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甘い香り恋香る(後)
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――鈴木 幸那の視点
「鈴木さん、あなた美食謳歌部の名を汚すような負け方をしてくれましたわね」
「す、すみません」
私は美食謳歌部の部長である御堂雲英さんと二人きりで部室にいた。冷徹な視線と言葉に今にも押し潰されてしまいそうで体が震えてしまう。同級生とは思えない威厳というか存在感がそうさせているのかもしれない。
「何も抵抗せずに一年如きに負けるなんて恥でしかありませんわ。あなた、ちゃんと責任を取りなさい」
御堂さんが怒るのも仕方がない。私は美食謳歌部で三年目を迎えるのに食の知識を活かせず、何も出来ないまま対戦相手の一年生に負けているのだから。御堂さんに恥をかかせてしまった以上はこのまま部に残ることはできない。
「退部、します」
御堂さんと目を合せることができず、俯いたままなんとか振り絞った弱々しい声で伝えた。言葉が返ってこないので私は失礼だとは思ったけど退部届の手続きをするため職員室に行くことにした。
溜息をつきながら私は職員室へ入り、顧問の先生から退部届をいただき、理由を適当に書き込んでいった。
「鈴木さん」
「あ、高條先生」
高條先生は昨年、そして今年の四月の半ばまで美食謳歌部の顧問だっただけに退部届を書いているところを見られたくない人でもありました。
「なになに? 小テストで赤点でも獲得したのかしら」
「いえ、えっと」
口を濁らせるしか私には術がなかった。
「まぁ、いいわ。そう言えば、一週間前に北川君があなたに話したいことがあるから屋上で待ってるっていう伝言を預かってたのよ。今から行って頂戴」
「北川君がですか?」
一週間前のことを今ですか。高條先生らしいと言えばらしいですけど、北川君にとっては最悪ですね。普通は待ってはいないと思いますけど。
美食謳歌部の退部で凹んでいるタイミングだっただけに北川君からの話があるって聞いた時は少し心臓の鼓動が早まった。ほんの僅かに心の隅で期待するもの・・・・・・もしかしたら告白してもらえるかもしれない。私が中学校の頃から片想いしていた人から。
早まる鼓動になんだか吐き気を催しそうになりかけたけど、ぐっと堪えながら屋上の扉を開ける。半ば諦めながら開けた先には北川君の後姿が見えた。一週間、毎日待ってくれていたのでしょうか?
「待たせてごめんなさい。用って何?」
「えっと」
北川君の顔が少し赤く感じるのは私に好意を持っているから赤くなっているんだって考えもしたけど、夕陽が私たちを包んでいるからそう見えるだけ。どんだけ自意識過剰なんだ私は。決して私なんかに告白するようなことは無いはず。だって北川君には好きな人がいるから。
同じクラスの島田さんと北川君は幼馴染みで休み時間もよく一緒にいることがある。傍から見てもお似合いだと思う。私が二人の間に付け入る隙は無い。私と北川君には特に接点がないしね。
「用がないなら帰るね」
「あ」
少し意地悪な対応だったかもしれない、大事な話かもしれないから待ってあげた方がよい場面なのに。それに告白されるかもしれないし。
だけど私は恥ずかしさが混在していることもあり素早く北川君に背を向けて屋上から立ち去ろうとした。だけど振り返ると目の前には疲れ切り老け込んだ表情をした食べ部の墨名さんがいました。
「鈴木先輩、一個だけですがこの苺のショートケーキを食べてください」
いきなり現れたと思ったら、苺のショートケーキを食べてくださいって。
あまりにも不自然なタイミングに違和感が凄すぎです。
今までの一連があまりにも不自然なんです。北川君、普通一週間も待つでしょうか? それに敵対関係の部に所属している墨名さんがなんでわざわざ私に・・・・・・これは、ひょっとしてコントか何かでしょうか?
もしコントであれば私が勝手に北川君に告白されるかもって思っていただけという展開ってことでしょうか。なんだか急に体中が熱を帯びるくらいに恥ずかしくなってきた。
それに現在もコント継続中だったら北川君にも墨名さんに対しても失礼な事かもしれない。やるしかない。
「貰っていい?」
「はい」
墨名さんは頬を赤くしながらも可愛らしい笑顔を向け、苺のショートケーキの入った箱とプラスチックのフォークを渡してくれた。
展開的にどういう方向に流れて欲しいのかは私にはまったく分からないけど、どうせなら私が描く理想の展開に持っていってやろうと思った。今日は大切な部から退部することになって最悪な日だったんだから、少しくらい良い思いだってしたい。
「北川君も食べる?」
「食べるって、ケーキを?」
「当たり前じゃん」
先程までと違い、精神的な余裕もあって明らかに流暢な口調に変わっていることに私自身でも気づいた。北川君もさっきまでのおどおどした雰囲気や堅苦しさが消えた感じがする・・・・・・と言うことはコントとしては正しい方向へ流れているぽっい。
「一個しかないけど」
「一緒に食べればいいじゃん。先ずは私が」
ふんわりとしたスポンジの食感と甘すぎない生クリームが美味しい。
「どうぞ」
私はフォークと苺のショートケーキを北川君に差し出す。
「いいのか? かか、か、間接キスになるけど」
・・・・・・かかかか間接キス。言われるまでまったく気づかなかった。中学校時代から片想いしていた相手との間接キス、顔、首筋、背中とおびただしい汗が流れていく。異変を察知したのか北川君は手に持ったフォークを私に返そうとする。
でも、これコントなんですよね。隣にいる墨名さんのためにもここで終わらせるのは申し訳ないし、決して嫌な事じゃない。寧ろ喜ばしいこと。
「間接キスが恥ずかしいの? 北川君」
「そ、そんなことない」
北川君は私が食べた後のフォークを使い苺のショートケーキを食べた。本当に間接キスしちゃった、私はまだだけど。
その後、なぜか交互に食べ合いをした。
苺よりも真っ赤になっているんじゃないかと思えるほどに私たちは肌を赤くしていった・・・・・・あれ、苺がない?
「なあ、俺と付き合ってくれないか?」
苺がないと思っていた時に不意に告白された。
夢のようなコントが終わりに近づいている。ここで返事をすればこのコントも終わるのでしょうね。
時を操る魔術師のように私はその場の時間を掌握した。
ゆっくり焦らすように北川君の顔を見つめながら僅かな時間を楽しんでから口を開く。
「お願いします」
「本当に」
結局、どのようなコントの終わり方をしたらいいのか私には分からない。ただ目の前で「ヨッシャー」と叫び続ける北川君と墨名さん。北川君は分かるような気がするけど墨名さんはなぜあんなに叫ぶんだろう。
「おめでとうございます」
墨名さんから祝福の言葉をもらった時にやっと気づいた。これってコントじゃなかったんだ。またまた勝手に勘違いしてた・・・・・・結局は恥ずかしい。
美食謳歌部は退部することになったけど、中学校時代から片想いしていた北川君と付き合えるようになった。夢のようで頬をつねりたくなりました。
「鈴木先輩、私は帰ります。また対戦を楽しみにしてますね」
私が美食謳歌部を退部することを知らない墨名さん。黙っているよりも部を辞めることを伝えてあげた方がいいと思った。今、目の前にいる墨名さんの笑顔を困らせ顔にしてしまうかもしれないけど。
「ごめんね、私は今日限りで――」
私が退部することを墨名さんに伝えようとした瞬間、屋上の扉が尋常じゃない音を立てて開いた。
「鈴木さん、あなた一年如きに何も言い返せないまま終わらせるの?」
御堂さんの登場と壊れた屋上の扉に私は言葉を失った。
「退部すれば責任が取れると思っているの。勘違いも甚だしい」
「・・・・・・」
「あなたが退部することで、墨名さんは自分が原因であることに苦心して必ず食べ部を辞めようとするわ」
美食謳歌部や御堂さんのためを思って退部しようとしたことが、別の部である墨名さんにも影響してしまうかもしれないなんて考えもしなかった。本当に私ってバカバカ~。
美食謳歌部の伝統を守りたいのであれば退部ではなく、食は人を幸せにする部を自らの手で倒すべきなんだ。
「退部以外にも責任を取る方法、もう理解したわね」
「はい」
御堂さんは私が書いた退部届を目の前で破りました。冷徹な視線を向けることが多い御堂さんですが、少しだけ微笑んでくれているような気がしました。
今日一日で天国と地獄を味わうことになって不思議な一日でした。
今回の事ってもしかしたら高條先生や墨名さんが私のために北川君との恋が叶うように、それに退部の件も。考え過ぎでしょうか。
「そう言えば、墨名さん。苺のショートケーキなのに苺がありませんでしたけど」
「ゾンビです。ゾンビが食べちゃったんです」
相変わらず不思議な子でした。ゾンビってなんなんでしょうか?
墨名さんは御堂さんとすっかり影が薄くなっていた北川君に挨拶をし、私の傍に来た。
「無言よりも、話したり笑ったりしている姿の鈴木先輩の方が可愛いですよ~」
私だけに聞こえるほどの小声で伝えてくれた言葉がなんだかとても嬉しかった。
墨名さん。いいえ、これからはライバルだけど墨名ちゃんと呼ばせてもらうことにした。
「ありがとう、墨名ちゃーん」
お腹の底から大きな声を久しぶりに出した気がした。
墨名ちゃん、一皮むけた私が挑みに行きますから覚悟してくださいね。
なんとなくだけど墨名ちゃんなら御堂さん・・・・・・雲英ちゃんを苦しみから救い出してくれるような気がしましまた。五年前から見なくなった雲英ちゃんの笑顔を取り戻して欲しい。
「鈴木さん、あなた美食謳歌部の名を汚すような負け方をしてくれましたわね」
「す、すみません」
私は美食謳歌部の部長である御堂雲英さんと二人きりで部室にいた。冷徹な視線と言葉に今にも押し潰されてしまいそうで体が震えてしまう。同級生とは思えない威厳というか存在感がそうさせているのかもしれない。
「何も抵抗せずに一年如きに負けるなんて恥でしかありませんわ。あなた、ちゃんと責任を取りなさい」
御堂さんが怒るのも仕方がない。私は美食謳歌部で三年目を迎えるのに食の知識を活かせず、何も出来ないまま対戦相手の一年生に負けているのだから。御堂さんに恥をかかせてしまった以上はこのまま部に残ることはできない。
「退部、します」
御堂さんと目を合せることができず、俯いたままなんとか振り絞った弱々しい声で伝えた。言葉が返ってこないので私は失礼だとは思ったけど退部届の手続きをするため職員室に行くことにした。
溜息をつきながら私は職員室へ入り、顧問の先生から退部届をいただき、理由を適当に書き込んでいった。
「鈴木さん」
「あ、高條先生」
高條先生は昨年、そして今年の四月の半ばまで美食謳歌部の顧問だっただけに退部届を書いているところを見られたくない人でもありました。
「なになに? 小テストで赤点でも獲得したのかしら」
「いえ、えっと」
口を濁らせるしか私には術がなかった。
「まぁ、いいわ。そう言えば、一週間前に北川君があなたに話したいことがあるから屋上で待ってるっていう伝言を預かってたのよ。今から行って頂戴」
「北川君がですか?」
一週間前のことを今ですか。高條先生らしいと言えばらしいですけど、北川君にとっては最悪ですね。普通は待ってはいないと思いますけど。
美食謳歌部の退部で凹んでいるタイミングだっただけに北川君からの話があるって聞いた時は少し心臓の鼓動が早まった。ほんの僅かに心の隅で期待するもの・・・・・・もしかしたら告白してもらえるかもしれない。私が中学校の頃から片想いしていた人から。
早まる鼓動になんだか吐き気を催しそうになりかけたけど、ぐっと堪えながら屋上の扉を開ける。半ば諦めながら開けた先には北川君の後姿が見えた。一週間、毎日待ってくれていたのでしょうか?
「待たせてごめんなさい。用って何?」
「えっと」
北川君の顔が少し赤く感じるのは私に好意を持っているから赤くなっているんだって考えもしたけど、夕陽が私たちを包んでいるからそう見えるだけ。どんだけ自意識過剰なんだ私は。決して私なんかに告白するようなことは無いはず。だって北川君には好きな人がいるから。
同じクラスの島田さんと北川君は幼馴染みで休み時間もよく一緒にいることがある。傍から見てもお似合いだと思う。私が二人の間に付け入る隙は無い。私と北川君には特に接点がないしね。
「用がないなら帰るね」
「あ」
少し意地悪な対応だったかもしれない、大事な話かもしれないから待ってあげた方がよい場面なのに。それに告白されるかもしれないし。
だけど私は恥ずかしさが混在していることもあり素早く北川君に背を向けて屋上から立ち去ろうとした。だけど振り返ると目の前には疲れ切り老け込んだ表情をした食べ部の墨名さんがいました。
「鈴木先輩、一個だけですがこの苺のショートケーキを食べてください」
いきなり現れたと思ったら、苺のショートケーキを食べてくださいって。
あまりにも不自然なタイミングに違和感が凄すぎです。
今までの一連があまりにも不自然なんです。北川君、普通一週間も待つでしょうか? それに敵対関係の部に所属している墨名さんがなんでわざわざ私に・・・・・・これは、ひょっとしてコントか何かでしょうか?
もしコントであれば私が勝手に北川君に告白されるかもって思っていただけという展開ってことでしょうか。なんだか急に体中が熱を帯びるくらいに恥ずかしくなってきた。
それに現在もコント継続中だったら北川君にも墨名さんに対しても失礼な事かもしれない。やるしかない。
「貰っていい?」
「はい」
墨名さんは頬を赤くしながらも可愛らしい笑顔を向け、苺のショートケーキの入った箱とプラスチックのフォークを渡してくれた。
展開的にどういう方向に流れて欲しいのかは私にはまったく分からないけど、どうせなら私が描く理想の展開に持っていってやろうと思った。今日は大切な部から退部することになって最悪な日だったんだから、少しくらい良い思いだってしたい。
「北川君も食べる?」
「食べるって、ケーキを?」
「当たり前じゃん」
先程までと違い、精神的な余裕もあって明らかに流暢な口調に変わっていることに私自身でも気づいた。北川君もさっきまでのおどおどした雰囲気や堅苦しさが消えた感じがする・・・・・・と言うことはコントとしては正しい方向へ流れているぽっい。
「一個しかないけど」
「一緒に食べればいいじゃん。先ずは私が」
ふんわりとしたスポンジの食感と甘すぎない生クリームが美味しい。
「どうぞ」
私はフォークと苺のショートケーキを北川君に差し出す。
「いいのか? かか、か、間接キスになるけど」
・・・・・・かかかか間接キス。言われるまでまったく気づかなかった。中学校時代から片想いしていた相手との間接キス、顔、首筋、背中とおびただしい汗が流れていく。異変を察知したのか北川君は手に持ったフォークを私に返そうとする。
でも、これコントなんですよね。隣にいる墨名さんのためにもここで終わらせるのは申し訳ないし、決して嫌な事じゃない。寧ろ喜ばしいこと。
「間接キスが恥ずかしいの? 北川君」
「そ、そんなことない」
北川君は私が食べた後のフォークを使い苺のショートケーキを食べた。本当に間接キスしちゃった、私はまだだけど。
その後、なぜか交互に食べ合いをした。
苺よりも真っ赤になっているんじゃないかと思えるほどに私たちは肌を赤くしていった・・・・・・あれ、苺がない?
「なあ、俺と付き合ってくれないか?」
苺がないと思っていた時に不意に告白された。
夢のようなコントが終わりに近づいている。ここで返事をすればこのコントも終わるのでしょうね。
時を操る魔術師のように私はその場の時間を掌握した。
ゆっくり焦らすように北川君の顔を見つめながら僅かな時間を楽しんでから口を開く。
「お願いします」
「本当に」
結局、どのようなコントの終わり方をしたらいいのか私には分からない。ただ目の前で「ヨッシャー」と叫び続ける北川君と墨名さん。北川君は分かるような気がするけど墨名さんはなぜあんなに叫ぶんだろう。
「おめでとうございます」
墨名さんから祝福の言葉をもらった時にやっと気づいた。これってコントじゃなかったんだ。またまた勝手に勘違いしてた・・・・・・結局は恥ずかしい。
美食謳歌部は退部することになったけど、中学校時代から片想いしていた北川君と付き合えるようになった。夢のようで頬をつねりたくなりました。
「鈴木先輩、私は帰ります。また対戦を楽しみにしてますね」
私が美食謳歌部を退部することを知らない墨名さん。黙っているよりも部を辞めることを伝えてあげた方がいいと思った。今、目の前にいる墨名さんの笑顔を困らせ顔にしてしまうかもしれないけど。
「ごめんね、私は今日限りで――」
私が退部することを墨名さんに伝えようとした瞬間、屋上の扉が尋常じゃない音を立てて開いた。
「鈴木さん、あなた一年如きに何も言い返せないまま終わらせるの?」
御堂さんの登場と壊れた屋上の扉に私は言葉を失った。
「退部すれば責任が取れると思っているの。勘違いも甚だしい」
「・・・・・・」
「あなたが退部することで、墨名さんは自分が原因であることに苦心して必ず食べ部を辞めようとするわ」
美食謳歌部や御堂さんのためを思って退部しようとしたことが、別の部である墨名さんにも影響してしまうかもしれないなんて考えもしなかった。本当に私ってバカバカ~。
美食謳歌部の伝統を守りたいのであれば退部ではなく、食は人を幸せにする部を自らの手で倒すべきなんだ。
「退部以外にも責任を取る方法、もう理解したわね」
「はい」
御堂さんは私が書いた退部届を目の前で破りました。冷徹な視線を向けることが多い御堂さんですが、少しだけ微笑んでくれているような気がしました。
今日一日で天国と地獄を味わうことになって不思議な一日でした。
今回の事ってもしかしたら高條先生や墨名さんが私のために北川君との恋が叶うように、それに退部の件も。考え過ぎでしょうか。
「そう言えば、墨名さん。苺のショートケーキなのに苺がありませんでしたけど」
「ゾンビです。ゾンビが食べちゃったんです」
相変わらず不思議な子でした。ゾンビってなんなんでしょうか?
墨名さんは御堂さんとすっかり影が薄くなっていた北川君に挨拶をし、私の傍に来た。
「無言よりも、話したり笑ったりしている姿の鈴木先輩の方が可愛いですよ~」
私だけに聞こえるほどの小声で伝えてくれた言葉がなんだかとても嬉しかった。
墨名さん。いいえ、これからはライバルだけど墨名ちゃんと呼ばせてもらうことにした。
「ありがとう、墨名ちゃーん」
お腹の底から大きな声を久しぶりに出した気がした。
墨名ちゃん、一皮むけた私が挑みに行きますから覚悟してくださいね。
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