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84 犯人は必ず見つけます! と思う
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私は机を無意識に叩いた。
その音で思わず驚いた対面の兵士、なお私自身も驚いてしまった。
「ご、ごめんなさい。でも、ガルド……親衛隊長がシンシア姫を誘拐って信じられないんですけど」
「我々も確認を急いでいる」
場所はガーランドの王宮にある小部屋。
昨日の事を教えてほしいと呼び出されたのだ、小部屋には兵士数人と私と、護衛のアマンダがいる。
私達は昨日の事を手短に伝えた。
内容は特に無い、シンシアが尋ねて来たので、自国の話をして終わったぐらい。
ただ、彼が誘拐するとは思えなくて気づけばテーブルを叩いていただけだ。
なおコタロウはゲストルームで待機中である。
「と、言うわけで、グラン王国の使者殿には申し訳ないが、暫し城へと残っていて欲しい。もちろん軟禁では無いので町への外出許可は出すが、その際も兵士がつく」
「ふーん……人質ってわけ? もしくは犯人と繋がっているとか思ってる?」
私の言葉に兵士のほうが黙り込む。
今回のシンシアの誘拐は、時間が経てば経つほどガーランドの国だけではおさまらない。
だって、ヘルン王子と結婚が既に決まっているのに、その相手が誘拐されたとなると問題が起こる。
仮にグラン王国が馬鹿にされたと、思い込み、尚且つ戦争だ! となると、私達が人質として役に立つ。
こっちは、お前の所の貴族がいるけど命の保障はどうするんだ? って奴だ。
逆に事件が難攻した場合、犯人と繋がっているとでっち上げて、誘拐を手伝った。もしくは実行犯? として私達の首をグラン王国へ送り返すという形だ。
………………自分で考えてアレなんですけど、どっちも嫌なんですけどー!!
「ど、どうか落ち着いてもらいたい。こちらも情報を集めている、ガルド元親衛隊長が誘拐した『かも』と噂されているだけだ」
うわ、もう元親衛隊隊長なのね……。
「とにかく、昨日は連れて帰ったという話はわかった。おい、客人をゲストルームまで送ってさしあげろ」
兵士の一人が別な兵士に声をかけた。
「別にいらないわよ、アマンダも道知ってるし!」
私がにらむと、兵士のほうの表情が硬くなったようなきがする。
「そ、そうか……では気をつけて戻ってくれ」
「そうさせて貰います!」
私は小部屋のドアを力任せに閉めた。
大きな音を立てたので、視線が突き刺さる。
一緒に部屋から出たアマンダが白目を向けてきた。
「えるんちゃん」
「だって、こうでもしないと気分が悪いじゃない」
「まぁまぁ……一度もどるにゃ」
「そうね」
そうよ、別に私は悪いことをしていない、堂々としていればいいんだ。
ゲストルーム前にも兵士が立っていた。
思わず、うわっと、叫ぶと兵士が黙って敬礼をする。
「申し訳ありません、王宮内での事件の為安全を考慮し警備につかせてもらいます」
「そ、そう」
どうみても、私達が逃げ出さないためよねとは、言えないわよね。
私も言いたいけど、この人に言ってもしょうがないしなぁと、言わなかった。
ゲストルームを守っている兵士に手をふり、小さな庭を抜けて玄関を開けた。
「ただいま」
「お帰りでござる」
「本当に申し訳ありません」
私の挨拶にコタロウの返事が返ってきた。ここまでは想定内だ。
私は扉を閉めた。
「にゃ? えるんちゃんどうしたにゃ?」
「いや、見慣れない女性が居たもので。
ううん、見慣れないというか、見た事ある女性がコタロウの横にいて思わず閉めたわ」
「確認しようか?」
「お願い」
アマンダが先にゲストルームの扉を開けた。
そして直ぐに私の腕を引っ張ると扉を閉めた、前のめりになり転びそうになる。
「とっとっと」
「ごめんにゃ」
「いや、別にいいんだけど……ええっと」
「はい、昨日ぶりです」
「じょ……もごもごももあああ!」
アマンダが口を押さえたので、よくわからない叫びになったけど、正真正銘のパトラ女王様がコタロウと一緒に出迎えてくれた。
なんだ、えっとあれかな。
もしかして私達の最終警告って奴? 女王自ら死刑を宣告しに来たとか?
隣国の姫を誘拐した罪で死刑にされた貴族の娘として教科書に載る案件じゃないの。いやいや勘弁してほしいわよ。
ええっと……。
「え、あのー?」
「ひいっ! 私何も悪い事してないですしー!」
「ぐふふ、そういう事は悪い事した人間がいうでござるよ」
「うっさい! あんたこそ幼女誘拐で逮捕されそうな顔してるじゃない!」
「合意の上なら問題はないでござる」
うわードン引きするわー、ってもこの世界、各国の兵士は居ても警察は居ないしなぁ。
一応私も貴族だし、転生前じゃ考えられない事がわりとお金で解決出来たりもする。
例えば他の貴族の子を崖から落としたり、他の子の食べ物を無理やり奪ったりとか、意地悪してきた男の子が出禁になったりとか……まぁ、全部記憶が戻る前であるけど。
恐らく地元では悪役令嬢との噂が凄いんだろう。
パパがそういう噂を私の耳に入らないように、お金で解決してくれたのだろう。
「そろそろ、回想終わったかしら?」
「はっ!?」
三回目に女王に話しかけられて現実へと戻ってきた。
「場所を変えましょう、奥のほうへ」
私はパトラ女王に連れられて奥の部屋へと行った。
広間的な場所で昨日はここで、シンシアと談笑したものだ、今はカーテンで光もさえぎられ空気が重く感じる。
「さて、何からお話しましょう」
「ええっと、まず女王様はどうやってここに」
「今はパトラ個人で来てますわ、どうやってと言われるとこちらから」
パトラ女王は、食器棚を触った。
ゆっくりと食器棚が動くと床に階段が現れた。
「隠し階段!」
「ええ、これでここまで来ましたわ」
「で、ぱとらちゃんが、ここまで来るって事はなんにゃ?」
「個人として扱ってもらい嬉しく思いますわアマンダさん、お願いしますシンシアとガルドを助けて欲しいのです」
パトラ女王が、私達へと頭を下げて来た。
その音で思わず驚いた対面の兵士、なお私自身も驚いてしまった。
「ご、ごめんなさい。でも、ガルド……親衛隊長がシンシア姫を誘拐って信じられないんですけど」
「我々も確認を急いでいる」
場所はガーランドの王宮にある小部屋。
昨日の事を教えてほしいと呼び出されたのだ、小部屋には兵士数人と私と、護衛のアマンダがいる。
私達は昨日の事を手短に伝えた。
内容は特に無い、シンシアが尋ねて来たので、自国の話をして終わったぐらい。
ただ、彼が誘拐するとは思えなくて気づけばテーブルを叩いていただけだ。
なおコタロウはゲストルームで待機中である。
「と、言うわけで、グラン王国の使者殿には申し訳ないが、暫し城へと残っていて欲しい。もちろん軟禁では無いので町への外出許可は出すが、その際も兵士がつく」
「ふーん……人質ってわけ? もしくは犯人と繋がっているとか思ってる?」
私の言葉に兵士のほうが黙り込む。
今回のシンシアの誘拐は、時間が経てば経つほどガーランドの国だけではおさまらない。
だって、ヘルン王子と結婚が既に決まっているのに、その相手が誘拐されたとなると問題が起こる。
仮にグラン王国が馬鹿にされたと、思い込み、尚且つ戦争だ! となると、私達が人質として役に立つ。
こっちは、お前の所の貴族がいるけど命の保障はどうするんだ? って奴だ。
逆に事件が難攻した場合、犯人と繋がっているとでっち上げて、誘拐を手伝った。もしくは実行犯? として私達の首をグラン王国へ送り返すという形だ。
………………自分で考えてアレなんですけど、どっちも嫌なんですけどー!!
「ど、どうか落ち着いてもらいたい。こちらも情報を集めている、ガルド元親衛隊長が誘拐した『かも』と噂されているだけだ」
うわ、もう元親衛隊隊長なのね……。
「とにかく、昨日は連れて帰ったという話はわかった。おい、客人をゲストルームまで送ってさしあげろ」
兵士の一人が別な兵士に声をかけた。
「別にいらないわよ、アマンダも道知ってるし!」
私がにらむと、兵士のほうの表情が硬くなったようなきがする。
「そ、そうか……では気をつけて戻ってくれ」
「そうさせて貰います!」
私は小部屋のドアを力任せに閉めた。
大きな音を立てたので、視線が突き刺さる。
一緒に部屋から出たアマンダが白目を向けてきた。
「えるんちゃん」
「だって、こうでもしないと気分が悪いじゃない」
「まぁまぁ……一度もどるにゃ」
「そうね」
そうよ、別に私は悪いことをしていない、堂々としていればいいんだ。
ゲストルーム前にも兵士が立っていた。
思わず、うわっと、叫ぶと兵士が黙って敬礼をする。
「申し訳ありません、王宮内での事件の為安全を考慮し警備につかせてもらいます」
「そ、そう」
どうみても、私達が逃げ出さないためよねとは、言えないわよね。
私も言いたいけど、この人に言ってもしょうがないしなぁと、言わなかった。
ゲストルームを守っている兵士に手をふり、小さな庭を抜けて玄関を開けた。
「ただいま」
「お帰りでござる」
「本当に申し訳ありません」
私の挨拶にコタロウの返事が返ってきた。ここまでは想定内だ。
私は扉を閉めた。
「にゃ? えるんちゃんどうしたにゃ?」
「いや、見慣れない女性が居たもので。
ううん、見慣れないというか、見た事ある女性がコタロウの横にいて思わず閉めたわ」
「確認しようか?」
「お願い」
アマンダが先にゲストルームの扉を開けた。
そして直ぐに私の腕を引っ張ると扉を閉めた、前のめりになり転びそうになる。
「とっとっと」
「ごめんにゃ」
「いや、別にいいんだけど……ええっと」
「はい、昨日ぶりです」
「じょ……もごもごももあああ!」
アマンダが口を押さえたので、よくわからない叫びになったけど、正真正銘のパトラ女王様がコタロウと一緒に出迎えてくれた。
なんだ、えっとあれかな。
もしかして私達の最終警告って奴? 女王自ら死刑を宣告しに来たとか?
隣国の姫を誘拐した罪で死刑にされた貴族の娘として教科書に載る案件じゃないの。いやいや勘弁してほしいわよ。
ええっと……。
「え、あのー?」
「ひいっ! 私何も悪い事してないですしー!」
「ぐふふ、そういう事は悪い事した人間がいうでござるよ」
「うっさい! あんたこそ幼女誘拐で逮捕されそうな顔してるじゃない!」
「合意の上なら問題はないでござる」
うわードン引きするわー、ってもこの世界、各国の兵士は居ても警察は居ないしなぁ。
一応私も貴族だし、転生前じゃ考えられない事がわりとお金で解決出来たりもする。
例えば他の貴族の子を崖から落としたり、他の子の食べ物を無理やり奪ったりとか、意地悪してきた男の子が出禁になったりとか……まぁ、全部記憶が戻る前であるけど。
恐らく地元では悪役令嬢との噂が凄いんだろう。
パパがそういう噂を私の耳に入らないように、お金で解決してくれたのだろう。
「そろそろ、回想終わったかしら?」
「はっ!?」
三回目に女王に話しかけられて現実へと戻ってきた。
「場所を変えましょう、奥のほうへ」
私はパトラ女王に連れられて奥の部屋へと行った。
広間的な場所で昨日はここで、シンシアと談笑したものだ、今はカーテンで光もさえぎられ空気が重く感じる。
「さて、何からお話しましょう」
「ええっと、まず女王様はどうやってここに」
「今はパトラ個人で来てますわ、どうやってと言われるとこちらから」
パトラ女王は、食器棚を触った。
ゆっくりと食器棚が動くと床に階段が現れた。
「隠し階段!」
「ええ、これでここまで来ましたわ」
「で、ぱとらちゃんが、ここまで来るって事はなんにゃ?」
「個人として扱ってもらい嬉しく思いますわアマンダさん、お願いしますシンシアとガルドを助けて欲しいのです」
パトラ女王が、私達へと頭を下げて来た。
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