元王妃は時間をさかのぼったため、今度は愛してもらえる様に、(殿下は論外)頑張るらしい。

あはははは

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変わっていく生き方

平穏で平和な日々の始まり

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~夜中~
どしんっ
『……………』(キョロキョロ……ホッ。)
(もぞもぞ すーすーすー)
ベットから落ちた者がいました。
どうやら誰かが見ていないか確認したようです。
そして立ち上がるとベットに戻りあっという間に寝ました。だけど…それで目がさえてしまったようで…
朝、ユリアの専属侍女のエリナのノック音で目が覚めました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
~朝~
ピチチチチ 
「ん。……朝、ですね。起きましょう。」
わたくしは小鳥の鳴き声で目を覚ましました。そんな時です。コンコンと、ノック音が聞こえます。エリナですね。
「失礼いたします。エリナです。お嬢様、起きていらっしゃいますか?」
「ええ、起きていますよ。」
いつもの一日の始まりですね。とても朝が懐かしく感じます。 
「入ってよろしいですか?」
「えぇ、い…」
ツンツン。グイグイ。
『わらわたちを忘れておるぞ!流石にベットの上に居たら別途の凹みでバレるのじゃ!』
はっ。そうでした。すっかり忘れて…(ガーン)ませんでした。(ホッ)
「ちょっと待ってくれないかしら。」「心得ました。」
よし、え~と?リヤンは起きていて、ミュアはねています。ルージュは……とても幸せそうに寝ていて、ガレナも寝ています。つまりわたくしは、三人を起こさなければならないのですね。
『わらわも手伝うぞ』ミュアからです。
「起きてください!」『すぅすぅ。』
仕方がありません。体をゆすりましょう。
つんつん。…とんとん…ゆっさゆっさ
『んあ?主ぃ?』「!朝ですよ。」
『ん。わか…らない。おや…すみ…。』
あきれました。朝に弱いんですかね?
『次、わらわの番じゃな!』「どうぞ…」
わたくしがそう言ったか言わないうちにリヤンはミュアを持ち上げて…『ほいっ!主様の言うことを聞かなかったからサヨナラなのじゃ。』
と言って窓を開けてベランダの方にぽいってまるでゴミを捨てるように投げちゃいました。キラーンって効果音が聞こえましたよ。
『お主、呆けてないで次、なのじゃ!』
「え?あぁ、わかりました。」
「ルージュ、起きてください。」
わたくしがそう一言言っただけでルージュはピコーンとスイッチが入ったようにむくり、と起き出しました。
『主様に起こされるまで気づかないなど…!ご配慮、感謝いたします。』「そんな事ありませんよ…。」
ルージュはすごいですね。なんというか…見上げる忠誠心です。
『むぅ。(夜中のことの腹いせをしようと思っていたのに…。)』 
?なんでリヤンはむくれているのでしょうか?
『なんでもないのじゃ。次!』「…?わかりました。」
あとはガレナだけですね。では…
「お嬢様、部屋に誰かいるのですか?話し声が聞こえるような気がするのですが。」
あぁ、存在をすっかり忘れていました。ミュアの時のことがあまりにも衝撃的で。
「大丈夫よ。話し声は、気のせいじゃないかしら?あと少し待ってね。」
「ならいいのですが…危険になったらすぐに教えて下さいね?」
「えぇ、えぇ。わかってるわ。」
ふぅ。まさか声が漏れていたとは…。もう少し静かな声で話さないといけませんね。
では、「ガレナ、起きてください。朝ですよ?」
『……………』「しょうがないですね。」
つんつん。とんとん。『へにゃ?ユリア様ぁ?なんでここにぃ?……ユリア様っ?!ぼ、ぼぼぼ僕は一体何を?』「?起きてくださいって言っただけですよ?」『お、起きるから、そんな近くによらないでぇ~。(そのコテンって首、かしげるのやめてください。可愛すぎますぅ。)』「えっ…迷惑でしたか?」
『ち、ちがうよぉ。ただちょっとね…』「?そうですか。」
「皆さん起きましたね。一人行方不明ですけれど…」『あのままでいいのじゃ。』
「はぁ。そうですか?」
では皆さん、姿を消すか、何かして周りの人にバレないようにしてください。
『わかったのじゃ。』『仰せのままに。』『わかったよぉ。』
「エリナ、入っていいわよ。」「…失礼します。」
エリナが入ってきます。そして、私の部屋が綺麗でわたくし自身も怪我をしていないと確かめているようにあたりを見て、ほっと胸をなでおろしていました。
いつも通り服を着せてもらって朝食のために食堂へ行きます。食堂にパパはいませんでした。なんでも、
「地下室の報告なんかで忙しいそうです。」
屋敷に新たに見つかった先祖の作った地下室には、過去のことなんかが記されている物なんかが見つかるかも知れないですからね。なんせ、家の先祖の一代目と四代目?でしたっけ。のお墓、見つかってないんですよね。
なんせ、二人は精霊様に力を貸していただいた方たちですから。何かあるんでしょうからね。
他の先祖たちの墓はあるんです。不思議です。
わたくしは朝食を食べ、図書室に向かいます。地下室のことも含め、花園のことも調べる必要がありますからね。あっ、リヤン達も連れてきました。
この屋敷は初めて来た人なら誰しも迷う豪邸ですから図書室もとても広いんです。ただ、昔かけられたと思われる魔法のおかげで、読みたい本をかんたんに手に取ることができます。例えば、この魔法のかかった箱に
「屋敷に関する本はありますか?」
と言うと箱の上についた細い口のようなところから、
《ビビビビビー》っと言う音とともに紙が出てきます。
『ふむふむ。これは…。』紙には、3 228~ 3 328と書いてあります。大きい3が棚の番号で、小さい番号が左から棚の段、本についた番号ですね。つまり屋敷に関する本は2段目の28番から3段目の28番までですね。
早速そこに行って調べましょう。
『あやつ、なかなかやりおるの。』
「なにか言いましたか?リヤン。」
『気のせいじゃ。』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

なんてことでしょう。どの本にも書いてありません。予想はしていましたが。あの機械でわかるということは、他の人たちが見つけていてもおかしくないのに、今まで見つけられなかったんですから。
でも、あの部屋があるのなら、なにか残っていてもいいと思ったんですけどね…。
ユリアが机に突っ伏した時だった。
(きょろきょろ。とてとてとて。)『!お前、本妖精!』『あったりー!さて、』
『そこのお前っ!俺が見えるだろ!』
「え?ナニコレ。可愛いですね。きゃぁー❤️」
『うげっ。』
可愛くないですか?!小さいんですよ…!口は悪いのですけれど。
「で、なんのようですか?」『お前、屋敷の秘密が知りたいんだろう?おれ、知ってるぜ!』
ユリアは大きく目を見開いて、
「本当ですか?!教えてくれる条件はなんですか?」
『お前話がわかるなぁ?条件はな…』
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