死を視る俺と異能力者達

青薔薇

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《特務》と《異能力》について

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まずはじめに、異能力者について説明したいと思う。
遡ること三十六年前、突如として異能力者は現れた。
というのも異世界から来た、という解釈をしてしまうかもしれないので正確には、異能力が現れた。と言った方が正しいだろう。
しかしこれは全ての人に現れた現象ではないため、混乱を避けるため政府はこれを隠蔽した。
なので異能力を知っている人はそう多くはないのだ。
そしてこの異能力者にはとあるルールが設けられた。

一、自らの異能力は一般人への公開は避けること
二、異能力での一般人の殺害及び甚大な被害をもたらすことを禁ずる
三、二を守らぬ者は政府より粛清が下る

このルールの三での政府より粛清が下るというものを成すのが、今から俺が行おうとしている《特務》だ。
追記すると異能力自体にもルールがある。

一、異能力は強き想いから生まれる。
二、異能力はその能力の依り代となるものがある
三、異能力はその依り代を壊すか異能力者自体を殺すかで消える。後手を行った際は異能力とそれに関する記憶を失い生き返る。

《特務》とは三の依り代の破壊、そしてそれが不可能な場合は異能力者を殺すというものだ。
そして異能力を奪われるのは異能力で犯罪を起こした者、また起こそうとしているものである。
どのようにして異能力犯罪を起こそうとしているものがわかるのかと言うと、未来に起こる異能力犯罪が見えるという予知機械《万華鏡》でわかるのだという。
まぁそれがどのような物なのかまでは知らないのだが。
俺は訳あってそんな《特務》成し遂げている。
勿論BEASTの連中、ましてや月子にも知られていない。

そして俺の前には今、その《万華鏡》で弾き出された異能力犯罪予備軍の一人がいる。
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