『スキル』と『ステータス』と『ダンジョン』と

tui

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一章 始動編

《10話》Eランクダンジョン周回 其の弐

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Eランクダンジョンに潜る。
数日前までは、ただの夢だったこと。

それが、今実現している。
なんとも言えないこの高揚感に溺れる。

今日は、気分がいいな。
体が軽い気がする。

そんなことを考えながら―――すれ違いざまにウルフを斬ってゆく。


―――Eランクダンジョン ウルフの巣窟 5周目―――

「あ、そういえば――。」

そういって、『俊敏の指輪』を外す。
そして、『強化石』を山にする。

これで準備は整った。周りを一度確認してと。

「〈気配感知〉」

......全く反応がない。誰もいないな。

よし、強化開始!

『俊敏の指輪』を、『強化石』の山に放り込む!

この方法が凄く眩しいのは知っている。
とっさに身を翻し、目をつぶる。
それでも眩しい。やばい、目が潰れそうだ。

一回一回していくと光々しいんだろうけどな。
そんな事を考えながら、ひたすらに眩しさに耐えるのであった。

数分後、光が止まる。
正確に言うと、瞼の向こう側が暗くなる。

――終わった...かな?
恐る恐る目を開ける。

眩しくは――無いな。
良かった。終わったみたいだ。

『俊敏の指輪』を確認する。
変わったところといえば、宝石の輝きが増したということぐらいか。
他に変化はなかったような気がする。


では、前からやろうと思っていたことをしよう。
その名も―――鑑定チャレンジだ。

先の〈鑑定〉使用時のMP大量消費。
〈鑑定〉のスキルの詳細を見たら普通に原因が分かった。

原因は、情報全てを見ようとしたこと。
言い方を変えると、無意識下にすべての情報を入手したこと、だ。

〈鑑定〉は鑑定する情報量に比例してMP消費が上がってゆく。
だから―――。

「(バフ効果だけを)鑑定!」

このように情報を限定すれば、少ないMP消費で済む。

さてさて、鑑定結果は――。

〈俊敏の指輪 LvMAX:AGIを500増加 覚醒スキル:俊敏〉

うん。何時も通りぶっ壊れだね。
てか、『俊敏の指輪』で覚醒スキルが俊敏って。
そのまんますぎだろ。

――まっ、いいか。

よし、『俊敏の指輪』の真価、見せてもらうか。

軽く走ってみる。

「ぅおっ?!」

これだけの動作で、今までの倍のスピードが出る。

――そりゃそうか。
AGIのステータスは約2倍になったんだから。

......そろそろダンジョン攻略を再開しますか。

飛ばす―――ぞ!

《ダンジョンを攻略しました。300SP獲得しました》

結論から云うと、時短が凄まじかった。

ただでさえ異常なATKに異常なAGIが上乗せされた。
Eランクダンジョンレベルなら余裕だ。

一周約30分を要するから――10周は出来るな。
ま、ダンジョン攻略上限がどのくらいかは分からないけど。

よし――やるか!


―――Eランクダンジョン ウルフの巣窟 6周目―――

《レベルが16に上がりました。160SPを獲得しました。
 『弓術』が取得可能になりました。ダンジョンを攻略しました。300SPを獲得しました》


―――Eランクダンジョン ウルフの巣窟 7周目―――

《ダンジョンを攻略しました。300SP獲得しました》


―――Eランクダンジョン ウルフの巣窟 8周目―――

《ダンジョンを攻略しました。300SP獲得しました》


―――Eランクダンジョン ウルフの巣窟 9周目―――

《ダンジョンを攻略しました。300SP獲得しました》


―――Eランクダンジョン ウルフの巣窟 10周目―――

《ダンジョンを攻略しました。300SP獲得しました》


―――Eランクダンジョン ウルフの巣窟 11周目―――

《レベルが17に上がりました。170SPを獲得しました。
 『槍術』が取得可能になりました。ダンジョンを攻略しました。300SPを獲得しました》

まだまだ行ける。なぜか力が湧いてくる。
今日は―――気分がいいな。


―――Eランクダンジョン ウルフの巣窟 12周目―――

《ダンジョンを攻略しました。300SP獲得しました》


―――Eランクダンジョン ウルフの巣窟 13周目―――

《ダンジョンを攻略しました。300SP獲得しました》


―――Eランクダンジョン ウルフの巣窟 14周目―――

《ダンジョンを攻略しました。300SP獲得しました》


―――Eランクダンジョン ウルフの巣窟 15周目―――

《ダンジョンを攻略しました。300SP獲得しました》


―――Eランクダンジョン ウルフの巣窟 16周目―――

《レベルが18に上がりました。180SPを獲得しました。
 『麻痺耐性』が取得可能になりました。ダンジョンを攻略しました。300SPを獲得しました》

―――ふぅ。疲れてきた。
外も暗くなってきたし、今日はもう引きどきかな。

帰ろうか。

帰り道にステータスを割り振る。
家に帰ったらすぐに寝たいし。

まずはスキルからだな~。

今回新たに取得可能になったスキルも、今回は無視で行こうかな。
まずは元からあるスキルのレベルを上げるか。

MPに極振りしようかとも考えたが、スキルの恩恵は強い。
使用頻度が高い順にレベルをMAXにしたい。

まずは――。


(〈気配察知〉をレベルMAXに)

《〈気配察知〉をレベルMAXにしました。SPのを770使用しました》


次に――。


(〈異空間収納〉をレベルMAXに)

《〈異空間収納〉をレベルMAXにしました。SPを840使用しました》


(〈魔力回復〉をレベルMAXに)

《〈魔力回復〉をレベルMAXにしました。SPのを770使用しました》


(〈回避〉をレベルMAXに)

《〈回避〉をレベルMAXにしました。SPを840使用しました》


最後に基本ステータスに割り振る。
と、言ってもHPとMPに極ぶりだ。

このダンジョンじゃ攻撃を食らうことがまず無い。
なので防御面は完全無視でいいだろう。

また、遠距離攻撃もとっていないため、DEXなどは現時点ではいらない。
AGIをとATKは装備で十分強化されているので消去法でHPとMPになる。

ここまでステータスを上げたって、Aランクダンジョンをクリアしている人たちの足元にも及ばない。
ため息が出そうになる。が、まだこの力に目覚めて一週間程度だ。
時間は十分にある。

残りSPは1400ちょうど。

(HPとMAXPに700SPにを)

《HPに700SPを使用しました。MPに700SPを使用しました。》

よし、これで――。


(ALLステータスオープン)

Lv 18
HP   1130\1130 
MP   1014\1014 
ATK  120(+1000) 
DEF  85 
DEX  100 
AGI   225(+500)(+500)

SP 0
〈剣術 LvMAX〉〈回避 LvMAX〉〈気配察知 LvMAX〉〈ダッシュ Lv3〉
〈異空間収納 LvMAX〉〈魔力回復 LvMAX〉〈クリティカル率上昇 Lv1〉
〈鑑定 LvMAX〉

HP・MPは共に1000超えを果たした。
こう考えるとATKあげても良かったのかもしれない。

過ぎたことはしょうがないが。

よし、今日できることはやり尽くした。
帰って――寝るか。

その日は家に帰ってすぐに寝た。
疲れが溜まっていたのだろうな。ベットに入ったらすぐに夢の世界だった。

―――――――――《〈剣術〉が進化可能になりました》
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