青空を蹴飛ばして

樫和 蓮

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どしゃ降り

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ああ、なんでこんなに濡れながら学校行かなきゃいけないんだろう。

警報でも出そうな勢いのどしゃ降りのなか、私は相変わらず俯きながら歩く。
流石にこの雨では石ころを蹴るほどの気合いすらなく、出来るだけ傘からはみ出ないように無駄な努力をしながらとぼとぼ歩くしかなかった。

湿気で髪のコンディションは最悪だし、教室の臭いも最悪だし、悪いところばかりが目についてしまう雨。
でも、少し安心するのは私だけだろうか。

もやっとした気持ちを洗い流してくれるような雨は、暗い気持ちでいることも許してくれる気がする。鬱々とした気持ちをもつことに、後ろめたさが消える。

こんなに勢いよく降らなくてもいいとは思うけれど。
信号待ちでため息をつきながら、びしゃびしゃの足を引きずりながら、ちょっと微笑んでみたりなんかして、どしゃ降りの日は歩いてみるのだ。

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