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一章 始動編
《7話》Fランクダンジョン
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「さて、準備はいいかい?ユリス君。」
「ええ、何時でもいけます。」
「では、いざFランクダンジョンへ!!」
今日はFランクダンジョンを攻略する日だ。
なのだが、ルーナさんのテンションがやけに高い。
ルーナさん曰く、今日の攻略は自分に任せてほしいとのこと。
何故かと言うと―――。
「この頃はレベル上げができてないからね。こうやって、ちまちまとレベル上げとかないと。」
「そう、なんですね...。」
「じゃ、サックっと行こー!」
そこからは、地獄の始まりだった。
このFランクダンジョンはウルフ主体のダンジョンだ。
素早いことで有名なウルフが現れた瞬間、魔法で射抜かれる。
正確には、出てきた瞬間にルーナさんが魔法の標準をあわせる。
そして放つを繰り返しているのだ。
言葉にすると簡単だが、実際にやるとなると相当難しい技だ。
一瞬で、魔力操作・詠唱・照準をこなさなくてはいけないのだから。
そして、その行為を息をするようにこなすルーナさんはかなり異常だろう。
今でも、
「ねぇ、今日何食べに行きたい?」
なんて聞いてくるのだから。
「なんでもいいですよ。ルーナさんの好きなところで。」
「そういうのが一番困るんだけど。モテないよ、ユリス君。」
「モテないって....そういうもんなんですか?あ、それなら焼肉で。」
「焼肉?いいけど現金だな~、ユリス君は。」
知らんがな。
というか、もうボス部屋までたどり着いたんだけど。早っ?!
「失礼しま~す。」
友達の家に上がり込むようにボス部屋に入るルーナさん。
ボスはホワイトウルフ。
ウルフの上位種であり、風魔法を得意とする魔物。
GランクダンジョンとFランクダンジョンの決定的な違い。
それは、魔物が、魔法を使うか否かというところだ。
魔法―――つまり遠距離攻撃は厄介なのだ。
自分がやるときは楽らしいのだが。(ルーナ談)
遠距離攻撃型の勝敗の決め手。それは命中率と詠唱速度だ。
命中率はその名の通り、相手を狙う力が試される。
問題は詠唱速度。
詠唱速度は、魔法構築速度と言い換えてもいい。
と、言うのも詠唱とは魔法を構築する上でのプロセスだ。
なので、言葉を発しないといけないわけでもない。
頭の中で、いかに早く思い描けるか、いかに早く魔力を流すことができるのかがポイント。
ホワイトウルフとルーナさんが対峙。
した瞬間には、ルーナさんの魔法は完成している。
「さよーならっ!」
掛け声とともに魔力を通された魔法陣は光の矢を生み出し、無情にホワイトウルフの脳天を貫通する。
そして何事もなかったように、
「はい、終了。どうする?周回していく?」
「え、ああ。それじゃ、二回ほど。」
「おっけ。じゃあ、ボクは焼肉屋さんを探しにでも行こうかな。あとで迎えに来るね~。」
そういってどっかに行ってしまった。嵐のような人だな。
じゃ、いっちょダンジョン攻略行きますか。
ダンジョンゲートをくぐる。するとそこには、つい先程まで見ていた景色が。
―――周回、開始!
『子鬼剣』を装備。これで〈剣術〉のスキル効果発動。
更に、〈俊敏〉〈気配察知〉発動。
そして、ダンジョンを一気に駆け抜け―――れたら良かったんですけどねー。
ルーナさんが倒してたときには、正直弱く見えていた。
なのに自分が対峙したときにこれほど威圧を感じるなんて。
ゴブリンなんて比じゃない。でも――俺には力がある、はずだ。
『子鬼剣』を構える。そして、回避。
〈回避〉は何も無いところで使うと、少し前に移動する。
ならば、回避と同時に走り出したのなら?
答えは、距離感がずれる。
ウルフはゴリゴリの近接型。攻撃方法は牙と爪。
これがわかっていれば、狙うところは2つ。ウルフの顎か手の二択だ。
最もこの距離で狙いやすいのは顎。
剣をやや早めに振り、剣先だけで口の付け根に斬りかかる。
すると、ウルフは口を操作できなくなる。
後は簡単。相手の側面に回り込み、首の付け根に斬りかかる。
流石は最大強化の剣といったところか。
何の抵抗もなく豆腐を切ったように切れる。
長いようで短い。時間で言えば約1分ぐらいだっただろうか。
これが後何回も続く。
いや、何回も繰り返したときは楽に狩れるようになるか?
まぁ、いいや。
―――――――――飛ばすか。
何回ウルフを殺めただろうか。
やはり5階層構成は楽じゃない。
やっとボス部屋。ボスはホワイトウルフ。
気をつけるのは、牙・爪・咆哮・魔法・突進etc
つまりは、全部だ。
怖気づいたか?否、ここでやらなくて何時やる。
と、いうか何か――ワクワクしてきた。
ボス部屋に入った瞬間、ノーモーションでホワイトウルフに接近。
しかし、まぁホワイトウルフに急接近出来るかと言われたらそうじゃなくて。
遠くから回り込むように接近する。
意図は2つ。
1つ目は魔法の照準から逃げる。
2つ目は側面から接近することだ。
ウルフ系は、総じて側面からの攻撃に弱い。
四足歩行の定めというべきか。
するとどうだろう。魔法にさえ気をつけていれば攻撃は喰らわない状態になる。
接近と言っても、ただ叩くわけでは倒せない。
魔法で防御される可能性もあるし、何よりリスクがでかい。
ならばどうするか。高く跳ぶのだ。
跳ぶという行為は、完璧にATK依存だ。
跳躍力=地面を押す力なので、当たり前と言えば当たり前だが。
『子鬼剣』で強化されたATKは1000。
これだけあれば、優に2mは跳べる。
なぜ2mなのかって?それは、ホワイトウルフの高さが2mぐらいだからだ。
ホワイトウルフの頭上にいる。
ここから―――
「また後で、だな。」
空中で体を捻り、回転斬りをホワイトウルフの首に斬り込む!
倒されたホワイトウルフはこれまで通り光の粒子に変わる。
あとは、散っていくだけ――と思いきや再結合。
かなり小さいシルエットになったと思いきや、光が色に変わっていく。
色が完全に変わった時、そこに現れたのは―――。
「ええ、何時でもいけます。」
「では、いざFランクダンジョンへ!!」
今日はFランクダンジョンを攻略する日だ。
なのだが、ルーナさんのテンションがやけに高い。
ルーナさん曰く、今日の攻略は自分に任せてほしいとのこと。
何故かと言うと―――。
「この頃はレベル上げができてないからね。こうやって、ちまちまとレベル上げとかないと。」
「そう、なんですね...。」
「じゃ、サックっと行こー!」
そこからは、地獄の始まりだった。
このFランクダンジョンはウルフ主体のダンジョンだ。
素早いことで有名なウルフが現れた瞬間、魔法で射抜かれる。
正確には、出てきた瞬間にルーナさんが魔法の標準をあわせる。
そして放つを繰り返しているのだ。
言葉にすると簡単だが、実際にやるとなると相当難しい技だ。
一瞬で、魔力操作・詠唱・照準をこなさなくてはいけないのだから。
そして、その行為を息をするようにこなすルーナさんはかなり異常だろう。
今でも、
「ねぇ、今日何食べに行きたい?」
なんて聞いてくるのだから。
「なんでもいいですよ。ルーナさんの好きなところで。」
「そういうのが一番困るんだけど。モテないよ、ユリス君。」
「モテないって....そういうもんなんですか?あ、それなら焼肉で。」
「焼肉?いいけど現金だな~、ユリス君は。」
知らんがな。
というか、もうボス部屋までたどり着いたんだけど。早っ?!
「失礼しま~す。」
友達の家に上がり込むようにボス部屋に入るルーナさん。
ボスはホワイトウルフ。
ウルフの上位種であり、風魔法を得意とする魔物。
GランクダンジョンとFランクダンジョンの決定的な違い。
それは、魔物が、魔法を使うか否かというところだ。
魔法―――つまり遠距離攻撃は厄介なのだ。
自分がやるときは楽らしいのだが。(ルーナ談)
遠距離攻撃型の勝敗の決め手。それは命中率と詠唱速度だ。
命中率はその名の通り、相手を狙う力が試される。
問題は詠唱速度。
詠唱速度は、魔法構築速度と言い換えてもいい。
と、言うのも詠唱とは魔法を構築する上でのプロセスだ。
なので、言葉を発しないといけないわけでもない。
頭の中で、いかに早く思い描けるか、いかに早く魔力を流すことができるのかがポイント。
ホワイトウルフとルーナさんが対峙。
した瞬間には、ルーナさんの魔法は完成している。
「さよーならっ!」
掛け声とともに魔力を通された魔法陣は光の矢を生み出し、無情にホワイトウルフの脳天を貫通する。
そして何事もなかったように、
「はい、終了。どうする?周回していく?」
「え、ああ。それじゃ、二回ほど。」
「おっけ。じゃあ、ボクは焼肉屋さんを探しにでも行こうかな。あとで迎えに来るね~。」
そういってどっかに行ってしまった。嵐のような人だな。
じゃ、いっちょダンジョン攻略行きますか。
ダンジョンゲートをくぐる。するとそこには、つい先程まで見ていた景色が。
―――周回、開始!
『子鬼剣』を装備。これで〈剣術〉のスキル効果発動。
更に、〈俊敏〉〈気配察知〉発動。
そして、ダンジョンを一気に駆け抜け―――れたら良かったんですけどねー。
ルーナさんが倒してたときには、正直弱く見えていた。
なのに自分が対峙したときにこれほど威圧を感じるなんて。
ゴブリンなんて比じゃない。でも――俺には力がある、はずだ。
『子鬼剣』を構える。そして、回避。
〈回避〉は何も無いところで使うと、少し前に移動する。
ならば、回避と同時に走り出したのなら?
答えは、距離感がずれる。
ウルフはゴリゴリの近接型。攻撃方法は牙と爪。
これがわかっていれば、狙うところは2つ。ウルフの顎か手の二択だ。
最もこの距離で狙いやすいのは顎。
剣をやや早めに振り、剣先だけで口の付け根に斬りかかる。
すると、ウルフは口を操作できなくなる。
後は簡単。相手の側面に回り込み、首の付け根に斬りかかる。
流石は最大強化の剣といったところか。
何の抵抗もなく豆腐を切ったように切れる。
長いようで短い。時間で言えば約1分ぐらいだっただろうか。
これが後何回も続く。
いや、何回も繰り返したときは楽に狩れるようになるか?
まぁ、いいや。
―――――――――飛ばすか。
何回ウルフを殺めただろうか。
やはり5階層構成は楽じゃない。
やっとボス部屋。ボスはホワイトウルフ。
気をつけるのは、牙・爪・咆哮・魔法・突進etc
つまりは、全部だ。
怖気づいたか?否、ここでやらなくて何時やる。
と、いうか何か――ワクワクしてきた。
ボス部屋に入った瞬間、ノーモーションでホワイトウルフに接近。
しかし、まぁホワイトウルフに急接近出来るかと言われたらそうじゃなくて。
遠くから回り込むように接近する。
意図は2つ。
1つ目は魔法の照準から逃げる。
2つ目は側面から接近することだ。
ウルフ系は、総じて側面からの攻撃に弱い。
四足歩行の定めというべきか。
するとどうだろう。魔法にさえ気をつけていれば攻撃は喰らわない状態になる。
接近と言っても、ただ叩くわけでは倒せない。
魔法で防御される可能性もあるし、何よりリスクがでかい。
ならばどうするか。高く跳ぶのだ。
跳ぶという行為は、完璧にATK依存だ。
跳躍力=地面を押す力なので、当たり前と言えば当たり前だが。
『子鬼剣』で強化されたATKは1000。
これだけあれば、優に2mは跳べる。
なぜ2mなのかって?それは、ホワイトウルフの高さが2mぐらいだからだ。
ホワイトウルフの頭上にいる。
ここから―――
「また後で、だな。」
空中で体を捻り、回転斬りをホワイトウルフの首に斬り込む!
倒されたホワイトウルフはこれまで通り光の粒子に変わる。
あとは、散っていくだけ――と思いきや再結合。
かなり小さいシルエットになったと思いきや、光が色に変わっていく。
色が完全に変わった時、そこに現れたのは―――。
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