死を視る俺と異能力者達

青薔薇

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牛の気持ちと結婚願望

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「あ、先輩…」
「おぉ、真白ちゃん」
将門に勝利宣言(仮)に気分が下がりどんよりしながらいつも通りBEAST事務所に向かおうとしていたとき、見慣れた顔の女の子に声をかけられた。
もちろん前記の通り真白ちゃんだ。
「先輩も今からですか?」
「うん、先輩もってことは真白ちゃんも?」
「はい!えぇと、もしよろしければですけど、事務所まで一緒にどうですか?」
少しもじもじしながら言う真白ちゃん。
月子とはまた別のかわいさがあると言うか何と言うか…。
「先輩?」
「え?あ、何でもないよ?今日だよね、是非一緒に」
「はいっ!」
こうして俺と真白ちゃんは一緒に事務所に行くこととなった。



「先輩は今回のテストどうだったんですか?」
行く先々で聞かれるこれ。俺はいつもと変わらない返事をする。
「普通だよ普通」
「へぇー」
・・・話続かねぇ…
いや、ここは男として一丁爆笑をかっさらうぞっ!!
「そういえばこの前のちょっと面白い話があってね…」

「…そこで男はこう言ったんだ、「まさしく客食う柿だっ!?」ってね!」
「・・・」
な、何故だッ!?普通ならここで爆笑必至なのに…。
この前だって隣の家の…おばあちゃんに…。
「お、おしろいですねその話」
苦笑いで言う真白ちゃん。後輩に気を使わせてしまった…。
ならばとっておきを披露するしかないな。
「実はもう一つとっておきがあr…」
「あ、着きましたよー」
「・・・うん」
ヒラリとかわされてしまった。闘牛の牛ってこんな気持ちなのだろうか。



「紗那入りまーす」
「更科入ります」
すると俺達を見た冴華さんが一番に問いかけてきた。
「お、今日は二人かい?仲が良いようで何よりだねぇ」
茶化しおって…。
「じゃあ初めるぞー。萌木、今日の依頼は?」
指名された萌木先輩があきれた感じで立ち上がる。
「この前の佐々木商店のお店の手伝い、近場の公園の清掃、それから…」
「だぁぁぁっ!!もっもとないのか異能力関係なのはっ!!」
「我慢ができない人ですねぇ、そんなんだからいつまで経っても男性が寄り付かないんですよ?」
「う、うるさいっ!だいたい私はそういう願望はないんだよ。付き合えないじゃなくて付き合わないんだよ」
「・・・では今日行う依頼は…」
「無視すんなぁぁぁっ!!」
ダメだ…萌木先輩完全に遊んでおられる。
「コホン、では改めて、今日行う依頼は佐々木商店さんの件にしましょうか」
『はーい』
こうして今日の仕事内容が決まった。

この後だった、あの事件が起きたのは┃┃
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