6 / 14
一章 始動編
《6話》装備強化
ダンジョン攻略上限なんて、生まれてこの方一度も聞いたことがない。
いきなり初めて聞いた言葉をぶっこまれたらどうなるか。
答えは簡単。混乱して慌てる。
しかもだ。なんか知らぬ間に武器が手に入ってるし。
もう、よく分かんねぇや。
おろおろしていると、こちら側に歩いてくる影が見える。
「どうしたの、ユリス君?そんなに慌てて。って、その武器どうしたの?」
「あ、ルーナさん。実は......色々大変なことになりまして。」
そこからは一方的な説明タイム。
周回中に起こったことを包み隠さず話した。
ルーナさんは終始真剣に、時には質問をして話を聞いてくれた。
「へぇ、そんなことが.....。まぁとりあえず、Fランクダンジョンの安全攻略?おめでとう!」
「あ、ありがとうございます。」
「と、言うわけでだよ。せっかくだから武器、強化しちゃう?」
「え、強化?」
ていうか、何が「と、言うわけ」なんだ?
「そうそう。この剣ユリス君が使うでしょ?なら、せかっくだしユリス君が乱獲した『強化石』を使った方がいいと思ってさ。」
「確かに......。やってみたい気持ちもありますし。やりましょう。」
「じゃ、早速。『子鬼の王の剣』―――名前が長いっ!もう『子鬼剣』って呼ぶね。『子鬼剣』と『強化石』近づけてみてくれる?」
「わ、分かりました。」
異空間収納から『強化石』を取り出す。
そして、『子鬼剣』と近づける。
すると―――眩しく光る。
とっさにつぶってしまった目を開くと、『強化石』がなくなっている。
これ、成功なのか?
「成功したね、ユリス君。じゃ、残りもパパッとやっちゃって!」
「はい!.....って、これ最大何回出来るんですか?」
「確かに最高値は+30だった気がするんだけど....何回かかるかは分かんないかな。」
「わかんない、というと?」
「強化ってさ、装備の強化値が高いほど、失敗する確率が多くなるわけだよ。まぁ、失敗すると言っても無駄に一個消費するだけなんだけどね。本来、ドロップ率の低いアイテムだけど、君の場合は好きなだけ取れると言っても過言では無いからね。ぱぁ~~っとやっちゃっていいよ!」
「それなら、分かりました。やりますよ?」
まずは異空間収納から『強化石』を出し、床にばらまく。
そして、ばらまいた『強化石』の上で『子鬼剣』を滑らせる。
強化する方法は、近づけること。
それなら、沢山の『強化石』がある場所に武器を近づけるとどうなる?
答えは―――連続的に強化が始まる。
しかしこれ、かなり眩しい。
目を瞑って必死に堪えるが、かなりきつい。
かなり時間がかかったような気がする。
光が収まり数分後、やっと目を開けれるようになる。
さて、肝心の剣は―――。
薄っすらと光る剣になっていた。
前までは何も光っていなかったため、最終強化のエフェクトだと考えられる。
その後、やっと回復したのか、ルーナさんが目を開ける。
「お、最終強化まで成功したらしいね。にしても、あんなに沢山あった『強化石』がここまで減るとはね...。」
「そうですね...。かなり予想外でした。」
そう。かなりというか、大部というか、ものすごく『強化石』が減ったのだ。
具体的には、100とちょっとあった『強化石』が20個ぐらいまで減っている。
「というかこの方法、人前ではできないね。眩しすぎるよ..。」
「激しく同感です。」
「ま、これで一段落ついたんだし、今日は帰って寝よう。そして明日は―――。」
「明日は?」
「Eランクダンジョンの攻略だ。クリアできたらご飯でも食べに行こっか。」
「いいですね。頑張りましょう。」
「じゃ、解散~。」
「また明日、ですね。」
―――帰宅完了~っと。
軽く水浴びして寝るか。
家についたら、いつものルーティンをこなす。
その後は、ベッドに横になる。
それにしても―――疲れた。
なんか色々あったな。ベッドに入ると今日の出来事を振り返る。
皆そうなのか俺だけなのか知らんけど。
そういえば、『子鬼剣』って上昇値どのくらいなんだ?
(『子鬼の王の剣』詳細表示)
〈『子鬼の王の剣 +30』ATK +1000 AGI +500[覚醒スキル]王の真価〉
なるほどなるほど。頭おかしくなちゃったか?
え、+1000?異常だろ。ていうか覚醒スキルって何だよ。
〈覚醒スキル:武器レベル30が解放条件。スキルによって効果が異なる。〉
解放条件がレベル30か。そりゃ、あまり知られないわけだ。
ちなみに、〈王の真価〉ってなんだろう?
〈王の真価:全ステータスが10分間15%上昇。CT3時間〉
ん~?強いのか弱いのか良く分からん。
これは実践で使って試すしか無いか。
そろそろ寝るか―――。
って、今思い出したけどSP溜まりっぱなしじゃねぇか!
危ねぇー。早めに割り振っとこう。
そうそう、やってみたいことがあったんだった。
剣術にできるだけSPを振り分ける。
できれば、MAX値が何Lvなのかも知りたい。
〈剣術 Lv6 条件:100SP 取得しますか?〉
〈剣術 Lv7 条件:110SP 取得しますか?〉
〈剣術 Lv8 条件:120SP 取得しますか?〉
〈剣術 Lv9 条件:130SP 取得しますか?〉
〈剣術 LvMAX 条件:140SP 取得しますか?〉
(取得)
(剣術表示)
〈剣術 LvMAX:剣系統の装備をしている時、すべてのステータスが50%上昇〉
分かったことは2つ。
1つ目は、スキルの最大レベルは10だということ。
2つ目は現時点でのスキルは1つレベルを上げるごとに、10SPずつ必要SPが上がる。
計算すると、レベル1からレベル10まで上げるには950SP必要と。
多いような少ないような微妙な量だ。
残りは、ステータスに―――っと、待った。
(取得可能スキル表示)
〈気配遮断 Lv1〉
〈罠察知 Lv1〉
・
・
・
この2つ、使い道があるのだろうか?
取ったほうがいいのか?
......いや、まだいいか。
とりあえずステータスに割り振ろう。
Lv 14
HP 130\130 +300
MP 214\214 +100
ATK 70(+1000) +50
DEF 35 +50
DEX 50 +50
AGI 75( +500) +150
SP790 -700
↓
Lv 14
HP 430\430
MP 314\314
ATK 120(+1000)
DEF 85
DEX 100
AGI 225( +500)
SP 90
よしオッケ(OK)。こんなもんだろ。
あ、やばい。眠気が来た。今日はやり残したことないし、寝よ。
夢の国への誘いにのり、瞼を閉じる。
そして、目を開ければ――。
いきなり初めて聞いた言葉をぶっこまれたらどうなるか。
答えは簡単。混乱して慌てる。
しかもだ。なんか知らぬ間に武器が手に入ってるし。
もう、よく分かんねぇや。
おろおろしていると、こちら側に歩いてくる影が見える。
「どうしたの、ユリス君?そんなに慌てて。って、その武器どうしたの?」
「あ、ルーナさん。実は......色々大変なことになりまして。」
そこからは一方的な説明タイム。
周回中に起こったことを包み隠さず話した。
ルーナさんは終始真剣に、時には質問をして話を聞いてくれた。
「へぇ、そんなことが.....。まぁとりあえず、Fランクダンジョンの安全攻略?おめでとう!」
「あ、ありがとうございます。」
「と、言うわけでだよ。せっかくだから武器、強化しちゃう?」
「え、強化?」
ていうか、何が「と、言うわけ」なんだ?
「そうそう。この剣ユリス君が使うでしょ?なら、せかっくだしユリス君が乱獲した『強化石』を使った方がいいと思ってさ。」
「確かに......。やってみたい気持ちもありますし。やりましょう。」
「じゃ、早速。『子鬼の王の剣』―――名前が長いっ!もう『子鬼剣』って呼ぶね。『子鬼剣』と『強化石』近づけてみてくれる?」
「わ、分かりました。」
異空間収納から『強化石』を取り出す。
そして、『子鬼剣』と近づける。
すると―――眩しく光る。
とっさにつぶってしまった目を開くと、『強化石』がなくなっている。
これ、成功なのか?
「成功したね、ユリス君。じゃ、残りもパパッとやっちゃって!」
「はい!.....って、これ最大何回出来るんですか?」
「確かに最高値は+30だった気がするんだけど....何回かかるかは分かんないかな。」
「わかんない、というと?」
「強化ってさ、装備の強化値が高いほど、失敗する確率が多くなるわけだよ。まぁ、失敗すると言っても無駄に一個消費するだけなんだけどね。本来、ドロップ率の低いアイテムだけど、君の場合は好きなだけ取れると言っても過言では無いからね。ぱぁ~~っとやっちゃっていいよ!」
「それなら、分かりました。やりますよ?」
まずは異空間収納から『強化石』を出し、床にばらまく。
そして、ばらまいた『強化石』の上で『子鬼剣』を滑らせる。
強化する方法は、近づけること。
それなら、沢山の『強化石』がある場所に武器を近づけるとどうなる?
答えは―――連続的に強化が始まる。
しかしこれ、かなり眩しい。
目を瞑って必死に堪えるが、かなりきつい。
かなり時間がかかったような気がする。
光が収まり数分後、やっと目を開けれるようになる。
さて、肝心の剣は―――。
薄っすらと光る剣になっていた。
前までは何も光っていなかったため、最終強化のエフェクトだと考えられる。
その後、やっと回復したのか、ルーナさんが目を開ける。
「お、最終強化まで成功したらしいね。にしても、あんなに沢山あった『強化石』がここまで減るとはね...。」
「そうですね...。かなり予想外でした。」
そう。かなりというか、大部というか、ものすごく『強化石』が減ったのだ。
具体的には、100とちょっとあった『強化石』が20個ぐらいまで減っている。
「というかこの方法、人前ではできないね。眩しすぎるよ..。」
「激しく同感です。」
「ま、これで一段落ついたんだし、今日は帰って寝よう。そして明日は―――。」
「明日は?」
「Eランクダンジョンの攻略だ。クリアできたらご飯でも食べに行こっか。」
「いいですね。頑張りましょう。」
「じゃ、解散~。」
「また明日、ですね。」
―――帰宅完了~っと。
軽く水浴びして寝るか。
家についたら、いつものルーティンをこなす。
その後は、ベッドに横になる。
それにしても―――疲れた。
なんか色々あったな。ベッドに入ると今日の出来事を振り返る。
皆そうなのか俺だけなのか知らんけど。
そういえば、『子鬼剣』って上昇値どのくらいなんだ?
(『子鬼の王の剣』詳細表示)
〈『子鬼の王の剣 +30』ATK +1000 AGI +500[覚醒スキル]王の真価〉
なるほどなるほど。頭おかしくなちゃったか?
え、+1000?異常だろ。ていうか覚醒スキルって何だよ。
〈覚醒スキル:武器レベル30が解放条件。スキルによって効果が異なる。〉
解放条件がレベル30か。そりゃ、あまり知られないわけだ。
ちなみに、〈王の真価〉ってなんだろう?
〈王の真価:全ステータスが10分間15%上昇。CT3時間〉
ん~?強いのか弱いのか良く分からん。
これは実践で使って試すしか無いか。
そろそろ寝るか―――。
って、今思い出したけどSP溜まりっぱなしじゃねぇか!
危ねぇー。早めに割り振っとこう。
そうそう、やってみたいことがあったんだった。
剣術にできるだけSPを振り分ける。
できれば、MAX値が何Lvなのかも知りたい。
〈剣術 Lv6 条件:100SP 取得しますか?〉
〈剣術 Lv7 条件:110SP 取得しますか?〉
〈剣術 Lv8 条件:120SP 取得しますか?〉
〈剣術 Lv9 条件:130SP 取得しますか?〉
〈剣術 LvMAX 条件:140SP 取得しますか?〉
(取得)
(剣術表示)
〈剣術 LvMAX:剣系統の装備をしている時、すべてのステータスが50%上昇〉
分かったことは2つ。
1つ目は、スキルの最大レベルは10だということ。
2つ目は現時点でのスキルは1つレベルを上げるごとに、10SPずつ必要SPが上がる。
計算すると、レベル1からレベル10まで上げるには950SP必要と。
多いような少ないような微妙な量だ。
残りは、ステータスに―――っと、待った。
(取得可能スキル表示)
〈気配遮断 Lv1〉
〈罠察知 Lv1〉
・
・
・
この2つ、使い道があるのだろうか?
取ったほうがいいのか?
......いや、まだいいか。
とりあえずステータスに割り振ろう。
Lv 14
HP 130\130 +300
MP 214\214 +100
ATK 70(+1000) +50
DEF 35 +50
DEX 50 +50
AGI 75( +500) +150
SP790 -700
↓
Lv 14
HP 430\430
MP 314\314
ATK 120(+1000)
DEF 85
DEX 100
AGI 225( +500)
SP 90
よしオッケ(OK)。こんなもんだろ。
あ、やばい。眠気が来た。今日はやり残したことないし、寝よ。
夢の国への誘いにのり、瞼を閉じる。
そして、目を開ければ――。
あなたにおすすめの小説
彼に勇者は似合わない!
プリン伯爵
ファンタジー
連日の残業で終電帰りのサラリーマン、神無月無名21歳。
ある夜、突然足元の光に包まれ異世界へと召喚されてしまう。
そこは豪華絢爛な王宮。
第一王女ラクティスは、彼を含む男女5人を「勇者」として召喚したと告げる。
元の世界では時間がほぼ止まっているという説明を受け、半ば強制的に魔国との戦いに協力することになった無名たち。
発現した無名の紋章は歴代でも最高クラスを示し万能の勇者と称され、周囲を驚愕させる。
元の世界への帰還を条件に口頭で協力を約束する勇者たちだが、無名だけは王家に対し警戒心を抱き、王に元の世界への帰還とこの世界で得た力を持ち帰ることを書面で約束させる。
協調性がないと周囲から思われながらも、己の最適解を優先する無名は、果たして他の勇者たちと協力し、魔国を打ち倒して元の世界へ帰ることができるのか。
それぞれの思惑が交錯する中、勇者たちの戦いが幕を開ける。
これは社会不適合者が歩む成長の物語。
勘当された少年と不思議な少女
レイシール
ファンタジー
15歳を迎えた日、ランティスは父親から勘当を言い渡された。
理由は外れスキルを持ってるから…
眼の色が違うだけで気味が悪いと周りから避けられてる少女。
そんな2人が出会って…
ダンジョンをある日見つけた結果→世界最強になってしまった
仮実谷 望
ファンタジー
いつも遊び場にしていた山である日ダンジョンを見つけた。とりあえず入ってみるがそこは未知の場所で……モンスターや宝箱などお宝やワクワクが溢れている場所だった。
そんなところで過ごしているといつの間にかステータスが伸びて伸びていつの間にか世界最強になっていた!?
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
実家にガチャが来たそしてダンジョンが出来た ~スキルを沢山獲得してこの世界で最強になるようです~
仮実谷 望
ファンタジー
とあるサイトを眺めていると隠しリンクを踏んでしまう。主人公はそのサイトでガチャを廻してしまうとサイトからガチャが家に来た。突然の不可思議現象に戸惑うがすぐに納得する。そしてガチャから引いたダンジョンの芽がダンジョンになりダンジョンに入ることになる。
俺のレベルが常人では到達不可の領域にある件について ~全ユーザーレベル上限999の中俺だけレベル100億いった~
仮実谷 望
ファンタジー
ダンジョンが当たり前のようにある世界になって3年の月日が流れてずっとダンジョンに入りたいと願っていた青年が自宅にダンジョンが出現する。自宅の押し入れにダンジョンが出現する中、冷静に青年はダンジョンを攻略する。そして自分だけがレベル上限を突破してレベルが無尽蔵に上がり続けてしまう。そうしていづれは最強への探索者として覚醒する青年なのであった。
即席異世界転移して薬草師になった
黒密
ファンタジー
ある日、学校から帰ってきて机を見たら即席異世界転移と書かれたカップ麺みたいな容器が置いてある事に気がついた普通の高校生、華崎 秦(かざき しん)
秦は興味本位でその容器にお湯と中に入っていた粉を入れて三分待ち、封を開けたら異世界に転移した。
そして気がつくと異世界の大半を管理している存在、ユーリ・ストラスに秦は元の世界に帰れない事を知った。
色々考えた結果、秦は異世界で生きることを決めてユーリから六枚のカードからスキルを選んだ。
秦はその選んだスキル、薬草師で異世界を生きる事になる。