元王妃は時間をさかのぼったため、今度は愛してもらえる様に、(殿下は論外)頑張るらしい。

あはははは

文字の大きさ
33 / 50
変わっていく生き方

こんにちは?隠し部屋さん。

しおりを挟む
『条件はな…(ごくり)お前のファーストキスをいただくことだぁ!』
(大変じゃ!あやつめ!)(うんうん)
(お主戻ってきていたのか。)(戻ってきてやりましたー。いーだ。)(主様の純白の危機です。)(ずるい。………僕は何を考えていたの…?)
ええ?ファ、ファーストキスですか?!
この可愛い男の子とわたくしがキ、キキキキキキキス?!キス……あのパパがわたくしにしてくれるおでこにチューの事ですよね?(心配は無用じゃったな。完全に誤解しているのじゃ。)
キスって言われると現実味が増して恥ずかしくなってきます。でもパパに愛されているとわかりますし。
(やれやれなのじゃ。あやつが言っておるのはきっと身内なんかの親しい間柄の者とする、手とかおでことかにするやつじゃなくて、唇と唇を重ねる方の…それに、キスよりチューのほうが言い方……)(うんうん)(同感です。)(ぼ、僕もそう思う、よ。)
でもファースト?
「すみません。ファーストキスはもう出来ません。わたくしはファーストキスを終えています。」
『なんだとっ!お前清楚そうに見えて処女では無い…?!』『いや、違うのじゃ。それはあり得ないのじゃ!ほら見ろ!』

「処…女?へっ?えっ?わたくしってその…初めてを終わらせたように見えるんですか…?」
顔が熱く感じます。きっとわたくしは真っ赤になっているんでしょう。……考えると恥です。余計恥ずかしいです。
『あぁ~確かにこれは処女だな。顔真っ赤だし。』
『言ったじゃろ。』
「や、やっぱ真っ赤になっているんですね。顔。」
そんな時です。その、本妖精?さんが口を開きました。
『まぁいい。お前、キスの意味くらいはわかるだろ。やってくれたら教えてやるよ。』
「ぅえ。え?わ、わかりました?」
『よし。(ニヤリ)』『い、行きますよ?』
本妖精?さんをわたくしの手にのせます。そうじゃないと高さが合いませんからね。
おでこに(ワクワク)(どぎまぎ)チューです。
「ちゅ。」『えっ。(マジ?)』(ほっ。よかったのじゃ。)(ふぅ。)(安堵しました。)(よ、よかったぁ~。)
なんでしょうか?リヤン達は何故か安堵したような様子で、本妖精?さんだけは愕然とした顔をしています。何なんでしょう。このカオスな雰囲気は。
「あの~。本妖精?さん。約束のキスしましたよ?お話聞かせてくださいな。」
『ぇえ。予想と違ったしなぁ。(こんな美少女にキスしてもらえるかともさ思ったのに。まぁ、『キス』はしてもらったけど。)』
「ぇぇ?!なにかお気に召さないことでも?」
な、何が悪かったのでしょうか?あわわ~どうしましょう。せっかく屋敷の過去について教えてもらえるチャンスだったのに、私の失敗のせいで…!
『いや別に教えてやらないってわけじゃないぞ?まぁ、お前にとってのキスだったんだから許してやるよ。教えてやる。』 
「よ、良かったですぅ。」
『んじゃあ、場所移動しようぜ。ここじゃ目立ちすぎる。ついて来い。』
!てっきりここで話すのかと。……でも、お前にとってのキス?どういう意味でしょうか?『ぼーっとしてると見失うのじゃ。考え事はあとにすると良いぞ。』え?あ、そうですね。
わたくしたちは本妖精?さんの後をついていきます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ついたのは5番の本棚です。ここをどうするのでしょうか?
『そこの棚の4段目の真ん中を5回ノックしながら【あけーまご】って唱えろ。』
「あけーまご、ですね。」
私は言われた通りに4段目の真ん中を5回ノックしながら
【あけーまご】
と、唱えました。すると、あらびっくり。本棚に薄っすらと扉が見えます。
『その扉、開いて中入れ。』
「は、はい。」
こんな幻影のような扉が本当に持てるのでしょうか。わたくしは恐る恐るドアノブに手を伸ばします。
「!」掴めました。おぉ。回せます。
「!開きました!」中には…入れる!
『ほぅ。よくできた仕掛けじゃの。』
恐る恐る足を進めれば…!
「入れました!」『よし、んじゃあ、みんな入ったら今度はドアノブの下についている鍵穴に向かって
【しまれ~まご】って唱えろ。』
「わかりました。皆さん入りましたか?」
『OKなのじゃ。』『だいじょーぶだよー。』『入れました。』『は、入れたよ?』
「それなら大丈夫ですね!」
わたくしは鍵穴に向かって
【しまれ~まご】と、唱えました。 
すると今度は見えていたはずの扉が再び見えなくなりました。
『これはまた、鍵穴に向かって、あけーまごって唱えれば扉見えるからな。開けたい時はあけーまご。閉じたいときはしまれ~まごだ。』
ほうほう。そうなのですね。でも、
「ここは一体どこですか?」
『ここは俺、4代目アーベントロート公爵家当主の隠し部屋だ!』
わたくしは驚きで口があきそうになりました。慌てて手で口を抑えましたが、同様を隠し通せてはいなかったでしょう。
こほん。つまり、この本妖精は4代目、と言うことになるのですか。リヤン、あっていますか?
『あぁ、間違いないのじゃ。こやつは4代目じゃ。』
『よっ!久しぶりだなぁ!無の精霊王様!』
「でも、どうしてこのような姿に?」
『実はなぁ…「ごくり」死んだら魂だけの存在になってて暇だったからこいつに許可とって乗り移った!』
魂だけの存在…。そんな事があるんですね。しかも許可をとってでも、本妖精の体を乗っ取った…!凄いです。魔物で似たような特性を持ったやつがいましたね。ゴースト系の魔物で…取り憑く奴…
(怖がられるのか?)
「す、す、すすすすす凄いですねぇ!」
(なんか嬉しい。)(心配無用だったのう。笑)(💢)
「でも、聞いたところによりますと、ここは隠し部屋なのですよね。私なんかに教えてよかったんですか?」
『俺はな、お前の周りに精霊が沢山いて、みんなと契約できる事から心の清らかさを見極めたんだよ。精霊の特徴は知っているからな。それと、あんなに人と関わりを持とうとしなかった無の精霊王様が、こんなに好いているやつだからな。』 
「え?リヤンが人と関わりを持とうとしなかった?」
『こんの性悪小僧!』『ざまぁ。』
「え~と?お二人は中がよろしくないのですか?」
『『勿論(じゃ!)(だ!)』』
「そ、そうなのですか。」
でも、嬉しいですね。わたくしが、4代目様に認められるのは。
『じゃあ、時間がないから今日はお前の質問に1つだけ答えてやる。ちなみに、この部屋にあるものはお前だったら好きに見ていーぞ!ただし持ち込み禁止だ!
あと、いつでも好きなときに来ていーぞ!普段はここにいるからな。』
「本当ですか!嬉しいです。ありがとうございます!」
こんなに気さくな方とは。なんか条件は…あ、キスがありましたね。でも本当にこれだけでいいのでしょうか。今度来るとき、なにかお土産を持って行きましょう。

『何を聞くんだ?』
何を、ですか。………
「1つ質問なんですけれど、いいですか?」
『いいぞ!』
「教えてもらった事って他の人に話しても…?」
『身内ならいーぞ!身内以外は、やめておいたほうがいいだろう。』
きっと何か理由があるんでしょうね。はい、ここ大事なんですよ!深く聞かないのも、貴族令嬢の基本です。
『お前、女としてよくできているな。訓練すれば力もつくし、女としても申し分ない教養を身につけている。凄いな。』
「ありがとうございます。」
ほら!そうでしょう?深く聞かないの、大事なんですよ!
さて、何を聞きましょうか。身内に話せるとなると…やはりアレですね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「では…」
『お!決まったか?』
「はい。」『言ってみろ。』
「……行方不明ですけれど、母様の使っていた部屋の地下室のことを聞いてもよろしいですか?」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今回はちょっと長めです!更新がギリッギリになってしまいましたが…
本当にすいません!

これからもどうぞ、よろしくお願いします!
感想、励みになるのでぜひ!
お気に入りよろしくお願いします。
しおりを挟む
感想 47

あなたにおすすめの小説

出来レースだった王太子妃選に落選した公爵令嬢 役立たずと言われ家を飛び出しました でもあれ? 意外に外の世界は快適です

流空サキ
恋愛
王太子妃に選ばれるのは公爵令嬢であるエステルのはずだった。結果のわかっている出来レースの王太子妃選。けれど結果はまさかの敗北。 父からは勘当され、エステルは家を飛び出した。頼ったのは屋敷を出入りする商人のクレト・ロエラだった。 無一文のエステルはクレトの勧めるままに彼の邸で暮らし始める。それまでほとんど外に出たことのなかったエステルが初めて目にする外の世界。クレトのもとで仕事をしながら過ごすうち、恩人だった彼のことが次第に気になりはじめて……。 純真な公爵令嬢と、ある秘密を持つ商人との恋愛譚。

どうして私にこだわるんですか!?

風見ゆうみ
恋愛
「手柄をたてて君に似合う男になって帰ってくる」そう言って旅立って行った婚約者は三年後、伯爵の爵位をいただくのですが、それと同時に旅先で出会った令嬢との結婚が決まったそうです。 それを知った伯爵令嬢である私、リノア・ブルーミングは悲しい気持ちなんて全くわいてきませんでした。だって、そんな事になるだろうなってわかってましたから! 婚約破棄されて捨てられたという噂が広まり、もう結婚は無理かな、と諦めていたら、なんと辺境伯から結婚の申し出が! その方は冷酷、無口で有名な方。おっとりした私なんて、すぐに捨てられてしまう、そう思ったので、うまーくお断りして田舎でゆっくり過ごそうと思ったら、なぜか結婚のお断りを断られてしまう。 え!? そんな事ってあるんですか? しかもなぜか、元婚約者とその彼女が田舎に引っ越した私を追いかけてきて!? おっとりマイペースなヒロインとヒロインに恋をしている辺境伯とのラブコメです。ざまぁは後半です。 ※独自の世界観ですので、設定はゆるめ、ご都合主義です。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

側妃契約は満了しました。

夢草 蝶
恋愛
 婚約者である王太子から、別の女性を正妃にするから、側妃となって自分達の仕事をしろ。  そのような申し出を受け入れてから、五年の時が経ちました。

【完結】お飾りの妻からの挑戦状

おのまとぺ
恋愛
公爵家から王家へと嫁いできたデイジー・シャトワーズ。待ちに待った旦那様との顔合わせ、王太子セオドア・ハミルトンが放った言葉に立ち会った使用人たちの顔は強張った。 「君はお飾りの妻だ。装飾品として慎ましく生きろ」 しかし、当のデイジーは不躾な挨拶を笑顔で受け止める。二人のドタバタ生活は心配する周囲を巻き込んで、やがて誰も予想しなかった展開へ…… ◇表紙はノーコピーライトガール様より拝借しています ◇全18話で完結予定

乙女ゲームの正しい進め方

みおな
恋愛
 乙女ゲームの世界に転生しました。 目の前には、ヒロインや攻略対象たちがいます。  私はこの乙女ゲームが大好きでした。 心優しいヒロイン。そのヒロインが出会う王子様たち攻略対象。  だから、彼らが今流行りのザマァされるラノベ展開にならないように、キッチリと指導してあげるつもりです。  彼らには幸せになってもらいたいですから。

お嬢様はお亡くなりになりました。

豆狸
恋愛
「お嬢様は……十日前にお亡くなりになりました」 「な……なにを言っている?」

【完結】ドアマットに気付かない系夫の謝罪は死んだ妻には届かない 

堀 和三盆
恋愛
 一年にわたる長期出張から戻ると、愛する妻のシェルタが帰らぬ人になっていた。流行病に罹ったらしく、感染を避けるためにと火葬をされて骨になった妻は墓の下。  信じられなかった。  母を責め使用人を責めて暴れ回って、僕は自らの身に降りかかった突然の不幸を嘆いた。まだ、結婚して3年もたっていないというのに……。  そんな中。僕は遺品の整理中に隠すようにして仕舞われていた妻の日記帳を見つけてしまう。愛する妻が最後に何を考えていたのかを知る手段になるかもしれない。そんな軽い気持ちで日記を開いて戦慄した。  日記には妻がこの家に嫁いでから病に倒れるまでの――母や使用人からの壮絶な嫌がらせの数々が綴られていたのだ。

処理中です...