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博士の供述
しおりを挟む「そういえば...」
如月優は思い出したように博士に質問した。
「たしか、博士はチェンジの事を誰かにおそわっていたと言ってましたよね?」
「ん...あぁ、そうだが。」
と博士。
「たしか...女の子だと言ってたような?その女の子が博士と入れ替わったんですか?」
「いや、その子とは入れ替わっていないよ、そういう事が起こっていると聞いただけだ、君に入れ替わられたのが始めてだよ」
「そうだったんですか...なんか...すみません」
「いや、謝らなくてもいいさ、君も正しいとおもってしたことだし、それに...私も1度はチェンジを体験してみたいと思っていたしね...科学者として」
そう言って博士は慣れないウィンクをしてみせた。
「...あれ?ということは博士はチェンジを体験したことなく、チェンジを信じたという訳ですか?」
「まぁ、科学者としては、いささか軽率ではあるが...その、チェンジを信じるにはそれなりの事があったのだよ」
と付け加えた。
「理由…ですか、ぜひ聞いてみたいですねそれを」
「ふむ...病院に着くまでまだ少しあるから話すとしようか」
博士は1つ溜め息をつくと
静かに話し始めた。
あの夜私は、たまたま小腹が空いたので近所のドライブスルーに行こうと車を走らせていた。
近所のドライブスルーは平日の夜という事もあってかなり空いていたのを覚えている。
「ダブルチーズバーガーセットダブルをおひとつですね?」
「さよう」
私はいつもの長い名前のバーガーを注文すると、我慢できずに近くの公園の横に車を停めて食べ始めた。
すると、その公園にいた子供が、空を指さしてなにか叫んでいる。
思わず私も何事かと見上げると...。
・・・!
空が見たこともない紫につつまれているじゃないか!
びっくりして、車から降りるとマジマジとみあげた。
しばらく見ているうちに、何故か頭が大きくなっていくような不思議な感覚と頭痛にみまわれて、思わず目をつぶってしまった。
しばらくすると痛みは引いていったが...また、空を凝視すると、先ほどの感覚と痛みがやってくる...その繰り返しだったが、小1時間それを繰り返しながら、持ってきたノートパソコンで、今の起こっている現象はなんなのかを調べまくっていた。
しかし、いままでこのようなケースの空のショーはなく、何が原因かは、不明であることがわかっただけであった。
小1時間くらいたった時にふと見上げるとだんだん元の夜空にもどりつつあった。
私はひとまず安堵したが、もしかすると研究室の方に新しい情報が来ているかもしれないと思い、すぐに大学に引き返すことにした。
エンジンをかけて最初の十字路に差し掛かった時それは聴こえた
「あぶない!」
わたしは突然の声に反射的にブレーキを踏んだ。
キキー!
激しいブレーキ音のあと
あたりには静寂が広がった...
え?そんなことあるのだろうか?
先程聞こえた声の主は?
私は少し怖くなってきたが、脳科学者として、今のが幻聴なのか、なんなのか調べる必要がある...ような気がした。
なんとなく、普通の声と違うような気もしたのだ、空気を震わせて伝わってくる音波とは違うものを感じた。
私はおそるおそる車の外に出てみた。
すると、ちょうど車の進行方向になにかいるのがわかった
猫だ
なんだ猫か...
あの猫の鳴き声がたまたま人の声に聞こえたんだろうか?
疲れてるのかな...。
無理矢理納得しようとした私が車に戻りかけた時
「ありがとう」
また聞こえた!これはもう、幻聴ではないらしい。
私はゆっくりと振り返って、もう一度猫をみた。
その猫はこちらをじっと見つめていた。
私も見つめ返していた。
まるで西部劇のガンマンの様なさぐり合いが続いたが...
この膠着状態を脱するべく、ゆっくりと質問した。
「えーと、さきほどの声はあなたですか?」
猫はニャーと鳴いた。
ん?どういうことだ?イエスって意味か?
猫語を理解しない私はその意味を理解できなかった。
しかし、猫にニャーと鳴かれてこんなにホッとしたのも始めてだ、やっぱり猫はニャーにかぎる。
そんな事を考えてるとまた声が聞こえた。
(その子ではありません、わたしです)
「え?」
また声が聞こえた!三回目でようやく、わかった...これは、声じゃない!
私はそう確信した、なぜなら声特有の耳から入ってくる感覚がない、これは直接脳内に言葉が入ってくる感覚だ、つまり・・・テレパシー!
(え?そうなんですか?)
「そうなんですかって...え?わからないで使ってるんですか?」
(...はい)
「でも、これは、テレパシーとしかいいようがない!」
(...そうですよね)
「違うんですか?」
(...いえ、わたしにもわかりません、ただ、猫が轢かれそうになってたのであぶない!って思っただけで...)
そうだ、どう考えても、近くにいないとおかしい、どこかに隠れてるんだろうか?
だとしたら...なぜ?
(いえ...隠れてるわけでは...)
「では...どこにいるんです?」
(...上です)
「上?」
私はゆっくりと空を見上げたが、夜空が広がっているばかりだ...。
え?まさか上って...天国って意味か?
だとしたら!
(いえ幽霊ではないです!)
私の思考を先回りして脳内に声が聞こえた。
(ではどこに?)
わたしは声を出さずとも伝わるのだという事に気がついて、心の中で言ってみた
(もうすこし右です)
(みぎ?)
右に顔をむけると三階建ての建物のベランダからこちらをみている顔が見えた、部屋の明かりが消えてるので人がそこにいるとは思わなかったのだ
人は強い思い込みで、見えているはずのものも、見えない場合がある...もっと言えば見えてはいるんだが、脳がそれを把握できないという状態だ。
うむ、今回はそのケースだろう。
しかし、顔全体が小さい事も見逃していた理由になるだろう...
いや、良く見ると顔だけではなくて全体的に小さいような?
(え?子供?)
テレパシーの声で女性だとは思ってたけど、良く見ると白いワンピースを着てる子供のように見えた。
(子供といえば子供です...。)
(やっぱり)
(でも高学年です!)
そ、そうなんだ、てことは小学生なのか...
(残念)
(なんで残念なんですか?)
(いや、小学生でなければ色々と話を聞けると思ったんだよ...小学生となると、あまり夜遅くまでテレパシーしちゃよくないだろ?)
(夜遅くまでテレパシーしたらダメですか?)
(そりゃそうだろぅ、学校もあるだろうし...いや、よく考えたらそんな法律はないな、てゆか、最近の子供はネットとか夜遅くまでやってると聞くし、それを止めるかどうかは親の問題かな)
(親ですか...なら大丈夫です)
(え?なんで?)
(親は居ませんから)
え?えええ?そんなことがあるわけ...?
私は改めてその建物を見直してみた...。
入口には平和園とだけ書いてあったが、この広さと建物の感じからして、何らかの施設であることが伺い知れた。
(孤児院...か?)
(孤児だけではないみたいですよ。)
(というと?)
(なんらかの訳ありで、親元を離れないと行けない子供達もここに居るみたいです)
(そうなんだ大変だね)
私は月並みな感想しか浮かばなかった...それより、テレパシーの事が知りたい...。
その時の私はテレパシーが持つ、危険性とかいうことよりも、その現象に対する好奇心の方が勝っていたようにおもう。
(あの、先程からテレパシーって言ってますけど...これ、テレパシーなんでしょうか?)
そのテレパシー少女はおかしな事をいいだした。
(わたしの知っているテレパシーっていうのは...たぶん心が読み取れるような能力なんですけど...。)
(うん、そうだね、わたしもそう思うよ?)
(でもこれって心まで読み取ってないような?)
(え?どういうこと?わたしの心の声を読み取ってるよね?)
(そ、それはそうなんですけど、言葉だけというか)
なるほど、言いたいことはわかった...たしかに、テレパシーといえば、心の中全部を見透かすような能力を連想するが、それとは違うようだと言いたいのだろう...。
(わたしの気持ちまでは読み取れないと?)
(そうです、心の中に浮かんだ言葉だけわかるような...)
ふむ、だとすると思考を読み取っているのではなくて、その結果言語にした心の声を読み取っているのか?ふむ
(興味深い)
(え?興味深い?)
(いや、すまない、これでも大学の教授なものでね、職業病みたいなものかな)
(そうなんですか...よかった)
(え?どうして?)
(じゃあ、このテレパシーのような現象もいつか理由がわかるんですね?)
(うーん、そうだね、なんとか頑張ってみるよ、専門家ではないがね)
(専門家とかいるんですか?)
そうか、テレパシーの専門家なんていないか
(いや、いないかもしれないね、表向きには...。)
昔のアメリカとソ連の冷戦の時代に、敵国に傍受されない連絡手段としてテレパシーが真面目に研究されていた。
その殆どは双子のテレパシーに似た不思議な現象からのアプローチだったが、詳細は不明である。
ただ、私も昔から意思というものは、何らかの方法で似た遺伝子や似た種に伝わるのではないかと考えている。
「虫の知らせ」という言葉がある...。
自分に近い存在、肉親などに、生死に関わるような異変があった時に、遠くはなれた所に居てもそれを感じ取ったりする話は、よく聞く話ではないだろうか?
場合によっては、血の繋がりの有無を超えて、恋人、夫婦、親友などの間柄でも、起こる場合があるというこの現象は未だに解明されていない。
場合によっては、相手が死亡したあとに異変を感じ取る場合もある。
そうなると、オカルトのお話になってしまうので、科学者として、二の足を踏まずにはいられないが、よく考えると、人の死後を科学的にタブー視するのも、やはり、科学的ではない、なんの科学的根拠もなく死後はないと断定するわけだから乱暴もいいとこだろう。
ただ、あまりにも現在の科学では解明できない事がありすぎて、適当な事をいう人が多すぎるので、いわゆる科学者からは敬遠されている世界なのだ、今のところ、ほとんどの科学者がサジを投げていると言っていいだろう。
死後の世界を体験して戻ってきたという、人もいるにはいるし、天国のような所を見た人もいるらしいが、側頭葉が酸欠状態になった時の幻覚であるという説が有力だとわたしも思う
なぜなら、生まれてきた土地やその人の宗教などによって違いがあるからだ
本当ならどこで生まれようが、どのような思想であろうが、同じ体験をしなければおかしい
人種、思想、宗教に関わらず同一の体験をするというのが、私としては最低限のラインとして欲しいところだ
そんな、事を考えていると
(あの...)
(あ、すまないちょっと考え事をしてた)
(いえ...いいんですけど)
(君のテレパシーについてはこれから解明させてほしい)
(それはいいんですけど...なにか聞こえませんか?)
(え?...いや...君の声以外はなにも聞こえないが...。)
(...争うような声が聞こえます)
以降テレパシー会話
私(どういうことかね?)
少女(争いが起こっているんです)
私(誰と誰が?)
少女(わかりません)
私(あの...ごめん...意味がわからないんだけど...争いあう声も聴こえないし)
少女(誰かが入れ替わってしまったみたいです)
私(はい?)
少女(体が入れ替わったと言ってます...男の人と女の人みたいです)
私(いや、そう言われても...まったく...)
そんな、馬鹿なことがあるのか、体が入れ替わるなんて...漫画じゃあるまいし
しかし、この少女が嘘を言ってるとはおもえない...
なぜなら...テレパシーなのだから!
肉声でも相手の声の響きである程度、どのような心境なのかがわかる。
テレパシーとなれば更にダイレクトに伝わってくる。
故に、その言葉はもはや言葉ではなく言霊と言えるような響きがあるのだ。
嘘であるはずがない響きをもっている言葉だ。
私(なるほど、ではその男の人と女の人はどこにいるんだね?)
少女(それは...わかりません)
私(まったく?)
少女(どこから流れ込んでくるのかわからないけど、非常に混乱してるようです、兄のほうが...)
私(兄のほう?兄と妹かね?)
少女(そのようですね、妹の方は...比較的に...余裕があるみたい...むしろ楽しんでるような)
私(そんな事が...君を信じない訳ではないけれど...)
少女(あっ)
私(どうした?)
少女(別の所でも、争いが)
私(どこで?)
少女(さぁ?わからないけど、男の子と大人の男性が...入れ替わって...)
私(いや、わるい...ちょっとついていけない...なにが起こってるんだって?)
少女(ごめんなさい、わたしにもわからないけど...流れ込んでくるんです...おそらく心の声が...)
私(そうか...非常に興味深い、体が入れ替わっている人が大勢いるんだね?)
少女(そうみたいです、男の子は混乱して驚いてます)
もしそんな事が頻繁に起こったら、大混乱をまねく
私(もっと詳しく教えてくれないか)
少女(はい)
私(そういえば...)
少女(はい?)
私(なんで声をださないの?)
少女(...ご近所迷惑になるので)
なるほど...たしかに、大声を出さなくても、声が響きそうなほど、周りは静まり返っている。
その少女の言によると...いや...テレパシーによると、様々なところで身体の入れ代わり現象が起こっていて、その人達の心の声がどこからか流れ込んでくるらしい。
それ以外の、普通に生活している人の心の声は聴こえないらしいので、たぶん、入れ替わってしまった人の声のみが、なぜか彼女に感知されるらしい。
あらかた現状を把握した私はずっとベランダの少女を見上げながら(本来は見ている必要はないみたいだが、気分的に見てないといけないような気がしていた)テレパシーを受けていたので、首が疲れてしまった。
首の後ろを揉みながら、あたりを見回すと、先ほどの猫はいつかいなくなっていた。
私(そういえば、あの猫は知ってる猫なのかい?)
少女(え?あぁ、その公園でよくみかける猫でモーっていいます。)
私(猫なのに?モー?牛みたいだね)
少女(そうなんです、白と黒の模様が牛みたいなので、みんなそう呼んでるみたいで...。)
そうだったのか、気が動転して、模様まではみてなかったなでたしかに白黒だった様だが...
私(そういえば、自己紹介もしてなかったね、私は百樹健二郎という名前だ、君は?)
少女(私は...)
言いよどんでる様だ、名前を明かしたくないのだろうか?
少女(私はあまのしずく...です)
私(そ、そう...いい名前だね)
少女(...たぶん)
私(たぶん?たぶんとは?)
少女(すみません...赤ん坊の頃に拾われたみたいで...)
私(あぁ...)
たしかに、赤ん坊なら自分の名前を言えるわけもないか...
私(しかし、預けるにしても手紙などはなかったのかね?)
少女(それは...あったんですが...)
私(名前は書いてなかったと)
少女(名前どころか...ちゃんとした文章でもなくて...なんというか...ポエムが)
私(え?ポエム?)
少女(は...い)
私(どんな?)
少女(...雫は一滴、はかりがたし、無限の空に放たれん、波の及ぶは止めがたし)
私(ふーむ...なんというか...詩だね)
少女(...ですよね?やっぱりそうですよね?他に意味とか調べたんですけど...まったくわからなくて)
たしかに、聞いたことのない文章だとおもった...意味があるのかないのかわからない文章だ。
私(あの...そのほかにはなにか依頼文みたいなのはなかったのかね?)
少女(はい...それだけです)
私(冒頭の雫からとってしずくと)
少女(...はい)
私(中間くらいの空からとって、あまのということか...)
少女(いえ、そこは違う理由があって)
私(違う理由?)
少女(拾われたのが7月7日だったそうで...)
私(7月7日?......天の川か?)
少女(そう、それです。天の川からとって天乃です。)
私(ふむ、そうか...なにはともあれ、いい名前じゃないか)
少女(そ...そうですか?)
少女の嬉しいような、悲しいような感情が流れ込んできた。
私(そうさ)
私はウィンクをしてみせた。
なぜか反応がなかったが、たぶん暗闇でみえなかったんだろう
私(そういえば...もうこんな時間になってしまった、名残惜しいが、また明日来てもいいかね?しずくちゃん)
少女(はい...お願いします)
私(ではまたね)
少女(ではまた...)
私は手を振った
少女も手を振り返してくれた。
よかった、これで、わたしの幻聴ではないことが証明されたわけだ。
まだ、幻覚という線が残っているが...。
私は車に乗って研究室に、むかった。
その途中で、また、少女からの声が聞こえた。
少女(あの)
私(ん?どうしたのかね?)
少女(...テレパシーってどうやって切ったらいいんでしょう?)
あ、そうか、自分の意思ではやってないっていってたな
私(わからないけど...切ろうとしてみては?)
少女(こうですかね?)
私(どう?)
少女(・・・!)
私(...きれた?)
少女(...きれました!)
これは...きれてないね
私(そうだ...無理に切ろうとせずに流れに任せたほうが良いかもしれないね)
少女(...わかりました)
私はその後も時折少女の交信をうけながら研究室にむかった。
少女と会った場所から、遠ざかるにつれて、声が不鮮明になってきた...やはり、距離も関係しているんだろうか?
そして、ある瞬間にぷっつりと切れたのがわかった...。
届かなくなったのか...。
あるいは.......眠りに落ちたのかもしれない。
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