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じいちゃんとボク
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実家に帰省した2日目。
子供がてくてくと弟のあとをついてまわるため、何としても孫と仲良くなりたい父は張り切って、
「すばくん、じいちゃんとお買い物に行こうよ」
と誘っていました。
いつもでしたら「いく!」と言うのですが、実家にいる時は必ずと言っていいほど、弟にベッタリなので、
「いかない。たっくんと一緒にいる」
と言っていました。
子供の中では弟が大好きな存在。
そんな父は孫との買い物は諦めたのですが、買い物から帰ったら、子供が真っ先に父の元に駆け寄り。
「おかえりバナナは?」
バナナを取りに来ただけなのかい!
と父と共に親子で突っ込んでしまいました。
でも買ってきたバナナを渡すと機嫌よく、父の膝の上にのり、美味しそうにもくもくと満足そうに食べていました。
そして再び父は孫を誘います。
「ねぇ、じいちゃんとお散歩行こうよ」
「うん!」
「本当に行く?」
「いく!」
あの弟にベッタリで離れなかった子供が、なんと父と一緒にお散歩に行ったのです。
子供は基本人見知りが強く、私の実家の母や父に対しては大きくになるに連れ人見知りな面が強くありましたが、弟にはそれがありませんでした。
弟には全くなかったと言う訳ではなく、多少はあったのですが、それは数ヶ月後の事だけだったようで今でも懐いています。
内心凄く驚きました。
あんなに拘っていた子が……。
だけど父は子供と一緒にお散歩に行けた事が本当に 嬉しかったみたいで、その後も張り切って子供ともっと仲良くなるために作戦を考えていました。
考えた作戦は風船遊び。
当初風船にハマっていた子供の心を見事にキャッチしました。
子供は凄く楽しそうに何度も風船を追いかけたり、 風船を父に渡しながら遊んでいました。
二人とも凄く楽しそうで。
そのあと疲れたのか二人で仲良くお昼寝。
そして沢山一緒に遊んで、警戒が溶けたのか夜は仲良く一緒の布団に寝ていました。
そして最後はお誕生日の時に会えなかったので、父から子供へとお誕生日プレゼントを貰って大満足でした。
帰る時の道中に。
「まま、じいちゃんち明日もいきたい」
瞳をキラキラさせながらそう言われました。
余っ程構って貰えた事が嬉しかったみたいでした。
「明日は無理だけどまた今度行こうね」
「うん!」
そう言って父から貰ったプレゼントを嬉しそうに見ていました。
子供にとって楽しい夏休みが過ごせて本当に良かったと感じた瞬間でした。
子供がてくてくと弟のあとをついてまわるため、何としても孫と仲良くなりたい父は張り切って、
「すばくん、じいちゃんとお買い物に行こうよ」
と誘っていました。
いつもでしたら「いく!」と言うのですが、実家にいる時は必ずと言っていいほど、弟にベッタリなので、
「いかない。たっくんと一緒にいる」
と言っていました。
子供の中では弟が大好きな存在。
そんな父は孫との買い物は諦めたのですが、買い物から帰ったら、子供が真っ先に父の元に駆け寄り。
「おかえりバナナは?」
バナナを取りに来ただけなのかい!
と父と共に親子で突っ込んでしまいました。
でも買ってきたバナナを渡すと機嫌よく、父の膝の上にのり、美味しそうにもくもくと満足そうに食べていました。
そして再び父は孫を誘います。
「ねぇ、じいちゃんとお散歩行こうよ」
「うん!」
「本当に行く?」
「いく!」
あの弟にベッタリで離れなかった子供が、なんと父と一緒にお散歩に行ったのです。
子供は基本人見知りが強く、私の実家の母や父に対しては大きくになるに連れ人見知りな面が強くありましたが、弟にはそれがありませんでした。
弟には全くなかったと言う訳ではなく、多少はあったのですが、それは数ヶ月後の事だけだったようで今でも懐いています。
内心凄く驚きました。
あんなに拘っていた子が……。
だけど父は子供と一緒にお散歩に行けた事が本当に 嬉しかったみたいで、その後も張り切って子供ともっと仲良くなるために作戦を考えていました。
考えた作戦は風船遊び。
当初風船にハマっていた子供の心を見事にキャッチしました。
子供は凄く楽しそうに何度も風船を追いかけたり、 風船を父に渡しながら遊んでいました。
二人とも凄く楽しそうで。
そのあと疲れたのか二人で仲良くお昼寝。
そして沢山一緒に遊んで、警戒が溶けたのか夜は仲良く一緒の布団に寝ていました。
そして最後はお誕生日の時に会えなかったので、父から子供へとお誕生日プレゼントを貰って大満足でした。
帰る時の道中に。
「まま、じいちゃんち明日もいきたい」
瞳をキラキラさせながらそう言われました。
余っ程構って貰えた事が嬉しかったみたいでした。
「明日は無理だけどまた今度行こうね」
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子供にとって楽しい夏休みが過ごせて本当に良かったと感じた瞬間でした。
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