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魔法騎士団試験
開会式
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ルーディニア・コロシアム
それは何百年も前に設立された建物だ。石や泥によってほとんどが積み重ねてあり丈夫に作ってある。また周りには特大の魔法を放出しても魔法石によって吸収できるのでしっかり安全にも考慮してある。空中にもたくさんの魔道士の人たちが集まってバリアのようなものを作っているらしく、客席には飛んでこない。
だから安心して観戦できる。
また中央には大きな闘技場があり、さらさらの砂に覆われた障害物がなにもない平地がある。この中でたまにモンスターを仕留める見せ物をする。一番の目的は僕達が受けようとする魔法騎士になるための試験だ。ここでの戦いはとても激しいらしい。それを見て街の人や貴族は楽しむ。一年に一回だけだから盛大に祝うために外は賑やかな祭りをする。
また闘技場の周りは全て客席になっている。
360度、全てが客席だ。
すこし広すぎじゃない? っと思うかもしれないが、王都以外の町からも人が来るため、満席になるらしい。人がたくさんいることもあり、熱気や歓声はすごい大きいからセクアナはビビらず戦えるかな・・・・・
将来、この国を守る騎士になる卵をここで見れるのでさまざまな人が楽しみにしている。
そんなルーディニア・コロシアムの中に今入っている。
中は薄暗い感じでムードを出している。
なんかいいムードだ。ちょっと観光気分になる。
それでも印象が一番強いのは参加者の面子だ。とにかくすごい。
貴族がたくさんいて横には付き人もついている。僕達のような農民もいる。
その人達も修行を頑張ったから、みんな筋肉がある。
それに比べてなにも努力していない貴族は白い肌をしていて腕も細く、本当に強いのかと心配にもなる。
でも魔力量は農民と比べて圧倒的に多いんだろうな・・・・
他にも人間とは違う種族のエルフ、獣人、ドワーフもいた。
僕は今、完全にフードを脱いでいるので嫌な視線や陰口をゴソゴソと言われる。
まぁこんなものか・・・・
始めは軽く考えていたけど、強そうな人もいるのでだんだん圧倒されて心が弱くなってくる。
大丈夫、自分は強い・・・・
心の中でそう言い聞かせながら、人という文字を何回も手に書いて飲み込む。
全然落ち着けないな・・・・
中は人が少ないと思っていたが強そうな人を見て外、以上に不安が積もる。
どこか人のいないところはないかな・・・
うろうろと歩き、気がつくと横にいたセクアナはどこかへ消えていた。
ヤバイ・・・・セクアナがいなくなってる。
また勝手に行動したせいではぐれてしまった。もう方向音痴だからこれからどうしたらいいかわからない。
もしどこかへ集まってくださいって放送が鳴ったら絶対どこかわからない・・・
「どうしよう!?」
どんどん不安が溜まってくる。
初めての場所。
初めての試験。
緊張や不安、セクアナがそばにいない、それだけで落ち着けなかった。
そんな時、ある銅像が目に入った。
薄暗い中、その銅像が置かれているところにだけ一筋の光がさしている。
それによって本当は汚い色なのに、白く輝いて見えた。
上半身だけだが、筋肉もむきむきで勇者そのものを表しているようだった。
すげえな。
剣を地面に突き刺して、それを両手で持っているポーズをしている。
「ギスタ」
銅像にはそれだけの石板の文字しか書かれていなかった。
ただその姿はたくましくてその魅力に引き寄せられていた。
「その銅像に君も興味がある?」
後ろから誰か近づいてくる。
ゆっくりとコツコツ音を立てて僕の元へくる。
声は女の人だった。
「はい、すこし興味あります・・・・ね」
後ろをふり向いた時、目を見開いた。まさかの歩ちゃんだった。
「ひっ!」
僕を見た瞬間、彼女は少し引き気味だった。
後退りをして離れようとする。
ここまで嫌われるとは思わず、少し悲しくなった。
「本当にあの時はすいませんでした・・・・
もう、なにもしないので出来れば警戒しないでほしいです・・・」
しばらくその場で固まっていたようだったが、こちらへ寄って来て少しは心を開いてくれた。
「この銅像のことを知ってる?」
「うーん、知りませんね。ただ輝いて見えたもので自然に足が止まって」
「そうなんだ。彼はな、伝説の魔法騎士なのよ。いや、ちょっと違うかな。魔力がほとんどなかったから騎士っていう方がいっかな」
「え? じゃあ、ほぼ剣の力だけで魔法騎士になった人なんですか?」
「その通りだ!」
さっきまではあがり症のせいかちょっと変な口調だったけど、この人のことになるといつもの大人っぽい歩ちゃんになっていた。
普通に会話ができて少し嬉しい。
「彼はとってもすごいの。ほぼ剣の技術だけで魔人族を相手にして、たくさんの命を救ってくれた。お父さんが昔よく話してくれたな。今は行方不明でどこにいるかもわからないらしいの。せめて一度でいいから剣を教えて欲しいな・・・・・」
「そうなんだ。すごいねこの人は」
少し寂しそうな顔をしていた。
「・・・・・・・・」
「・・・・・・」
しばらく沈黙が訪れた。ただ静かにその銅像を見つめる。
「あっ! 自己紹介をまだしていませんね。僕はトモヤです。ライバル同士ですがよろしくお願いします」
「私はサナだ。お互いに試験がんばろうね!」
いつのまにか、緊張していた心もスッキリしていた。
ブーーーー!
自己紹介をやり終わったと同時にブザーのような音がした。そして放送が流れる。
「いまから、開会式を始めます。魔法騎士の試験受ける方はコロシアム中央の広場に集まってください」
遠くの方からは、叫び声などが聞こえた。
男どもが吠える声。
石でできている柱を殴って調子を整えているもの。
「さぁ、トモヤ頑張るぞ」
「は、はい! でどちらへ行くと広場に行けるんですか? あの僕方向音痴なのでできれば連れて行ってほしんですけど・・・」
「ああ、こっちだ!」
ドテッ!
大きな音を立ててサナはこけた。
ああ懐かしい。やっぱりサナは歩ちゃんにしか見えないな。
サナと共に狭い通路を歩き、外へ出るととても大きな歓声が起こっていた。
しばらく強い光で周りは見えなかったが、目が慣れると人の多さに驚いた。
360度全てが人で埋め尽くされている。
上からは紙吹雪が落ちて来て見事な景色だ。
みんなが集まっている方へ行く。
まぁ、当たり前だがほとんどの人に避けられてたまに罵声を浴びせるものもいた。
どうにか歩き回ってセクアナを見つけることができた。
「・・・・・で、どこで何をやっていたの?」
腕を組んで仁王立ちをする。
「もしサナさんが見つけてくれなかったら、トモヤがどうなっていたかわかる?」
「はい、すいません・・・・・」
下をむいて深く反省した。確かにサナがいなかったら完全に迷子で試合に出れなかったかもしれない。
「はい、次から勝手な行動しないこと。分かった!」
「う、うん・・・」
「返事は、はいでしょうが!!」
「はい、はい! わかりました。痛い、痛いほっぺをつままないで」
「反省して何より・・・・」
僕への説教が終わるとサナの方を向く。
「すいません。うちの智也が迷惑をおかけして・・・・」
深々と頭を下げた。
セクアナは僕の母ちゃんか!?
「いっ、いえ!! ・・・・たの、楽しく話せたので良かったです・・・」
フフフ、またテンパっちゃって。面白い。
突然会場がざわざわした。
ていうか僕達が入場した時よりも歓喜の声は大きい。
司会のような人が前に立っていたのでそちらが正面かな・・・・
そして六つの空いている椅子があることに気がついた。きれいに装飾してあり、まるで王が座る玉座みたいだ。
その席の前に、気配が違う六名の方々が現れる。
その名の通り、六大天だ。
最後には僕達が知っている人物が登場する。
セイラ姉さんだ。
懐かしい思い出が蘇る。
差別されていた僕を救ってくれたよな。
ちゃんと感謝しないと!
そんなことを考えていると大きな拍手が六大天を包み込む。
「きゃぁぁぁぁ!! 六大天様よ!」
「すごい。こうやって六人全員が揃ったらやっぱ迫力が違うな!」
「もう最高! この景色を見れるだけでも幸せ!」
ある人は叫んで、ある人は大粒の涙を流している。
すげえな!
僕も興奮して来た。最強の魔法騎士か!
最近セクアナから六大天のことを教えてもらった。
自然魔法を操る者 シルフィ・アンジェラ
水魔法を操る者 セクロ・ルーカス
闇魔法を操る者 アンヤ・ゴースト
氷魔法を操る者 セイラ・ラインハート
炎魔法を操る者 レッカ・マニラン
怪獣魔法を操る者 ゼットン・ギューザス
これが六大天だ。
みんな個性的な魔法で興味が湧いてくる。
少し若そうな男性が司会をして開会式がはじまった。
「諸君、よくぞここへ集まってくれた。ここにいる者の誰かが魔法騎士になり、この国を守っていくことになる。国を守るため、騎士になるため、存分に力を発揮してくれ・・・・!」
話が長々と続き、だんだん飽きて来た。
そしてたくさんの説明をしてくれた。
受付でもらったカードを使うと宿代が一気に安くなるらしい。お金が少ない僕にとっていい情報だ。約一種間から二週間これは続くらしいから遠くから来た人への負担を少なくするためにこれを導入したらしい。
経営する人も考えてくれているね!
次にルールは相手が降参、または戦闘不能と審判が判断したことによって勝利する。
切れる刃物は危険ということで切れないように魔法がかける。これはゲンブと戦った時と同じだな。
魔法騎士になるための試験はこうだ。
テストなどはなく、ただ実戦形式で戦うこと。試合はトーナメントになり何千人といる中でたった三十人しか合格できないという。
合計三十ブロックありそれぞれのトーナメントで優勝した人が魔法騎士になれるという。
なんか試験というよりも、大会みたいだ。
実践形式の勝負だから、戦いに勝てばいいだけ。
すこし気持ちが軽くなる。
たくさん努力して自分なりに強くなったと思っているからこれは合格しそうだなっていう希望がでてきた。
でも一回負けたらそこで不合格になる。失敗は許されないということだ。
三十ブロックもあることを聞いてセクアナと当たることはないと思う。
そして目の前に空間ウィンドウが現れる。
ランダムにトーナメントを作るんだろう。
一瞬でその結果が出た。
内心セクアナと一緒のブロックになったらどうしようと思っていた。
結果は幸いにも違うブロックだった。
サナとも違うグループ。
よし!
僕の知っている人とは違うグループになり、安心した。
あとは勝つだけ、それを胸に刻んだ。
それは何百年も前に設立された建物だ。石や泥によってほとんどが積み重ねてあり丈夫に作ってある。また周りには特大の魔法を放出しても魔法石によって吸収できるのでしっかり安全にも考慮してある。空中にもたくさんの魔道士の人たちが集まってバリアのようなものを作っているらしく、客席には飛んでこない。
だから安心して観戦できる。
また中央には大きな闘技場があり、さらさらの砂に覆われた障害物がなにもない平地がある。この中でたまにモンスターを仕留める見せ物をする。一番の目的は僕達が受けようとする魔法騎士になるための試験だ。ここでの戦いはとても激しいらしい。それを見て街の人や貴族は楽しむ。一年に一回だけだから盛大に祝うために外は賑やかな祭りをする。
また闘技場の周りは全て客席になっている。
360度、全てが客席だ。
すこし広すぎじゃない? っと思うかもしれないが、王都以外の町からも人が来るため、満席になるらしい。人がたくさんいることもあり、熱気や歓声はすごい大きいからセクアナはビビらず戦えるかな・・・・・
将来、この国を守る騎士になる卵をここで見れるのでさまざまな人が楽しみにしている。
そんなルーディニア・コロシアムの中に今入っている。
中は薄暗い感じでムードを出している。
なんかいいムードだ。ちょっと観光気分になる。
それでも印象が一番強いのは参加者の面子だ。とにかくすごい。
貴族がたくさんいて横には付き人もついている。僕達のような農民もいる。
その人達も修行を頑張ったから、みんな筋肉がある。
それに比べてなにも努力していない貴族は白い肌をしていて腕も細く、本当に強いのかと心配にもなる。
でも魔力量は農民と比べて圧倒的に多いんだろうな・・・・
他にも人間とは違う種族のエルフ、獣人、ドワーフもいた。
僕は今、完全にフードを脱いでいるので嫌な視線や陰口をゴソゴソと言われる。
まぁこんなものか・・・・
始めは軽く考えていたけど、強そうな人もいるのでだんだん圧倒されて心が弱くなってくる。
大丈夫、自分は強い・・・・
心の中でそう言い聞かせながら、人という文字を何回も手に書いて飲み込む。
全然落ち着けないな・・・・
中は人が少ないと思っていたが強そうな人を見て外、以上に不安が積もる。
どこか人のいないところはないかな・・・
うろうろと歩き、気がつくと横にいたセクアナはどこかへ消えていた。
ヤバイ・・・・セクアナがいなくなってる。
また勝手に行動したせいではぐれてしまった。もう方向音痴だからこれからどうしたらいいかわからない。
もしどこかへ集まってくださいって放送が鳴ったら絶対どこかわからない・・・
「どうしよう!?」
どんどん不安が溜まってくる。
初めての場所。
初めての試験。
緊張や不安、セクアナがそばにいない、それだけで落ち着けなかった。
そんな時、ある銅像が目に入った。
薄暗い中、その銅像が置かれているところにだけ一筋の光がさしている。
それによって本当は汚い色なのに、白く輝いて見えた。
上半身だけだが、筋肉もむきむきで勇者そのものを表しているようだった。
すげえな。
剣を地面に突き刺して、それを両手で持っているポーズをしている。
「ギスタ」
銅像にはそれだけの石板の文字しか書かれていなかった。
ただその姿はたくましくてその魅力に引き寄せられていた。
「その銅像に君も興味がある?」
後ろから誰か近づいてくる。
ゆっくりとコツコツ音を立てて僕の元へくる。
声は女の人だった。
「はい、すこし興味あります・・・・ね」
後ろをふり向いた時、目を見開いた。まさかの歩ちゃんだった。
「ひっ!」
僕を見た瞬間、彼女は少し引き気味だった。
後退りをして離れようとする。
ここまで嫌われるとは思わず、少し悲しくなった。
「本当にあの時はすいませんでした・・・・
もう、なにもしないので出来れば警戒しないでほしいです・・・」
しばらくその場で固まっていたようだったが、こちらへ寄って来て少しは心を開いてくれた。
「この銅像のことを知ってる?」
「うーん、知りませんね。ただ輝いて見えたもので自然に足が止まって」
「そうなんだ。彼はな、伝説の魔法騎士なのよ。いや、ちょっと違うかな。魔力がほとんどなかったから騎士っていう方がいっかな」
「え? じゃあ、ほぼ剣の力だけで魔法騎士になった人なんですか?」
「その通りだ!」
さっきまではあがり症のせいかちょっと変な口調だったけど、この人のことになるといつもの大人っぽい歩ちゃんになっていた。
普通に会話ができて少し嬉しい。
「彼はとってもすごいの。ほぼ剣の技術だけで魔人族を相手にして、たくさんの命を救ってくれた。お父さんが昔よく話してくれたな。今は行方不明でどこにいるかもわからないらしいの。せめて一度でいいから剣を教えて欲しいな・・・・・」
「そうなんだ。すごいねこの人は」
少し寂しそうな顔をしていた。
「・・・・・・・・」
「・・・・・・」
しばらく沈黙が訪れた。ただ静かにその銅像を見つめる。
「あっ! 自己紹介をまだしていませんね。僕はトモヤです。ライバル同士ですがよろしくお願いします」
「私はサナだ。お互いに試験がんばろうね!」
いつのまにか、緊張していた心もスッキリしていた。
ブーーーー!
自己紹介をやり終わったと同時にブザーのような音がした。そして放送が流れる。
「いまから、開会式を始めます。魔法騎士の試験受ける方はコロシアム中央の広場に集まってください」
遠くの方からは、叫び声などが聞こえた。
男どもが吠える声。
石でできている柱を殴って調子を整えているもの。
「さぁ、トモヤ頑張るぞ」
「は、はい! でどちらへ行くと広場に行けるんですか? あの僕方向音痴なのでできれば連れて行ってほしんですけど・・・」
「ああ、こっちだ!」
ドテッ!
大きな音を立ててサナはこけた。
ああ懐かしい。やっぱりサナは歩ちゃんにしか見えないな。
サナと共に狭い通路を歩き、外へ出るととても大きな歓声が起こっていた。
しばらく強い光で周りは見えなかったが、目が慣れると人の多さに驚いた。
360度全てが人で埋め尽くされている。
上からは紙吹雪が落ちて来て見事な景色だ。
みんなが集まっている方へ行く。
まぁ、当たり前だがほとんどの人に避けられてたまに罵声を浴びせるものもいた。
どうにか歩き回ってセクアナを見つけることができた。
「・・・・・で、どこで何をやっていたの?」
腕を組んで仁王立ちをする。
「もしサナさんが見つけてくれなかったら、トモヤがどうなっていたかわかる?」
「はい、すいません・・・・・」
下をむいて深く反省した。確かにサナがいなかったら完全に迷子で試合に出れなかったかもしれない。
「はい、次から勝手な行動しないこと。分かった!」
「う、うん・・・」
「返事は、はいでしょうが!!」
「はい、はい! わかりました。痛い、痛いほっぺをつままないで」
「反省して何より・・・・」
僕への説教が終わるとサナの方を向く。
「すいません。うちの智也が迷惑をおかけして・・・・」
深々と頭を下げた。
セクアナは僕の母ちゃんか!?
「いっ、いえ!! ・・・・たの、楽しく話せたので良かったです・・・」
フフフ、またテンパっちゃって。面白い。
突然会場がざわざわした。
ていうか僕達が入場した時よりも歓喜の声は大きい。
司会のような人が前に立っていたのでそちらが正面かな・・・・
そして六つの空いている椅子があることに気がついた。きれいに装飾してあり、まるで王が座る玉座みたいだ。
その席の前に、気配が違う六名の方々が現れる。
その名の通り、六大天だ。
最後には僕達が知っている人物が登場する。
セイラ姉さんだ。
懐かしい思い出が蘇る。
差別されていた僕を救ってくれたよな。
ちゃんと感謝しないと!
そんなことを考えていると大きな拍手が六大天を包み込む。
「きゃぁぁぁぁ!! 六大天様よ!」
「すごい。こうやって六人全員が揃ったらやっぱ迫力が違うな!」
「もう最高! この景色を見れるだけでも幸せ!」
ある人は叫んで、ある人は大粒の涙を流している。
すげえな!
僕も興奮して来た。最強の魔法騎士か!
最近セクアナから六大天のことを教えてもらった。
自然魔法を操る者 シルフィ・アンジェラ
水魔法を操る者 セクロ・ルーカス
闇魔法を操る者 アンヤ・ゴースト
氷魔法を操る者 セイラ・ラインハート
炎魔法を操る者 レッカ・マニラン
怪獣魔法を操る者 ゼットン・ギューザス
これが六大天だ。
みんな個性的な魔法で興味が湧いてくる。
少し若そうな男性が司会をして開会式がはじまった。
「諸君、よくぞここへ集まってくれた。ここにいる者の誰かが魔法騎士になり、この国を守っていくことになる。国を守るため、騎士になるため、存分に力を発揮してくれ・・・・!」
話が長々と続き、だんだん飽きて来た。
そしてたくさんの説明をしてくれた。
受付でもらったカードを使うと宿代が一気に安くなるらしい。お金が少ない僕にとっていい情報だ。約一種間から二週間これは続くらしいから遠くから来た人への負担を少なくするためにこれを導入したらしい。
経営する人も考えてくれているね!
次にルールは相手が降参、または戦闘不能と審判が判断したことによって勝利する。
切れる刃物は危険ということで切れないように魔法がかける。これはゲンブと戦った時と同じだな。
魔法騎士になるための試験はこうだ。
テストなどはなく、ただ実戦形式で戦うこと。試合はトーナメントになり何千人といる中でたった三十人しか合格できないという。
合計三十ブロックありそれぞれのトーナメントで優勝した人が魔法騎士になれるという。
なんか試験というよりも、大会みたいだ。
実践形式の勝負だから、戦いに勝てばいいだけ。
すこし気持ちが軽くなる。
たくさん努力して自分なりに強くなったと思っているからこれは合格しそうだなっていう希望がでてきた。
でも一回負けたらそこで不合格になる。失敗は許されないということだ。
三十ブロックもあることを聞いてセクアナと当たることはないと思う。
そして目の前に空間ウィンドウが現れる。
ランダムにトーナメントを作るんだろう。
一瞬でその結果が出た。
内心セクアナと一緒のブロックになったらどうしようと思っていた。
結果は幸いにも違うブロックだった。
サナとも違うグループ。
よし!
僕の知っている人とは違うグループになり、安心した。
あとは勝つだけ、それを胸に刻んだ。
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