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呼んでいる声がする(その38)眠れない夜
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雪のせいなのだろうか妙にシンとしている。
コタツに眠る蓮花の寝息を感じたが、瑠子は眠れなかった。
時計を見ると午前2時を過ぎていた。
今も蓮花は、やまももの木の夢をみているのだろうか。
その時、突然、階段を登る音がして外からドアをどんどん叩く音の
次に猫声の意味不明の声が聞こえた、呂律が回って無い。
明らかに酔っぱらっている感じだ。
それから彼の部屋のドアが開く音がした。
安堵して蓮花の元に瑠子は戻った。
驚いて起きてしまった様で蓮花は驚いていた。
「大丈夫だよ。猫男だから。ほら、こないだ話した猫に餌をやっている。」
「え、そんな人が。」
「うん、たぶん猫には良いのね。」
彼女の動悸が伝わってくる様である。
猫男の評価は蓮花ちゃんの中で爆下がりだわと思った。
「あ、例の夢を見た?」
「うん、見た。」
夢は蓮花の心をだいぶ占めている様に感じた
「雪草駅って行った事なかったな、駅名聞いた事無かったよ。」
「あたしも、あったので驚いたの。」
「また行こうよ。」
嬉しそうに蓮花は頷いた。
「でも何の爆弾なの?」
「うん、やっぱり、世界大戦って気がするの。」
「ああ、前世かな、それが夢で出てきたのかもよ。
あの土地ってそういう事あったのかな。」
あたし自分の住んでいる場所の事何も知らないのだわと瑠子は思った。
パソコンを見てみると、70年前に瑠子の住んでいる綿中市に戦争にあの付近で爆弾が投下された事が書かれていた。
「やっぱり、そうよ、戦争も終わりかけた時にアメリカから爆弾が投下されたみたい。」
感慨深げに蓮花は頷いた。
「やっぱりさ、蓮花ちゃんは、前世に何かあったんだよ。」
その時、部屋にまたもや突然猫男の声がした
「おーい。」
「また、来た、もう。」
蓮花が心配そうな眼差しで瑠子の方を見ている。
「大丈夫、言ってやるから。」
つかつかと歩いて行った蓮花は、ドアスコープを見て
猫男の姿を見てとるとドア越しに毅然として言った。
「あのね、今何時だと思っているのですか?」
「ん?何時かな~?」
おぼつかない口で彼は言った。
「夜中の2時過ぎです。」
大きな声で言った。すると
「どうもすみません。」
と呂律の周らない声で小さく言うと、猫男はすごすごと部屋に向かいドアの開け閉めの音がした。
またもや不安そうに瑠子を見つめる蓮花の姿を見た。
「もう大丈夫よ。イエローハウスには、人間以外の人がいるから。」
冗談ぽく瑠子は言ったのだが、蓮花はまだ、怯えた様な表情をしている。
猫男の評価は蓮花にとって地の底まで到達した様に瑠子には思えた。
しかし彼の境遇を知っている瑠子には、彼のその所行の理由がわかる気がした。
蓮花が玄関まで行って心配顔でドアを見ていた。
「鍵かかってますよね?」
と瑠子に問いかけたので笑ってしまった。
つづく
また、遅くなってしまいました。すみません。
これからもお見捨てなきよう読んでいただければ幸いです。
いつも読んでいただきありがとうございます。
コタツに眠る蓮花の寝息を感じたが、瑠子は眠れなかった。
時計を見ると午前2時を過ぎていた。
今も蓮花は、やまももの木の夢をみているのだろうか。
その時、突然、階段を登る音がして外からドアをどんどん叩く音の
次に猫声の意味不明の声が聞こえた、呂律が回って無い。
明らかに酔っぱらっている感じだ。
それから彼の部屋のドアが開く音がした。
安堵して蓮花の元に瑠子は戻った。
驚いて起きてしまった様で蓮花は驚いていた。
「大丈夫だよ。猫男だから。ほら、こないだ話した猫に餌をやっている。」
「え、そんな人が。」
「うん、たぶん猫には良いのね。」
彼女の動悸が伝わってくる様である。
猫男の評価は蓮花ちゃんの中で爆下がりだわと思った。
「あ、例の夢を見た?」
「うん、見た。」
夢は蓮花の心をだいぶ占めている様に感じた
「雪草駅って行った事なかったな、駅名聞いた事無かったよ。」
「あたしも、あったので驚いたの。」
「また行こうよ。」
嬉しそうに蓮花は頷いた。
「でも何の爆弾なの?」
「うん、やっぱり、世界大戦って気がするの。」
「ああ、前世かな、それが夢で出てきたのかもよ。
あの土地ってそういう事あったのかな。」
あたし自分の住んでいる場所の事何も知らないのだわと瑠子は思った。
パソコンを見てみると、70年前に瑠子の住んでいる綿中市に戦争にあの付近で爆弾が投下された事が書かれていた。
「やっぱり、そうよ、戦争も終わりかけた時にアメリカから爆弾が投下されたみたい。」
感慨深げに蓮花は頷いた。
「やっぱりさ、蓮花ちゃんは、前世に何かあったんだよ。」
その時、部屋にまたもや突然猫男の声がした
「おーい。」
「また、来た、もう。」
蓮花が心配そうな眼差しで瑠子の方を見ている。
「大丈夫、言ってやるから。」
つかつかと歩いて行った蓮花は、ドアスコープを見て
猫男の姿を見てとるとドア越しに毅然として言った。
「あのね、今何時だと思っているのですか?」
「ん?何時かな~?」
おぼつかない口で彼は言った。
「夜中の2時過ぎです。」
大きな声で言った。すると
「どうもすみません。」
と呂律の周らない声で小さく言うと、猫男はすごすごと部屋に向かいドアの開け閉めの音がした。
またもや不安そうに瑠子を見つめる蓮花の姿を見た。
「もう大丈夫よ。イエローハウスには、人間以外の人がいるから。」
冗談ぽく瑠子は言ったのだが、蓮花はまだ、怯えた様な表情をしている。
猫男の評価は蓮花にとって地の底まで到達した様に瑠子には思えた。
しかし彼の境遇を知っている瑠子には、彼のその所行の理由がわかる気がした。
蓮花が玄関まで行って心配顔でドアを見ていた。
「鍵かかってますよね?」
と瑠子に問いかけたので笑ってしまった。
つづく
また、遅くなってしまいました。すみません。
これからもお見捨てなきよう読んでいただければ幸いです。
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