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10 起きてびっくり
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朝起きて、いつも通りのルーティーンをしようと窓際のテーブルに目をやった。
????ない!
これは母様達が僕が落ち込まないように、夜来たのかもしれない。母様達、大丈夫だよ、俺はそんなメルヘン頭ではない。現実は見えているよ。ちょっと残念だけど。
「おはようございます、父様、母様、ジュリ、みんな」
「「おはよう、ケビン」」
「父様達、気を使ってくれてありがとう。でも、大丈夫だよ、僕は現実主義だから、クッキーが残されていても少しは落胆するかもしれないけど、クッキーやジュースが残されていても大丈夫。気を使ってくれて本当にありがとう」
2人して怪訝な顔をしている。
「ケビン、何を言っているのだ?気を使うって何を?」
「え?父様達がクッキーを持って行ったのではないの?精霊様達が食べたように見せかけたのではないのですか?じゃー、トリニティー達?」
トリニティーは首を横に振った。??
「ケビン、昨日置いたお菓子が無くなっているの?」
「そうなんだよ、母様。てっきり2人が持っていったのでは?ん?蟻かな?」
俺は急いで部屋に行った。クッキーのカスの食べこぼしが残っている。やっぱり蟻などが来たのかも。
後ろから追いかけてきた両親が、俺の後ろから顔を覗かせた。
「食べた形跡があるな。まさか精霊様ではないだろう。何かのいたずらか虫の仕業かもしれないな。さあ、ご飯を食べよう」
「はぁい」
後ろを振り向いたが何かある気配はないなぁ。
今度は袋も置いておこうかな。
さて、母様の作った種を植えた場所をみんなで見に行くことにした。昨日植えたばかりだから変わらないのは当たり前だけど、でも、なんだかソワソワしながら見に行った。
そうなるよなぁ。なんだか育っている。領民達もワラワラと集まってきてびっくりしていた。
「これはまたすごい成長だな。こんなに早く育つものなのか?」
みんなで首を傾げるしかなかった。
街長のガースンさんが慌ててやってきた。
「領主様、こ、これはなんですか?昨日植えたばかりですよね。こんなことあるのですか?」
「いやぉ、我々もびっくりしているのだよ。昨日みんなで植えたばかりだよなぁ。夢じゃないよなぁ。たしか昨日だったよなぁ。そうだよなぁ?」
ガースンさんも頷くしかなかった。
小声で父様に鑑定しましょうかと聞いたらやってみてくれた頼まれた。
"鑑定"
"土精霊のお礼:お菓子おいしかったよ。またよろしくね。お礼に成長させておいたよ。これでまた美味しいお菓子や料理をよろしくね。また来るね"
俺は父様に抱っこをせがんだ。周りの反応はほのぼのしていた。かわいいだろう?耳元で、土精霊様の言葉を伝えた。びっくりした顔で俺を見た。俺だってわからないよ。首を捻るしかない。
「とりあえず、土精霊様にお礼をみんなで言おう、そして祈ろう」
みんなで土に手をつき、お礼を言った。俺は魔力を流した。
「では父様を収穫して、また耕しましょう。そして輪作をしましょう」
「そうだな、収穫しよう。そして領民にも配ろう」
「母様、ありがとうございます。母様のスキルでこんなにたくさんの野菜や穀物を作れました。そしてまたよろしくお願いします」
「ええ、ええ、また作りましょう」
母様は涙ながらに答えた。母様、母様のスキルはすごいよ。また何作ってもらおうかなぁ。現金な俺だな。
カカオは実を収穫すればまた実が出来るかな。土精霊様にチョコレートの美味しさを知ってもらわなければ。とりあえずは収納にしまっておこう。
「すごい量の収穫だな。分配を領民達と話をしなければいけないな。今回は早すぎだ。まぁ、メルシーのスキルでタネができたことが実証できた。育てることができる。よかった」
「父様、もっと収穫できたら、みんなで収穫祭をしませんか?色々試したい料理があるのでどうですか?」
「そうだな、今まで領民達も頑張ってきた。そうだな、収穫祭というのも計画してみよう。肉も必要だな。その時は狩りにいこう」
「ぼくは狩りに行かないですよ。剣はむりです。平和主義なので」
「何が平和主義だ!お前も狩りに行くんだよ、わかったか!」
「えー」
「ぼくがかりにいくよ。けんでビシュビシュするぅ」
ジュリアスの方が強いよなぁ。剣聖だもんなぁ。
「あとはあいつらを帰ってくるように言おう。家族みんなに知ってほしいからな」
「そうですね、イーサンとロナウドに伝えないといけないですね」
兄様達に半年ぐらい会ってないな。兄達は結構頻繁に帰ってきてくれる。次兄のロナウド兄様は、遠征に行くたびに帰ってくる。なんだかんだここが好きなのだ。ただお金を稼ぐために魔導士団にいる。商売の方が好きだから、見習い商人もしている。二足のわらじだ。長兄のイーサンは王都が好きだから、嫡男の権利を放棄しているし、困った兄だ。
兄達が帰ってくる。楽しみだ。そのために美味しい料理を料理長達に作ってもらおう。帰りたくないと思うように。ふふふ。
俺の将来の脛齧り生活の布石を打っておかなければいけない。待っていろ、脛齧り生活!するんだ、昼行燈生活!良いキャッチフレーズだな。自画自賛。
????ない!
これは母様達が僕が落ち込まないように、夜来たのかもしれない。母様達、大丈夫だよ、俺はそんなメルヘン頭ではない。現実は見えているよ。ちょっと残念だけど。
「おはようございます、父様、母様、ジュリ、みんな」
「「おはよう、ケビン」」
「父様達、気を使ってくれてありがとう。でも、大丈夫だよ、僕は現実主義だから、クッキーが残されていても少しは落胆するかもしれないけど、クッキーやジュースが残されていても大丈夫。気を使ってくれて本当にありがとう」
2人して怪訝な顔をしている。
「ケビン、何を言っているのだ?気を使うって何を?」
「え?父様達がクッキーを持って行ったのではないの?精霊様達が食べたように見せかけたのではないのですか?じゃー、トリニティー達?」
トリニティーは首を横に振った。??
「ケビン、昨日置いたお菓子が無くなっているの?」
「そうなんだよ、母様。てっきり2人が持っていったのでは?ん?蟻かな?」
俺は急いで部屋に行った。クッキーのカスの食べこぼしが残っている。やっぱり蟻などが来たのかも。
後ろから追いかけてきた両親が、俺の後ろから顔を覗かせた。
「食べた形跡があるな。まさか精霊様ではないだろう。何かのいたずらか虫の仕業かもしれないな。さあ、ご飯を食べよう」
「はぁい」
後ろを振り向いたが何かある気配はないなぁ。
今度は袋も置いておこうかな。
さて、母様の作った種を植えた場所をみんなで見に行くことにした。昨日植えたばかりだから変わらないのは当たり前だけど、でも、なんだかソワソワしながら見に行った。
そうなるよなぁ。なんだか育っている。領民達もワラワラと集まってきてびっくりしていた。
「これはまたすごい成長だな。こんなに早く育つものなのか?」
みんなで首を傾げるしかなかった。
街長のガースンさんが慌ててやってきた。
「領主様、こ、これはなんですか?昨日植えたばかりですよね。こんなことあるのですか?」
「いやぉ、我々もびっくりしているのだよ。昨日みんなで植えたばかりだよなぁ。夢じゃないよなぁ。たしか昨日だったよなぁ。そうだよなぁ?」
ガースンさんも頷くしかなかった。
小声で父様に鑑定しましょうかと聞いたらやってみてくれた頼まれた。
"鑑定"
"土精霊のお礼:お菓子おいしかったよ。またよろしくね。お礼に成長させておいたよ。これでまた美味しいお菓子や料理をよろしくね。また来るね"
俺は父様に抱っこをせがんだ。周りの反応はほのぼのしていた。かわいいだろう?耳元で、土精霊様の言葉を伝えた。びっくりした顔で俺を見た。俺だってわからないよ。首を捻るしかない。
「とりあえず、土精霊様にお礼をみんなで言おう、そして祈ろう」
みんなで土に手をつき、お礼を言った。俺は魔力を流した。
「では父様を収穫して、また耕しましょう。そして輪作をしましょう」
「そうだな、収穫しよう。そして領民にも配ろう」
「母様、ありがとうございます。母様のスキルでこんなにたくさんの野菜や穀物を作れました。そしてまたよろしくお願いします」
「ええ、ええ、また作りましょう」
母様は涙ながらに答えた。母様、母様のスキルはすごいよ。また何作ってもらおうかなぁ。現金な俺だな。
カカオは実を収穫すればまた実が出来るかな。土精霊様にチョコレートの美味しさを知ってもらわなければ。とりあえずは収納にしまっておこう。
「すごい量の収穫だな。分配を領民達と話をしなければいけないな。今回は早すぎだ。まぁ、メルシーのスキルでタネができたことが実証できた。育てることができる。よかった」
「父様、もっと収穫できたら、みんなで収穫祭をしませんか?色々試したい料理があるのでどうですか?」
「そうだな、今まで領民達も頑張ってきた。そうだな、収穫祭というのも計画してみよう。肉も必要だな。その時は狩りにいこう」
「ぼくは狩りに行かないですよ。剣はむりです。平和主義なので」
「何が平和主義だ!お前も狩りに行くんだよ、わかったか!」
「えー」
「ぼくがかりにいくよ。けんでビシュビシュするぅ」
ジュリアスの方が強いよなぁ。剣聖だもんなぁ。
「あとはあいつらを帰ってくるように言おう。家族みんなに知ってほしいからな」
「そうですね、イーサンとロナウドに伝えないといけないですね」
兄様達に半年ぐらい会ってないな。兄達は結構頻繁に帰ってきてくれる。次兄のロナウド兄様は、遠征に行くたびに帰ってくる。なんだかんだここが好きなのだ。ただお金を稼ぐために魔導士団にいる。商売の方が好きだから、見習い商人もしている。二足のわらじだ。長兄のイーサンは王都が好きだから、嫡男の権利を放棄しているし、困った兄だ。
兄達が帰ってくる。楽しみだ。そのために美味しい料理を料理長達に作ってもらおう。帰りたくないと思うように。ふふふ。
俺の将来の脛齧り生活の布石を打っておかなければいけない。待っていろ、脛齧り生活!するんだ、昼行燈生活!良いキャッチフレーズだな。自画自賛。
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