ヒロインと婚約者をくっつけるため頑張ってたら...

curosu

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告白

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あのあと、デザートが美味しすぎてついつい食べ続けてしまった。

勿論味わってゆっくり食べたのでそこまでの量ではなかったが、社交もほどほどにずっと食べていた。

ちょっと喉乾いたなーと思ったら横から飲み物が手渡されるし、お皿を持って貰えるし、おかわりしたいなーと思ったら盛ってくれるし、この人便利ね。


食べてお腹も落ち着いたから、少し涼みにいこうかな。

このまま立ってるのも足が痛くなりそうだし。

ちょっと休憩と思い、バルコニーへと足を踏み出した途端にまたスッと横から手を取られてエスコートされた。

なんなんだ。

そのままバルコニーへ向かい、空いているベンチへと座らされる。

なんだか、端へと座らされた?

三人ぐらい座れそうなベンチの両側にある手すりが片方、私のすぐそばにある。

と、疑問に思っていたらある人...ユーグアルトが私のすぐ隣へ座ってきた。

こんなに広いベンチなんだから、すぐに隣に座る必要なくない?

不満をぶつける為に奴の顔を睨む。

奴は私が睨んできているのを気にもせずに両手を私の腰へと伸ばし、自身へ引き寄せてきた。

そのまま身体がくっつくほどに抱き寄せられ、真剣な顔でじっとこちらを見てくる。

「なに?」

不満なのを隠さずに問う。

奴は少し考えたあとに、腕の力を少しだけ強め深呼吸をした。

「レイラ...好きだ。」

声色は真剣で、切実に訴えかけるかのごとく、少しだけ掠れて、告げてくる。

「ずっと側にいてほしい、甘えてほしい、頼ってほしい、そう何度も思った。
レイラの視界に入りたい、俺に笑顔を向けてほしい...考えることはレイラばかり。
レイラだけなんだ...レイラにだけこんなに激しく気持ちを揺さぶられる。
レイラが好きだ...愛している。」

顔は真剣だけれど、寂しさが滲んでいる表情をしていた。

ちょっと気持ちが揺さぶられるけれども、はっきりと答える。

「私はあなたのこと好きじゃないわ。」

「レイラ...。」

ユーグアルトは苦痛に耐える表情へと変わったが...なにかの覚悟を決めた表情へと変わった。

「わかった...。」

「だから、もう私に付きまとうのは止めてね。」

「既成事実。」

はぁー...やれやれと下を向いてため息をついたら、思わず固まってしまうほどの言葉が聞こえてしまった。

そ...空耳よね?そうよね?

「既成事実を作ればもう逃げられないよね?」

錆び付いた音がしそうなぐらいの動きをしながら顔を上に向けると、ユーグアルトは満面の笑みを浮かべてこちらを見ていた。
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