ヒロインと婚約者をくっつけるため頑張ってたら...

curosu

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婚約解消話

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あのあと私は寝込み、学園の寮で専属メイド達に看病されていた。

ベールスードからは香りが少ない小さい花束が届いた。

婚約者だからと気を使ってくれたのだろう。香りが少ないのも病人に優しい。

だが、ユーグアルトからも見舞品が届いたらしく、メイド達が困惑していた。

確認してみたら果物や薬草等入っている籠だった。

何があるのか分からないので、鑑定して問題ないことを確認してからありがたく頂いた。


ただ...色々怖いので、寝てるときは常に結界を張り邪魔されないようにしている。

メイド達は何か察したらしく、私が起きるまで待っててくれたし、夜も誰かがいる状態にしてくれたお陰で数日後に元気で過ごせるようになった。

両親にはいまの私の婚約状況がどうなってるかの確認と、ユーグアルトがどれだけ酷いやつかを書いて婚約成立させないようにと手紙を送ってある。

手紙にも結界を張って特定の人物(この場合両親)以外は開けられないようにした。

なにが起こるかわからないからね!

ただ、押しが弱い両親だから婚約成立させそうで悩み所...いっそ早めに逃げ出すか?


ぐるぐると考えながら講義を受けに教室を移動していると、前からベールスードとシーナリアが連れだってやってきた。

「やぁ、レイラ。久しぶりだねぇ。」

「久しぶりね、ベールスード様。いや、ロイドアウロー様と言った方が良さそうね。」

ベールスードは不思議そうな顔をした。

「レイラ?どうしてそんな他人行儀なんだい?幼馴染で婚約者なのに。」

ベールスードはまだ知らないんだろう。

なら、怯えたような顔をしているシーナリアがなにか起こさないように報せておこう。

「どうやら、ロイドアウロー様と私の婚約解消話が進んでいるらしいわ。婚約時に決めた契約内容的にも良いだろうし...。
幼馴染としては、昔言ってたみたいにお互いに好きな人が出来たら婚約解消しようって言ってたことが叶ったみたいだし、喜ばしいし応援したいのだけど...。
ただ、私に言い寄ってくる人がいて...身分が上だし強引だしむかつくし無理矢理婚約成立させそうな気がするからどうしようかなって...。」

最初のほうは笑顔で言えたのに...後半になるとやつを思い出してイライラして不機嫌オーラを出してしまった。

「おぉ...そこまでレイラを怒らせるなんて...。命知らずというかなんと言うか...。
でも、婚約解消しても呼び名をもとに戻してくれ。やっぱり幼馴染はこんな俺でも接してくれる大切な人達だからな。
婚約解消してもレイラが祝ってくれるならなんとかなるだろう。ありがとうな。」

ニカッと爽やか笑顔のベールスード。
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