すばくんの毎日 ～発達障害の子育てエッセイ～

初めての遊園地

初めての遊園地

   ある日。
   実家の用事を終えた私は子供を連れて小さな遊園地に行きました。
   本当は旦那も一緒にと思っていたのですが、旦那の方は仕事が忙しく私と子供の二人で遊びに来ていました。
    子供に夏休みの思い出を作ってあげたい。
    でも大きな遊園地だとまだ小さいので大変だと思い、実家の近くの子供が遊ぶ小さな遊園地にしまし
た。 実は子供は遊園地が初めて。
   初めての遊園地を見た子供の目はキラキラと輝いていました。

   動く遊具。
   楽しそうな声。
   レールの上を走る小さな汽車。

    それだけで子供の心はわしづかみでした。
    フリーパスを買い、まずはいろんな乗り物を見て回りました。
「どれに乗りたい？」
「あれに乗りたい！！」
   そう言って子供が指を刺したのはミニジェットコースターでした。
   早速子供と一緒にジェットコースターに乗りました。
   乗ったあと「こわい～」と言うのか少し心配だったのですが、そんな事は全くなく子供は大満足らしくしかも気に入ったようで、

「も一回のる！！」

   そう言いました。
   結果ジェットコースターを3回乗りました。
   そのあとは空中ブランコ、小さな汽車や色んな物を乗りました。
    後半は私が子供に連れられ乗り物を全制覇させられておりました。
   ひと通り遊んだあと休憩をしょうと思い、売店の近くにあるかき氷屋さんでかき氷を子供に買ってあげました。
   かき氷屋さんで食べるかき氷もこの時初めてで、初めてづくしの事にキラキラした顔を浮かべていました。
   かき氷はとても甘くにっこりと笑顔でかき氷を食べる子供。
   連れてきて良かったなぁと私自身とても嬉しく感じました。

   ベンチで親子揃って休憩する中でふっと周りを見てみたら他のお父さんやお母さん達も同じようにしていました。
   中には日影で休憩する姿もありました。
   どこも一緒なのだなぁ……などと思いながら見ていました。
   でも皆輝く笑顔でいっぱいでした。
   休憩が終わったあと午後も子供と沢山遊びました。
   遊園地の近くには孔雀やウサギなどのコーナーがあり、子供と二人寄って帰りました。
   帰りに子供に、

「楽しかった？」
「も一回行きたい！」

   子供のも一回行きたいと言うのは余っ程子供遊園地がお気に入りだと言うことです。
   この日はさすがに疲れましたが、私も子供の笑顔が   見れて心から嬉しかったです。
   また是非一緒に行きたいと思います。