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番外編
アラスターとリンジー
しおりを挟む「そぞろ雨に濡れる」のアラスターとリンジー
アビゲイルの居ぬ間に
※セリフのみの書き殴り
大変読みにくいのですが、二人の舌戦を表現したく。
「最悪の一日だわ」
「それはそれは、大変だね。君とも浅からぬ仲だ…私で良ければ相談に乗ろうか」
「……女にちやほやされてる男がね、私が妹のように大切にしている子にちょっかいばかりかけているのよ。最低よね」
「そうだね。とても誠実さに欠ける男だ。良ければ私が撃退に手を貸すよ」
「まるで貴方は違うみたいな言い方なのねぇ」
「違うとも。私は極めて誠実だ」
「きっと迷惑に思われてるんじゃあないかしら」
「迷惑?困らせたことはあっても、彼女に迷惑をかけた覚えはないかな」
「困らせるのも迷惑をかけるのも同意義よ。きっと高尚な貴方の考えは違うのでしょうね」
「高尚だなんて畏れ多いね。それこそ君に合わせて野暮ったい言い方をしたつもりだが」
「あらあら、困ったわね。野暮ったい私でもわかるのよ?いたいけな少女に同意も得ず、はしたないことをしてはいけないって」
「君の指すはしたなさがどの程度なのか想像もつかないよ。君ほどの女性がそんな生娘みたいなことを言うとは予想外だったな」
「百戦錬磨の宵の明星には、その程度はお手のものということかしら?」
「単に黒髪が珍しいというだけの話さ。花時を水に流す君と一緒にしないでほしいね」
「人を見た目で判断するなんて意外だわ。俗っぽい私なんかでは理解し難い、崇高な目的がおありなのだとばかり」
「君のお眼鏡にかなわなくて残念で仕方ないが…何事も美化しがちなのは君のいけないところだね」
「美しいものを見ていたいと思うのは誰だって同じはずよ。それは宵の明星だからこそ心得ているのではなくて?」
「なるほど、額面でしか物事を捉えられないというのは視野を狭めてしまうんだね?」
「一度叩きのめさないと分からないようね」
「やれやれ…元冒険者の君とはいえ、か弱い女性を相手にするのは憚られるね」
「……」
「……」
調理場からパタパタと足音が近づく。
何事もなかったように、二人は彼女が戻ってくる前と同じ姿勢を取った。
「お待たせしましたー」
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