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海の女
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「ねぇ、お姉さん。もうやめときなよ。」
「……くっ!」
ランに大剣の切っ先で小突かれる。
立ち上がろうとするが、膝に力が入らない。
こうは言っているがこの双子は私を容赦なく殺すだろう。
「海軍大将マインって言ったけ。実力でここまで来たとか言うけど所詮こんなものなんだね。」
リンは余裕綽々な様子で見ているり
正直手も足も出なかった。
いや、正確にはそれなりに戦えてはいたのだが傷をいくらつけてもすぐに治ってしまうのだ。
そう言われても仕方がないだろう。
「だが!」
タイミングをを見計らい、懐に隠していた銃を取り出す。
あれ以来、銃を持ち歩くようにしていたのだ。
「はぁ……。馬っ鹿じゃないの?」
しかし、気付けば銃を持っていた右手は無かった。
目の前に銃と共に右手が転がっていたのだ。
「ぐっ……。」
右手を抑える。
悲鳴をあげたくもなるが、必死の思いで堪える。
「もう何度もあんたらと戦ってるんだからさ。それぐらい警戒されてるってわからない?」
確かにその通りだ。
だが、そんなことがわからない私でもない。
あえてやったのだ。
「……分かったぞ。」
「あ?」
ランはよくわからないといった顔をしている。
「それさえ分かればなんとでもなる。」
「だから何言ってんだよ!」
大剣を振り上げる。
「っ!待って!ラン!」
「っ!」
リンの声により、警戒してランは咄嗟に飛び退く。
「本来ならばセイン殿のように転移の石を使えれば良かったんだけど、そんな便利な物はありませんからね。」
ふらふらとしながらもやっとの思いで立ち上がる。
「っ!まさか!自爆か!?」
「ふふ……。ただでは、死にませんよ。」
体の内側に仕込んでいた魔道具が発動するのがわかる。
この魔道具は望んだ者へと何かを届けることが出来る魔道具である。
しかし、代償として自分の命と引き換えにしてしまう。
これは本来、物をどこかへ転送するために作られたものだったが、作るのに失敗し、封印されていたものである。
それが何故アナテルにあったのか、詳しくは分からないが、あの3人と比べて私は一番弱かった。
いずれこうなることはわかっていた。
だからひそかに準備はしていたのだ。
覚悟は出来ていたが、心残りがあるとすれば海軍大将として海で死にたかったことくらいだろう。
「おい!速く霧を解除しろ!」
「無理だよ!解除権はフルートが持ってるんだから!」
あの双子はあれ以上遠ざかれ無いようだ。
どうやらこの結界のようなものはさほど大きくは無く、限界があるらしい。
これならば、爆発に巻き込めるだろう。
それに、伝えることが2つ増えた。
懐から一枚の紙を取り出し、地面におき、この双子の弱点は銃であることと、爆発を恐れること、そしてこの結界の解除権はフルートが持っていることを書き記した。
先程ランは銃を取り出した時に警戒しているといった。
つまりは銃は警戒するべき対象なのだ。
これまでの様子から不死身に近い存在だということはわかっていた。
だが、不死身ならばどんな攻撃も恐れる必要はないのだ。
だからといってこの双子をどう倒すかはまだ見つけられないが、あの双蛇殿ならば必ずや成し遂げられるだろう。
「おい!どうするんだよ!」
「私に聞かないでよ!ていうかあんたが盾になって!もう痛いのは嫌なんだから!」
何やら口論をしているようだ。
だが、そんなことは関係ない。
「覚悟は……いいか?」
意識が朦朧としてきた。
右手からの出血がひどいようだ。
だが、前へと進んでいく。
「ひぃっ!」
リンはランを前へと押し出す。
「はぁ!?お前ふざけんなよ!」
押し出されたランはリンの方へと駆け寄り、胸ぐらを掴む。
「うるさい!いいから盾になってよ!痛いのは嫌なの!」
「そんなの俺も嫌だよ!ていうか下手したら死ぬし!」
やはり、死ぬことはあるようだ。
ならば、更に距離を詰めて確実にしたい。
すると手に持っていたメモが突然消えたのが分かった。
「はぁ、ここまでね……。」
転送するものが消えたら5秒後に爆発する。
「でも、せめて……あと一歩!」
「く、来るなよ!」
リンはランを盾に身を小さくしている。
距離は10数メートルほど。
しかし、これが限界のようだ。
体の中が熱くなってくるのを感じた。
「……今まで……ありがとうございました。アルフレッド様、レイン様を……よろしくお願いします。」
辺りが光に包まれたのを最後に意識が無くなった。
「……ここは?」
何も無い真っ白な世界。
気が付けば五体満足なのが分かった。
「まさか、失敗した?」
しかし、すぐにそうでは無いことが分かった。
「違いますよ。久しぶりですね。マイン。」
「っ!ネロ様!?」
つまりはここは死後の世界というやつだ。
「貴方達の活躍は見ていましたよ。」
ネロ様は下を指差す。
そこには先程まで自分達がいた帝都があった。
「っ!あの双子は!?あの後はどうなったのですか!?」
しかし、直ぐに返答は無く、気付けばネロの腕の中にいた。
「もう何も気にしなくて良いのですよ。貴方は頑張りました。」
ネロが指を差した方向は少し明るく、どこか神聖な雰囲気のある場所だった。
「あそこに貴方の家族も待っています。速くいってあげなさい。」
家族は幼い頃に賊に殺された。
私も賊に連れ去られ、奴隷となって輸送されていた所を当時の海軍大将であったネロ様に救われたのだ。
「……ネロ様は?」
「……私はあの人を待ちます。」
顔をあげ、ネロ様の顔を見ると笑顔を浮かべていた。
「これから先、何年何十年経とうともあの人がここに来たとき1人では寂しいでしょう?だから……私は待ちます。」
先程ネロ様が指を指した方向を見る。
あの先には幼い頃に別れた家族がいる。
行けばその先は幸せな世界なのだろう。
だが……。
「ならば、私も残ります。」
「えぇ!?」
ネロ様はすっとんきょうな声をあげる。
「だ、だってあそこには貴方の家族がいるのよ!そ、それに、あの、えーとほら!あなたが憧れてた初代様とかも!」
私は一時期ネロ様の元で暮らしていた。
だから私の児とは色々知っているのだ。
「何を言われようとも、ここに残りますから!」
「えぇ……。」
ネロ様の隣に座り込む。
「だって一人きりでは、寂しいでしょう?」
「そ、それは確かにそうだけど……。」
そして、ネロ様の方を向き、手を握る。
「それに、私からしたらあなたも私の母親、家族です。一人きりにはさせませんよ。」
「……そうね。負けたわ。」
手を握り、共に下の様子を見守る。
「では、共に見守るとしましょうか。」
「はい!」
「……くっ!」
ランに大剣の切っ先で小突かれる。
立ち上がろうとするが、膝に力が入らない。
こうは言っているがこの双子は私を容赦なく殺すだろう。
「海軍大将マインって言ったけ。実力でここまで来たとか言うけど所詮こんなものなんだね。」
リンは余裕綽々な様子で見ているり
正直手も足も出なかった。
いや、正確にはそれなりに戦えてはいたのだが傷をいくらつけてもすぐに治ってしまうのだ。
そう言われても仕方がないだろう。
「だが!」
タイミングをを見計らい、懐に隠していた銃を取り出す。
あれ以来、銃を持ち歩くようにしていたのだ。
「はぁ……。馬っ鹿じゃないの?」
しかし、気付けば銃を持っていた右手は無かった。
目の前に銃と共に右手が転がっていたのだ。
「ぐっ……。」
右手を抑える。
悲鳴をあげたくもなるが、必死の思いで堪える。
「もう何度もあんたらと戦ってるんだからさ。それぐらい警戒されてるってわからない?」
確かにその通りだ。
だが、そんなことがわからない私でもない。
あえてやったのだ。
「……分かったぞ。」
「あ?」
ランはよくわからないといった顔をしている。
「それさえ分かればなんとでもなる。」
「だから何言ってんだよ!」
大剣を振り上げる。
「っ!待って!ラン!」
「っ!」
リンの声により、警戒してランは咄嗟に飛び退く。
「本来ならばセイン殿のように転移の石を使えれば良かったんだけど、そんな便利な物はありませんからね。」
ふらふらとしながらもやっとの思いで立ち上がる。
「っ!まさか!自爆か!?」
「ふふ……。ただでは、死にませんよ。」
体の内側に仕込んでいた魔道具が発動するのがわかる。
この魔道具は望んだ者へと何かを届けることが出来る魔道具である。
しかし、代償として自分の命と引き換えにしてしまう。
これは本来、物をどこかへ転送するために作られたものだったが、作るのに失敗し、封印されていたものである。
それが何故アナテルにあったのか、詳しくは分からないが、あの3人と比べて私は一番弱かった。
いずれこうなることはわかっていた。
だからひそかに準備はしていたのだ。
覚悟は出来ていたが、心残りがあるとすれば海軍大将として海で死にたかったことくらいだろう。
「おい!速く霧を解除しろ!」
「無理だよ!解除権はフルートが持ってるんだから!」
あの双子はあれ以上遠ざかれ無いようだ。
どうやらこの結界のようなものはさほど大きくは無く、限界があるらしい。
これならば、爆発に巻き込めるだろう。
それに、伝えることが2つ増えた。
懐から一枚の紙を取り出し、地面におき、この双子の弱点は銃であることと、爆発を恐れること、そしてこの結界の解除権はフルートが持っていることを書き記した。
先程ランは銃を取り出した時に警戒しているといった。
つまりは銃は警戒するべき対象なのだ。
これまでの様子から不死身に近い存在だということはわかっていた。
だが、不死身ならばどんな攻撃も恐れる必要はないのだ。
だからといってこの双子をどう倒すかはまだ見つけられないが、あの双蛇殿ならば必ずや成し遂げられるだろう。
「おい!どうするんだよ!」
「私に聞かないでよ!ていうかあんたが盾になって!もう痛いのは嫌なんだから!」
何やら口論をしているようだ。
だが、そんなことは関係ない。
「覚悟は……いいか?」
意識が朦朧としてきた。
右手からの出血がひどいようだ。
だが、前へと進んでいく。
「ひぃっ!」
リンはランを前へと押し出す。
「はぁ!?お前ふざけんなよ!」
押し出されたランはリンの方へと駆け寄り、胸ぐらを掴む。
「うるさい!いいから盾になってよ!痛いのは嫌なの!」
「そんなの俺も嫌だよ!ていうか下手したら死ぬし!」
やはり、死ぬことはあるようだ。
ならば、更に距離を詰めて確実にしたい。
すると手に持っていたメモが突然消えたのが分かった。
「はぁ、ここまでね……。」
転送するものが消えたら5秒後に爆発する。
「でも、せめて……あと一歩!」
「く、来るなよ!」
リンはランを盾に身を小さくしている。
距離は10数メートルほど。
しかし、これが限界のようだ。
体の中が熱くなってくるのを感じた。
「……今まで……ありがとうございました。アルフレッド様、レイン様を……よろしくお願いします。」
辺りが光に包まれたのを最後に意識が無くなった。
「……ここは?」
何も無い真っ白な世界。
気が付けば五体満足なのが分かった。
「まさか、失敗した?」
しかし、すぐにそうでは無いことが分かった。
「違いますよ。久しぶりですね。マイン。」
「っ!ネロ様!?」
つまりはここは死後の世界というやつだ。
「貴方達の活躍は見ていましたよ。」
ネロ様は下を指差す。
そこには先程まで自分達がいた帝都があった。
「っ!あの双子は!?あの後はどうなったのですか!?」
しかし、直ぐに返答は無く、気付けばネロの腕の中にいた。
「もう何も気にしなくて良いのですよ。貴方は頑張りました。」
ネロが指を差した方向は少し明るく、どこか神聖な雰囲気のある場所だった。
「あそこに貴方の家族も待っています。速くいってあげなさい。」
家族は幼い頃に賊に殺された。
私も賊に連れ去られ、奴隷となって輸送されていた所を当時の海軍大将であったネロ様に救われたのだ。
「……ネロ様は?」
「……私はあの人を待ちます。」
顔をあげ、ネロ様の顔を見ると笑顔を浮かべていた。
「これから先、何年何十年経とうともあの人がここに来たとき1人では寂しいでしょう?だから……私は待ちます。」
先程ネロ様が指を指した方向を見る。
あの先には幼い頃に別れた家族がいる。
行けばその先は幸せな世界なのだろう。
だが……。
「ならば、私も残ります。」
「えぇ!?」
ネロ様はすっとんきょうな声をあげる。
「だ、だってあそこには貴方の家族がいるのよ!そ、それに、あの、えーとほら!あなたが憧れてた初代様とかも!」
私は一時期ネロ様の元で暮らしていた。
だから私の児とは色々知っているのだ。
「何を言われようとも、ここに残りますから!」
「えぇ……。」
ネロ様の隣に座り込む。
「だって一人きりでは、寂しいでしょう?」
「そ、それは確かにそうだけど……。」
そして、ネロ様の方を向き、手を握る。
「それに、私からしたらあなたも私の母親、家族です。一人きりにはさせませんよ。」
「……そうね。負けたわ。」
手を握り、共に下の様子を見守る。
「では、共に見守るとしましょうか。」
「はい!」
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