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【第17話】共鳴する種と新スキル
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その日から、俺とリリィは“あの芽”の育成に時間を割くようになった。
モフも、まるで見守るように温室のすみで寝転んでいる。
奇妙なことに、あの芽は通常の水や養分ではあまり反応を示さない。
だが、“微成長”スキルを使って触れると、柔らかく光を放ち、わずかに伸びるような反応を見せる。
「本当に……“育てて”って言ってるみたいですね」
リリィが水差しを手に、嬉しそうに目を細める。
そして、さらに数日後──芽が突然、変化を見せた。
俺がスキルを流し込んだ瞬間、芽の根元からぽっ、と新たな小芽が膨らみ始めたのだ。
「これ……分裂?いや、種の再生成……?」
生まれたばかりの小芽にも、最初の個体と同じような魔素の流れが感じられる。
俺は慎重に手を当て、静かに“微成長”を意識していたが
そのとき、不意に視界がぐにゃりと歪んだ。
「……っ!」
一瞬、頭の中に何かが流れ込んできた。
言葉ではない、音でもない、けれど“意思”のようなもの。
その瞬間、俺のスキル欄に変化が起こった。
【新スキルを獲得しました:《微発芽(びはつが)》】
「……新しいスキル? 今の芽から?どういうことだ?」
リリィが駆け寄ってきて、俺の顔を覗き込む。
「タケルさん、顔色……大丈夫ですか?」
「いや、大丈夫。でも、今……何かを受け取ったような感覚があった」
“微発芽”スキル──詳細は不明だが、おそらく“芽生え”に関係する力。
そして、それが“あの植物”と関係しているのは間違いなかった。
「スキルが……植物から与えられるって、そんなことがあるの……?」
俺たちは静かに芽を見つめた。もう“それ”はただの植物ではなく、明確な“意思”を持つ仲間のように感じられた。
その夜、温室の扉を閉めるとき、俺はふと後ろを振り返った。
小さな葉が、まるで手を振るように、ふわりと揺れた。
モフも、まるで見守るように温室のすみで寝転んでいる。
奇妙なことに、あの芽は通常の水や養分ではあまり反応を示さない。
だが、“微成長”スキルを使って触れると、柔らかく光を放ち、わずかに伸びるような反応を見せる。
「本当に……“育てて”って言ってるみたいですね」
リリィが水差しを手に、嬉しそうに目を細める。
そして、さらに数日後──芽が突然、変化を見せた。
俺がスキルを流し込んだ瞬間、芽の根元からぽっ、と新たな小芽が膨らみ始めたのだ。
「これ……分裂?いや、種の再生成……?」
生まれたばかりの小芽にも、最初の個体と同じような魔素の流れが感じられる。
俺は慎重に手を当て、静かに“微成長”を意識していたが
そのとき、不意に視界がぐにゃりと歪んだ。
「……っ!」
一瞬、頭の中に何かが流れ込んできた。
言葉ではない、音でもない、けれど“意思”のようなもの。
その瞬間、俺のスキル欄に変化が起こった。
【新スキルを獲得しました:《微発芽(びはつが)》】
「……新しいスキル? 今の芽から?どういうことだ?」
リリィが駆け寄ってきて、俺の顔を覗き込む。
「タケルさん、顔色……大丈夫ですか?」
「いや、大丈夫。でも、今……何かを受け取ったような感覚があった」
“微発芽”スキル──詳細は不明だが、おそらく“芽生え”に関係する力。
そして、それが“あの植物”と関係しているのは間違いなかった。
「スキルが……植物から与えられるって、そんなことがあるの……?」
俺たちは静かに芽を見つめた。もう“それ”はただの植物ではなく、明確な“意思”を持つ仲間のように感じられた。
その夜、温室の扉を閉めるとき、俺はふと後ろを振り返った。
小さな葉が、まるで手を振るように、ふわりと揺れた。
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