脛かじり生活(願望)を堪能人生録~ゆるく楽しく生活していけるはずだよね?

ブラウン

文字の大きさ
268 / 300

267 ボク子供だからわかんなーい

しおりを挟む
 ラスボス部屋からは転移で戻れた。今は姉様のところに滞在させてもらっているのだ。スティングレイ辺境伯領での待遇はそれはそれは英雄の如く歓迎され、真綿に包まれた赤ちゃんのように大事にされた。スタンピードの時やその後の経済発展に貢献した俺は大事に扱われたのだ。てへへへへ。ちこうよれ、良きにはからえである。しかし俺の周りは従魔のリルさんとイムくんと護衛騎士達男どもに囲まれている。はて?いつもの如くこのくだりだ。

 辺境伯領のダンジョンで分かったことは、30階層あり5階層ごとにセーフティゾーンが設けられそこに転移渦ので地上に戻ることができる。それになんと言っても非常用階段があり、ムリだと思ったら階段を探し逃げることができるのだ。もちろん、俺は非常階段のアレを取り付けてきたが、さてさてダンジョンの理で消されているか否かそれはわからない。

 レオンやレックスも剣術レベルと魔法レベルを上げていた。ドカンドカンと大物相手に戦っていた。俺が非常階段の見張り番をしている間に。

 物思いに耽っているとゼーファン兄様が前の席に座った。

「ケビン、またダンジョンに行こう。今度はケビンが言っていた、がいどぶっく?を作るためにダンジョンに行こう。それにダンジョン街をどのように進めていくか相談にのってほしい」

「な、何を言っているのですか?帰ってきたばかりですよぉ。ゼーファン義兄様、ダンジョン街の相談は受け付けますが、ダンジョンに行くのはちょっと、やだなぁ」

「あははは、ケビン、第2弾、第3弾の騎士団達がやってきているよ。ケビンは弓術のレベルが格段に上がったのではないのか?もっとレベル上げをした方がいいよ」

 俺のレベルは5階層まで。それ以上は行きたくない。

『ケビン、僕がケビンを守るからダンジョンに行こうよ。僕も戦えることがわかったから頑張るよ』

「そうよ、ケビン。私たちも戦えるから大丈夫じゃないの?さぁ、休んだらまだダンジョンよ』

「もう、クルはお宝目当てでしょ!あの金銀財宝のところが気に入ったのでしょう。そんな金の亡者になってどうするの?」

「まぁまぁ、ケビン、。クル様の言っていることもわかるよ。宝箱を開けると魔剣などが出てきた時にはびっくりしたよ。他にアマダインやミスリルなど鉱石が壁一面に埋まっていたのを見た時はみんな唖然としていたからな。ツルハシなどの工具を持っていくことを教えないといけないな」

 各ギルドに辺境伯領のダンジョンの内容が伝令で発信したらみんながこぞってくるんだよ。だから冒険者街を作るのは急ピッチで進めなければいけないということだ。

「オホン、えーとケビン。ゲフンゲフン。そのな、冒険者からのダンジョン街に対する要望が寄せられているのだが」

 歯切れの悪い言い方だなぁ。どうしたのだろう。やましいことがある言い方だよね。

「どうしたのですか?ゼーファン義兄様、やましいことでもあるのですか」

「あっ、いや、そのな、子供のケビンにいうのもなんだが、冒険者からの要望が、心地よい時を過ごさせてほしいということなんだ」

 ??さっぱりわからん。

「あー、だから冒険者達は女性とチョメチョメしたいらしい。女性方とお話ししたり、いい雰囲気になったりえーと、その、春が欲しいらしいのだ」

「はる?ですか。うーん、寒いということですか?カイロでも作ろうかなぁ。いや、でも今暑いし」

 わかっているが、もう少しとぼけておこう。

「あっわかった、女性とお話ししたいのですか?」

「そ、そうなんだよ。冒険者達が癒しを求めているのだ。どうだろうか?」

「癒しですか?うーん、膝枕して耳かきするとか、膝枕して寝たいということですか?」

「あー、んー、そんな感じだ!」

「そうですか、それでは健全なルールをお願いしますね。男女ともに。無理矢理などは絶対ダメ、それば働く側もだよ。子供を作る行為はしてはいけないです。どの人がお父さんだかわからないような女性が泣くようなことは絶対禁止です。避妊対策しないとダメですね。アフターホニャララも前世はあるのだから考えないといけないですね」

「け、ケビン。その、子供を作る行為をしてはいけないとは?」

「ん?それはわからないですけど、まぁ、女性が泣くことがない、男女ともにウィンウィンな関係のお店です。飲んでお話しするだけでもいいですし合意の上でのことです。そこは大人達が考えてください。ただし、家庭がある人で家庭を壊すようなそんな関係になるようなことは絶対許しません。仕事のプロとして徹して欲しいです。あとぼったくりのお店は断固許しません」

 俺は入って一杯しか飲んでないのに高額請求された店に行ったことがあるのだ。泣く泣くお金を出した俺達。入ってヤバい高級店だと思ったのだ。値段が書いてないんだよ。だから一杯しか飲まなかったのに、高額とは。怖いから逃げて帰ってきたのだ。

「そ、そうだな、ぼったくり?はわからないが仕事のプロか。色々考えていこうな、ケビン」

「え?ぼ、ぼくはそう言ったことはよくわかりません。ぼくは子供なので大人達が考えてください」

 ゼーファン兄様にほんとか?っていうような目で見られた。本当にわからないんだよ。ボク子供だからわかんなーいよ。

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

聖女召喚されて『お前なんか聖女じゃない』って断罪されているけど、そんなことよりこの国が私を召喚したせいで滅びそうなのがこわい

金田のん
恋愛
自室で普通にお茶をしていたら、聖女召喚されました。 私と一緒に聖女召喚されたのは、若くてかわいい女の子。 勝手に召喚しといて「平凡顔の年増」とかいう王族の暴言はこの際、置いておこう。 なぜなら、この国・・・・私を召喚したせいで・・・・いまにも滅びそうだから・・・・・。 ※小説家になろうさんにも投稿しています。

母は何処? 父はだぁれ?

穂村満月
ファンタジー
うちは、父3人母2人妹1人の7人家族だ。 産みの母は誰だかわかるが、実父は誰だかわからない。 妹も、実妹なのか不明だ。 そんなよくわからない家族の中で暮らしていたが、ある日突然、実母がいなくなってしまった。 父たちに聞いても、母のことを教えてはくれない。 母は、どこへ行ってしまったんだろう! というところからスタートする、 さて、実父は誰でしょう? というクイズ小説です。 変な家族に揉まれて、主人公が成長する物語でもなく、 家族とのふれあいを描くヒューマンドラマでもありません。 意味のわからない展開から、誰の子なのか想像してもらえたらいいなぁ、と思っております。 前作「死んでないのに異世界転生? 三重苦だけど頑張ります」の完結記念ssの「誰の子産むの?」のアンサーストーリーになります。 もう伏線は回収しきっているので、変なことは起きても謎は何もありません。 単体でも楽しめるように書けたらいいな、と思っておりますが、前作の設定とキャラクターが意味不明すぎて、説明するのが難しすぎました。嫁の夫をお父さんお母さん呼びするのを諦めたり、いろんな変更を行っております。設定全ては持ってこれないことを先にお詫びします。 また、先にこちらを読むと、1話目から前作のネタバレが大量に飛び出すことも、お詫び致します。 「小説家になろう」で連載していたものです。

【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。

BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。 辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん?? 私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?

大聖女の姉と大聖者の兄の元に生まれた良くも悪くも普通の姫君、二人の絞りカスだと影で嘲笑されていたが実は一番神に祝福された存在だと発覚する。

下菊みこと
ファンタジー
絞りカスと言われて傷付き続けた姫君、それでも姉と兄が好きらしい。 ティモールとマルタは父王に詰め寄られる。結界と祝福が弱まっていると。しかしそれは当然だった。本当に神から愛されているのは、大聖女のマルタでも大聖者のティモールでもなく、平凡な妹リリィなのだから。 小説家になろう様でも投稿しています。

勝手に召喚され捨てられた聖女さま。~よっしゃここから本当のセカンドライフの始まりだ!~

楠ノ木雫
ファンタジー
 IT企業に勤めていた25歳独身彼氏無しの立花菫は、勝手に異世界に召喚され勝手に聖女として称えられた。確かにステータスには一応〈聖女〉と記されているのだが、しばらくして偽物扱いされ国を追放される。まぁ仕方ない、と森に移り住み神様の助けの元セカンドライフを満喫するのだった。だが、彼女を追いだした国はその日を境に天気が大荒れになり始めていき…… ※他の投稿サイトにも掲載しています。

魔法が使えない令嬢は住んでいた小屋が燃えたので家出します

怠惰るウェイブ
ファンタジー
グレイの世界は狭く暗く何よりも灰色だった。 本来なら領主令嬢となるはずの彼女は領主邸で住むことを許されず、ボロ小屋で暮らしていた。 彼女はある日、棚から落ちてきた一冊の本によって人生が変わることになる。 世界が色づき始めた頃、ある事件をきっかけに少女は旅をすることにした。 喋ることのできないグレイは旅を通して自身の世界を色付けていく。

ありふれた聖女のざまぁ

雨野千潤
ファンタジー
突然勇者パーティを追い出された聖女アイリス。 異世界から送られた特別な愛し子聖女の方がふさわしいとのことですが… 「…あの、もう魔王は討伐し終わったんですが」 「何を言う。王都に帰還して陛下に報告するまでが魔王討伐だ」 ※設定はゆるめです。細かいことは気にしないでください。

おばさんは、ひっそり暮らしたい

蝋梅
恋愛
30歳村山直子は、いわゆる勝手に落ちてきた異世界人だった。 たまに物が落ちてくるが人は珍しいものの、牢屋行きにもならず基礎知識を教えてもらい居場所が分かるように、また定期的に国に報告する以外は自由と言われた。 さて、生きるには働かなければならない。 「仕方がない、ご飯屋にするか」 栄養士にはなったものの向いてないと思いながら働いていた私は、また生活のために今日もご飯を作る。 「地味にそこそこ人が入ればいいのに困るなぁ」 意欲が低い直子は、今日もまたテンション低く呟いた。 騎士サイド追加しました。2023/05/23 番外編を不定期ですが始めました。

処理中です...