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88 執務室で仕事とご対面
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俺の仕事部屋になっているのは父様の執務室なんだよ。しかーし父様は酒蔵の方の事務所で仕事をしているため、日中、俺がここで書類整理をしている。
さてと、この書類の山を片付けなければ。二人に説明だ。
「書式は規定の書式を提出してもらうことになっているんだ。期日を明記して書類を渡しています。期日を守らなければ、支給をしませんが、特措措置を設けてあるので全員提出できます。期日ごとに箱に仕分けしてください。あとは税収報告の件ですが、この書式を使い、計算します。計算後一式バインダーで閉じます。年度ごとにこのファイルにしまいます。この他に領民の改善の声を聞いたりします。おじいちゃん、おばあちゃんはほぼ日記のようになってますが、ボケ防止にいいと思っているのでこのまま続けます。その中で改善して欲しいなどで魔道具を思いつくかもしれませんし、おじいちゃん、おばあちゃんの体調のこともわかるのでちょっとしたことに敏感に感じ取ってください。そうだ、従者、事務官特典、そろばんです。これで計算を早く処理できるように頑張ってください。本当は電卓が欲しいけど、今はそろばんで頑張りましょう」
「デンタクとはなんですか?」
「おっ、ブラッドくん、疑問を持つことはいいことだ。デンタクとはそろばんの進化系。四則演算がボタン一つで計算してくれる優れものです。ただしプログラミングが複雑なんだ。イーサン兄様達に頑張ってもらおう」
「ケビン様、四則演算とはなんですか?」
「おっ、ルーアンくんも疑問を持ったね。その疑問、なんだろうと思うことが大事なんだ!で、四則演算は足し算、引き算、掛け算、割り算のことです」
「ケビン様、たしざん?ひきざん?はなんとなく分かりますが、掛け算と割り算とはなんですか?」
「あれ?学園で習わない?はて?」
掛け算の決まりと九九を教えた。わりざんは掛け算の反対をやっているけど、足し算、引き算ができればいいと思うよ」
「すごい、九九という掛け算は便利です。ですが、まずは基礎の足し算と引き算をそろばんでやることですね。ケビン様がどうやって計算しているかみたいのですがよろしいでしょうか?」
ブラッドとルーアンはそろばんに興味津々だ。
「僕はこのぐらいだったら暗算でできるので、確かめ算でそろばんを使うんだ。じゃあ、まずこれを計算するね」
俺は暗算で計算して、その後そろばんで確かめ算をした。合っているよ。やったね,。
ブラッドが身を乗り出して、迫ってきた。男に迫られても全く嬉しくない。そういえば、今更だが、転生には女性がつきものではないのか、ケモ耳の子とか、胸が大きい女性とか、ラノベの表紙を飾っているのはそんな女性に囲まれた男だぞ!なぜ俺は男率が多いんだよ。
「ケビン様、なぜそろばんを使わないで計算ができるのですか?あんざん?ですか。そういったことを私に教えていただけないでしょうか。私も計算は得意な方ですがケビン様のその早さに感服いたしました」
「そうだね、そろそろ学校の考案も出さないといけないから、いろいろ意見頂戴ね」
「あのケビン様、私は今あんざん?というのを教えて欲しいとお伝えしましたが、なぜ学校を作る?のでしょうか。それはお父様のルーク様は知っていらっしゃるのですか?ルーアン、聞いているか?」
首を振るルーアン。
「その話は一昨日だったかな?イーサン兄様とロナウド兄様に伝えただけだよ。父様に話すのが時間が取れないんだよ、困っちゃうね」
「ルーアン、これは伯爵様に報告しないとダメな案件だ」
「わかっています。事細かくケビン様の言動を注視するよう言付かっておりますから」
「構想聞きたい?というか今はそろばんをマスターしてよ。それからだよ」
「「はい、そろばんを使えるようにします」」
それからそろばんの使い方と原理を教えた。二人とも頭がいい。すぐ習得してしまった。確かめ算をしたから間違えなーし。
「これは便利ですね。素晴らしい。では暗算を教えてください」
この二人は矢継ぎ早に覚えていく。ソロバンが頭に入っていれば頭でそろばんを弾いてもいいし。
計算がらみは早く終わった。もう今日は仕事をしなくていいのではないか?今度は趣味の方に走ろうかな。
「ケビン様、先ほどの伯爵領地に学校というものは王都の学園と違うのですか?どういってものでしょうか」
ルーアン、覚えていたのか。趣味に走ろうとしていたのに。
「僕が考えている学校というのは、平民も貴族と一緒。まずは読み書きが基本。そして計算。マナー、基本的なことを習得してもらい、あとは本人のスキルを伸ばすため様々な訓練学校を作ろうと思う。ここには魔道具、鍛冶、木工、裁縫、農作業、花化粧品様々のことをしているので、興味があることを伸ばすための学校を作ろうかなと思ったの。本当は、ルーナが王都の学園に行っていじめられないように王都より魅力ある学校を作ろうかと思ったんだ」
ルーナのためだ。でもルーナが王都の学園に行きたーい、と言えばそれでもいいし、知識の底上げをすれば将来役立つと思うので学校は作っていきたい。
「ケビン様素晴らしい考えです」
「ケビン様、ここだけの話でお願いしますが、イーサンも学園では苦労していた。特に高位貴族との付き合いで、皇太子殿下の息子、従兄弟ですか?がいましたが取り巻きたちが特に陰湿でした。ルーナ様のために王都の学園より魅力ある学校づくりは賛成いたします。楽しそうですね」
ルーアン、ブラッドは賛同してくれたが、単なる希望的観測、絵に描いた餅状態だ。
「ドバイン様やウェルス様にも相談してより良い学校づくりを構築していこうと思っているんだ」
「ではケビン様、まずはお父上、旦那様に報告しないとだめではないですか?」
「ルーアン、まだ、ざっくりとした思いだから、もう少し詰めたら当様に報告するよ!その時はよろしく」
「えっ?丸投げですか」
コクリとうなずき、ルーアンはため息をついていた。本当にごめんよ。
「ケビン様、聞きしに勝るお人ですね。まだ初日ですが、どっと疲れが出てきました」
「ブラッド頑張れ。気持ちを切り替えて、今日は早く終わってしまったね。どうしようかな。それじゃー、午後は朝のラジオ体操の件と体幹トレーニングの件で話を詰めていこう。あっ、でも魔道具施設に行こうかな。先ぶれ出した方がいいのかな」
ルーアンがシュッ、という感じで行ってしまった。忍者か?暗部か?あのジャケットの裏には暗器や小道具が入ってあるのかも。見せてもらいたいな。
さてと仕事仕事。
「ブラッド、仕事が早すぎない?もう少しゆっくりやろうよ」
「いえ、ケビン様のやることが多いので、これぐらいは普通にできないとダメだと思います。もう少し早く処理をするように頑張ります」
「やだよ、もう少しゆっくりしようよ」
「スケジュール的にムリだと思われます。次から次へと本当に行事ができるのですね。イーサンから聞いていましたが、私、まだ初日でこれですから。気を引き締めます」
いやいやいや、いいよ、これ以上早くしなくて。ゆっくりでいいんだよ。
さて、魔道施設のところに行く前に昼食の準備をしに厨房へ行こうかなぁ。
「「ケビン、大変だ。長老達がくる!それも他の長老も来るって」」
ルガリオ達土精霊とルッツ達水精霊が執務室に飛び込んできた。
「えっ、長老達が来るの?他の精霊の長老?ん?」
なんだよ、他の精霊って。四大精霊といえばあとは火と風か?
「「ケ、ケビン様」」
あっ二人はまだ紹介していなかった。
「えーと、ルーアン、ブラッド、こちらにいるのは、土の精霊ルガリオ、ロッソ、ベルリ、ターナ、ルン、アメジ、ラッテ、タール、ティール、トール。で、こちらが水の精霊ルッツ、トロン、ランバ、アンと下位精霊。あれ?大きくなった子達もいるね?上位精霊になりそうなの?」
「そうだよ、上位精霊になったら名前つけてあげてね」
デジャブ。二人は床に片膝をつき、最大限の敬意を表す儀礼をしていた。
「ルガリオ達、この二人は僕の従者のルーアンと事務官のブラッドだよ。仲良くしてあげてね」
「土精霊様、水精霊様、私、ケビン様の従者になりましたルーアンも申します」
「私はケビン様の事務官になりましたブラッドと申します」
「二人とも固くならないで、ルーアンはトリニティと同じ魔力を感じるね。トリニティはいつもお菓子をくれるよ。ルーアンもよろしくね。ブラッドは海精霊の近くの魔力を感じるね。だから海精霊の長老が来るのか?昨日お酒飲んだ?」
ブラッドはルガリオに話しかけられて、コクコク頷くことしかしなかった。
「だからだよ、酒の匂いを感じ取ったんだー。あのじっちゃんは」
海の精霊もいるのか?四大精霊以外どのぐらいいるんだろう。海の精霊様の長老が来るのか?よくわからん。
「ルーアン、ごめん、父様と兄様方に昼食一緒に食べながらお話ししたいと伝えて欲しい」
「かしこまりました」
俺はブラッドに向き直り、ブラッドのお酒を感じとって、海の精霊の長老が来るみたいだねと伝えた。
「ケビン様、私は海の精霊様を見たことないですが」
うーん、生まれた時から体内に取り込んでいるその地域の魔素?魔力?が海精霊のものだからわかるのか?
いったい何が来るのだろう?
さてと、この書類の山を片付けなければ。二人に説明だ。
「書式は規定の書式を提出してもらうことになっているんだ。期日を明記して書類を渡しています。期日を守らなければ、支給をしませんが、特措措置を設けてあるので全員提出できます。期日ごとに箱に仕分けしてください。あとは税収報告の件ですが、この書式を使い、計算します。計算後一式バインダーで閉じます。年度ごとにこのファイルにしまいます。この他に領民の改善の声を聞いたりします。おじいちゃん、おばあちゃんはほぼ日記のようになってますが、ボケ防止にいいと思っているのでこのまま続けます。その中で改善して欲しいなどで魔道具を思いつくかもしれませんし、おじいちゃん、おばあちゃんの体調のこともわかるのでちょっとしたことに敏感に感じ取ってください。そうだ、従者、事務官特典、そろばんです。これで計算を早く処理できるように頑張ってください。本当は電卓が欲しいけど、今はそろばんで頑張りましょう」
「デンタクとはなんですか?」
「おっ、ブラッドくん、疑問を持つことはいいことだ。デンタクとはそろばんの進化系。四則演算がボタン一つで計算してくれる優れものです。ただしプログラミングが複雑なんだ。イーサン兄様達に頑張ってもらおう」
「ケビン様、四則演算とはなんですか?」
「おっ、ルーアンくんも疑問を持ったね。その疑問、なんだろうと思うことが大事なんだ!で、四則演算は足し算、引き算、掛け算、割り算のことです」
「ケビン様、たしざん?ひきざん?はなんとなく分かりますが、掛け算と割り算とはなんですか?」
「あれ?学園で習わない?はて?」
掛け算の決まりと九九を教えた。わりざんは掛け算の反対をやっているけど、足し算、引き算ができればいいと思うよ」
「すごい、九九という掛け算は便利です。ですが、まずは基礎の足し算と引き算をそろばんでやることですね。ケビン様がどうやって計算しているかみたいのですがよろしいでしょうか?」
ブラッドとルーアンはそろばんに興味津々だ。
「僕はこのぐらいだったら暗算でできるので、確かめ算でそろばんを使うんだ。じゃあ、まずこれを計算するね」
俺は暗算で計算して、その後そろばんで確かめ算をした。合っているよ。やったね,。
ブラッドが身を乗り出して、迫ってきた。男に迫られても全く嬉しくない。そういえば、今更だが、転生には女性がつきものではないのか、ケモ耳の子とか、胸が大きい女性とか、ラノベの表紙を飾っているのはそんな女性に囲まれた男だぞ!なぜ俺は男率が多いんだよ。
「ケビン様、なぜそろばんを使わないで計算ができるのですか?あんざん?ですか。そういったことを私に教えていただけないでしょうか。私も計算は得意な方ですがケビン様のその早さに感服いたしました」
「そうだね、そろそろ学校の考案も出さないといけないから、いろいろ意見頂戴ね」
「あのケビン様、私は今あんざん?というのを教えて欲しいとお伝えしましたが、なぜ学校を作る?のでしょうか。それはお父様のルーク様は知っていらっしゃるのですか?ルーアン、聞いているか?」
首を振るルーアン。
「その話は一昨日だったかな?イーサン兄様とロナウド兄様に伝えただけだよ。父様に話すのが時間が取れないんだよ、困っちゃうね」
「ルーアン、これは伯爵様に報告しないとダメな案件だ」
「わかっています。事細かくケビン様の言動を注視するよう言付かっておりますから」
「構想聞きたい?というか今はそろばんをマスターしてよ。それからだよ」
「「はい、そろばんを使えるようにします」」
それからそろばんの使い方と原理を教えた。二人とも頭がいい。すぐ習得してしまった。確かめ算をしたから間違えなーし。
「これは便利ですね。素晴らしい。では暗算を教えてください」
この二人は矢継ぎ早に覚えていく。ソロバンが頭に入っていれば頭でそろばんを弾いてもいいし。
計算がらみは早く終わった。もう今日は仕事をしなくていいのではないか?今度は趣味の方に走ろうかな。
「ケビン様、先ほどの伯爵領地に学校というものは王都の学園と違うのですか?どういってものでしょうか」
ルーアン、覚えていたのか。趣味に走ろうとしていたのに。
「僕が考えている学校というのは、平民も貴族と一緒。まずは読み書きが基本。そして計算。マナー、基本的なことを習得してもらい、あとは本人のスキルを伸ばすため様々な訓練学校を作ろうと思う。ここには魔道具、鍛冶、木工、裁縫、農作業、花化粧品様々のことをしているので、興味があることを伸ばすための学校を作ろうかなと思ったの。本当は、ルーナが王都の学園に行っていじめられないように王都より魅力ある学校を作ろうかと思ったんだ」
ルーナのためだ。でもルーナが王都の学園に行きたーい、と言えばそれでもいいし、知識の底上げをすれば将来役立つと思うので学校は作っていきたい。
「ケビン様素晴らしい考えです」
「ケビン様、ここだけの話でお願いしますが、イーサンも学園では苦労していた。特に高位貴族との付き合いで、皇太子殿下の息子、従兄弟ですか?がいましたが取り巻きたちが特に陰湿でした。ルーナ様のために王都の学園より魅力ある学校づくりは賛成いたします。楽しそうですね」
ルーアン、ブラッドは賛同してくれたが、単なる希望的観測、絵に描いた餅状態だ。
「ドバイン様やウェルス様にも相談してより良い学校づくりを構築していこうと思っているんだ」
「ではケビン様、まずはお父上、旦那様に報告しないとだめではないですか?」
「ルーアン、まだ、ざっくりとした思いだから、もう少し詰めたら当様に報告するよ!その時はよろしく」
「えっ?丸投げですか」
コクリとうなずき、ルーアンはため息をついていた。本当にごめんよ。
「ケビン様、聞きしに勝るお人ですね。まだ初日ですが、どっと疲れが出てきました」
「ブラッド頑張れ。気持ちを切り替えて、今日は早く終わってしまったね。どうしようかな。それじゃー、午後は朝のラジオ体操の件と体幹トレーニングの件で話を詰めていこう。あっ、でも魔道具施設に行こうかな。先ぶれ出した方がいいのかな」
ルーアンがシュッ、という感じで行ってしまった。忍者か?暗部か?あのジャケットの裏には暗器や小道具が入ってあるのかも。見せてもらいたいな。
さてと仕事仕事。
「ブラッド、仕事が早すぎない?もう少しゆっくりやろうよ」
「いえ、ケビン様のやることが多いので、これぐらいは普通にできないとダメだと思います。もう少し早く処理をするように頑張ります」
「やだよ、もう少しゆっくりしようよ」
「スケジュール的にムリだと思われます。次から次へと本当に行事ができるのですね。イーサンから聞いていましたが、私、まだ初日でこれですから。気を引き締めます」
いやいやいや、いいよ、これ以上早くしなくて。ゆっくりでいいんだよ。
さて、魔道施設のところに行く前に昼食の準備をしに厨房へ行こうかなぁ。
「「ケビン、大変だ。長老達がくる!それも他の長老も来るって」」
ルガリオ達土精霊とルッツ達水精霊が執務室に飛び込んできた。
「えっ、長老達が来るの?他の精霊の長老?ん?」
なんだよ、他の精霊って。四大精霊といえばあとは火と風か?
「「ケ、ケビン様」」
あっ二人はまだ紹介していなかった。
「えーと、ルーアン、ブラッド、こちらにいるのは、土の精霊ルガリオ、ロッソ、ベルリ、ターナ、ルン、アメジ、ラッテ、タール、ティール、トール。で、こちらが水の精霊ルッツ、トロン、ランバ、アンと下位精霊。あれ?大きくなった子達もいるね?上位精霊になりそうなの?」
「そうだよ、上位精霊になったら名前つけてあげてね」
デジャブ。二人は床に片膝をつき、最大限の敬意を表す儀礼をしていた。
「ルガリオ達、この二人は僕の従者のルーアンと事務官のブラッドだよ。仲良くしてあげてね」
「土精霊様、水精霊様、私、ケビン様の従者になりましたルーアンも申します」
「私はケビン様の事務官になりましたブラッドと申します」
「二人とも固くならないで、ルーアンはトリニティと同じ魔力を感じるね。トリニティはいつもお菓子をくれるよ。ルーアンもよろしくね。ブラッドは海精霊の近くの魔力を感じるね。だから海精霊の長老が来るのか?昨日お酒飲んだ?」
ブラッドはルガリオに話しかけられて、コクコク頷くことしかしなかった。
「だからだよ、酒の匂いを感じ取ったんだー。あのじっちゃんは」
海の精霊もいるのか?四大精霊以外どのぐらいいるんだろう。海の精霊様の長老が来るのか?よくわからん。
「ルーアン、ごめん、父様と兄様方に昼食一緒に食べながらお話ししたいと伝えて欲しい」
「かしこまりました」
俺はブラッドに向き直り、ブラッドのお酒を感じとって、海の精霊の長老が来るみたいだねと伝えた。
「ケビン様、私は海の精霊様を見たことないですが」
うーん、生まれた時から体内に取り込んでいるその地域の魔素?魔力?が海精霊のものだからわかるのか?
いったい何が来るのだろう?
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