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脆弱を覆う優しさ
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しおりを挟むそれに気づかれたくなくて、ふいっと顔を逸らす。
続けて榛名くんの腰辺りに絡ませていた腕を解いたあたしは、後ろのベッドに飛び乗るようにドサッと寝転がった。
ゴロン、と寝返りを打てば、首だけで此方に振り返っている榛名くんと視線が混じり合う。
「それ、早く終わらせてよね!」
「…はいはい」
机に広げてあるルーズリーフをピシッと指さしながら厳しい目つきでそう言えば、榛名くんはやれやれ顔で、だけどふっと微かに笑いながらそう相槌を打つ。
またあたしの胸がぎゅうっとなっている事なんて知りもしない彼は、前に向き直る。
そして、すぐにまたルーズリーフの上にシャーペンを走らせた。
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