雷魔法が最弱の世界

ともとも

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魔法騎士団試験

魔法騎士になる理由

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目の前で僕の知り合いが泣いている。

なぜ泣いているのか意味がわからない。

一応サナは「んんんんんん?」と困惑した声を出してしまったから僕達に気づいたようだ。

そして昨日から仲のいいセクアナに飛びついた。
顔を疼く目ながら必死に訴える。

「セクアナーー! どうしようー」

優しく頭に手を置いてポンポンする。
昨日も同じようなことがあったから慣れているようだ。
すこし引いているのかセクアナは苦笑いだった。

僕は、またほのぼのとした二人の光景を見れてすこし喜んでいた。
マネトは変な人がいるように白い目で見ていた。

「ああ・・・・えっと、サナさん? どうしてまた悩んでいるの?」
「あのね・・・・」

サナが話し出すのかなと思っていたが、急にびくっと体を震わして、きれいな気おつけをした。
誰も真似できないように背筋を伸ばして体育教師がいたら褒めるくらいしっかりとした気おつけだった。

どうしたのかと思ったがセクアナの後ろに、ヒョイっとマネトが立っているからだろう。

それを瞬時に見つけて今のようになったのか
な?

サナは顔に力が入って表情がうまく作れていない。
というか石造のように固まってしまった。

僕はこんなサナにどう接したらいいのだろう・・・・・・

そういうピンチの時は友人の出番というふうにセクアナがサナをフォローする。

「あ! そうだったね。マネト君と会うの、初めてだもんね!」

よく分かってるな。
歩ちゃんとの生活を合わしたら僕の方がサナのことはわかっているのに。

すこし悔しくなる。

そのまま、マネトのことを軽く紹介した。
セクアナが積極的に話してくれたおかげでサナは安心したのか、まだうまく話せていないがそれでも震えはなくなった。

気持ちも落ち着いたところで、立ち話もあれだからと提案して近くのベンチに四人で座った。

「で、結局サナは何で泣いていたの?」
人見知りのサナを落ち着かせるまですこし時間がかかった。
やっとのことで始めの話題を聞くことができた。

僕が質問すると、「はっ!」と何かお思い出したようでサナは話し始めた。

サナのことばかりですっかり忘れていたけどずっと彼女は犬を抱いていた。
そういえば、歩ちゃんも小動物が好きだったな。
捨て犬や猫をよく拾ってきていたな。

サナが抱いていたのは白い柴犬のようだった。
すこし泥とかで汚れていたから、野良犬だろう。
僕達が話している時は、静かに鳴かなかったから頭が良さそうだ。
お金さえあれば、飼いたいものだ。

サナが抱き上げてみんなに見せた時、あまりの可愛さに見惚れていた。
尻尾を振って犬も嬉しそう。

犬によって心が落ち着いたのか、いつものサナに戻って話し始めた。
「この子が可愛い! 飼いたい!」

うん、どうぞ!
いやいやそうじゃなくて。

濁りのない彼女の笑顔を見て思わず「飼ったら」と言いそうになった。

サナの素直すぎる声を聞いて、どう答えたらいいのかみんな迷っていた。

「えっと・・・・でも今って騎士団試験中だからお世話をする時間とかないんじゃないかな?」
セクアナの提案にすこしサナが落ち込む。

僕が何か言う前に答えたのは意外にもマネトだった。
「お金、あるの? 餌代とかいるし、それができないとその犬も死んでしまうよ」
「お・・・お金はあまりない・・・」
さらにサナはダメージを受けたようで、また深く頭が下がって落ち込む。

だんだん、サナが傷ついていってかわいそうに思う。

「え・・・・餌なら・・・・・ほ、ほら、虫を捕まえたらいんじゃない?」
無茶な考えだと自分でも思っているのか、汗がにじみ出ている。

「いやー、もし犬が病気になったらどうする? やっぱりお金は必要だよ!」
マネトは笑顔で言う。
お金が大好きだな。

そしてサナは論破されたのかブルブルと体を震わせていた。

「セクアナ!? どうしたらいいかなー!」
再びセクアナへ助けを求める。
「よしよし」と頭を撫でる。

しばらく泣いたら、サナは変なことを考え出した。

「も、もうこうなったら私の髪でも服でも何でも売ってお金を稼がないと!」
さすがに犬のためにここまでの考えはエスカレートしすぎなのでみんな必死になって止めた。

「うう、じゃあどうしたらいいの?」
犬だけのためにすこし精神が崩壊しすぎだ。
まぁ、犬が可愛すぎるのも罪だけど。

サナが助けを求めている時も柴犬は尻尾をふりふりしながら楽しんでいるように見えた。
さすがにここまで関わったら野放しはできない。
ダメだ。見れば見るほど可愛い。

「うーん、迷惑がかかるし、断られるかもしれないけど、宿の人に頼んでみるよ」
「本当!」
そう言うと、まるでサナはこの犬のように尻尾を振って喜んだ。

たぶん、あの人なら許してくれるだろう。
最近仲良くなったし、マネトの件でも助けたから大丈夫。

もし無理だったら卑怯だけど、「マネトの分お金払って助けましたよね」とかで脅して、どうにか世話をしてもらわないと。

もう宿の人に頼むしか方法がないからな。

この脅しを使ってしまったら本当にすいません!

そのように深く考えていたが、すんなり「分かりました!」と世話をしてくれることになった。

「お金さんの件もあるのでこれくらいなら全然大丈夫ですよ」と笑顔を向けてくれた。ありがたいことだ。

何かでこの借りは返さないとな。

なによりも犬の世話をしてくれる人がいてよかった。

それからのサナはとても機嫌が良かった。
この勢いでマネトとも仲良くなってほしいな。

犬を渡して、またルーディニア・コロシアムに向かった。

もう広がっていた霧はなくなって快晴になっていた。
もう一度宿に戻ったことで時間が結構経ったことで道を歩く人が多くなってきた。
肩がぶつかるほどいるわけではないが、たくさん歩いていた。

「じゃあ、行こっか!」
セクアナに合わせて僕達も進む。

着くまではいろいろと話した。

始めの方はサナが緊張しているせいか会話に入ってこなかったが、途中からは緊張もしなくなっていつも通り話せていた。

「マネトは結構ギリギリに受付していたもんな。あの時はビビったよ。いきなり猛スピードで現れたから」
「ハハハ、あの時は間に合って良かったよ。「急いでいたせいでお金を持ってくるのを忘れていたけど」

「サナさんって正門から本当に来たの?」
「ああ、そうだぞ。結構モンスターがいて大変だったけどな!」
話しているといいながらも、男女に別れてしまった。
本能的にそっちの方が喋りやすいからだろうか。

こうして四人で仲良く話していると、ふと二人に聞きたいことが出てきた。

サナは正門からわざわざ入ってきているし、マネトはこの魔法騎士になるために全力で走って受付をした。

どうしてそこまでするのだろう?

そんな疑問が出てきたので二人に聞いてみた。

「どうしてマネトもセクアナも魔法騎士に入団したいの?」
二人は同時にこちらを向いた。

「私は」
「俺は」

二人の言葉が重なり、目が合った。
それによってサナが緊張したのか、ぴくりと肩が動いて目を逸らした。

たぶんマネトに「先にどうぞ」と譲ったのだろう。
それを察したのか、マネトは軽く頷いて話し始める。

「俺はお金のためだ! だって、魔法騎士ってすごく給料がもらえるらしいよ! 
たぶん給料が高いのは試験が難しいとか命がけだからとかそういう理由だと思うよ。やっぱりお金は大事だよ!」

マネトはとても楽しそうに迷いなくそう言った。
お金が大好きなのか話しをするだけでも目を光らせていた。

そんなマネトを思わず白い目で見てしまう僕がいる。
僕だけでじゃなくてセクアナもサナもそんな目で見ていた。
自分で聞いといてこう言う顔をするのは失礼だけど、やっぱりそうなのかと悲しくなる。

「え? どうしたのみんな。どうしてそんな目で僕をみているの? お金は大事だよ!」
不思議そうな顔で首を傾げていた。そして目が輝いている。まるで金貨が目にひっついているような。
僕は迷いのない彼の瞳を見て考えを改めた。

いや、うん。
ちゃんと正直でいいことだ。
確かに「みんなを守るため」とか言いながら裏では「お金たくさんもらえたぜ」とか言って嘘をついている人よりはマネトのような正直者の方がいい。

素直な人だと信じれるし、嫌われることはほとんどないだろう。

あ、ちょっとお金が大好きすぎて受付の子に嫌われていたな・・・・・

それでも、マネトは素直な子だ。

「うん、正直でよろしい!」
そう言いながら肩をポンポンと叩いた。

始めは女性方の視線が痛かったけど、僕の一言ですこし和らいだ。

「そうだね。生活のためとかにもお金は必要だもんね!」
「お、うん。そうだな、家族を養うためにも大切だ。兄弟とかがたくさんいるのか?」
「俺と姉ちゃんだけだよ」
「そ、そうか・・・・・」
「え!」

思わず声を出してしまっていた。

マネトに兄弟がいたのか・・・・・

なんとなくだがマネトは一人っ子で甘やかされて育ててられそう、というイメージを持っていた。
話の中では末っ子と聞き、それもそれで納得がいった。
たまにわがままも言うし、でも戦いの時はちゃんとしている。

すこしマネトのお姉さんに会ってみたいと思った。
弟がここまでお金好きだからそのお姉さんともなればどんな人だろう。
そんなことが気になる。

「あ! 今思い出したけど、お金以外に姉ちゃんに憧れてたって思いもあるかも」

お金以外にも理由があることにすこし安心する。

でもそうか・・・・・
お姉さんよりもお金の方が理由としては上なんだな。
素直なことはいいけどお金、好きすぎじゃない?

別に恨みがあるわけではないがお金好きからすこし離れてもらうためにもからかってやった。

「お姉さんよりもお金の方が好きなんだね!」
「そんなわけない」
「え・・・・・」
暗い口調だったからこそ、目を見開いてしまう。
「当然さ」みたいな答えが返ってくると思っていたが違った。
マネトの一言を深く感じて、言ってはいけないことを言ってしまったように罪悪感が生まれた。

「まぁ、いろいろ事情があるんだ」
「あ、ごめんね。マネトの家族をすこし悪いように言ってしまった・・・・」
「うん、いいよ」

僕の冗談のせいですこし空気が重くなってしまった。
本当、すいません!

気を取り直して、次はサナに聞いた。
「私は、本当の強さを求めてかな・・・・」
頬をかきながらすこし照れていた。

サナは見た目どうりのことを言ってくれた。
「ギスタ」のこともあるし、強さを求めている武者のようだ。
剣の力も素晴らしいし、サナは絶対強くなると思う。

「あ、トモヤはどうなんだ?」
「うん、そうだよ。俺たちは言ったんだから二人の理由も教えてよ」
二人は僕達に視線を向ける。
同時に責められてちょっと言いづらくなった。

「えっと・・・・・・」

あれ? そう思えばなんで魔法騎士に入ろうとしたんだっけ?
最近はここへ来るまでの大変な日々で忘れかけていた。

魔王サタン。

そのワードが頭に浮かんで思い出した。
そうだ。僕はサタンを倒すために魔法騎士になろうとしたんだ。サタンを倒すためにこの異世界に転生したんだ。

「そう思えば、ずっと二人って一緒にいるよね」
「あ、確かに私も思ってた。いつ出会う時もセクアナとトモヤは一緒にいた! 
もしかして二人って・・・・恋人同士?」
「違います!」

僕達は照れるような、怒鳴るような二つの気持ちが混ざって顔を真っ赤にしながら否定した。

ていうか話逸れすぎ!
さっきまで魔法騎士になる理由を話してたのになんで話題が恋話になってるの?

思わず文句を言いたくなった。

「ごほん! えっと! 僕達は魔王サタンを倒すつもりで魔法騎士になりたいと思っているんです!」
すこし怒ったような口調で話していた。

「そうです!」
セクアナも僕と同じ口調だ。

「ああ、そうなんだ。でも二人とも同じって・・・・二人ってどういう関係なの?」
「そうだな。二人とも同じってのはすこし変だ」

おいおい、恋話みたいになったら二人ともよく食いついてくるな。

「はぁー」
思わずため息をつきながらも僕とセクアナのことを話した。

義理の兄弟ということを説明した。
さすがに転生の話はできない。
そこは伏せておいた。
魔王サタンを倒すのは、たくさんの人が苦しめられている今、それを仕切っているボスを倒せば平和になる、と言った。

このことに関しては本心だ。
早く苦しめられている人を救って平和になってほしい。

僕達の関係を説明すると二人はニヤニヤしていた。
義理の兄弟というのに食いついているのだろうか。
まぁ珍しいものだからな。

一通り会話が終わる頃にはルーディニア・コロシアム前まで来ていた。

そのまま四人でこの中へ入る。

短い朝の時間だったが四人の絆はすごく深まった。
これからも魔法騎士になるための試験は続く。
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