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第一章 異世界にて・・・
第四幕 龍の聖域 ドラグーン島と動き出す歯車
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sideレミィ
マールとの駆け引きに勝った私は、未だに龍の姿でいる彼女を人化させて着ている衣服をポンポーンと脱がせる。
「ひぁぁぁぁ、何でそんなに手慣れてるんですかぁぁぁ~?(赤顔涙眼)」
手と腕で隠そうとするけど、同じ女の私から見てもエロい(むむっ)
「ひょっとして、また育った?(ツンツン)」
「ひゃっ、ちょっ、んっもうつっついちゃだめです~(赤顔必死)」
いくら私よりも少し(龍族の少しは大変ずれております。)早く生まれたからってこの成長率はずるい。
「ひ、人の服を脱がせておいて、いつまで自分だけ服を着てるんですか!!やっ、突っつくのらめ~~~!?(エコー)」
どうにかこちらの服を脱がせようとマールはこちらに手を伸ばすが、片方の腕を胸を隠すのに使っている内は私に勝てない(コショコショ)。
「ひゃうっ!?やん、くすぐるのもダメです~~、はんっ(ボイーン)」
ようやく隠していた部分を直に見る事が出来たが、その迫力はかなりモノである。
私は彼女の身体を目の当たりにして自分の身体を比べてみる、その隙に(ギュピーン)
「レミィ様、か~くご~」
「きゃっ、マール!?ちょっと待っ、ひあんっ(ビクッ)」
「レミィ様って、昔からここが弱いですよね~♪後首とか耳に息を吹きかけたりされたりとか♪(サワサワむにゅむにゅふぅ~)」
「はう、ふあ、あうんっ(ビクッ)そこダメ~息吹きかけちゃ、ひんっ(びくん)」
いつの間にか下を脱がされた私は更にイタズラをされる。
「あらあらご立派になられて(じろじろ)」
「あう~~~(顔真っ赤)」
悔しい、途中までは私のペースだったのに、次こそは必ず(握り拳)
「今度は水かけっこで、リベンジよ!!」
脱いだ衣服を適当なところに置いて、マールの手を引いて水の中にダイブする。
「ちょっ、レミィ様!?はぷっ」
手を引きながらあえてちょっと深いところをチョイスして飛び込む。
[ジャッボーン、ザップーン]
そして、二人して水中から顔を出す。
「「ぷっはぁ」」
マールの方を見ると、顔がちょっとむくれてる。
「いきなり飛び込むなんて、びっくりするじゃないですか(プリプリ)」
「でも気持ちいいでしょ?」
「もうそういう問題じゃ」
「えいっ♪」
「きゃっ、もうやりましたねお返しです、それ♪」
私とマールはそんな風に水浴びを楽しんでいると、
「ふぅ、レミィ様そろそろいいお時間ですので、」
「しっ!?」
今確かに気配を感じた。
それはマールも同じなのか、普段の彼女から考えられない圧力が出ている。
「覗きでしょうか?どのみち生かしてはおけませんが」
「そうね、とりあえずブレスを一発」
「それはダメです!!」
「え~、何でよう?」
「あまりに思いっきり暴れて周りを壊したら私が旦那様に怒られてしまいます。」
「もぉ、その時は私も一緒に怒られてあげるから」
苦笑しながら、私はマールを宥めながら服を着る。
マールも服を着ながら、それだけではないという。
「森の動物達が可哀想ではないですか」
それを聞いて、彼女が小動物とか可愛いモノを好む事を思い出す。
「ああ、なるほど(ポン)」
「それに」
他にもあるらしく、マールは続ける。
「それに、お嫁に行き遅れたらレミィ様のせいですし、レミィ様に責任とって貰います!」
「えええぇぇ~!?」
まさかそう来るとは、マール恐ろしい子。
「服も着ましたしレミィ様、少しだけ周りを調べて見ましょう」
「うん、変態は撃滅すべし」
「一応、油断はしないようにしてください。」
そうして、私はマールと視線を感じた方へ歩き出した。
side桂馬
美少女と美女の姉妹のような二人の戯れをしっかりと堪能した俺は再びステータスチェックをしていた。
「ほとんど(全部)が数字として表示されず、おまけにスキルはめちゃくちゃだし、イメージした技や魔法が暴発したら目も当てられないな」
そんな訳で、ウサギ爆殺事件を繰り返さない為にもステータスの把握が急務であるのだが、
「身体の感覚的には違和感は一切ないんだよな~、むしろ力が有り余ってる感じだしな~。」
思い出すのは、ガ〇ダムのように飛び立ったあの日
「大気圏を単独で突破するわけにはいかん。」
頭を左右に振りながら、俺は想像してしまった考えをどかす。
「そもそもこの身体能力って項目が大分アバウトだけど、細かい情報は見れないのか?」
ふと、考えて身体能力の項目をタッチしてみる。
[ヴン]
「おおっ?」
すると、筋力やスタミナなどの項目が表示された。
「でも、やっぱり計測不能かぁ~(ため息)」
項目はかなり細かくて脚力や瞬発力まである。
「おっ?魅力なんてあるのか」
[(魅力)全ての心を奪う魔性の男]
「いやいやもう何回言ったかわかんないけど言わせてもらうわ、どういう事よ!?」
タッチして反応するか試してみる。
「おおっ!?反応した!で?何々?目を合わせるどころか、視界に入るだけ女をオトせる魅力の持ち主(ほんとかいな!?)」
相変わらず説明もネーミングセンスもめちゃくちゃな事になっているステータスパネルを見て、俺はステータスの項目に種族とかの項目がない事に気づく。
「これもどっかに隠れてるのかな?」
名前の所をタッチしてみる。
「おっ?、なんか出た!」
[新道 桂馬]
種族 超人
神の陰謀によって異世界 地球より拐われて来た異世界人。
神の陰謀の効果で現在、世界 グリムノースの全てにおいて最強の存在である。
「ちょっと~~!?」
いや、わかってたよ!!もう既に人を超えてるって、でも神の陰謀ってなんだよ!
「はぁ、ショッキングな情報しか出てこない、ステータスチェックもうやめようかなぁ~?」
心が折れても俺は決して悪くない。
だって今はっきりと書いてあったよ!
この世界で最強ってなどと落ち込んでいると轟音とともに結界が破られた。
今日はいい事があれば悪い事もある、
かなり波乱な1日であるようだ・・・
sideマール
今日はレミィ様に付き合って、島の中を散策している。
レミィ様は好奇心が大変強いお方だ、いつか世界を見て周りたくて仕方ないのでしょう。
だけど同時に優しい方でもある、自分の我が儘で周りに迷惑をかけるのが嫌なのだろう。
あの事を知ってしまってからは、その気持ちが多少見え隠れしても今までのように、表に出す事はなくなってしまった。
その事が、私は少し辛くて何も出来ない自分がもどかしい。
今日は島の端でしばらく景色を眺めた後、集落に戻ろうとしたらレミィ様が急に、
「ねぇ、ちょっと寄り道していい?」
などと言い出した。
年頃の娘があんな所で水浴びするものじゃないと言ったらこの娘は、
「マールも一緒に行こ?」
何故か私を巻き込み始めた。
只でさえ龍の女は長寿で行き遅れがちなのにこの島では出会いがないのに、島の男どもは情けなくてスケベでバカでアホと来ている!恋愛対象にはならないし、誠意と言う言葉を知らないやつらはもっと恋愛対象にならない(2回目)。
外の世界には勇者と言うのがいるみたいだが、どんな感じの人なのだろう?
最近は恋に恋をしてしまっている状態で、私もレミィ様の事を言えないくらいには、上の空だ。
そんな気持ちを読まれたのだろうか?追い駆けっこで負けてしまった。
うなだれながら、どうにか回避しようと考えていたらレミィ様にポンポーンと着ている衣服を脱がされてしまった。
レミィ様どこでそんなことを覚えたのですか?
そんな疑問と羞恥で固まっているとレミィ様がじゃれて来た。
しばらく反撃できませんでしたが、私とて攻められてばかりではありません!
背後から抱きつきレミィ様の成長を堪能させてもらいました(にっこり)。
その後、水をかけたり、泳いだりしながら遊んでそろそろ帰ろうという時にそれに気づきました。
「レミィ様!?」
そう声をかけたら、
「わかってる、とりあえず全力ブレスね」
「それダメですからね!」
などのやり取りをしながら服を着て、気配がする方へ歩く。
「ここら辺だと思うけど・・・」
レミィ様はキョロキョロしながらあたりをの様子を探る。
私は1ヶ所気になる所があったので触れてみると、
[バチっ]
結界が張ってあるのを気づきました。
「レミィ様」
そっとレミィ様を呼んだ私は、結界に向けて思いっきり拳を叩きつけた。
[ドゴォッ]
だが、それではビクともしませんでした。
「ううっ、自信を無くします(しょぼ~ん)」
手をプラプラさせながら、私がへこんでいると
「マール、どいて!」
レミィ様が全身の魔力を高めて、オリジナルの技を使おうとしてました。
「はい、只今!」
私はその構えを見た瞬間、その場から飛び退きました。
「くらえ!神姫龍吼波!!」
[ドゴォォォォン]
「どんなもんよ(にかっ!)」
すごくいい笑顔です。
結界を破った事が大分嬉しかったようです(苦笑)。
とりあえず気を取り直し、辺りを探ってみると男性が一人吹き飛ばされていました。
どこの誰かはわかりませんが、覚悟してもらいましょう!
side桂馬
謎の攻撃に吹き飛ばされた俺は、状況を探るため死んだ振りを実行。
すると先程まで湖で水浴びをしてた美人二人を確認、覗きがバレた模様。
今すぐに全力で離脱したいが、自分が遭難者であることを忘れてはならない。
どうにか説得して村でも集落でもいいから拠点になるところがどこにあるか知りたい。
だが、美人2名はかなり怒り心頭のご様子、今まさにジャリジャリっと威圧感のある気配を放出しながら(ガクブル)うっすらと笑みを浮かべて俺に近づいて来る(ひぃぃぃぃ!?)
すると、急にピタッと止まって急に二手に左右から俺を仕留めるべく走り出した(お、落ち着け!)
俺は、金髪ポニーテールのバインバインの娘が拳を叩きつけようとしたタイミングで横に転がり回避離脱、そのまま腕に力を入れて飛び起きる。
ポニーテールの娘が拳で地面を粉砕した事実にフリーズしていると、今度は金髪ロングの娘が俺に拳打を撃ち込んで来る。
けっこうゆったりした動きに俺は思わず手加減してるのかと疑問に思ったがここでやられると命の危険があると判断して合わせるように動いて避けていく。
するとカスリもしない事に腹が立ったのか更にペースを上げて、足技を使いだしたがそれも避ける。
ロングの娘だけでは、手に負えないと判断したのかポニーテールの娘が背後から攻めて来た。
が、それでもスピードが遅すぎるため俺は腕を下ろして何でもないように二人の攻撃を避ける。
だが、それがいけなかったようだ。
更にむきになって二人は攻撃を加速させる。
その猛攻のうちの最後の一つにカウンターを仕掛ける。
[妙技 空気投げ]
攻撃の勢いを利用され軽く投げられ宙を舞った二人はどうにか体勢を立て直し着地する。
うむ、ポニーテールの娘はズボンだが、ロングの娘はスカートである、見えたのは不可抗力だしこの事をバレると更に攻撃が激しくなりそうであるために余裕のある表情を作って構える。
すると、
「マール!」
「かしこまりました!」
掛け声一つでまるで打ち合わせでもしているように、ポニーテールの娘が動き出す。
先程よりも緩急のある攻撃を仕掛けだし、ロングの娘は、どこかで見たことがある構えを作る。
すると手と手のあいだが光出したではないか!?
どっちにせよ、来る攻撃がわかっているのでそちらを阻止しようとするとポニーテールの娘が、妨害してきた。
どうすっかな?などと考えながら攻撃を捌いていると、準備が整ったのかタイミングを見計らっているようだ。
多分普通ならこの状況に焦るはずなのだが、自分のステータスをどれ程の能力なのかを知ってしまった為、危機感がひどく希薄だった。
それに彼女の構えからどんな攻撃がくるか予想しているため、とりあえずどう対処するのかが本人の中では問題だった。
「(可愛いから殴ったりはしたく無いな、只でさえ力加減がわからないんだから。軽く殴ったもしくは攻撃したのに即死もしくはオーバーキルという流れが超ありえそうだ。)」
そんな中どうにか隙を作ろうとポニーテールの娘が更に攻撃を仕掛ける。
「(うむっ!いい脚だ、全体的に細くもなく太くもなくおまけに出る所は出ていて引っ込んでる所はちゃんと引っ込んでる、こんな美人な娘は初めて見たな、さすが異世界、素晴らしい!)」
俺の顔面を蹴ろうとして連続で蹴りを繰り出す彼女の姿を間近で眺めながら、あえてロングの娘の攻撃を弾き飛ばせばいいのではないかと考えだす。
「(とりあえずあの娘の構えと魔力、気の動き流れを統合して考えると間違いなく放出系の技なはずだ、それをあえて受けてどうにか話に持っていく事にしてやってみるか。)」
そんな風に考えているとポニーテールの娘が更にむきになって攻撃を加えようとしてくる。
「(おおっ?ずいぶん頑張るな?ペースを上げすぎているのか、やたらと単調な動きになってきたけど、一生懸命でむきになってる所もイイな♪)」
すると思考を読まれたのだろうか?すごく怒った顔をした。
そして、急に転けた?と思った瞬間に俺にタックルをかまして来た。
「ようやく捕まえました!」
息を乱して、汗をかきながら勝利を確信した笑みで俺を見る。
力いっぱい俺に抱きつく彼女を怪我させないように気をつけながら、俺はロングの娘の攻撃に備える。
すると俺の動きを不自然に思ったのか、
「どういうつもり?」
急に問いかけて来た。
「何がだ?」
とりあえず返事をしておく。
「この技を打つのを止める素振りすら見せない、あなたの作った結界を破った技を打つのにあなたはこの技に対して一切と言っていいくらい警戒感が薄い。」
なるほど、読まれていると感じるのに何の対処もしないから不審に思っているのか。
「別に避ける必要もあまりなさそうだし、どうやって君たちを落ち着けるかの方が俺的には問題かな。」
そう言って肩をすくめる俺にイラついたのか。
「そう、なら受けてみなさい!」
どうやら大変怒らせてしまったようだ。
「神姫龍吼波!!」
って味方の事を忘れてやがる!?
俺は咄嗟に前に出て障壁を張って彼女を庇いながらロングの娘の技をあえて受ける。
「なっ!?」
「うそっ!?」
俺は気を高めて容赦なく技を弾く。
「はぁっ!!」
それだけで彼女の技は無惨した。
が、どうやら無惨したのは技だけではないようだ。
彼女達は二人揃ってこれ以上無いくらいに首から顔まで真っ赤にして俺を見ている。
俺は俺でやっちまったと思いつつも、覗きはやるもんじゃ無いな~と今さらながら反省するも後悔はしない、あの素晴らしい光景を見て後悔する訳無いじゃないか!
さて、せっかく落ち着ける為にこんな手間な事をしたんだから取り乱す前に服でも・・・
「に、にゃあぁぁぁぁ!!?!?」
「き、きゃあぁぁぁぁ!!?!?」
持って来て貰おうと、思った瞬間に俺はポニーテールの娘に一本背負いできれい投げられロングの娘が放った追撃の気弾にぶち当たって湖の中に落っこちた。
side美龍姫
昔から姉妹のようにいっしょにいて育った私達は、生まれ育ちの関係もあって集落のみんなから、二人揃って美龍姫姉妹などと呼ばれていた。
レミィ様が外で水浴びをするようになったのは私達二人の沐浴を覗こうとする輩が多すぎる為だ。
ストーカーのように後をついて来て、女の子の大切な一時を邪魔する無粋な愚か者を手っ取り早く仕留める為にマールと私でこのように水浴びをするようになった。
と言っても最近はお父様がしっかりと絞めてくれるからそこまでじゃないんだけどね、それでもまったくいない訳ではなかった。
そんな感じの事があってできた、この水浴びという趣味を覗く愚か者が久々に現れた。
だがそれは集落にいる人たちでは、見つけるのが難しいくらい気配を感じなかった。
丁度帰ろうという瞬間にほんのわずかに、だけど確実にいるとわかる気配だった。
あまりにも不可解な気配に私達はお父様に知らせる事も視野に入れて辺りを探った。
そして、結界を発見し破った所までは良かった。
けど、結界の中にいた人は、言葉に出来ないくらい強いとわかる気配を放つ人だった。
しかもこの島では見たことがない人だから様子を伺いつつ尋問する為にも二人で取り押さえるつもりでした(決して覗いてたお仕置きをしようとした訳じゃ・・・ないよ?)。
が、気絶した振りをしているようで油断出来ないと二人で瞬時に判断して左右から同時に攻めることにしました。
すると男はやはり振りをしていたようです、勢いよく飛び起きました。
二人でいつも一緒に戦う時は先手はマールがやって私レミィが追撃を行うというのが私達の得意な形。
なのにこの男防ぐどころか、普通に避ける!
それだけでこの男が恐ろしく強い事がわかります!
それをレミィ様も理解したのでしょう。
私達は一番威力のあるレミィ様のあの技で仕留めることにしました。
が、あの男マールが全速力で攻めているのに、かすらせる事もせずにこちらの確認をして何やら考え事をしだした!
さすがのマールもカチンと来たのか、滅多に見る事がないくらいに全力で攻める。
私の方も準備が整って後はタイミングを見計らって打つだけなのだけれどマールが完全に遊ばれている。
しかもこいつ全然攻撃してこない、正直言って舐められてるようで面白くない!
そんな事を考えながらやつの意識がこちらに向いた瞬間にマールが抱きついた!?
ちょっ!?マール、確かに動きを止めるには有効かもしれないけど見ず知らずの会ったばっかりの男性に抱きついちゃダメだって!
マールの予想外の行動に私が動揺しつつ、彼に思った事をふたつみっつ聞いて見たら、
レミィ様がキレちゃいました!!
逃げようにもここで離したら避けられると思っていたら、彼は私を庇うように前に出ました。
少しレミィ様に対して怒っていたように見えましたけど、そんな事よりもレミィ様のあの技が決まったのに平然と立っているのは正直悪夢を見ているようでした。
でも、服は無事ではなかったようで私達の前で裸になってしまい私とマールで悲鳴をあげながらついぶっ飛ばしてしまった。
そして二人で顔をあわせてこれからどうするかを話あった。
マールとの駆け引きに勝った私は、未だに龍の姿でいる彼女を人化させて着ている衣服をポンポーンと脱がせる。
「ひぁぁぁぁ、何でそんなに手慣れてるんですかぁぁぁ~?(赤顔涙眼)」
手と腕で隠そうとするけど、同じ女の私から見てもエロい(むむっ)
「ひょっとして、また育った?(ツンツン)」
「ひゃっ、ちょっ、んっもうつっついちゃだめです~(赤顔必死)」
いくら私よりも少し(龍族の少しは大変ずれております。)早く生まれたからってこの成長率はずるい。
「ひ、人の服を脱がせておいて、いつまで自分だけ服を着てるんですか!!やっ、突っつくのらめ~~~!?(エコー)」
どうにかこちらの服を脱がせようとマールはこちらに手を伸ばすが、片方の腕を胸を隠すのに使っている内は私に勝てない(コショコショ)。
「ひゃうっ!?やん、くすぐるのもダメです~~、はんっ(ボイーン)」
ようやく隠していた部分を直に見る事が出来たが、その迫力はかなりモノである。
私は彼女の身体を目の当たりにして自分の身体を比べてみる、その隙に(ギュピーン)
「レミィ様、か~くご~」
「きゃっ、マール!?ちょっと待っ、ひあんっ(ビクッ)」
「レミィ様って、昔からここが弱いですよね~♪後首とか耳に息を吹きかけたりされたりとか♪(サワサワむにゅむにゅふぅ~)」
「はう、ふあ、あうんっ(ビクッ)そこダメ~息吹きかけちゃ、ひんっ(びくん)」
いつの間にか下を脱がされた私は更にイタズラをされる。
「あらあらご立派になられて(じろじろ)」
「あう~~~(顔真っ赤)」
悔しい、途中までは私のペースだったのに、次こそは必ず(握り拳)
「今度は水かけっこで、リベンジよ!!」
脱いだ衣服を適当なところに置いて、マールの手を引いて水の中にダイブする。
「ちょっ、レミィ様!?はぷっ」
手を引きながらあえてちょっと深いところをチョイスして飛び込む。
[ジャッボーン、ザップーン]
そして、二人して水中から顔を出す。
「「ぷっはぁ」」
マールの方を見ると、顔がちょっとむくれてる。
「いきなり飛び込むなんて、びっくりするじゃないですか(プリプリ)」
「でも気持ちいいでしょ?」
「もうそういう問題じゃ」
「えいっ♪」
「きゃっ、もうやりましたねお返しです、それ♪」
私とマールはそんな風に水浴びを楽しんでいると、
「ふぅ、レミィ様そろそろいいお時間ですので、」
「しっ!?」
今確かに気配を感じた。
それはマールも同じなのか、普段の彼女から考えられない圧力が出ている。
「覗きでしょうか?どのみち生かしてはおけませんが」
「そうね、とりあえずブレスを一発」
「それはダメです!!」
「え~、何でよう?」
「あまりに思いっきり暴れて周りを壊したら私が旦那様に怒られてしまいます。」
「もぉ、その時は私も一緒に怒られてあげるから」
苦笑しながら、私はマールを宥めながら服を着る。
マールも服を着ながら、それだけではないという。
「森の動物達が可哀想ではないですか」
それを聞いて、彼女が小動物とか可愛いモノを好む事を思い出す。
「ああ、なるほど(ポン)」
「それに」
他にもあるらしく、マールは続ける。
「それに、お嫁に行き遅れたらレミィ様のせいですし、レミィ様に責任とって貰います!」
「えええぇぇ~!?」
まさかそう来るとは、マール恐ろしい子。
「服も着ましたしレミィ様、少しだけ周りを調べて見ましょう」
「うん、変態は撃滅すべし」
「一応、油断はしないようにしてください。」
そうして、私はマールと視線を感じた方へ歩き出した。
side桂馬
美少女と美女の姉妹のような二人の戯れをしっかりと堪能した俺は再びステータスチェックをしていた。
「ほとんど(全部)が数字として表示されず、おまけにスキルはめちゃくちゃだし、イメージした技や魔法が暴発したら目も当てられないな」
そんな訳で、ウサギ爆殺事件を繰り返さない為にもステータスの把握が急務であるのだが、
「身体の感覚的には違和感は一切ないんだよな~、むしろ力が有り余ってる感じだしな~。」
思い出すのは、ガ〇ダムのように飛び立ったあの日
「大気圏を単独で突破するわけにはいかん。」
頭を左右に振りながら、俺は想像してしまった考えをどかす。
「そもそもこの身体能力って項目が大分アバウトだけど、細かい情報は見れないのか?」
ふと、考えて身体能力の項目をタッチしてみる。
[ヴン]
「おおっ?」
すると、筋力やスタミナなどの項目が表示された。
「でも、やっぱり計測不能かぁ~(ため息)」
項目はかなり細かくて脚力や瞬発力まである。
「おっ?魅力なんてあるのか」
[(魅力)全ての心を奪う魔性の男]
「いやいやもう何回言ったかわかんないけど言わせてもらうわ、どういう事よ!?」
タッチして反応するか試してみる。
「おおっ!?反応した!で?何々?目を合わせるどころか、視界に入るだけ女をオトせる魅力の持ち主(ほんとかいな!?)」
相変わらず説明もネーミングセンスもめちゃくちゃな事になっているステータスパネルを見て、俺はステータスの項目に種族とかの項目がない事に気づく。
「これもどっかに隠れてるのかな?」
名前の所をタッチしてみる。
「おっ?、なんか出た!」
[新道 桂馬]
種族 超人
神の陰謀によって異世界 地球より拐われて来た異世界人。
神の陰謀の効果で現在、世界 グリムノースの全てにおいて最強の存在である。
「ちょっと~~!?」
いや、わかってたよ!!もう既に人を超えてるって、でも神の陰謀ってなんだよ!
「はぁ、ショッキングな情報しか出てこない、ステータスチェックもうやめようかなぁ~?」
心が折れても俺は決して悪くない。
だって今はっきりと書いてあったよ!
この世界で最強ってなどと落ち込んでいると轟音とともに結界が破られた。
今日はいい事があれば悪い事もある、
かなり波乱な1日であるようだ・・・
sideマール
今日はレミィ様に付き合って、島の中を散策している。
レミィ様は好奇心が大変強いお方だ、いつか世界を見て周りたくて仕方ないのでしょう。
だけど同時に優しい方でもある、自分の我が儘で周りに迷惑をかけるのが嫌なのだろう。
あの事を知ってしまってからは、その気持ちが多少見え隠れしても今までのように、表に出す事はなくなってしまった。
その事が、私は少し辛くて何も出来ない自分がもどかしい。
今日は島の端でしばらく景色を眺めた後、集落に戻ろうとしたらレミィ様が急に、
「ねぇ、ちょっと寄り道していい?」
などと言い出した。
年頃の娘があんな所で水浴びするものじゃないと言ったらこの娘は、
「マールも一緒に行こ?」
何故か私を巻き込み始めた。
只でさえ龍の女は長寿で行き遅れがちなのにこの島では出会いがないのに、島の男どもは情けなくてスケベでバカでアホと来ている!恋愛対象にはならないし、誠意と言う言葉を知らないやつらはもっと恋愛対象にならない(2回目)。
外の世界には勇者と言うのがいるみたいだが、どんな感じの人なのだろう?
最近は恋に恋をしてしまっている状態で、私もレミィ様の事を言えないくらいには、上の空だ。
そんな気持ちを読まれたのだろうか?追い駆けっこで負けてしまった。
うなだれながら、どうにか回避しようと考えていたらレミィ様にポンポーンと着ている衣服を脱がされてしまった。
レミィ様どこでそんなことを覚えたのですか?
そんな疑問と羞恥で固まっているとレミィ様がじゃれて来た。
しばらく反撃できませんでしたが、私とて攻められてばかりではありません!
背後から抱きつきレミィ様の成長を堪能させてもらいました(にっこり)。
その後、水をかけたり、泳いだりしながら遊んでそろそろ帰ろうという時にそれに気づきました。
「レミィ様!?」
そう声をかけたら、
「わかってる、とりあえず全力ブレスね」
「それダメですからね!」
などのやり取りをしながら服を着て、気配がする方へ歩く。
「ここら辺だと思うけど・・・」
レミィ様はキョロキョロしながらあたりをの様子を探る。
私は1ヶ所気になる所があったので触れてみると、
[バチっ]
結界が張ってあるのを気づきました。
「レミィ様」
そっとレミィ様を呼んだ私は、結界に向けて思いっきり拳を叩きつけた。
[ドゴォッ]
だが、それではビクともしませんでした。
「ううっ、自信を無くします(しょぼ~ん)」
手をプラプラさせながら、私がへこんでいると
「マール、どいて!」
レミィ様が全身の魔力を高めて、オリジナルの技を使おうとしてました。
「はい、只今!」
私はその構えを見た瞬間、その場から飛び退きました。
「くらえ!神姫龍吼波!!」
[ドゴォォォォン]
「どんなもんよ(にかっ!)」
すごくいい笑顔です。
結界を破った事が大分嬉しかったようです(苦笑)。
とりあえず気を取り直し、辺りを探ってみると男性が一人吹き飛ばされていました。
どこの誰かはわかりませんが、覚悟してもらいましょう!
side桂馬
謎の攻撃に吹き飛ばされた俺は、状況を探るため死んだ振りを実行。
すると先程まで湖で水浴びをしてた美人二人を確認、覗きがバレた模様。
今すぐに全力で離脱したいが、自分が遭難者であることを忘れてはならない。
どうにか説得して村でも集落でもいいから拠点になるところがどこにあるか知りたい。
だが、美人2名はかなり怒り心頭のご様子、今まさにジャリジャリっと威圧感のある気配を放出しながら(ガクブル)うっすらと笑みを浮かべて俺に近づいて来る(ひぃぃぃぃ!?)
すると、急にピタッと止まって急に二手に左右から俺を仕留めるべく走り出した(お、落ち着け!)
俺は、金髪ポニーテールのバインバインの娘が拳を叩きつけようとしたタイミングで横に転がり回避離脱、そのまま腕に力を入れて飛び起きる。
ポニーテールの娘が拳で地面を粉砕した事実にフリーズしていると、今度は金髪ロングの娘が俺に拳打を撃ち込んで来る。
けっこうゆったりした動きに俺は思わず手加減してるのかと疑問に思ったがここでやられると命の危険があると判断して合わせるように動いて避けていく。
するとカスリもしない事に腹が立ったのか更にペースを上げて、足技を使いだしたがそれも避ける。
ロングの娘だけでは、手に負えないと判断したのかポニーテールの娘が背後から攻めて来た。
が、それでもスピードが遅すぎるため俺は腕を下ろして何でもないように二人の攻撃を避ける。
だが、それがいけなかったようだ。
更にむきになって二人は攻撃を加速させる。
その猛攻のうちの最後の一つにカウンターを仕掛ける。
[妙技 空気投げ]
攻撃の勢いを利用され軽く投げられ宙を舞った二人はどうにか体勢を立て直し着地する。
うむ、ポニーテールの娘はズボンだが、ロングの娘はスカートである、見えたのは不可抗力だしこの事をバレると更に攻撃が激しくなりそうであるために余裕のある表情を作って構える。
すると、
「マール!」
「かしこまりました!」
掛け声一つでまるで打ち合わせでもしているように、ポニーテールの娘が動き出す。
先程よりも緩急のある攻撃を仕掛けだし、ロングの娘は、どこかで見たことがある構えを作る。
すると手と手のあいだが光出したではないか!?
どっちにせよ、来る攻撃がわかっているのでそちらを阻止しようとするとポニーテールの娘が、妨害してきた。
どうすっかな?などと考えながら攻撃を捌いていると、準備が整ったのかタイミングを見計らっているようだ。
多分普通ならこの状況に焦るはずなのだが、自分のステータスをどれ程の能力なのかを知ってしまった為、危機感がひどく希薄だった。
それに彼女の構えからどんな攻撃がくるか予想しているため、とりあえずどう対処するのかが本人の中では問題だった。
「(可愛いから殴ったりはしたく無いな、只でさえ力加減がわからないんだから。軽く殴ったもしくは攻撃したのに即死もしくはオーバーキルという流れが超ありえそうだ。)」
そんな中どうにか隙を作ろうとポニーテールの娘が更に攻撃を仕掛ける。
「(うむっ!いい脚だ、全体的に細くもなく太くもなくおまけに出る所は出ていて引っ込んでる所はちゃんと引っ込んでる、こんな美人な娘は初めて見たな、さすが異世界、素晴らしい!)」
俺の顔面を蹴ろうとして連続で蹴りを繰り出す彼女の姿を間近で眺めながら、あえてロングの娘の攻撃を弾き飛ばせばいいのではないかと考えだす。
「(とりあえずあの娘の構えと魔力、気の動き流れを統合して考えると間違いなく放出系の技なはずだ、それをあえて受けてどうにか話に持っていく事にしてやってみるか。)」
そんな風に考えているとポニーテールの娘が更にむきになって攻撃を加えようとしてくる。
「(おおっ?ずいぶん頑張るな?ペースを上げすぎているのか、やたらと単調な動きになってきたけど、一生懸命でむきになってる所もイイな♪)」
すると思考を読まれたのだろうか?すごく怒った顔をした。
そして、急に転けた?と思った瞬間に俺にタックルをかまして来た。
「ようやく捕まえました!」
息を乱して、汗をかきながら勝利を確信した笑みで俺を見る。
力いっぱい俺に抱きつく彼女を怪我させないように気をつけながら、俺はロングの娘の攻撃に備える。
すると俺の動きを不自然に思ったのか、
「どういうつもり?」
急に問いかけて来た。
「何がだ?」
とりあえず返事をしておく。
「この技を打つのを止める素振りすら見せない、あなたの作った結界を破った技を打つのにあなたはこの技に対して一切と言っていいくらい警戒感が薄い。」
なるほど、読まれていると感じるのに何の対処もしないから不審に思っているのか。
「別に避ける必要もあまりなさそうだし、どうやって君たちを落ち着けるかの方が俺的には問題かな。」
そう言って肩をすくめる俺にイラついたのか。
「そう、なら受けてみなさい!」
どうやら大変怒らせてしまったようだ。
「神姫龍吼波!!」
って味方の事を忘れてやがる!?
俺は咄嗟に前に出て障壁を張って彼女を庇いながらロングの娘の技をあえて受ける。
「なっ!?」
「うそっ!?」
俺は気を高めて容赦なく技を弾く。
「はぁっ!!」
それだけで彼女の技は無惨した。
が、どうやら無惨したのは技だけではないようだ。
彼女達は二人揃ってこれ以上無いくらいに首から顔まで真っ赤にして俺を見ている。
俺は俺でやっちまったと思いつつも、覗きはやるもんじゃ無いな~と今さらながら反省するも後悔はしない、あの素晴らしい光景を見て後悔する訳無いじゃないか!
さて、せっかく落ち着ける為にこんな手間な事をしたんだから取り乱す前に服でも・・・
「に、にゃあぁぁぁぁ!!?!?」
「き、きゃあぁぁぁぁ!!?!?」
持って来て貰おうと、思った瞬間に俺はポニーテールの娘に一本背負いできれい投げられロングの娘が放った追撃の気弾にぶち当たって湖の中に落っこちた。
side美龍姫
昔から姉妹のようにいっしょにいて育った私達は、生まれ育ちの関係もあって集落のみんなから、二人揃って美龍姫姉妹などと呼ばれていた。
レミィ様が外で水浴びをするようになったのは私達二人の沐浴を覗こうとする輩が多すぎる為だ。
ストーカーのように後をついて来て、女の子の大切な一時を邪魔する無粋な愚か者を手っ取り早く仕留める為にマールと私でこのように水浴びをするようになった。
と言っても最近はお父様がしっかりと絞めてくれるからそこまでじゃないんだけどね、それでもまったくいない訳ではなかった。
そんな感じの事があってできた、この水浴びという趣味を覗く愚か者が久々に現れた。
だがそれは集落にいる人たちでは、見つけるのが難しいくらい気配を感じなかった。
丁度帰ろうという瞬間にほんのわずかに、だけど確実にいるとわかる気配だった。
あまりにも不可解な気配に私達はお父様に知らせる事も視野に入れて辺りを探った。
そして、結界を発見し破った所までは良かった。
けど、結界の中にいた人は、言葉に出来ないくらい強いとわかる気配を放つ人だった。
しかもこの島では見たことがない人だから様子を伺いつつ尋問する為にも二人で取り押さえるつもりでした(決して覗いてたお仕置きをしようとした訳じゃ・・・ないよ?)。
が、気絶した振りをしているようで油断出来ないと二人で瞬時に判断して左右から同時に攻めることにしました。
すると男はやはり振りをしていたようです、勢いよく飛び起きました。
二人でいつも一緒に戦う時は先手はマールがやって私レミィが追撃を行うというのが私達の得意な形。
なのにこの男防ぐどころか、普通に避ける!
それだけでこの男が恐ろしく強い事がわかります!
それをレミィ様も理解したのでしょう。
私達は一番威力のあるレミィ様のあの技で仕留めることにしました。
が、あの男マールが全速力で攻めているのに、かすらせる事もせずにこちらの確認をして何やら考え事をしだした!
さすがのマールもカチンと来たのか、滅多に見る事がないくらいに全力で攻める。
私の方も準備が整って後はタイミングを見計らって打つだけなのだけれどマールが完全に遊ばれている。
しかもこいつ全然攻撃してこない、正直言って舐められてるようで面白くない!
そんな事を考えながらやつの意識がこちらに向いた瞬間にマールが抱きついた!?
ちょっ!?マール、確かに動きを止めるには有効かもしれないけど見ず知らずの会ったばっかりの男性に抱きついちゃダメだって!
マールの予想外の行動に私が動揺しつつ、彼に思った事をふたつみっつ聞いて見たら、
レミィ様がキレちゃいました!!
逃げようにもここで離したら避けられると思っていたら、彼は私を庇うように前に出ました。
少しレミィ様に対して怒っていたように見えましたけど、そんな事よりもレミィ様のあの技が決まったのに平然と立っているのは正直悪夢を見ているようでした。
でも、服は無事ではなかったようで私達の前で裸になってしまい私とマールで悲鳴をあげながらついぶっ飛ばしてしまった。
そして二人で顔をあわせてこれからどうするかを話あった。
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