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第4話「あなたについていきたい」
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第4話「あなたについていきたい」
その子のことに気づいたのは、三日目の朝だった。
厨房の隅に、一人のメイドがいた。
年齢は凛より少し下だろうか。
十七か、十八くらい。
黒髪を後ろでまとめて、背中を丸めて作業している。
誰も、その子に話しかけなかった。
その子も、誰にも話しかけなかった。
ただ黙々と、野菜の下処理をしていた。
(速い)
凛は皿を拭きながら、横目でその子を観察した。
包丁の動きが、他のメイドとは明らかに違う。
無駄がない。
一切のぶれなく、等間隔に野菜が切られていく。
リズムが一定で、手が止まらない。
しかも——切りながら、次の工程をすでに準備している。
鍋の火加減を確認して、調味料を手元に並べて、それでもまだ包丁を動かし続けている。
プロの動きだった。
(なのに、なんで隅っこにいるんだろう)
厨房の中心では、古参のメイドたちが大きな声で指示を出し合っている。
その子はそこに入れてもらえていないようだった。
話しかけても無視されているのを、一度だけ凛は見た。
「ねえ、レナさん」
昼の休憩時間、凛はレナに声をかけた。
「なに」
「厨房の隅で野菜切ってる子、いるじゃないですか。黒髪の」
レナの表情が、わずかに曇った。
「エマのこと?」
「名前、エマっていうんですか」
「……そう」
「あの子、すごく仕事ができますよね。なんで端に追いやられてるんですか」
レナはしばらく黙っていた。
廊下の向こうを見て、それから小さな声で言った。
「古参のマリー主任に嫌われてる。理由はわからない。でも主任が睨みを利かせてるから、誰もエマに関わらない」
「それって、おかしくないですか」
「おかしくても、それがここのやり方なの」
レナの声に、かすかな諦めが滲んでいた。
凛はそれ以上聞かなかった。
――――
その日の午後、凛は食料庫の整理を任された。
棚に詰め込まれた食材を、種類ごとに分けて並べ直す作業だった。
一人でやるつもりだったが、扉を開けると先客がいた。
エマだった。
棚の前にしゃがんで、賞味期限の切れた食材を取り出している。
凛の気配に気づいて、びくりと肩を震わせた。
「す、すみません、私が出ます」
立ち上がりかけたエマを、凛は手で制した。
「そのままでいいですよ。一緒にやりましょう」
エマが固まった。
「……え」
「二人でやれば早く終わる。レナさんに教わりました」
凛は棚の反対側に回って、作業を始めた。
しばらく沈黙が続いた。
エマはまだ固まっていたが、やがてゆっくりと動き始めた。
二人で黙って、棚を整理した。
十分ほど経ったとき、凛は口を開いた。
「あなた、名前は?」
エマの手が止まった。
「……なんで聞くんですか」
「覚えたいから」
「覚えて、どうするんですか」
凛は手を動かしながら、エマを見た。
「どうもしないですよ。ただ、一緒に働くなら名前を知りたいと思って」
エマはしばらく黙っていた。
それから、ぽつりと言った。
「……エマです。エマ・クレス」
「凛です。アリア・ヴェルナーって名乗るように言われてますけど、凛の方が慣れてるので」
「リン、さん」
「うん」
また沈黙。
でも、さっきより柔らかい沈黙だった。
「……凛さんは、なんでメイドになったんですか」
エマが、おそるおそる聞いてきた。
「令嬢がメイドになるなんて、普通じゃないから。みんな、変だって言ってます」
「変かもしれないですね」
凛は少し考えてから、続けた。
「でも、ここに来たかった理由はあります。王城のメイドを変えたいと思って」
「変える、って」
「もっと、みんなが働きやすい場所にしたい。仕事ができる人が、ちゃんと認められる場所に」
エマの手が、また止まった。
今度は違う理由で止まっているのが、凛にはわかった。
「……そんなこと、できるんですか」
「わからない。でもやってみます」
「どうやって」
「一人ずつ、話を聞くところから」
凛は棚の整理を続けながら、エマを見た。
「エマさんは、今の状況に納得してますか」
エマが俯いた。
「……納得、は」
「してないですよね」
「でも、どうしようもないじゃないですか。主任に睨まれたら、誰も助けてくれない。文句を言ったら余計ひどくなる」
「それはそうかもしれない。今はまだ」
凛はエマの方を向いた。
「エマさんの仕事、見てました。三日間、ずっと」
エマが顔を上げた。
「厨房で一番速くて、一番丁寧です。他の人が気づいてないだけで、あなたが下処理をしてるから朝食の準備が間に合ってる日がある」
エマの目が、かすかに揺れた。
「……誰も、そんなこと」
「言ってくれなかった?」
エマが頷いた。
小さく、でも確かに。
「おかしいですよね、それ」
凛は静かに言った。
「仕事ができる人が報われないのは、組織の損失です。エマさんの力は、もっとちゃんと使われるべきだと思う」
しばらく、沈黙が続いた。
食料庫の中は薄暗くて、外の音が遠かった。
「……凛さん」
エマが、ゆっくりと口を開いた。
声が、少し震えていた。
「私、凛さんについていきたいです」
凛は少し驚いて、エマを見た。
「まだ私、何もしてないですよ」
「わかってます」
エマは凛を真っ直ぐに見返した。
さっきまでの怯えた目ではなかった。
「でも凛さんは、私の名前を聞いてくれた。仕事を見ててくれた。それだけで——それだけで、十分です」
凛は少しの間、エマを見つめた。
(そうか)
名前を聞くだけでいい。
仕事を見るだけでいい。
それだけで、人はついてくる。
前世でも、そうだった。
チームメンバーの名前を全員覚えて、仕事ぶりを見ていると伝えるだけで、空気が変わった。
それがどれだけ当たり前のことか、分かっていない上司が多かった。
(ここでも、同じだ)
凛は頷いた。
「わかりました。じゃあ一緒にやりましょう」
「……はい」
エマが、初めて笑った。
ぎこちない、慣れていない笑い方だったけれど、それがかえって凛の胸に刺さった。
この子は、ずっと笑えていなかったのだろう。
――――
その夜、凛は部屋に戻って天井を見上げた。
エマ・クレス。
一人目だった。
500人のうちの、まだ一人。
でも——始まりはいつも、一人からだ。
ブラック企業で最初にチームを立て直したときも、最初に話しかけたのは一番隅っこにいた後輩だった。
(やり方は知ってる)
焦らない。
急がない。
一人ずつ、顔を見て、名前を呼んで、仕事を見る。
それを積み重ねるだけだ。
凛は目を閉じた。
指先のかじかみは、もう慣れた。
腰の痛みも、二日目よりはましだった。
身体は、ちゃんとこの仕事に慣れてきていた。
——500人。全員の名前を、必ず覚える。
――――
【次話予告】
四日目、凛の仕事ぶりが厨房の主任マリーの耳に届いた。
睨みつけるような目で、マリーが凛の前に立ちふさがる。
「新人が調子に乗るんじゃないよ。ここのやり方は私が決める」
——そのやり方を、少し変えさせてもらいます。
その子のことに気づいたのは、三日目の朝だった。
厨房の隅に、一人のメイドがいた。
年齢は凛より少し下だろうか。
十七か、十八くらい。
黒髪を後ろでまとめて、背中を丸めて作業している。
誰も、その子に話しかけなかった。
その子も、誰にも話しかけなかった。
ただ黙々と、野菜の下処理をしていた。
(速い)
凛は皿を拭きながら、横目でその子を観察した。
包丁の動きが、他のメイドとは明らかに違う。
無駄がない。
一切のぶれなく、等間隔に野菜が切られていく。
リズムが一定で、手が止まらない。
しかも——切りながら、次の工程をすでに準備している。
鍋の火加減を確認して、調味料を手元に並べて、それでもまだ包丁を動かし続けている。
プロの動きだった。
(なのに、なんで隅っこにいるんだろう)
厨房の中心では、古参のメイドたちが大きな声で指示を出し合っている。
その子はそこに入れてもらえていないようだった。
話しかけても無視されているのを、一度だけ凛は見た。
「ねえ、レナさん」
昼の休憩時間、凛はレナに声をかけた。
「なに」
「厨房の隅で野菜切ってる子、いるじゃないですか。黒髪の」
レナの表情が、わずかに曇った。
「エマのこと?」
「名前、エマっていうんですか」
「……そう」
「あの子、すごく仕事ができますよね。なんで端に追いやられてるんですか」
レナはしばらく黙っていた。
廊下の向こうを見て、それから小さな声で言った。
「古参のマリー主任に嫌われてる。理由はわからない。でも主任が睨みを利かせてるから、誰もエマに関わらない」
「それって、おかしくないですか」
「おかしくても、それがここのやり方なの」
レナの声に、かすかな諦めが滲んでいた。
凛はそれ以上聞かなかった。
――――
その日の午後、凛は食料庫の整理を任された。
棚に詰め込まれた食材を、種類ごとに分けて並べ直す作業だった。
一人でやるつもりだったが、扉を開けると先客がいた。
エマだった。
棚の前にしゃがんで、賞味期限の切れた食材を取り出している。
凛の気配に気づいて、びくりと肩を震わせた。
「す、すみません、私が出ます」
立ち上がりかけたエマを、凛は手で制した。
「そのままでいいですよ。一緒にやりましょう」
エマが固まった。
「……え」
「二人でやれば早く終わる。レナさんに教わりました」
凛は棚の反対側に回って、作業を始めた。
しばらく沈黙が続いた。
エマはまだ固まっていたが、やがてゆっくりと動き始めた。
二人で黙って、棚を整理した。
十分ほど経ったとき、凛は口を開いた。
「あなた、名前は?」
エマの手が止まった。
「……なんで聞くんですか」
「覚えたいから」
「覚えて、どうするんですか」
凛は手を動かしながら、エマを見た。
「どうもしないですよ。ただ、一緒に働くなら名前を知りたいと思って」
エマはしばらく黙っていた。
それから、ぽつりと言った。
「……エマです。エマ・クレス」
「凛です。アリア・ヴェルナーって名乗るように言われてますけど、凛の方が慣れてるので」
「リン、さん」
「うん」
また沈黙。
でも、さっきより柔らかい沈黙だった。
「……凛さんは、なんでメイドになったんですか」
エマが、おそるおそる聞いてきた。
「令嬢がメイドになるなんて、普通じゃないから。みんな、変だって言ってます」
「変かもしれないですね」
凛は少し考えてから、続けた。
「でも、ここに来たかった理由はあります。王城のメイドを変えたいと思って」
「変える、って」
「もっと、みんなが働きやすい場所にしたい。仕事ができる人が、ちゃんと認められる場所に」
エマの手が、また止まった。
今度は違う理由で止まっているのが、凛にはわかった。
「……そんなこと、できるんですか」
「わからない。でもやってみます」
「どうやって」
「一人ずつ、話を聞くところから」
凛は棚の整理を続けながら、エマを見た。
「エマさんは、今の状況に納得してますか」
エマが俯いた。
「……納得、は」
「してないですよね」
「でも、どうしようもないじゃないですか。主任に睨まれたら、誰も助けてくれない。文句を言ったら余計ひどくなる」
「それはそうかもしれない。今はまだ」
凛はエマの方を向いた。
「エマさんの仕事、見てました。三日間、ずっと」
エマが顔を上げた。
「厨房で一番速くて、一番丁寧です。他の人が気づいてないだけで、あなたが下処理をしてるから朝食の準備が間に合ってる日がある」
エマの目が、かすかに揺れた。
「……誰も、そんなこと」
「言ってくれなかった?」
エマが頷いた。
小さく、でも確かに。
「おかしいですよね、それ」
凛は静かに言った。
「仕事ができる人が報われないのは、組織の損失です。エマさんの力は、もっとちゃんと使われるべきだと思う」
しばらく、沈黙が続いた。
食料庫の中は薄暗くて、外の音が遠かった。
「……凛さん」
エマが、ゆっくりと口を開いた。
声が、少し震えていた。
「私、凛さんについていきたいです」
凛は少し驚いて、エマを見た。
「まだ私、何もしてないですよ」
「わかってます」
エマは凛を真っ直ぐに見返した。
さっきまでの怯えた目ではなかった。
「でも凛さんは、私の名前を聞いてくれた。仕事を見ててくれた。それだけで——それだけで、十分です」
凛は少しの間、エマを見つめた。
(そうか)
名前を聞くだけでいい。
仕事を見るだけでいい。
それだけで、人はついてくる。
前世でも、そうだった。
チームメンバーの名前を全員覚えて、仕事ぶりを見ていると伝えるだけで、空気が変わった。
それがどれだけ当たり前のことか、分かっていない上司が多かった。
(ここでも、同じだ)
凛は頷いた。
「わかりました。じゃあ一緒にやりましょう」
「……はい」
エマが、初めて笑った。
ぎこちない、慣れていない笑い方だったけれど、それがかえって凛の胸に刺さった。
この子は、ずっと笑えていなかったのだろう。
――――
その夜、凛は部屋に戻って天井を見上げた。
エマ・クレス。
一人目だった。
500人のうちの、まだ一人。
でも——始まりはいつも、一人からだ。
ブラック企業で最初にチームを立て直したときも、最初に話しかけたのは一番隅っこにいた後輩だった。
(やり方は知ってる)
焦らない。
急がない。
一人ずつ、顔を見て、名前を呼んで、仕事を見る。
それを積み重ねるだけだ。
凛は目を閉じた。
指先のかじかみは、もう慣れた。
腰の痛みも、二日目よりはましだった。
身体は、ちゃんとこの仕事に慣れてきていた。
——500人。全員の名前を、必ず覚える。
――――
【次話予告】
四日目、凛の仕事ぶりが厨房の主任マリーの耳に届いた。
睨みつけるような目で、マリーが凛の前に立ちふさがる。
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——そのやり方を、少し変えさせてもらいます。
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