に精力的だった。断っておきます、私は止めたのですサリオスとムジカとジェンティルを。しかし加護が欲しいと言いだして聞かなかった。結局は泉に連れてきて、冒険者に嘘をついた。残念ながら冒険者たちは、サリオスに騙されてしまい、もう戻りません」
「やっぱりサリオスの話は本当だったのか」
「最低の冒険者だわサリオス、ムジカ、ジェンティル。最低だ!」
「生きてる価値ないぴょん」
「泉に入れて死んでもいいよ。誰も悲しまないし。精霊神、サリオス達を泉に沈めておくれよ」
「ドワーフよ、それは無理な相談だ。私は泉に沈めたのは、あくまでも精霊の加護を与えるためだ。ドワーフが憎いから沈めるとかは断りますよ。ただ精霊神は魔力が欲しいので、泉に冒険者を入れたのです。Bランクまで来た冒険者の魔力は、とても大きいですから」
「サリオスなんて死んでもいいのだけどな」
「サリオスを殺ろすのはやめよう。なぜならサリオスには罪をつぐなってもらうからな。領主ライゴッド、商人ハルキストン、騎士団のフォルコメンとの繋がりがあった。それに加えてBランク冒険者の命まで奪ったのだ。騎士団に全てを白状させよう」
俺としてはサリオスを殺すのは簡単だが、殺すよりも今までの罪をつぐなって欲しい。
「そうだよ、トレイルの言うとおりにしようよ。サリオスを苦しめるなら、騎士団に引き渡して、牢獄に入れたらいい。きっと地獄の人生になる。二度と牢獄からは出れないと思う」
「重罪犯サリオスになった」
「生きて騎士団に引き渡すぴょん」
「シシリエンヌが運ぶ?」
「ええっ、私が運ぶのかい。3人も無理だぴょん」
「どうするの、町に連れて帰るにしても馬車かな」
「そうだよ馬車で運べばいい、ローズの意地悪ぴょん!」
「あははは、冗談です」
そうか、町に運ぶのは馬車かな。
来たのも馬車だからな。
竜人族の町には騎士団もいて、ミュートエアーが待っている。
彼女にはサリオスの正体を知らせたいので、必ず引き渡したい。
「トレイル、私はちょっと考えがあるのぴょん」
「なんだいシシリエンヌ、言ってご覧よ?」
サリオスを連れて帰る話をしていた時に聞いてきた。
サリオスを運ぶのに、いい考えがあるのかな。
普通に馬車でいいと思うけど。
「はい、私の考えは、精霊神に関することなのぴょん」
「うん、精霊神のことか、詳しく話してみな」
「精霊の加護らサリオスとムジカとジェンティルにしていた。そこにトレイルがゲオルギウスの加護のヒールをしたら、加護は元に戻ってしまったから、元のBランク冒険者になったのよねサリオスはぴょん」
「そうだよ、サリオスは元のBランクになってしまった」
それは精霊神からも説明があったし、疑問は特にないな。
どこに疑問があるのか。
「そこで今度は精霊神に魔王竜ヒールをしてみたらどうなるかな。Bランク冒険者の50人は精霊の泉に入り精霊神の魔力になったのよね。そしてら魔力を戻せばと思ったの」
「えっ、泉に入った冒険者の魔力を戻す?」
シシリエンヌの話を聞いたら、俺の予想とは全く違った内容。
精霊神に俺のヒールをするなんて発想なかった。
「それってどういうこと、トレイル?」
「俺もわからない。ローズはわかる?」
「きっとこうかな。Bランク冒険者の50人は精霊の泉に入った。サリオスの嘘に騙されて泉まで来て。その後は精霊神の魔力になった。つまりは精霊神に魔王竜ヒールをしたら、魔力は精霊神から元に戻る、て言いたいのかな」
「そうです、ローズ。私の言いたかったのは、50人の冒険者をトレイルが元に戻せるのではて思ったのぴょん」
「ええええええっ!」
「それは無理でしょ、もう泉に入ったら死んでいるでしょ!」
当然にミヤマは否定していたし、俺も難しいなて感じ。
「泉にサリオスやムジカに入れられていた時点で死んでいる。死んでいるのを元に戻せるのトレイルは?」
「無理でしょ、聞くまでもない」
さすがに俺は否定した。
確かにシシリエンヌの考えは面白いとは思うが、現実的ではないよな。
「元に戻せるのは加護だけなのだろうよ。トレイルもそう言ってるし」
「そうか、いい考えかなて思ったのぴょん」
「でも面白いと思う。シシリエンヌは冒険者のことを考えたのでしょ。サリオスのために犠牲者になった人たちのことを。残酷過ぎて許せるのを超えています」
「ローズの気持ちわかる。シシリエンヌは優しいから冒険者を戻したかったのよね」
シシリエンヌが言ったのは戻したかったらしかった。
それだけサリオスのした事は卑劣で重罪だな。
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サリオスはその善悪な区別ができていないのを痛感した。
Bランク冒険者さんに同情してしまう。
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