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見えない逃亡者
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サトシとユウヤは他の人に聞かれないようにヒソヒソと話していた
「サトシ、あのおっさんの言う事、どう思う?」
「どう思うって...たしかに、ちょっと、保護されてるっていうのは無理があるかな...たしかに隔離っていうのが当たっているような...。」
「ほらみろ、だから俺はやめとこうっていったろ?」
サトシとユウヤは散々迷ったが、最後はサトシのヤバイヤバイ病(ヤバいよを言い続けるだけだが)に押し切られる形で警報のとおりに最寄りの平和病院に来ていた。
車椅子で入って来た男が昨日のホームレスであることがわかると、見つからないように、隠れていた...。
むやみに見つかって昨日の事を他の人達にバラされるのは得策ではないと思ったからだ。
出来る限り見つからないようにこの場を切り抜けたかったが、そのホームレスのいうことに聞き耳を立てていると、どうやら俺たちは隔離されているらしい。
診察と隔離では大違いだ。
最初から気乗りのしなかったユウヤはイライラしながらサトシを睨んでいた。
「いや...でも...まだわからないよ、これからちゃんとした検査があるかもしれないし...。」
睨まれてるサトシは汗をにじませながら弁明を試みていた。
「検査ね...もしかしたら、どこぞの実験室で貼り付けにされながらのやつかもしれねぇな?」
「そ...それはないだろぅ」
サトシは目を丸くして否定したが、その表情はもしかしてそうかもしれないという恐怖心を隠せずにいた。
「ど、どうしよう...。」
サトシは情けない声と汗を出していた。
「俺は逃げる。」
ユウヤはそういうと、周りのガスマスクをした男達を睨みつけた。
「へ?逃げる?逃げるって言ったのか?」
サトシは確認した。
「そうだ、逃げる。お前はどうする?」
「どうするって言われても..。無理だよ、あの銃を持った人達から逃げるって言うの?絶対ヤバいよ。」
「また、得意のヤバいよ病か?」
ユウヤはウンザリというに顔をしかめてから言った。
「おい、忘れたのか?俺たちには能力があるんだぜ?能力!」
ユウヤの言う能力っていうのはつまり、人と入れ替われるって事だと思うが...それが、ユウヤの持っている自信とどうつながるのかサトシはサッパリわからなかった。
相手は素手のホームレスではないのだ、たぶん、訓練を積んでいるだろうし、だいいち物騒なものを持っている相手にどう立ち向かう気なのか...。
「やっぱりヤバいよ!やめようよ!」
「おい!小声で話せ!バレるだろ!」
ユウヤはサトシの口を塞いで言った。
「わかった...お前は残れ、俺だけでやる。」
ユウヤは覚悟を決めたように言った。
ひとりは心細いが、腹の決まってない仲間は思わぬところで、失敗のもとになると思った。
それに...万が一、自分が間違っているという可能性もなくはない。無理やりサトシを連れていくには情報が足りなすぎた。
ただ、ユウヤはなんとなくではあるが、逃げるなら条件の良い今を置いて他にない様な気がしていた。
「じゃあな、サトシ、達者でな。」
「...ユウヤ。」
サトシは今にも泣き出しそうな顔をしてユウヤの服の袖を掴んでいる。
ユウヤは大丈夫というようにサトシの肩をポンっと叩くとゆっくりと腕を振りほどいた。
そして徐ろに立ち上がると近くの白衣の男に話かけた。
「どうも...たいへんですね。」
自分でもぎこちないとわかる笑顔を浮かべていた。
病室は先程の車椅子の男の「隔離」という言葉が今まで大人しくしていた人々の言いしれぬ不安を増幅させ、ざわついていた。
この騒然とした雰囲気が自分に味方してくれるとユウヤは考えた。
ユウヤの声をかけた白衣の男もなにか文句を言われるのかもしれないと身構えていた
「な、なんでしょう?」
ユウヤはなにか拾うフリをして体勢をひくくすると猛然とタックルした!
「ぐぅ!」
予想してなかった白衣の男はあっけなく倒れた
「おい!なにしてる!」
警護のリーダー格の男が叫んだ
「おちつけ!」
それは、ユウヤではなく、近くの警護の人間に言った言葉であった
ターーン!
「バカ!簡単に撃つな!」
リーダーは叫んだが後の祭りだった。
乾いた銃声が病室いっぱいに広がった
「キャーーーー!!」
そばにいた女性が悲鳴をあげると、病室は蜂の巣をつついたような騒ぎになった
口々に撃った警護の男を非難していた
「しかたない」
そういうと、リーダー格の警護の男が病室の屋根に向かって銃を撃った
ターン!ターン!ターーーン!
今度は全員驚いて静まり返ってしまった
驚きと恐怖の目でリーダーを見ていた。
みんなの視線が自分に集まっている事を確認するとリーダーは言った。
「すみません驚かせてしまって...しかし、どうか冷静に聞いてください、この銃は...麻酔銃です。」
また、ざわめきがおこった
撃たれた少年にかけつけていた女の人が言った
「た、たしかに、ぐったりしてるけど...寝ているみたい。」
また、ざわざわとしだした室内をリーダー格の男が制するように言った。
「今は非常事態なのです!1人の軽はずみな行動が、取り返しつかない混乱をまねきます!そうならないために、ご協力いただけない方には眠っていただきます。」
リーダーは宣言した
「私共もそうはしたくない、どうか、指示にしたがってください!」
リーダーは厳格に言うことで騒ぎが収まるのをまった。
事実、1度は暴徒化しつつあった室内が収まりつつあるのを見て、リーダーはひとまず安堵した。
すると先程の警官と名乗った男がおずおずと手をあげてリーダーに言った。
「あの...ちょっといいですか?」
「なんですか?」
「たぶん...逃げられてますよ。」
「え?」
リーダーはとても優秀であったが、状況が特殊すぎたので、自分がなにを指摘されているのかわからずにいた。
警護のリーダーは、その警官になにか言いかけたが、他の警護の人間に呼ばれてしまったので、一礼すると、そちらへ行ってしまった。
ひゅー♪
その警察官のすぐ横で車椅子の男が、あんまりうまくない口笛を吹いた。
「あいつ、なかなかやるじゃないか。」
「石川さん、関心するところじゃないですよ...というか、知ってる子なんですか?」
「まぁね、ある意味顔見知りだよ、しかし、よくこの状況を把握してるじゃないか?」
「状況?」
「騒然とした室内、ガスマスクをした男たち、銃を持っているやつと、いないやつ」
「はぁ」
「たぶん、銃を持ってる方が着ているのはパラショックを施された服だろう?防弾チョッキにしては分厚いし...第一ここにはあいつら以外に武器を持ってるやつなんていない...徒に不信感を産んでしまうのを覚悟で着る理由はそれしかない、つまり超パラショックの服だろう...。」
「なるほど」
「しかし、本人達も人が入れ替わるなんて信じていないようだから、たぶん、着せられてるんだろう?ほんとに入れ替りを防げるかどうかはともかく、ショックさえうけなければ入れ替わらない可能性が高い。」
「かもしれませんね。」
「そこで、武装してない白衣の方を狙った訳だが、あの大袈裟なガスマスクも逃げるにはもってこいだ。」
「なぜです?」
「誰が誰だかわからないからさ。」
「あ...」
「もし、ガスマスクをしてなかったら、誰かが居なくなったことを、誰かが気づくかもしれないよな?でも、今の状況では無理だ。」
「なるほど...。」
「俺も誰かさんに足さえ撃たれてなければな...逃げられるんだがね。」
観月光は近くに立っていたが、そちらには一切顔を向けずに石川はそう言った。
たぶん怖いのだろう
「まだ逃げる気なんですか?」
「ああ...あんたも考えた方がいいんじゃないか?これは、診察なんてもんじゃなさそうだぜ?」
山崎は少し考えたが即座に言った
「いや、やっぱりダメですよ逃げるなんて、話し合いが先ですよ。」
石川はヤレヤレと言いたそうに山崎を見返して言った
「話し合う前に撃たれないようにな。」
「本当にそうかしら?」
近くで2人のやりとりを聞いていた観月が言った
「え?観月さんは違うと思うんですか?」
山崎は腕を組んで、他を寄せ付けないオーラを出している観月に聞き返した。
「あの警護の人達が着ているのがパラショックだとしても、白衣の人達が丸腰だという確証はどこにもないわ。」
「まるごしじゃない?武器をもっているんですか?」
「武器じゃなくても、人に入れ替わられるのを防ぐ何かを身につけてないとは、言いきれないってことよ。」
「なるほど、たしかに確証はないですね。」
「もし、あの少年のタックルで入れ替わりがおきてなかったら、今眠ってるのは少年本人ってことになるから逃げられてはいないはずだわ。」
「なるほど。」
聞いていた石川が口を挟んだ
「じゃあ、あのタックルされた白衣の男が、キョロキョロしながら出口に向かっているのはなんでかな?」
観月はそれには応えない
石川とは会話もしたくないってことだろうか?
「たしかに、ちょっと不自然ですね...。」
代わりに山崎がこたえた。
「あの...。」
「はい?」
やにわに傍にいた中年の女性が話しかけてきた。
「あの...たぶん、なんですけど...入れ替わったと思います、あの少年。」
「え?なぜわかるんです?」
山崎は名前も知らない女性に聴き返した
「見えたんです...一瞬ですけど。」
「見えたって?なにがですか?」
「少年とあの白衣の方の入れ替わるところが...です。」
え?それって幽体離脱した魂魄...みたいなものが見えるってこと?
「ほんとですか?」
「は...はぁ...たぶん...一瞬だったし確証はないんですが...。」
女性は山村ゆり子と名乗った。
「サトシ、あのおっさんの言う事、どう思う?」
「どう思うって...たしかに、ちょっと、保護されてるっていうのは無理があるかな...たしかに隔離っていうのが当たっているような...。」
「ほらみろ、だから俺はやめとこうっていったろ?」
サトシとユウヤは散々迷ったが、最後はサトシのヤバイヤバイ病(ヤバいよを言い続けるだけだが)に押し切られる形で警報のとおりに最寄りの平和病院に来ていた。
車椅子で入って来た男が昨日のホームレスであることがわかると、見つからないように、隠れていた...。
むやみに見つかって昨日の事を他の人達にバラされるのは得策ではないと思ったからだ。
出来る限り見つからないようにこの場を切り抜けたかったが、そのホームレスのいうことに聞き耳を立てていると、どうやら俺たちは隔離されているらしい。
診察と隔離では大違いだ。
最初から気乗りのしなかったユウヤはイライラしながらサトシを睨んでいた。
「いや...でも...まだわからないよ、これからちゃんとした検査があるかもしれないし...。」
睨まれてるサトシは汗をにじませながら弁明を試みていた。
「検査ね...もしかしたら、どこぞの実験室で貼り付けにされながらのやつかもしれねぇな?」
「そ...それはないだろぅ」
サトシは目を丸くして否定したが、その表情はもしかしてそうかもしれないという恐怖心を隠せずにいた。
「ど、どうしよう...。」
サトシは情けない声と汗を出していた。
「俺は逃げる。」
ユウヤはそういうと、周りのガスマスクをした男達を睨みつけた。
「へ?逃げる?逃げるって言ったのか?」
サトシは確認した。
「そうだ、逃げる。お前はどうする?」
「どうするって言われても..。無理だよ、あの銃を持った人達から逃げるって言うの?絶対ヤバいよ。」
「また、得意のヤバいよ病か?」
ユウヤはウンザリというに顔をしかめてから言った。
「おい、忘れたのか?俺たちには能力があるんだぜ?能力!」
ユウヤの言う能力っていうのはつまり、人と入れ替われるって事だと思うが...それが、ユウヤの持っている自信とどうつながるのかサトシはサッパリわからなかった。
相手は素手のホームレスではないのだ、たぶん、訓練を積んでいるだろうし、だいいち物騒なものを持っている相手にどう立ち向かう気なのか...。
「やっぱりヤバいよ!やめようよ!」
「おい!小声で話せ!バレるだろ!」
ユウヤはサトシの口を塞いで言った。
「わかった...お前は残れ、俺だけでやる。」
ユウヤは覚悟を決めたように言った。
ひとりは心細いが、腹の決まってない仲間は思わぬところで、失敗のもとになると思った。
それに...万が一、自分が間違っているという可能性もなくはない。無理やりサトシを連れていくには情報が足りなすぎた。
ただ、ユウヤはなんとなくではあるが、逃げるなら条件の良い今を置いて他にない様な気がしていた。
「じゃあな、サトシ、達者でな。」
「...ユウヤ。」
サトシは今にも泣き出しそうな顔をしてユウヤの服の袖を掴んでいる。
ユウヤは大丈夫というようにサトシの肩をポンっと叩くとゆっくりと腕を振りほどいた。
そして徐ろに立ち上がると近くの白衣の男に話かけた。
「どうも...たいへんですね。」
自分でもぎこちないとわかる笑顔を浮かべていた。
病室は先程の車椅子の男の「隔離」という言葉が今まで大人しくしていた人々の言いしれぬ不安を増幅させ、ざわついていた。
この騒然とした雰囲気が自分に味方してくれるとユウヤは考えた。
ユウヤの声をかけた白衣の男もなにか文句を言われるのかもしれないと身構えていた
「な、なんでしょう?」
ユウヤはなにか拾うフリをして体勢をひくくすると猛然とタックルした!
「ぐぅ!」
予想してなかった白衣の男はあっけなく倒れた
「おい!なにしてる!」
警護のリーダー格の男が叫んだ
「おちつけ!」
それは、ユウヤではなく、近くの警護の人間に言った言葉であった
ターーン!
「バカ!簡単に撃つな!」
リーダーは叫んだが後の祭りだった。
乾いた銃声が病室いっぱいに広がった
「キャーーーー!!」
そばにいた女性が悲鳴をあげると、病室は蜂の巣をつついたような騒ぎになった
口々に撃った警護の男を非難していた
「しかたない」
そういうと、リーダー格の警護の男が病室の屋根に向かって銃を撃った
ターン!ターン!ターーーン!
今度は全員驚いて静まり返ってしまった
驚きと恐怖の目でリーダーを見ていた。
みんなの視線が自分に集まっている事を確認するとリーダーは言った。
「すみません驚かせてしまって...しかし、どうか冷静に聞いてください、この銃は...麻酔銃です。」
また、ざわめきがおこった
撃たれた少年にかけつけていた女の人が言った
「た、たしかに、ぐったりしてるけど...寝ているみたい。」
また、ざわざわとしだした室内をリーダー格の男が制するように言った。
「今は非常事態なのです!1人の軽はずみな行動が、取り返しつかない混乱をまねきます!そうならないために、ご協力いただけない方には眠っていただきます。」
リーダーは宣言した
「私共もそうはしたくない、どうか、指示にしたがってください!」
リーダーは厳格に言うことで騒ぎが収まるのをまった。
事実、1度は暴徒化しつつあった室内が収まりつつあるのを見て、リーダーはひとまず安堵した。
すると先程の警官と名乗った男がおずおずと手をあげてリーダーに言った。
「あの...ちょっといいですか?」
「なんですか?」
「たぶん...逃げられてますよ。」
「え?」
リーダーはとても優秀であったが、状況が特殊すぎたので、自分がなにを指摘されているのかわからずにいた。
警護のリーダーは、その警官になにか言いかけたが、他の警護の人間に呼ばれてしまったので、一礼すると、そちらへ行ってしまった。
ひゅー♪
その警察官のすぐ横で車椅子の男が、あんまりうまくない口笛を吹いた。
「あいつ、なかなかやるじゃないか。」
「石川さん、関心するところじゃないですよ...というか、知ってる子なんですか?」
「まぁね、ある意味顔見知りだよ、しかし、よくこの状況を把握してるじゃないか?」
「状況?」
「騒然とした室内、ガスマスクをした男たち、銃を持っているやつと、いないやつ」
「はぁ」
「たぶん、銃を持ってる方が着ているのはパラショックを施された服だろう?防弾チョッキにしては分厚いし...第一ここにはあいつら以外に武器を持ってるやつなんていない...徒に不信感を産んでしまうのを覚悟で着る理由はそれしかない、つまり超パラショックの服だろう...。」
「なるほど」
「しかし、本人達も人が入れ替わるなんて信じていないようだから、たぶん、着せられてるんだろう?ほんとに入れ替りを防げるかどうかはともかく、ショックさえうけなければ入れ替わらない可能性が高い。」
「かもしれませんね。」
「そこで、武装してない白衣の方を狙った訳だが、あの大袈裟なガスマスクも逃げるにはもってこいだ。」
「なぜです?」
「誰が誰だかわからないからさ。」
「あ...」
「もし、ガスマスクをしてなかったら、誰かが居なくなったことを、誰かが気づくかもしれないよな?でも、今の状況では無理だ。」
「なるほど...。」
「俺も誰かさんに足さえ撃たれてなければな...逃げられるんだがね。」
観月光は近くに立っていたが、そちらには一切顔を向けずに石川はそう言った。
たぶん怖いのだろう
「まだ逃げる気なんですか?」
「ああ...あんたも考えた方がいいんじゃないか?これは、診察なんてもんじゃなさそうだぜ?」
山崎は少し考えたが即座に言った
「いや、やっぱりダメですよ逃げるなんて、話し合いが先ですよ。」
石川はヤレヤレと言いたそうに山崎を見返して言った
「話し合う前に撃たれないようにな。」
「本当にそうかしら?」
近くで2人のやりとりを聞いていた観月が言った
「え?観月さんは違うと思うんですか?」
山崎は腕を組んで、他を寄せ付けないオーラを出している観月に聞き返した。
「あの警護の人達が着ているのがパラショックだとしても、白衣の人達が丸腰だという確証はどこにもないわ。」
「まるごしじゃない?武器をもっているんですか?」
「武器じゃなくても、人に入れ替わられるのを防ぐ何かを身につけてないとは、言いきれないってことよ。」
「なるほど、たしかに確証はないですね。」
「もし、あの少年のタックルで入れ替わりがおきてなかったら、今眠ってるのは少年本人ってことになるから逃げられてはいないはずだわ。」
「なるほど。」
聞いていた石川が口を挟んだ
「じゃあ、あのタックルされた白衣の男が、キョロキョロしながら出口に向かっているのはなんでかな?」
観月はそれには応えない
石川とは会話もしたくないってことだろうか?
「たしかに、ちょっと不自然ですね...。」
代わりに山崎がこたえた。
「あの...。」
「はい?」
やにわに傍にいた中年の女性が話しかけてきた。
「あの...たぶん、なんですけど...入れ替わったと思います、あの少年。」
「え?なぜわかるんです?」
山崎は名前も知らない女性に聴き返した
「見えたんです...一瞬ですけど。」
「見えたって?なにがですか?」
「少年とあの白衣の方の入れ替わるところが...です。」
え?それって幽体離脱した魂魄...みたいなものが見えるってこと?
「ほんとですか?」
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