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第一章 異世界にて・・・
最終幕 それはただ、とても素晴らしくて素敵な事・・・
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sideマール
ケーマがクズ親子がいる近辺の調査に行ってもう3日も経ちました。
「はぁ、ケーマどこに行ったんだろ?」
テーブルに肘をつきながら、私の横でため息をつくレミィ
「ケーマなら心配はいらないわよ」
別に心配などしていないという風に見せかけて心配しまくりなエル
「それ、塩じゃない?」
私がそう指摘する前にエルは紅茶を一口含みトイレに走る。
「はぁ、なんだかな~」
レミィは、こう見えてかなりの恥ずかしがり屋さんだ。
そして、さみしがり屋でもある。
「ケーマがいなくて寂しいですか?」
「うん」
「これは重傷ね。」
戻ってきたエルがその様子の感想を伝える。
「ええ、ケーマ早く帰って来ないかしら?」
私は子供服を縫いながら外を眺める。
そこを渡り鳥だろうか?4羽ほど横切り空へと飛び立って行った。
sideケーマ
ニーズヘッグ先生の授業を終えて俺は卒業試験を受ける。
「中々ノリノリだったけど、そっち方面の神様を目指した方がいいんじゃないか?」
俺の指摘にニーズヘッグは、
「うるさい!余計なお世話だ!」
しかめっ面でデレた。
「どのみち我はこの世界を滅ぼす為に送り込まれた存在、これ以上時間をかければ更に協力な魔神達を送り込むだろう!」
男の矜持をかけて、彼は吠える。
「だからといって、貴様と手を組むなどあり得ぬ!元の世界に戻って他の者達を説得することもあり得ぬ!」
「何故だ?」
そう問うた俺に、儚しげな笑顔を向け
「それは、我がニーズヘッグだからよ!」
そう高らかに、はっきりと答えた。
その答えを聞いて俺は、
「わかった。」
そう言って構えをとる。
それを見たニーズヘッグは喜びを噛み締めるかのように笑みを浮かべた。
「行くぞ!ケーマ!」
「!?」
世界についての講釈をする前までとは、比べものにならないスピードで俺に踏み込む。
「挨拶代わりだ!」
そう言って俺の顔面を殴る。
それだけで俺は足を引きずりながら数メートル下がるが、ダメージはほとんどなかった。
「ぺっ!やってくれるな!今度はこちらから行くぞ!」
昔のヤンキー漫画のように、俺は殴りかかった。
「っ!?速すぎだろう!」
だが、ニーズヘッグはかろうじてそれをガードする。
「ぐあっ!?」
が、神域の端まで吹き飛ばされる。
俺は肩を回しながら奴が起きるのを待つ。
「我を相手にしながら余裕など持たせぬぞぉぉぉ!」
例の黒いオーラを纏い、俺に攻撃を加えてくるがすべてを叩き落として、今度は俺が攻勢に出る。
「行くぞ?友よ、約束の時だ!歯ぁ食いしばれ!!」
そう言って俺はニーズヘッグにボディブローを炸裂させる。
「こぶっ!」
「つぇあ!!」
ボディブローによって浮いた体に更に追撃を叩き込む。
「ぐぶぅ!」
「こおぉぉぉぉぉ!」
高々と浮いたニーズヘッグが落ちてくるのを、俺は気と魔力を全力で練った。
そして、落ちてきたその瞬間、閃光の軌跡が一筋生まれた。
[神技 神武龍撃吼]
その一撃は芸術を超えた一撃、その武を持って神の領域に至り、更にその先へと続く道をふさぐすべての壁を粉砕する一撃。
「おぉぉおうりゃぁぁぁぁぁぁ!!!」
俺は吠えながら、自分が打てる最高の一撃を繰り出した。
友はその一撃を全身全霊の防御をしながら満足げに受け入れた。
「がぁはぁぁぁぁぁ!!!」
そして神域を破壊しながらぶっ飛んだ。
辺りを確認して空を見上げると雲一つない黄昏の時の綺麗なオレンジの空だった。
そして、俺は友にしばしの別れを言いに行った。
「よう、どうだった?俺の全力は?」
瀕死の状態の彼に俺は声をかけた。
「ごふっ、デタラメ、な・・・やつめ、あ、圧倒的、過ぎて、腹が・・・立つ・・・」
やはり彼は中々の負けず嫌いのようだ、こんな状態でも中指立てやがった(苦笑)。
「時間もなさそうだし、俺がお前に頼みたい事を言うぞ?」
「好きに、しろ」
意識が飛びそうなのを、根性で繋ぎ止める義理堅い我が友。
「この先、何百年か先のこの世界で一度でいいから人として一生を過ごして見てくれ。」
俺の頼みを聞いて彼はまたニヒルな笑みを浮かべ、
「いいだろう、それが、くだらない、世界だったなら、俺は、ふたたび、ニーズヘッグに、戻るからな?」
「望むところだ!」
そうして、友の体は発光していき、光の粒子になって風と共に空へ還った。
友の魂がこの世界の輪廻にしっかりと混ざったのを確認して俺は、そのまま神域を制圧に行く。
「確か、この奥に・・・」
頭が哀れだった、例の親子が過ごしていた洞窟の一番奥へ向かう。
「これが神域の扉・・・スキルで見た感じ俺ならこのまま開くな」
この扉は触れば試練として何か出てくるようだが、俺のステータスが異常過ぎて逆に反応しなかったようだ。
[ゴゴゴゴゴッ!!]
扉が重そうに横にスライドしていき、開き終わったところへ俺は中に入る。
sideマール
彼がいなくなって7日が経ちました。
レミィもエルも元気がありません。
私も正直心が折れそうです。
ですが、お腹にいる子供の事を考えて私は諦める訳にはいきません。
彼はそんなに無責任な人だったのでしょうか?いいえ、違う!彼は要領が良さそうに見えてかなり不器用でしたがそんな不誠実な人ではなかった。
私は彼のステータスを思い出す。
「彼は、彼は多分、この世界を救いに行ったのでしょうね。」
私がポツリと口から溢れた言葉を聞いて二人は、
「そうだよね、でも帰って来たら・・・」
レミィはグッと!拳を握り、
「寂しい想いをさせたんだからしっかりと埋め合わせをして貰わないとね」
赤い目をしながらエルが笑顔を見せる。
「とりあえず二人とも、一緒にお風呂入りましょう!」
「「なんで!?」」
二人が元気になったのを見て、こっそり沸かしてあったお風呂に二人を引きずりながら突撃する。
少しだけだが、私は彼の気配を感じる事が出来た、だから私は信じる事が出来る。
その時に今の二人の顔は彼には見せられないからお風呂に入ってからゆっくりと休ませないと、彼が帰って来て今の顔を見られたら二人は更に落ち込むだろうから、私はお節介を焼きながらのんびりとお風呂に入り彼を待ち続ける。
sideケーマ
そこは白い空間だった。
中央に何か装置があって真ん中に大きくて丸い球体がある。
恐らくあれがこの世界のコアなのだろう。
俺が前に進んで行くと女の子が二人、俺に攻撃してくる。
が、俺はそれを弾き返す。
「なっ!?」
「きゃ!?」
そして、俺は元凶の場所を探り当て、思い切り拳を振り抜いた。
「ぶべらぁぁぁぁぁぁ!!!」
5回転、6回転しながら飛んで行く彼を尻目に、俺はこの世界の神としてワールド・コアに管理神として登録する。
「ばっ、ばぎゃな!!」
顔面を潰されたせいか、ろれつの回らない言葉で愚者は驚愕を表現した。
「まだ、生きていてくれるか、礼を言わなくてはならないな、ありがとう(ニコッ)」
そう言って俺は、ワールド・コアにありったけの結界を張り、神域を展開する。
「ここなら全力でお前を殺せる」
そして、俺はこの世界に来て初めて武器を作った。
[神刀 神魔天ツ断]
明けぬ夜は存在しないという決意を秘めて作り出した神刀。
神も魔も天も不幸を振り撒くのであればすべて断ち斬る覚悟の一振り。
白い鍔の無い刀を目にして、神に至ったつもりの愚かものは、目に見えて震え出す。
「愚かな奴だ、まだ半分しか神になれていないのに、神の座を得ようなどと不可能と知るがいい!」
「黙れぇ!!私は新たな世界を構築するものぞ!貴様ごときに、この万能の神 フール様が負けるものかぁぁぁぁぁ!!!」
そう言って飛びかかってくる、奴の両腕を斬り飛ばした。
「ぎゃあぁぁぁぁ!!」
「お前達のその我が儘でどれだけの命が散った?」
そして俺は、奴の脚を断ち斬った。
「神は確かに絶大な力を持っているだろう。だが、命を自由にしていい権限があると思うか?」
俺は魔法で奴を拘束して浮かせる。
「あ、がぁ!た、たすけ、助けてくれぇぇぇ!!!?」
「お前はそう言った人間になんと応える?」
俺は刀に魔力を込めて一閃する。
[神技 神滅断]
確固たる意思で思い上がった神を断罪する一撃。
その一撃で奴は悲鳴すら残らずに消滅した。
「また一から輪廻をやり直せ!」
消えた奴に、別れの言葉を残して俺は神域を解く。
後の二人は?そう辺りを見渡すと俺に膝をついてる姿を見つける。
「どういうつもりだ?」
俺は二人に問いかける。
「まず私の自己紹介から私の名前はイリスと申します。そして、私達は元々この世界の住人でした。」
蒼っぽい髪の毛をしたサイドテールが特徴の娘が俺に語り始める。
「私の名前はリーヴァです。私達は元々双子で生前に様々な試練に乗り越えて来ました。」
ピンクっぽいショートの小柄な娘がそれに続く。
「その時に私達は人を超え神の領域に足を踏み入れました。」
「それを知ったあの男の前の管理神にスカウトされたのですが、その管理神もずぼらで適当な神でした。」
二人が交互に説明していく、
「当初は、あの神にこの世界を任せるのであれば自分の故郷であるこの世界を自分の手で守りたいと思い、彼には協力しました。」
「ですが、半分しか神に至っていない我らではこの世界の管理は不可能だったのです。」
二人は暗い表情でかつてを語る。
「前管理神を追い落としてから暫くして、彼は何かを行いだしたので、それを探りながら私達はやれる限りを尽くしました。」
「彼は、人を成長させて自分よりも強い人の体を乗っ取る為に、条件に合う人間を探している事に気づきました。ですが・・・」
「あんなのでも私達よりも強かった為計画に賛同する振りをしてあなたが神に至るようにスキルの調整やステータスの調整を行ったのです。」
「今回の件は私達の都合にあなたを巻き込んでしまった、それは申し訳なく思っています!ですがこの世界を、故郷を守りたい、幸せにしたいんです!」
「だから、だからあなたの力を貸してください!」
「「お願いします!!」」
二人は涙を流しながら、俺に頭を下げる。
俺は頭を掻いて、ワールド・コアに手を当てて今、起こっているシステム側の問題を片っ端から消化していく。
二人はワールド・コアのまわりに浮かび上がった文字の羅列に呆然としながら次々に問題をチェックして解決していく俺から目が離せなくなっている。
「とりあえず、こんな所か・・・」
まだ解決できない問題もあるが、輪廻転生のシステムに異常があったのでまずはそれ系から解決した。
「これでいいか?後の問題はまた後日にして解決策を考えて・・・」
いこう、と言おうとしたら二人からタックルされた。
「ありがとうございます!」
「(コクコクッ)」
お礼しか言葉にならない彼女達が落ち着くのを待って俺は話を切り出した。
「それでこれからどういう方針で世界を管理していく?」
二人は顔を見合せ、応える。
「やはり機械的な管理は完全には導入しない方がいいと思います。」
イリスが経験からの意見を俺にくれる。
「だろうな、とりあえず輪廻の所だけシステム化を施したから、後は召喚とかそういう問題をどうにかしていこう。」
「それに当たって私から提案とお願いがある。」
リーヴァが急に話を切り出して来た。
「まずこの世界のレベルの法則についてはケーマ様も把握していると思うのだけれど、レベルアップに必要な経験というのはどういう時に入るか把握してますか?」
リーヴァのその問いに俺はわかっている範囲で応える。
「多分、魔物を狩ったりした時とかか?」
「そう、後は人を殺してもレベルアップは出来る、殺さなくても組手とかでもレベルアップは出来る。だけどもう一つ組手よりも効率的にレベルアップする方法がある。」
俺はイリスと顔を見合せると、イリスは知らないそうだ、リーヴァに顔を戻すと彼女の顔が凄い赤い。
「リーヴァ、大丈夫か?」
「なんで顔が赤いの?」
「平気、実際に自分の口から言うとなると想像以上に恥ずかしかっただけ・・・言うよ?」
俺達二人は頷く。
「その、好きな人と愛の特訓をすれば通常の倍の速さで強くなれる事を知ったの・・・」
表情があまり動かなそうなリーヴァが、可愛く動揺する姿は中々心に響くモノがあるな。
一方のイリスは、
「・・・・・(プシュ~)」
フリーズしてた。
「細かい前置きは無しにして俺とそうなりたいって事?」
赤い顔でリーヴァは頷く。
「あなたの魅力はね、多分内面も外面も含めて世界でいい男だと思うし、その、私は強くて優しい人が好みだし、他にも奥さんがいっぱいいても気にしないよ?独り占めしたい時は分身してもらえばいいし(真っ赤)」
イリスがはっ、と意識を取り戻す。
「それなら私だってケーマ様の赤ちゃん欲しいし!・・・あっ」
そして、誤爆した。
「あうぅ~」
「イリス、こっちにおいで」
離れていじけている、イリスを呼んで話をする。
「イリスもリーヴァと一緒にでいいの?」
コクンと大きくしっかりと頷いた彼女を見て俺は、ワールド・コアに永久的に発動する結界を張って、神の領域の中に部屋を作り、彼女達と親密にレベル上げをした。
sideマール
ケーマがいなくなってそろそろ一ヶ月、でも全然不安にならない、それどころか必ず帰ってくると感じるのが不思議な今日この頃。
「レミィ、エル~今日の晩ご飯何が・・・!?」
「?どうしたの、マール?・・・!?」
「あなた達一体・・・!?」
三人で顔をあわせて、頷きあう。
「何かケーマに聞かなきゃいけない気がする。」
「そうですね、是非教えて貰わないと(ニコッ)」
「約束の時間をここまで遅刻しておいて、その上・・・」
三人の女の勘に何かが引っ掛かったようである。
ケーマ君の未来は中々の前途多難のようだ。
sideケーマ
無事にレベルアップを果たした二人を連れて俺は集落に帰って来たら、みんな大慌てでマール達を呼びに行った。
「?何でみんな慌ててるんだ?」
リーヴァがその答えを教えてくれた。
「多分、一ヶ月は帰って来なかったからだと思う。」
「えっ?」
イリスが神域の効果を教えてくれる。
「神域は神域内の時間を遅くする効果があるんですよ。」
「マジか・・・」
俺は空を仰いだ。
「ケーマぁぁぁぁぁ!!!」
身重なはずのマールが凄いスピードで俺に飛びついて来た。
「マール、危ない!危ないから!?」
俺は彼女を受け止めながら、彼女を宥める。
「ふえぇぇぇ、ケーマぁぁぁぁ!!」
泣き出した彼女をしっかりと抱きしめて頭を撫でながら、謝る。
「遅くなってごめん、ただいま、マール」
「はい!おかえりなさい、ケーマ!」
「レミィとエルは?」
「お客様もいるそうだから、そっちの用意して待ってるって言ってましたよ?」
「なぁ、マールどうやって気づいたの?」
マールはニコッと笑って俺の質問に答えた。
「女の勘です(ニコッ)」
「わかった、じゃあ彼女達の紹介と説明も家に着いたらしよう。」
俺は二人にも怒られる事に憂鬱になりながら気持ちを前に向ける。
「約束を破ったケーマが悪いです。」
「はい、ごめんなさい!」
「リーヴァ、知ってた?」
「うん、イリス知らなかったの?」
俺がマールに怒られながら歩いている後ろで、
リーヴァとイリスがこそこそと相談していた。
家の前に着いた。
「では、ケーマから入ってください(ニコッ)」
「わかった、ただいま~」
俺がそう言って家の中に入るとレミィが拳振りかぶって走って来て、途中で転けて天然フライング・タックルを慣行した。
「ぐふっ!新しい技か?」
そう冗談を溢す俺の顔を見てレミィは、
「ケーマのバカぁぁぁぁぁ!!!」
ボロボロ泣き出すレミィを宥めながらキスをした。
「ただいま、遅くなってごめんな?」
「もういいよ、今回もいろいろあるみたいだし、でも次はエル姉だからね!」
そう言った後、エルは静かに歩いてくる。
「エル・・・」
遅くなってごめん、そう言おうとしたら人差し指で口を塞がれその指を自分の口の前に立てた後に両手を広げた。
「エル・・・」
俺はエル望むままに抱きしめてキスをした。
「最初はね、私達三人とも一発ずつぶん殴ってやろうって思ったんだけど・・・その後の事を考えるとね、やっぱりあなたを許してしまったの・・・私達三人ともあなたの事が大好きで仕方ないから・・・」
エルの言葉に胸を打たれながら、俺は改めて三人に謝る。
「三人とも遅くなってごめん、後それから、ただいま」
「「「おかえりなさい、ケーマ!」」」
その後、全員でリビングに座り、晩ご飯を食べた後に全員に何があったかを伝える。
「そう伝説の魔龍を倒したのですか・・・」
マールはそう溢して、
「で、ケーマが駄目な神様を倒してこの世界の神様になって」
レミィは龍人族を縛っていた呪いが解けたと聞いて喜んでいた。
「それから何百年かかるかわからないけどこの世界をいい世界にするために活動するって事ね。」
最後にエルが今後の目標を確認する。
「ああ、当面はこの島から動くことは無いがその他諸々の問題が解決したら今度は現地に行ってそっちの問題を解決するつもりだ。」
俺は彼女達にそう今後の行動指針を伝える。
「あとは、医療系の知識を教えてそっち方面の技術をこの島に発展させてそこから世界に向けて広まって行けばいいなって考えているよ。」
そう言って俺はマールの方を見る。
「そろそろ赤ちゃんの名前を考えなければならないしな」
それを聞いたマールは、嬉しそうに返事をする。
「はいっ!!」
「い~なぁ~」
「確か分身でも、子供は出来るそうだったわね。」
「しかもレベルアップできる。」
「もう!それはいいから!?」
爆弾が放り込まれたようだ。
そして、マールが、
「本体は、私と一緒に寝る事にしてケーマの分身に凄い頑張ってもらえばいいんじゃない?」
マールさん、ぱねぇっす。
「「「「乗った!」」」」
そして、子孫を残す為の儀式が一週間以上続き晴れて全員に子供が出来た事は言うまでもない(ガクガクでっせ!)。
ケーマがクズ親子がいる近辺の調査に行ってもう3日も経ちました。
「はぁ、ケーマどこに行ったんだろ?」
テーブルに肘をつきながら、私の横でため息をつくレミィ
「ケーマなら心配はいらないわよ」
別に心配などしていないという風に見せかけて心配しまくりなエル
「それ、塩じゃない?」
私がそう指摘する前にエルは紅茶を一口含みトイレに走る。
「はぁ、なんだかな~」
レミィは、こう見えてかなりの恥ずかしがり屋さんだ。
そして、さみしがり屋でもある。
「ケーマがいなくて寂しいですか?」
「うん」
「これは重傷ね。」
戻ってきたエルがその様子の感想を伝える。
「ええ、ケーマ早く帰って来ないかしら?」
私は子供服を縫いながら外を眺める。
そこを渡り鳥だろうか?4羽ほど横切り空へと飛び立って行った。
sideケーマ
ニーズヘッグ先生の授業を終えて俺は卒業試験を受ける。
「中々ノリノリだったけど、そっち方面の神様を目指した方がいいんじゃないか?」
俺の指摘にニーズヘッグは、
「うるさい!余計なお世話だ!」
しかめっ面でデレた。
「どのみち我はこの世界を滅ぼす為に送り込まれた存在、これ以上時間をかければ更に協力な魔神達を送り込むだろう!」
男の矜持をかけて、彼は吠える。
「だからといって、貴様と手を組むなどあり得ぬ!元の世界に戻って他の者達を説得することもあり得ぬ!」
「何故だ?」
そう問うた俺に、儚しげな笑顔を向け
「それは、我がニーズヘッグだからよ!」
そう高らかに、はっきりと答えた。
その答えを聞いて俺は、
「わかった。」
そう言って構えをとる。
それを見たニーズヘッグは喜びを噛み締めるかのように笑みを浮かべた。
「行くぞ!ケーマ!」
「!?」
世界についての講釈をする前までとは、比べものにならないスピードで俺に踏み込む。
「挨拶代わりだ!」
そう言って俺の顔面を殴る。
それだけで俺は足を引きずりながら数メートル下がるが、ダメージはほとんどなかった。
「ぺっ!やってくれるな!今度はこちらから行くぞ!」
昔のヤンキー漫画のように、俺は殴りかかった。
「っ!?速すぎだろう!」
だが、ニーズヘッグはかろうじてそれをガードする。
「ぐあっ!?」
が、神域の端まで吹き飛ばされる。
俺は肩を回しながら奴が起きるのを待つ。
「我を相手にしながら余裕など持たせぬぞぉぉぉ!」
例の黒いオーラを纏い、俺に攻撃を加えてくるがすべてを叩き落として、今度は俺が攻勢に出る。
「行くぞ?友よ、約束の時だ!歯ぁ食いしばれ!!」
そう言って俺はニーズヘッグにボディブローを炸裂させる。
「こぶっ!」
「つぇあ!!」
ボディブローによって浮いた体に更に追撃を叩き込む。
「ぐぶぅ!」
「こおぉぉぉぉぉ!」
高々と浮いたニーズヘッグが落ちてくるのを、俺は気と魔力を全力で練った。
そして、落ちてきたその瞬間、閃光の軌跡が一筋生まれた。
[神技 神武龍撃吼]
その一撃は芸術を超えた一撃、その武を持って神の領域に至り、更にその先へと続く道をふさぐすべての壁を粉砕する一撃。
「おぉぉおうりゃぁぁぁぁぁぁ!!!」
俺は吠えながら、自分が打てる最高の一撃を繰り出した。
友はその一撃を全身全霊の防御をしながら満足げに受け入れた。
「がぁはぁぁぁぁぁ!!!」
そして神域を破壊しながらぶっ飛んだ。
辺りを確認して空を見上げると雲一つない黄昏の時の綺麗なオレンジの空だった。
そして、俺は友にしばしの別れを言いに行った。
「よう、どうだった?俺の全力は?」
瀕死の状態の彼に俺は声をかけた。
「ごふっ、デタラメ、な・・・やつめ、あ、圧倒的、過ぎて、腹が・・・立つ・・・」
やはり彼は中々の負けず嫌いのようだ、こんな状態でも中指立てやがった(苦笑)。
「時間もなさそうだし、俺がお前に頼みたい事を言うぞ?」
「好きに、しろ」
意識が飛びそうなのを、根性で繋ぎ止める義理堅い我が友。
「この先、何百年か先のこの世界で一度でいいから人として一生を過ごして見てくれ。」
俺の頼みを聞いて彼はまたニヒルな笑みを浮かべ、
「いいだろう、それが、くだらない、世界だったなら、俺は、ふたたび、ニーズヘッグに、戻るからな?」
「望むところだ!」
そうして、友の体は発光していき、光の粒子になって風と共に空へ還った。
友の魂がこの世界の輪廻にしっかりと混ざったのを確認して俺は、そのまま神域を制圧に行く。
「確か、この奥に・・・」
頭が哀れだった、例の親子が過ごしていた洞窟の一番奥へ向かう。
「これが神域の扉・・・スキルで見た感じ俺ならこのまま開くな」
この扉は触れば試練として何か出てくるようだが、俺のステータスが異常過ぎて逆に反応しなかったようだ。
[ゴゴゴゴゴッ!!]
扉が重そうに横にスライドしていき、開き終わったところへ俺は中に入る。
sideマール
彼がいなくなって7日が経ちました。
レミィもエルも元気がありません。
私も正直心が折れそうです。
ですが、お腹にいる子供の事を考えて私は諦める訳にはいきません。
彼はそんなに無責任な人だったのでしょうか?いいえ、違う!彼は要領が良さそうに見えてかなり不器用でしたがそんな不誠実な人ではなかった。
私は彼のステータスを思い出す。
「彼は、彼は多分、この世界を救いに行ったのでしょうね。」
私がポツリと口から溢れた言葉を聞いて二人は、
「そうだよね、でも帰って来たら・・・」
レミィはグッと!拳を握り、
「寂しい想いをさせたんだからしっかりと埋め合わせをして貰わないとね」
赤い目をしながらエルが笑顔を見せる。
「とりあえず二人とも、一緒にお風呂入りましょう!」
「「なんで!?」」
二人が元気になったのを見て、こっそり沸かしてあったお風呂に二人を引きずりながら突撃する。
少しだけだが、私は彼の気配を感じる事が出来た、だから私は信じる事が出来る。
その時に今の二人の顔は彼には見せられないからお風呂に入ってからゆっくりと休ませないと、彼が帰って来て今の顔を見られたら二人は更に落ち込むだろうから、私はお節介を焼きながらのんびりとお風呂に入り彼を待ち続ける。
sideケーマ
そこは白い空間だった。
中央に何か装置があって真ん中に大きくて丸い球体がある。
恐らくあれがこの世界のコアなのだろう。
俺が前に進んで行くと女の子が二人、俺に攻撃してくる。
が、俺はそれを弾き返す。
「なっ!?」
「きゃ!?」
そして、俺は元凶の場所を探り当て、思い切り拳を振り抜いた。
「ぶべらぁぁぁぁぁぁ!!!」
5回転、6回転しながら飛んで行く彼を尻目に、俺はこの世界の神としてワールド・コアに管理神として登録する。
「ばっ、ばぎゃな!!」
顔面を潰されたせいか、ろれつの回らない言葉で愚者は驚愕を表現した。
「まだ、生きていてくれるか、礼を言わなくてはならないな、ありがとう(ニコッ)」
そう言って俺は、ワールド・コアにありったけの結界を張り、神域を展開する。
「ここなら全力でお前を殺せる」
そして、俺はこの世界に来て初めて武器を作った。
[神刀 神魔天ツ断]
明けぬ夜は存在しないという決意を秘めて作り出した神刀。
神も魔も天も不幸を振り撒くのであればすべて断ち斬る覚悟の一振り。
白い鍔の無い刀を目にして、神に至ったつもりの愚かものは、目に見えて震え出す。
「愚かな奴だ、まだ半分しか神になれていないのに、神の座を得ようなどと不可能と知るがいい!」
「黙れぇ!!私は新たな世界を構築するものぞ!貴様ごときに、この万能の神 フール様が負けるものかぁぁぁぁぁ!!!」
そう言って飛びかかってくる、奴の両腕を斬り飛ばした。
「ぎゃあぁぁぁぁ!!」
「お前達のその我が儘でどれだけの命が散った?」
そして俺は、奴の脚を断ち斬った。
「神は確かに絶大な力を持っているだろう。だが、命を自由にしていい権限があると思うか?」
俺は魔法で奴を拘束して浮かせる。
「あ、がぁ!た、たすけ、助けてくれぇぇぇ!!!?」
「お前はそう言った人間になんと応える?」
俺は刀に魔力を込めて一閃する。
[神技 神滅断]
確固たる意思で思い上がった神を断罪する一撃。
その一撃で奴は悲鳴すら残らずに消滅した。
「また一から輪廻をやり直せ!」
消えた奴に、別れの言葉を残して俺は神域を解く。
後の二人は?そう辺りを見渡すと俺に膝をついてる姿を見つける。
「どういうつもりだ?」
俺は二人に問いかける。
「まず私の自己紹介から私の名前はイリスと申します。そして、私達は元々この世界の住人でした。」
蒼っぽい髪の毛をしたサイドテールが特徴の娘が俺に語り始める。
「私の名前はリーヴァです。私達は元々双子で生前に様々な試練に乗り越えて来ました。」
ピンクっぽいショートの小柄な娘がそれに続く。
「その時に私達は人を超え神の領域に足を踏み入れました。」
「それを知ったあの男の前の管理神にスカウトされたのですが、その管理神もずぼらで適当な神でした。」
二人が交互に説明していく、
「当初は、あの神にこの世界を任せるのであれば自分の故郷であるこの世界を自分の手で守りたいと思い、彼には協力しました。」
「ですが、半分しか神に至っていない我らではこの世界の管理は不可能だったのです。」
二人は暗い表情でかつてを語る。
「前管理神を追い落としてから暫くして、彼は何かを行いだしたので、それを探りながら私達はやれる限りを尽くしました。」
「彼は、人を成長させて自分よりも強い人の体を乗っ取る為に、条件に合う人間を探している事に気づきました。ですが・・・」
「あんなのでも私達よりも強かった為計画に賛同する振りをしてあなたが神に至るようにスキルの調整やステータスの調整を行ったのです。」
「今回の件は私達の都合にあなたを巻き込んでしまった、それは申し訳なく思っています!ですがこの世界を、故郷を守りたい、幸せにしたいんです!」
「だから、だからあなたの力を貸してください!」
「「お願いします!!」」
二人は涙を流しながら、俺に頭を下げる。
俺は頭を掻いて、ワールド・コアに手を当てて今、起こっているシステム側の問題を片っ端から消化していく。
二人はワールド・コアのまわりに浮かび上がった文字の羅列に呆然としながら次々に問題をチェックして解決していく俺から目が離せなくなっている。
「とりあえず、こんな所か・・・」
まだ解決できない問題もあるが、輪廻転生のシステムに異常があったのでまずはそれ系から解決した。
「これでいいか?後の問題はまた後日にして解決策を考えて・・・」
いこう、と言おうとしたら二人からタックルされた。
「ありがとうございます!」
「(コクコクッ)」
お礼しか言葉にならない彼女達が落ち着くのを待って俺は話を切り出した。
「それでこれからどういう方針で世界を管理していく?」
二人は顔を見合せ、応える。
「やはり機械的な管理は完全には導入しない方がいいと思います。」
イリスが経験からの意見を俺にくれる。
「だろうな、とりあえず輪廻の所だけシステム化を施したから、後は召喚とかそういう問題をどうにかしていこう。」
「それに当たって私から提案とお願いがある。」
リーヴァが急に話を切り出して来た。
「まずこの世界のレベルの法則についてはケーマ様も把握していると思うのだけれど、レベルアップに必要な経験というのはどういう時に入るか把握してますか?」
リーヴァのその問いに俺はわかっている範囲で応える。
「多分、魔物を狩ったりした時とかか?」
「そう、後は人を殺してもレベルアップは出来る、殺さなくても組手とかでもレベルアップは出来る。だけどもう一つ組手よりも効率的にレベルアップする方法がある。」
俺はイリスと顔を見合せると、イリスは知らないそうだ、リーヴァに顔を戻すと彼女の顔が凄い赤い。
「リーヴァ、大丈夫か?」
「なんで顔が赤いの?」
「平気、実際に自分の口から言うとなると想像以上に恥ずかしかっただけ・・・言うよ?」
俺達二人は頷く。
「その、好きな人と愛の特訓をすれば通常の倍の速さで強くなれる事を知ったの・・・」
表情があまり動かなそうなリーヴァが、可愛く動揺する姿は中々心に響くモノがあるな。
一方のイリスは、
「・・・・・(プシュ~)」
フリーズしてた。
「細かい前置きは無しにして俺とそうなりたいって事?」
赤い顔でリーヴァは頷く。
「あなたの魅力はね、多分内面も外面も含めて世界でいい男だと思うし、その、私は強くて優しい人が好みだし、他にも奥さんがいっぱいいても気にしないよ?独り占めしたい時は分身してもらえばいいし(真っ赤)」
イリスがはっ、と意識を取り戻す。
「それなら私だってケーマ様の赤ちゃん欲しいし!・・・あっ」
そして、誤爆した。
「あうぅ~」
「イリス、こっちにおいで」
離れていじけている、イリスを呼んで話をする。
「イリスもリーヴァと一緒にでいいの?」
コクンと大きくしっかりと頷いた彼女を見て俺は、ワールド・コアに永久的に発動する結界を張って、神の領域の中に部屋を作り、彼女達と親密にレベル上げをした。
sideマール
ケーマがいなくなってそろそろ一ヶ月、でも全然不安にならない、それどころか必ず帰ってくると感じるのが不思議な今日この頃。
「レミィ、エル~今日の晩ご飯何が・・・!?」
「?どうしたの、マール?・・・!?」
「あなた達一体・・・!?」
三人で顔をあわせて、頷きあう。
「何かケーマに聞かなきゃいけない気がする。」
「そうですね、是非教えて貰わないと(ニコッ)」
「約束の時間をここまで遅刻しておいて、その上・・・」
三人の女の勘に何かが引っ掛かったようである。
ケーマ君の未来は中々の前途多難のようだ。
sideケーマ
無事にレベルアップを果たした二人を連れて俺は集落に帰って来たら、みんな大慌てでマール達を呼びに行った。
「?何でみんな慌ててるんだ?」
リーヴァがその答えを教えてくれた。
「多分、一ヶ月は帰って来なかったからだと思う。」
「えっ?」
イリスが神域の効果を教えてくれる。
「神域は神域内の時間を遅くする効果があるんですよ。」
「マジか・・・」
俺は空を仰いだ。
「ケーマぁぁぁぁぁ!!!」
身重なはずのマールが凄いスピードで俺に飛びついて来た。
「マール、危ない!危ないから!?」
俺は彼女を受け止めながら、彼女を宥める。
「ふえぇぇぇ、ケーマぁぁぁぁ!!」
泣き出した彼女をしっかりと抱きしめて頭を撫でながら、謝る。
「遅くなってごめん、ただいま、マール」
「はい!おかえりなさい、ケーマ!」
「レミィとエルは?」
「お客様もいるそうだから、そっちの用意して待ってるって言ってましたよ?」
「なぁ、マールどうやって気づいたの?」
マールはニコッと笑って俺の質問に答えた。
「女の勘です(ニコッ)」
「わかった、じゃあ彼女達の紹介と説明も家に着いたらしよう。」
俺は二人にも怒られる事に憂鬱になりながら気持ちを前に向ける。
「約束を破ったケーマが悪いです。」
「はい、ごめんなさい!」
「リーヴァ、知ってた?」
「うん、イリス知らなかったの?」
俺がマールに怒られながら歩いている後ろで、
リーヴァとイリスがこそこそと相談していた。
家の前に着いた。
「では、ケーマから入ってください(ニコッ)」
「わかった、ただいま~」
俺がそう言って家の中に入るとレミィが拳振りかぶって走って来て、途中で転けて天然フライング・タックルを慣行した。
「ぐふっ!新しい技か?」
そう冗談を溢す俺の顔を見てレミィは、
「ケーマのバカぁぁぁぁぁ!!!」
ボロボロ泣き出すレミィを宥めながらキスをした。
「ただいま、遅くなってごめんな?」
「もういいよ、今回もいろいろあるみたいだし、でも次はエル姉だからね!」
そう言った後、エルは静かに歩いてくる。
「エル・・・」
遅くなってごめん、そう言おうとしたら人差し指で口を塞がれその指を自分の口の前に立てた後に両手を広げた。
「エル・・・」
俺はエル望むままに抱きしめてキスをした。
「最初はね、私達三人とも一発ずつぶん殴ってやろうって思ったんだけど・・・その後の事を考えるとね、やっぱりあなたを許してしまったの・・・私達三人ともあなたの事が大好きで仕方ないから・・・」
エルの言葉に胸を打たれながら、俺は改めて三人に謝る。
「三人とも遅くなってごめん、後それから、ただいま」
「「「おかえりなさい、ケーマ!」」」
その後、全員でリビングに座り、晩ご飯を食べた後に全員に何があったかを伝える。
「そう伝説の魔龍を倒したのですか・・・」
マールはそう溢して、
「で、ケーマが駄目な神様を倒してこの世界の神様になって」
レミィは龍人族を縛っていた呪いが解けたと聞いて喜んでいた。
「それから何百年かかるかわからないけどこの世界をいい世界にするために活動するって事ね。」
最後にエルが今後の目標を確認する。
「ああ、当面はこの島から動くことは無いがその他諸々の問題が解決したら今度は現地に行ってそっちの問題を解決するつもりだ。」
俺は彼女達にそう今後の行動指針を伝える。
「あとは、医療系の知識を教えてそっち方面の技術をこの島に発展させてそこから世界に向けて広まって行けばいいなって考えているよ。」
そう言って俺はマールの方を見る。
「そろそろ赤ちゃんの名前を考えなければならないしな」
それを聞いたマールは、嬉しそうに返事をする。
「はいっ!!」
「い~なぁ~」
「確か分身でも、子供は出来るそうだったわね。」
「しかもレベルアップできる。」
「もう!それはいいから!?」
爆弾が放り込まれたようだ。
そして、マールが、
「本体は、私と一緒に寝る事にしてケーマの分身に凄い頑張ってもらえばいいんじゃない?」
マールさん、ぱねぇっす。
「「「「乗った!」」」」
そして、子孫を残す為の儀式が一週間以上続き晴れて全員に子供が出来た事は言うまでもない(ガクガクでっせ!)。
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