雷魔法が最弱の世界

ともとも

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魔法帝の屋敷

屋敷で過ごす最後の日

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魔法帝が帰ってくるのは遅かった。

あれだけの四人から質問攻めされていたから当然のことだと思う。

玄関に迎えに行くと、髪がボサボサになっており、ため息をついていた。

でも顔はニヤけていた。
なにがあったのか知らないがベタ褒めされていたことは明らかだろう。
それとも誰かの魔法でも見してもらったのか。


「お疲れ様でした」
「アハハ、本当に今日は疲れたよ!
うんうん、いやー、若いっていいよね!」

「食事ができているそうですよ。早く行きましょ!」
「ああ、そうだな。今日はトモヤ君が最後の日だから、豪華だろうな!」
「そうなんですか? もしそうなら感動します!」

そんなふうに楽しみにしながら、食堂に行く。

中に入り、いきなり飛び込んできたのは、とても疲労しているミヨとソラだった。

「はぁはぁ、急に今日が最後の日なんて……こんな短時間で豪華な料理作るの、大変ですよ!」
「う、うん……ソラの言う通りだよ……
私も材料揃えるためにどれだけ力仕事したか……」

テーブルの白いシートの上に豪華な料理は置かれている反面、二人はとても疲弊していた。

「なんというか……ありがとう、二人とも!
僕のために必死にご飯を作ってくれて」

僕の声を聞くと、二人はゆっくりと立つ。

「でも必死に作ってよかったです。トモヤ君のその顔が見れて、疲れが吹っ飛びました」
「アハハハハ、その通りだね!」

魔法帝と僕も席に座り、手間がかけられている料理に口をつけた。

今までで一番美味しく感じた。



食事が終わり、大浴場。

「裸の付き合いだよ!」と念押しに言われ、僕は魔法帝と強制的に入ることになった。

それだけならいいのだけど……

ほっぺを赤く染めながら、ゆっくりこちらに寄ってきて、

「お、お背中をお流しします……」

「やめて! そのセリフ! それは美少女しか受け付けないやつじゃないですか!
これでも僕、憧れているんですよそのシチュエーション!
僕の初めてを奪わないで!」

「いいじゃないか! 男の仲だよ!
ほらほら、私に身を委ねて!」

「変な言い方しないでください!
もう僕、上がりますよ!」

「そんな……これソラにやろうとしても拒否られるし、ミヨに『一緒にお風呂に入ろ』って言うと、冗談だと思われて、笑って流されるから……もうトモヤ君しかいないのだよ!」

「嫌です!」

軽く、地面に向かって電気を流すと「うぎゃあ!」と叫んで、落ち着いてくれた。

というか、ミヨは殴ったりしないんだな、魔法帝のセクハラ発言に。
優しい心の持ち主だと思った。


湯船の中、それぞれ落ち着いて語り合う。

「この二週間ほど、色々あったが、トモヤ君には感謝している。特に……」

(それにしても魔法帝と色々やったけど、どの魔法がお気に入りなのだろう……)

魔法帝のことだから、魔法の話になると思っていた。
だけど違った。

「ミヨとソラと友達になってくれたことだ!」
「えっ……」

柔らかい笑みを向ける魔法帝。

浅はかな考えをしていた自分がバカらしくなる。

「私は、ずっと二人に迷惑をかけてきたからねぇ。
二人の願いを叶えるために、連れてきたが、現実は貴族たちからの差別に暴言。
とても苦しい思いをしているのに私じゃどうにもできない。
横にいて守っていても変な噂を流されて、どちらにしろ、内側から悲しい思いをさせてしまった……

こんなにたくさんの人に好かれていても、大切なミヨとソラの笑顔を守れない半人前なんだ、私は。

そんな時、君が来てくれた。君だからこそ、二人は心を開いてくれたのだと思うよ。
おかげでソラはよく笑うようになったし、ミヨはよく喋るようになった。
あんなに輝いた二人の笑みを見たのは久しぶりだったよ。
だから改めて言わせてもらうよ。

ありがとう!

最弱と罵られているが、そんなもの気にしなくていい。
私はトモヤ君を信じているよ。これからも絶対!」

力強い、魔法帝の視線が僕を貫く。
自分の目尻には涙が溜まっていた。

「なんか、照れますね……そんな熱い言葉を貰えると……こちらこそ、ありがとうございました。ここで過ごした思い出は必ず忘れませんから」

僕の言葉を聞くと、魔法帝は全身が赤くなっていた。
体から汗がダラダラと流れている。

「ああ、今日で最後になるのは悲しいな………
あの……最後の頼みなのだが……
のぼせた……」

「はい……はい!?」

バチャン! ゴボゴボゴボゴボ……

顔の正面からお湯に沈み、空気の泡を出す。

「え……ええ! なんですか? のぼせた? えっと……じゃあ、さっきの全身が赤くなってたのは照れてるとかじゃなくて、のぼせてたんですか!?」

ゴボゴボと泡を吐き、返事をする魔法帝。

「え、ちょっと、なんなんですかあなたは!
感動的な言葉を言ったら、なんで問題発生するんですか!? さっきの僕の涙返してくださいよ! ああ、このクソやろー!!」

全てに怒りがさし、文句を言いながらも魔法帝を引き上げる。


なんで……なんでこうなるのぉぉぉお!!!


どこまでも遠くまで僕の叫び声は響いた。



就寝前

ミヨ、ソラが僕の部屋に来てくれた。
初めて会った時のように。

それぞれ忙しかったこともあり、こう三人で集まれる機会がなかった。
だから話も盛り上がる。

大きなベッドの上に三人で座り、特に魔法帝の話をする。

一番のネタになりますから……

「信じられない。あんな感動的なこと言った
そばから、のぼせるなんて……」

「アハハハハ! それ、なんだかユリス様らしいね!」
「ミヨ、そこは僕に共感してよ!
涙まで流していた自分が恥ずかしい……」

両手を押さえて乙女のように恥ずかしがる。

「でも、ユリス様が僕らのことをそんなふうに思っていたなんて……僕は役に立てて、光栄だと思っているんだけど……」
「だね! その分、これからも頑張って私たちの気持ちに気づかせないとね!」

新たな目標ができたようで、とても楽しそうだった。

そんな、幸せな時間もあっという間に過ぎる。


ゴーン、ゴーン……

部屋に置いてある古時計が鳴り響いた。

明るく話していた会話が止まる。

鐘の音は十二時を表す音。
しんみりとしたムードになる。

二人はほんの少しだけ寂しげに笑いかけた。

「アハハ、すっかり話し込んでしまいました。これからはトモヤ君も任務ですもんね。今日はしっかりと疲れをとっていただかないと……」

震えた声でソラは立ち上がる。


「……嫌だな」

ミヨはギュッと服の裾を掴んで離さなかった。

小刻みに手が震えていた。

ソラは俯き、なにも言わなかった。
いや、本当の気持ちを押し殺していたから否定できなかった。


心がとても痛んだ。

お別れをしないといけない。
わかっている。

なのにどうしてもミヨの言葉を聞いて、胸の痛みを抑えることができなかった。

「あ、ごめん……こんなこと言うつもりなかったんだ……
笑顔で最後まで我慢しようってずっとずっと考えてて……
でもね、トモ君がいなくなるの……やっぱり悲しくて……」

ミヨの言葉を受けて、ソラはそっぽを向く。
小さな滴が顔から垂れていた。

「両親が死んでしまってから私たち、初めてだったんだ、こんなに楽しい日々を送れたの! 
誰かが隣にいてくれて、一緒に笑い合ってくれたり、優しく守ってくれたり、探検したり、たわいもない事を話したり……」

「僕もトモヤ君がいてくれて嬉しかったです! いつも食事に感動してくれて、褒めてくれたり、一緒に読書したり。ミヨと比べるとあまり関わってないけど、楽しかった……幸せだった!」

「これからも一緒にいて欲し……」

ミヨはそこまで一気にまくし立て、自分が何を口走ったのかに気づき口を押さえた。

身をとても小さく縮める。

「ご、ごめんねトモ君。いきなりワガママを言ってしまって。ダメだな……私は」

「僕もすいません。最後の日だっていうのにトモヤ君を困らせてしまいました」

「う、うん……いいんだよ、全然」
平静を装いながらも、心の中はモヤモヤでいっぱいだった。

静かな部屋にソラの言葉が轟く。

「だからこそ、一つだけ叶えてもらえるのであったらお願いします……また、僕たちに会いに来てください!」

憂いを含んだ笑みを向けてお願いする。

「うん、私からもお願いしたな。
また、トモ君と一緒に仕事したい!」

二人とも、気持ちを偽りながら笑みを浮かべていた。
悲しみを堪える笑み。

ずっと昔に二人の両親は死んでいる。
王都に来ても差別される悲しい現実。

それでも僕との日々を幸せだと言ってくれた。
こんな最弱魔法の僕のことを。

ミヨとソラは顔をほころばしていた。
暗い部屋の中を輝かせる灯りのように。


別れるのは苦しくて、辛い。
だけど、わかった。

僕はまた、会いにいけばいいのだ。
必ず会いに帰ってくる。
どんなことがあっても、会いに行く。

それで、すこしでも幸せを感じてくれるなら嬉しい。

「約束する! いつになるかわからないけど、必ずまたここへ来ます!
だから……だから待ってて欲しい!」

「当たり前です!」
「当たり前だよ!」

曇りのないきれいな笑みを二人は見してくれた。

「じゃあ、私たちはもう行くね! おやすみ、トモ君!」

ミヨはベッドから静かに足を下ろして部屋から出て行った。

「僕も戻ります。遅くまですいませんでした」
「楽しかったよ、ソラ!」

そう言って、ドアノブに差し掛かると、一瞬げこちらを向く。

「トモヤ君が、暮らしやすくなるよう、僕、この国をよくします。どうか、いつまでもいてください」

ソラの小さな笑みがドアとの隙間から消えた。

誰もいなくなり、寂しい夜が来る。

暗い一人の部屋の中で僕は眠れなかった。



朝、お別れの日がやってきた。
玄関前にみんなが並んでくれた。

「あ!」
いきなり魔法帝の大きな声が聞こえる。

「ユリス様、最後くらい静かにしましょうよ……」
ソラがいつものように注意しようとすると、
「ほら、賞金のこ……」
「あっ!」

ソラまでも大きく叫んだ。

「そうでしたね、いつもの暮らしが楽しくて、渡すつもりが忘れてました」

ソラが走って屋敷に入って行った。

チャリ

金属音がする袋をもらう。

「えっと……これは?」
「ずっと渡そうと思っていたんだがね……
一応、エキシビションマッチで優勝したから、賞金が出るんだ……私の自腹で……」

シュンと小さくなる魔法帝。

「ユリス様から言い出したんです。しょうがないですよ。素直になりましょう」
「うん……まあトモヤ君にはお世話になったからね。そのお礼も込めてもらってくれないか? それに、なんだか君のパーティも大変そうだからね……」

「おっしゃる通りです……まあ、ありがたく頂戴したします」

袋を服にしまう。

「もう、準備は大丈夫ですか? 大切な忘れ物などは」
ソラが母のように僕の曲がっていた襟を直しながら聞いてくる。

なんだろう、やっぱりソラのそう言う行動は親近感が湧くな。

「じゃあ、行こうか……トモヤ君」
「そうですね、魔法帝様!」

魔法帝は爽やかに笑い、手を差し伸べる。

今度は力強く握りしめた。


空気が集まり、球体が僕と魔法帝を覆う。

「じゃあ、また会おうね、ソラ、ミヨ!」

ゆっくりと浮き上がる。

ミヨとソラは強い風に髪を揺らしながら、大きく手を振ってくれた。

「約束だよ、トモ君!」
「いつまでも待ってます!」


草を切り、魔法帝らは屋敷を後にした。



静かになる魔法帝の屋敷。

「行っちゃったね……」
独り言のように呟くミヨ。

その小さく、震えている体を見て、ソラは優しくミヨの頭を撫でた。

「……あれれ? どういたの、そんな珍しいことしちゃって」

ミヨがからかうように聞くと、ソラは、

「そんな強がらなくてもいいと思うよ。
その……双子でもミヨの兄だからさ、そういう気持ちはわかっているつもりだし……」

「アハ……アハハハハ……ほ、本当にどうしちゃったのソラ……
……あれ? どうしてだろう……涙が……」

静かに瞳から涙が流れる。

ミヨが落ち着くまで、ソラはそばにいた。


「……トモヤ君を信じよ!」
「そうだね。我慢してたつもりだったんだけど、また、吹き出しちゃった。
次、会えた時にはこの気持ちをちゃんと伝えよっかな!」

「帰ろうか」
「帰ろ!」

二人は笑顔で玄関に入る。

屋敷のドアが閉まった。



旅には、別れが付き物だ。
それを乗り越え、彼はどう成長していくんだろうな。
私はもっと、トモヤ君に興味が湧いたよ。
君と、そして仲間を連れて出会えることを待っている。

もし、新たな魔法でも身につけたなら見して欲しいな……

そう思えば、あの、光の少年、誰かに似ていたような……気のせいかな。
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