平凡な男子高校生が、素敵な、ある意味必然的な運命をつかむお話。

しゅ

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5.ポンコツ化

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...................やばい。



いや、何がやばいって梓のやりすぎボディータッチに当人である俺までも慣れてしまったことではなく、その行為が1周回ってなんだか恥ずかしくなってきたことだ。



最初のうちは
「はーーーなーーーせーーー!!!うがぁーーーー!!!!」
だったのが、
「お、また来たの?飽きないねぇ、お前も。」
になり、
「お、きたきたさむいさむいあっためろおらぁ!」
に変わり、




現在じゃあ.............


「...................」

「........ん?平太、唇噛み締めてどしたの?切れちゃうよ?リップ塗ろっか?」

「..................」

「はい、ちゅーの口して?んー...って。.......ん、上手。」

「..................」

「............はい、終わり。ぷるぷるになったよ、平太♡」

「................」

「ん。どういたしまして♡ じゃあ、おいで?」

「....................」

ポスンッ

「んっふふ♡ かぁわいい♡よしよし♡」

「....................」





「へ、平太このやり取りの中で一言も発してないけど?!」

「平ちゃんずっと眉間にシワ寄ってる顔のまんまだし............ちょっと赤いけど(ボソッ)」

「なんでその状態の平太と会話出来てんだよ梓..............ってか」

「「「あっっめぇ!!!」」」

「最初に比べて平太が受け入れる....ってか望むようになったからかさらに梓のスキンシップがマシマシになってるし.......」

「ツッコミ役の平太がポンコツ化してるから普段ボケな俺らが忙しい!!!!」

「「「戻ってこい!!!平太!!!!」」」

「....................ギロッ」

「「「ヒィッッ!!!!!」」」







................そうなのだ。
俺は今ポンコツと化している。


普段の俺ならツッコむか、怒るか、もはや身を任せてゴロゴロする筈なのに.....(いや、最後のもおかしいけどさ)



なん.......っも、喋れない。

梓が近くに来るだけで、なんかキュッてなるし、触れてくるとギュッてなるし、でも離れるともっとギュッてなる。


最近の自分のおかしさに困惑しているうちに、ここ数日梓の前では何にも喋れなくなっていた。


それでも何故か梓は俺と会話が出来ているし、ますます嬉しそうにくっついてくる。


さっき塗ってくれたリップ........あれ、授業中梓が使ってたやつだよな..........ってうわぁぁあぁぁ!?なんかやっぱりおかしいよ俺ぇ!!!!!!



「平太?どうしたの?考え事?」

「.................ジロリ」

「.......ふふ、可愛いね。」


俺が、俺自身がおかしくなったことに関して悩みまくってるというのにこいつはやけに嬉しそうだな..............




んあぁあああ!!!もう!!!!わかんない!!!!!!










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