転生したら、異人殺人者からの手紙

第一章

ロンドンの夜

*hotel* 宿屋
「すいません、一泊お願い出来ますか」

「夕食は？」

「出来ればお願いしたいです」
値段次第では野宿も視野に入れないとな

「銅貨30枚だよ」

やっと頭の中を整理出来る
まずは新聞を詳しく読むことにした

今いる場所は1888年のイギリス
町の名前はホワイトチャペル
他には喜劇の情報や貧困問題など
今のこの町の現状が書かれている
まぁ１日の新聞などこんなものだろ

過去に飛んだのか
異世界に来たのか
金が銅や銀ってことはただ過去に来たわけではなさそうだけど

「ヴぅー、、ワン」
(血の臭いがする)

ん？気のせいか？声が聞こえた気がした

「ヴぅー、、ヴぅぅぅ」
(餌にありつけるかもしれない)

犬？
犬の言語まで変換されるのか？
動物の言語が理解出来るかもしれない

クンクン、、クンクン
臭いを嗅いでるようだな
付いて行ってみるか？
いや危険だろ
血の臭いがしてる所に行こうとしてるんだぞ
・・・・
「スキル  隠蔽」
(3:57/24)
時間は繰り越されるのか

「ヴヴぅー」
(気配がする)
見えてはいないだろうが威嚇はしてくる
臭いだろうな

「ヴヴぅー、、ヴぁん」
(誰か来る)

念のため端に寄ろう
現れたのは路地に似合わない老人
いかにも英国紳士だな

「犬っころ、騒ぐな」
静かに老紳士が言う

犬が怯えている
なぜか俺も震えるような感覚になる
精神安定のスキルがなければと考える・・・
老人が去ると犬がゆっくり歩きだす
角を曲がると感じたことのない寒気に襲われる
・・・・
女性の死体だ

スキルを持ってしても吐き気がする
何かが繋がりだす

時計台・・・
イギリス・・
1888年・・・
・・・・・・
ロンドン
ホワイトチャペル・・・

「ステータス、、オープン」

Lv.1
江川蘭

スキル
・隠蔽
レベルにより一定時間、自分の存在を隠すことが出来る能力
・異人からの手紙
***************
補助スキル
・言語変換
あらゆる言語を変換する能力
・精神安定
何があっても冷静になれる能力

メールフォルダ
@異人からの手紙が届きました
「3人目は僕じゃない。」
ジャ*ク・*・**パ*

これって・・・
ジャ*ク・*・**パ*
「ジャック・ザ・リッパー」
・・・・
切り裂きジャック、、、
興味本位で一度調べたことがある
1888年にイギリス・ロンドンのホワイトチャペルとその周辺で犯行を繰り返した正体不明の連続殺人鬼。

♪ピロン
・クリア条件
3人目の僕を探して、罪相応の罰を与える
・警告
ジャックには手をだしてはいけない
手を出せば****る


クリア条件？
3人目の僕達？


♪ピロン
・レベルが上がりました
隠蔽スキルの継続時間が増量しました
・新しいスキルを獲得しました
*レザーエプロンの罰*
レア度☆☆☆
対象が生涯起こす罪に応じた罰を与える能力


新しいスキル？
レザーエプロンの罰、、、

♪ピロン
@異人からの手紙が届きました
「先ほど、お会いしましたか？」
ジャック・ザ・リッパー

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