すばくんの毎日 ～発達障害の子育てエッセイ～

ママ風邪をひく。

ママが風邪をひく。

   夏風邪をひきました。
   その日は日曜日で仕事と幼稚園はお休み。
   朝から体がだるく熱を測ってみたら38℃ぐらいでした。
   だけど子供にご飯を食べさせなければいけないのでご飯を作り、子供が大好きなライダーを見ながらご飯を食べている隙にすぐに休みました。
   テレビに釘付けなので少しの間だけ休める……。
   そう思って休んでいました。
   すると。
   テレビが終わったあと休んでいた私の傍に子供が寄ってきて。

「ママどうしたの？」
「ママね具合が悪くて寝ているの……。だからパパが帰ってくるまでDVD見てよっか」
「イヤだ！   ママの傍にいる。だってさびしいもん……」
「うん。そばに居ていいよ。でも静かにしてね」
「うん」

   そして子供は私の傍で遊んでいました。
   静かにすると言う約束は忘れてしまってて、寝ている私の傍で盛大にライダーのオモチャで音を鳴らして遊んだり、オモチャを沢山広げて遊んでいました。
   時々、「ママも遊ぼうよ！」と誘って来ては断っていました。
   ガチャガチャと音がしている中でゆっくりとは休めてはいませんでしたが、子供が寂しいから一緒にいたいと言う気持ちは凄く伝わりました。

   そんなこんなんで、やっと旦那が仕事から帰ってから子供の面倒をバトンタッチしました。
   ポカリとお粥を作ってもらいそれを食べて、今度こそゆっくりと休むことが出来ました。
   しばらく眠って起きた頃には旦那と子供は近くの公園に一緒に遊びに行っていました。
   暇を持て余していた子供を旦那が一緒に公園に連れて行って遊んでくれていたのです。

   仕事で疲れているのに本当に有難かったです。
   公園から帰ってきた子供は嬉しそうにニコニコした顔をしていました。
   私の方も休めたおかげで熱も下がり、体調も良くなりました。
「公園楽しかった？」
「うん！   楽しかったよ！」
   そう聞くと子供は嬉しそうに答えてくれました。
   旦那のおかげで心も体も休めた一日でした。