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しおりを挟む「────というわけで、強制力と盗賊の輪姦ブラックアウトへの恐怖から魔力を高め、魔法力をあげておりました.......。」
全部吐かされました。悠陽です。
だってだってみんな怖い顔してるんだもん......ぴえん。
「ふーーーーーー。理由はわかる。わかる。わかるが...........。えぐい力つけやがって..........。隠匿するっていう知恵があっただけよかったが........。」
「隠さなきゃまずいくらいの力だね.......」
「主人公は一般人だったからちやほやくらいで済んだんだよ。でも、久住宮家の子息だったら.........」
「攫われて既成事実作られて囲われるのが目に見えるな。」
「ヒッ!」
盗賊ブラックアウトじゃなくて、レイプからの政略結婚バッドエンド!?
「はーーーー。...........本当に、お前は運がいい。なんていったって比賀家がついてるんだ。」
「美桜家もね。」
「一応魔法力が高い俺もいるしね~。家柄的には弱いけど、隠れ蓑にはなれるよ~!!」
み、みんな~.......!!!!!感涙
「うっ......!みんな......!1回ずつぎゅってさせて.......!」
「「「1回と言わず何度でも(いいよ!)」」」
お言葉に甘えてひしっ!と抱きしめたし、抱きしめてもらった。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「............そういえば快はなんでこんなにすんなり?僕の味方してくれてるの?」
ずっと疑問だったこと。今回僕は快(って呼ぶことにした)を邪魔しないから目の敵にされることはないにしても、こんなに親身になってくれることって普通ないんじゃない?悪役がいた方が攻略がスムーズになるとかで。いや、やめてほしいけど。謂れのない罪断固反対マンだけど。
「あれ、言ってなかったっけ?俺は前世から君が好きなの。」
...........へ?
「ゲームの中の君も好き。でも.........実際に会った『悠陽』はもっと好き。.....ねぇ、攻略対象者は長男以外、でしょ?悪役令息が入ってないなんて誰が言ったの?ガンガンいくから覚悟して♡ ね?♡」
「はぁ゛......?」
「悠陽は渡すかよ.......」
言われた言葉に放心した僕。
なんだか2人が騒がしい気もしたけどスルーした。
よ、陽キャってこわい......!
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