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第16話 カークと父親
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カークはルクレツィアと別れて神殿を出た後、寮ではなく王都のユリゲル家の屋敷へと向かった。
今日はもう時間も遅いので、寮よりも屋敷の方がいいと判断した。
そして、家の図書館でオルグという人物を調べるつもりだった。
ユリゲル家は代々政務官の高官として国の中枢を担っている家柄だ。
その為、家の図書館は王立図書館にも引けを取らない程、多くの書物を所有していた。
歴史的観点からも貴重な書物が数多くあった。
カークは向かう馬車の中で、オルグという人物の名前を必死で思い返していた。
自分はどこかでその名を聞いている。
一体、どこで……。
カークが思い返していると、あっという間に時間は過ぎ屋敷に到着してしまった。
待ち構えていた執事が馬車の扉を開き、カークは馬車から降りた。
執事には、今日は屋敷に泊まると告げて屋敷の中へと入った。
そして少し食事を取ると、直ぐに屋敷の図書館へと足を運んだ。
ユリゲル家は代々政務官として、宰相としてサンザード王国に仕えていた。
なので屋敷の中にある本には500年以上前の資料も多くある。
重要な本は傷まない様に魔法で保護されていた。
カークは重要な本が羅列されている本棚へと向かった。
しばし時を忘れて本を読み漁っていると、ある本を見付けた。
500年前の聖騎士に所属する名簿記録だった。
なぜ、こんなものが家の図書に……?
カークは疑問に思いながらも、その本を開いて中を見る。
オルグという名前がないか探していると、気配がしてカークは顔を上げた。
視線の先には父親が立っていた。
鋭い視線でこちらを見詰めていて、カークもそれに応える様に強い瞳で見返した。
すると父親が声を掛けてきた。
「……何か見つかったか?」
その問いに対してカークが答える。
「ええ、重要な事が分かりました。」
「重要な事?」
父親が眉を顰めて尋ね返す。
「はい。聖女が結婚しても問題ないという事が分かりました。」
その言葉に父親が目を見開いた。
「あれを読んだのか?」
父親の言葉にカークは目を疑った。
「今、何と?」
父親はしばらく探る様にカークを見詰めていたが、やがて口を開いた。
「いや……いい。」
「もしかして、私が何をしていたのか探っていたんですか?」
「……ある程度はな。言っただろう、お前の事はお見通しだと。」
「けれど、さすがにラウナス大神官様の私室での出来事ですよ?神殿内に密偵がいるとでもいうのですか?」
カークが信じられないという顔で父親を凝視した。
こちらの動きが全てお見通しだったのだろうか?
すると、父親は独り言の様に呟いた。
「ラウナス大神官様か……なるほどな。」
その言葉にカークは訝しげに言った。
「……父上?」
だが、急に父親の顔が険しくなると鋭い声で言った。
「密偵がいるにはいるな。けれど今回の事はそれで知った訳ではない。だがそんな事より、果たしてそれで国王陛下や側近達、それに神殿を納得させられるのか?」
「それは……」
カークは痛いところを突かれて言葉に詰まる。
「できないのでは、話にならん。まぁ、せいぜい足掻いてみるがいい。」
そう言い、父親が背を向けて立ち去ろうとした。
カークは思わず声を上げた。
「オルグ……」
その言葉に父親は足を止めると、カークにゆっくりと振り返った。
「……なぜ私にその名を投げかける。」
低く重い声で咎める様に言った。
カークは目を細めると言った。
「なぜでしょうか……。私はこの名前をどこかで聞いた事があります。あなたなら、何か知っているのではと思ったからでしょうか……」
カークがそう言った後、父親はしばらく黙ってカークを見詰めていたが、やがて言った。
「知らん。私に頼ろうとするとは……情けない。」
だがその言葉にカークは怯まなかった。
むしろ、怒りが込み上げてくるのを止められなかった。
「ええ。情けないのは間違いありません。けれど、あなたは父親だ。私のたった一人の……。今まで私はあなたに報いようと、認められようと、ただ只管に努力をし続けました。必死でっ」
カークは手を強く握り締めると、声を荒げて言った。
「あなたに褒めて貰いたかったからですっ。たくさんの愛情は求めません。ただ、少しっ……ほんの少しでいいから、あなたに褒められたかった……」
カークの声が掠れていく。
そして絞り出す様な声で言った。
「それすらも……許されませんか。一度くらい……一度だけでいい。あなたが父親なんだと、私に思わせて欲しかった……」
その声が虚しく図書館に響き渡った。
カークはつらさのあまり下を向いた。
父親はしばらく動かないまま、カークを見詰めていた。
冷たい沈黙が永遠に続くかと思われるほど、カークは緊張していたが、やがて父親がその沈黙を破った。
「私が言った意味を……よく考えろ。」
そう静かに言い放つと、今度こそ本当にカークの前から立ち去っていった。
カークの心に重い暗闇が圧し掛かってくる。
やはり……だめだった。
父親は自分に対する態度を変えるつもりはないらしい。
少しは心が動いてくれると期待したのに。
やはり、父親の愛情は必要ないという事だろう。
今まで散々聞かされた事だ。
言った意味をよく考えろとは、きっとこうだろう。
ユリゲル家を継ぐ者は常に冷静で、感情的になってはいけない。
先ほどの様に感情的になってはいけない。
それを……よく考えろ、と……。
カークは深く傷付いたが、もう諦めてもいた。
だから絶対に涙は流さない。
こんな事で泣いていてはメルファを守れない。
もう、今度こそ本当に父親との事は諦めようと思った。
それより……早くオルグについて調べなくては。
カークはそう思い直すと、持っていた本を再び開いた。
今は悲しんでいる時間さえ惜しい。
メルファとの未来が開けそうなのに、他の事なんて考えている余裕はない。
そうしてカークは本に記されている名簿を目で追っていった。
しばらくして、カークがある箇所で釘付けになった。
オルグという名前を見付けた。
そしてその名前を確認した時、カークは驚きのあまり目を疑った。
「これは……」
驚きのあまり声を漏らす。
混乱する頭をなんとか落ち着けようと、胸を抑えた。
そして高鳴る鼓動を抑えながら、必死で思考を巡らせた。
「まさかっ……」
カークが顔を上げると、先ほどの父親との会話を思い出す。
「そういう事かっ」
そう叫ぶと、カークは天井を仰いだ。
様々な感情が押し寄せ、心を押さえつける事ができなかった。
カークは堰を切った様に大声で笑いだした。
「アハハハハッ……!」
カークがこんなに大声を出して、感情を開放したのはこれが初めてだった。
今まで抑えていた感情を自由にさせるのは、とても気持ちがいい。
まさか、あの父が……。
やがて笑い声が止むと、カークは顔を歪めた。
様々な感情が押し寄せ、想いが溢れ出すのを堪える事ができなかった。
そして両手で顔を覆い隠すと、涙を零した。
今日はもう時間も遅いので、寮よりも屋敷の方がいいと判断した。
そして、家の図書館でオルグという人物を調べるつもりだった。
ユリゲル家は代々政務官の高官として国の中枢を担っている家柄だ。
その為、家の図書館は王立図書館にも引けを取らない程、多くの書物を所有していた。
歴史的観点からも貴重な書物が数多くあった。
カークは向かう馬車の中で、オルグという人物の名前を必死で思い返していた。
自分はどこかでその名を聞いている。
一体、どこで……。
カークが思い返していると、あっという間に時間は過ぎ屋敷に到着してしまった。
待ち構えていた執事が馬車の扉を開き、カークは馬車から降りた。
執事には、今日は屋敷に泊まると告げて屋敷の中へと入った。
そして少し食事を取ると、直ぐに屋敷の図書館へと足を運んだ。
ユリゲル家は代々政務官として、宰相としてサンザード王国に仕えていた。
なので屋敷の中にある本には500年以上前の資料も多くある。
重要な本は傷まない様に魔法で保護されていた。
カークは重要な本が羅列されている本棚へと向かった。
しばし時を忘れて本を読み漁っていると、ある本を見付けた。
500年前の聖騎士に所属する名簿記録だった。
なぜ、こんなものが家の図書に……?
カークは疑問に思いながらも、その本を開いて中を見る。
オルグという名前がないか探していると、気配がしてカークは顔を上げた。
視線の先には父親が立っていた。
鋭い視線でこちらを見詰めていて、カークもそれに応える様に強い瞳で見返した。
すると父親が声を掛けてきた。
「……何か見つかったか?」
その問いに対してカークが答える。
「ええ、重要な事が分かりました。」
「重要な事?」
父親が眉を顰めて尋ね返す。
「はい。聖女が結婚しても問題ないという事が分かりました。」
その言葉に父親が目を見開いた。
「あれを読んだのか?」
父親の言葉にカークは目を疑った。
「今、何と?」
父親はしばらく探る様にカークを見詰めていたが、やがて口を開いた。
「いや……いい。」
「もしかして、私が何をしていたのか探っていたんですか?」
「……ある程度はな。言っただろう、お前の事はお見通しだと。」
「けれど、さすがにラウナス大神官様の私室での出来事ですよ?神殿内に密偵がいるとでもいうのですか?」
カークが信じられないという顔で父親を凝視した。
こちらの動きが全てお見通しだったのだろうか?
すると、父親は独り言の様に呟いた。
「ラウナス大神官様か……なるほどな。」
その言葉にカークは訝しげに言った。
「……父上?」
だが、急に父親の顔が険しくなると鋭い声で言った。
「密偵がいるにはいるな。けれど今回の事はそれで知った訳ではない。だがそんな事より、果たしてそれで国王陛下や側近達、それに神殿を納得させられるのか?」
「それは……」
カークは痛いところを突かれて言葉に詰まる。
「できないのでは、話にならん。まぁ、せいぜい足掻いてみるがいい。」
そう言い、父親が背を向けて立ち去ろうとした。
カークは思わず声を上げた。
「オルグ……」
その言葉に父親は足を止めると、カークにゆっくりと振り返った。
「……なぜ私にその名を投げかける。」
低く重い声で咎める様に言った。
カークは目を細めると言った。
「なぜでしょうか……。私はこの名前をどこかで聞いた事があります。あなたなら、何か知っているのではと思ったからでしょうか……」
カークがそう言った後、父親はしばらく黙ってカークを見詰めていたが、やがて言った。
「知らん。私に頼ろうとするとは……情けない。」
だがその言葉にカークは怯まなかった。
むしろ、怒りが込み上げてくるのを止められなかった。
「ええ。情けないのは間違いありません。けれど、あなたは父親だ。私のたった一人の……。今まで私はあなたに報いようと、認められようと、ただ只管に努力をし続けました。必死でっ」
カークは手を強く握り締めると、声を荒げて言った。
「あなたに褒めて貰いたかったからですっ。たくさんの愛情は求めません。ただ、少しっ……ほんの少しでいいから、あなたに褒められたかった……」
カークの声が掠れていく。
そして絞り出す様な声で言った。
「それすらも……許されませんか。一度くらい……一度だけでいい。あなたが父親なんだと、私に思わせて欲しかった……」
その声が虚しく図書館に響き渡った。
カークはつらさのあまり下を向いた。
父親はしばらく動かないまま、カークを見詰めていた。
冷たい沈黙が永遠に続くかと思われるほど、カークは緊張していたが、やがて父親がその沈黙を破った。
「私が言った意味を……よく考えろ。」
そう静かに言い放つと、今度こそ本当にカークの前から立ち去っていった。
カークの心に重い暗闇が圧し掛かってくる。
やはり……だめだった。
父親は自分に対する態度を変えるつもりはないらしい。
少しは心が動いてくれると期待したのに。
やはり、父親の愛情は必要ないという事だろう。
今まで散々聞かされた事だ。
言った意味をよく考えろとは、きっとこうだろう。
ユリゲル家を継ぐ者は常に冷静で、感情的になってはいけない。
先ほどの様に感情的になってはいけない。
それを……よく考えろ、と……。
カークは深く傷付いたが、もう諦めてもいた。
だから絶対に涙は流さない。
こんな事で泣いていてはメルファを守れない。
もう、今度こそ本当に父親との事は諦めようと思った。
それより……早くオルグについて調べなくては。
カークはそう思い直すと、持っていた本を再び開いた。
今は悲しんでいる時間さえ惜しい。
メルファとの未来が開けそうなのに、他の事なんて考えている余裕はない。
そうしてカークは本に記されている名簿を目で追っていった。
しばらくして、カークがある箇所で釘付けになった。
オルグという名前を見付けた。
そしてその名前を確認した時、カークは驚きのあまり目を疑った。
「これは……」
驚きのあまり声を漏らす。
混乱する頭をなんとか落ち着けようと、胸を抑えた。
そして高鳴る鼓動を抑えながら、必死で思考を巡らせた。
「まさかっ……」
カークが顔を上げると、先ほどの父親との会話を思い出す。
「そういう事かっ」
そう叫ぶと、カークは天井を仰いだ。
様々な感情が押し寄せ、心を押さえつける事ができなかった。
カークは堰を切った様に大声で笑いだした。
「アハハハハッ……!」
カークがこんなに大声を出して、感情を開放したのはこれが初めてだった。
今まで抑えていた感情を自由にさせるのは、とても気持ちがいい。
まさか、あの父が……。
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