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14 牛丼 世界一 並盛り360fl〜
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顔に当たる乾燥した風が、痛い。
春といっても花はまだ咲いていないし、とにかく寒いし。…なぜこんな季節にガーデンパーティなど開催するのだろう…。
「コーラル、蜂太郎様は何処にいらっしゃるの?」
「…知らないわ。どっかでお茶でもしばいてるんじゃない?口周りにべったりチョコレートでも付けてさ、」
「コーラル、やめなさい。せっかく誘っていただいたのよ?ちゃんとご挨拶してお話してらっしゃい。」
「誘ったのはお母様でしょ?私はそもそも行くなんて言ってないのに無理矢理、ちょっと、」
不機嫌なコーラルの腕を掴んで、ウッドデッキでお茶を飲む蜂太郎のところへ向かう。
「あ、こ、コーラル様…ご、ご機嫌よう、」
この前より、マシね。
ラベンダーのジャケットの下に濃紺のベストが見える。スラックスは同じく濃紺で、今日はきれいな折り目がついている。靴もピカピカで、胸ポケットの白いハンカチーフを見る。
母親がトータルコーディネイトしたのね。
彼にこんなセンスがあるようには思えないわ。自己判断で来るとしたら家に来た時と同じスーツを着てきたはず。…お母様がいなかったら(ダサ男)だわ。…やっぱ嫌。
きれいに撫でつけられた髪も清潔感があり、手元を見ると爪は切られ、保湿もされていてつやつやと柔らかそうな手の平が見えた。
さすがに爪は自分で切ってるわよね…。
「ご機嫌よう。…今日(も)、素敵なお召し物で。とってもお似合いですわ。」
「あ、ありがとうございます。コーラル様もお美しく、」
舞踏会とは違い、柔らかい色味の長袖ワンピースドレス。メロンが露出されていない襟のある物で、胸下に結ばれた細いリボンがひらひらと風になびいている。その上にふわふわとした毛皮のケープを羽織っている。
靴もヒールが低く、アクセサリーも小さめの真珠で統一されている。
髪は柔らかそうなお団子を低めに結ってあり、根元にピンクの小さな薔薇が一輪飾られていた。
か、可愛い。(見惚)
「先日は、突然伺ってしまって申し訳ありませんでした。気の利いたお話もできず…」
「…いいえ。私も…びっくりしてしまって。お気になさらないで。」
自覚あるのね。なら、今日は楽しい話題でも準備してきたのかしら?
「は、はい……。き、今日は風が、強いですね。」
おまえは気象予報士か。
「そうですわね。寒くて、敵わないわ。」
「な、中に入りますか?」
ガーデンパーティだっつうの。ジャケット貸せーっ!
「い、いえ。お茶をいただこうかしら。」
給仕に目配せし、温かい紅茶をもらう。
「お砂糖、入れますか?」
…ダイエット中なの。
「大丈夫です。は、蜂太郎様も何か召し上がる?私は、す、スコーンでもいただこうかしら。」
朝ご飯食べてないのよ。もう、牛丼食べたい気分。家では食べられないから学校に行く時だけこっそり通ってるのよね…。汁だくで…お腹空いた。
「では…僕はサンドイッチを。」
きゅうりのサンドイッチかぁ…。(泣)
なんでこういうところの食べ物ってこう小さいんだろう?一口で食べ切れちゃうし、だからといってぱくぱく食べれるわけじゃないし…。お腹空いたなぁ…。あぁ、春限定の(お花見バーガー)食べたいなぁ…。
「蜂太郎様は、どんなお料理がお好きで?」
「え…、僕は、ハッシュドビーフとか。母が作ってくれるのですが、とても美味しくて。コーラル様は?」
ハッシュドビーフかぁ。くぁあぁ、お腹が更に空くような質問なんでしちゃったかなぁ…。母親の手料理ねぇ…美味しそう。(涎)
「ハッシュドビーフですか、私も大好きです。お母様の手料理ですか…良いですわね。」
家で出たら、親父とお母様がはけた後、白ごはんを入れてかき混ぜて食べるの、最高なのよね~!ダイエットの大敵だけどやめられないわ。
本当はジャンクな物が大好きだけど、質問されたら品がある料理にしなさいって言われた…。母さん(ハッシュドビーフ)なんて、作ったことないのになぁ。
「あとは、み、ミネストローネとか、ですかね。」
トマト嫌い、野菜嫌いの僕が好きなはずない。…でも、なんか響きがいいから、いっか。
ミ、ミネストローネ?!私だったら絶対チャウダーにしちゃうけど。健康志向なのかしら?蜂太郎さんのところにお嫁に行ったら禁断症状が出そう…。
「美味しいですわよね。身体にも良いですし。私は鴨のローストが好きなのですが、蜂太郎さんは苦手かしら?」
本当はフライドチキンが死ぬほど好き。…言えるかっ。
か、鴨のロースト?鴨南蛮の鴨だよね…。あぁ、なんかカレーうどんが食べたくなってきたなぁ。
「鴨…ですか。あまり食べる機会がなくて。ははっ、」
「お、お好きな飲み物などはありますか?」
「ぼ、僕はー……、じ、ジャスミンティーが好きです。コーラル様はいつも何をお飲みに?」
本当は炭酸ガンガンのチェリーソーダが好きだけど…ここにもなさそうだしなぁ。残念。
「私は…おやじ…お、お父様がアールグレイが好きなので、朝はアールグレイを。」
お砂糖たっっぷりのカフェラテが、本当に…本当に大好き!ホイップクリームのせて、チョコレートシロップなんて垂らしたら最っっ高。(口内洪水)
「良い香りですよね。で、デザートで好んで召し上がる物は、ございますか?」
僕は断然ドーナツ。この前のカフェのドーナツは美味しかったなぁ…。あの日だけだったみたいで、その後行ったけど、なかったんだよなぁ。(涙)
「え、えーっと。ぷ、プディングが好きで。」
飲み物は甘い物が好きだけど、間食(おやつに)するなら、ビーフジャーキーよね。食べ過ぎて一回アゴいかれたけど、堪んない。
「ぼ、僕も好きです。表面カリカリのとことか…、」
ぐぅ
ぐうぅ
「……ははっ、」「は、ははっ…、」
周りには幸いにも誰もいない。母親達も少し離れたところで談笑している。庭を見ると舞踏会でカップルになった数組が、私達と同じように他愛のない話をしている。
きょろきょろと周りを見渡したコーラルがいきなり近付き、顔を寄せる。更に近付き耳元で小声で話す。
な、なんだ?なんだ??
「…蜂太郎様…あ、あの…。」
「はい?」
「…お、お腹空きませんか?」
え。
「は、はい…じ、実はぺこぺこで、」
「この近くに…その、(友達)に連れられて行った、美味しい(ビーフ)料理が食べられるところがあるのですが…、」
ビーフ料理?…ステーキかな?
「抜け出して、行きませんか?」
「いいですけど…抜け出して大丈夫なんでしょうか?」
「大丈夫よ。私達が仲良くしてれば良いんだもの。さ、行きましょ。」
舞踏会の時とは逆。コーラルさんに腕を引かれ裏門に小走りで駆け抜ける。お団子が解け長い髪が風に舞う。
良い香り。
舞踏会の時とは違った、妖精のようなひらひらとしたドレスの彼女も(美しい)。
かおりん、だ(惚)
何処に連れて行かれても構わない。君となら何処にでも行くよ、ついて行くよ、連れて行くよ。
(牛丼世界一 並盛り360fl~ )
牛丼。
「ごめんなさい、どうしても食べたくて!お、奢るから!大盛りでも何でもいいから!」
うそ。
蜂太郎の顔が真顔になる。セレブリティーな格好で、セレブリティーな薔薇で、セレブリティーな彼女が。
「牛丼、嫌い?」
最高かぁあぁぁぁっ!!(爆)
「だ、大好きです!大好きですコーラルさん!」
コーラル、さん?
「よ、良かった…。じゃ、入りましょ。蜂太郎っ、」
は、蜂太郎…?
「…ハチ、でいい、よ?」
「え?…う、うん。私のこともコーラルでいいわよ。」
「わ、わかった。こ、コーラル、な、何…食べる?」
「牛丼大盛り汁だく、豚汁変更に温玉追加の、紅生姜山盛りに決まってるじゃない。」
「ぼ、僕は、中盛りチーズトッピングの豚汁変更に、チェリーソーダ。」
「よし。食べよう!」
「はい。」
初めての(女の子)との食事はカウンターで横並び。丼を抱えて頬張る彼女の横顔は相変わらずきれいで、可愛い。
テーブルマナーもいらない。ナプキンもない、給仕もいない。
「へい、にいちゃんお待ち。お!お嬢さんきれぇだねぇ。ドレス汚さねぇように…って珊瑚じゃねぇか?」
どうやら彼女…コーラルは常連さんのようだ。
「おじさん、紅生姜もっとちょいだいよ。」
「おまえ、本当にお嬢さんなのかぁ?にいちゃんもよく見りゃ良い格好して…パーティか?」
「そうそう、超つまんない、お腹にたまらない物しか出さないパーティよ。」
コーラルが豚汁を啜りながら答える。
「そりゃ辛いな。あ、これやるよ。学校始まったらまた来いよ。」
そう言っておじさんは僕にまでクーポン券をくれた。
「良かったね。今度は安く食べられるね。」
薔薇なのに…(きゅん)…なんか、イメージ変わるなぁ。
「ハチ、この後向かいのカフェ行かない?チョコレートホイップラテ(グランデ)が飲みたいの。」
何処にそんなに入るんだ。
「い、いいよ。」
「やった!」
ちゃんと食べる子で良かった。そして、食べ物の好みが一緒で、良かった。
君となら、毎日だって食事をしたい。このクーポン券を、君と一緒に使いたい。
蜂太郎とコーラルは、牛丼屋の後ごりごりに甘い飲み物を飲み、そのままガーデンパーティには戻らなかった。
春といっても花はまだ咲いていないし、とにかく寒いし。…なぜこんな季節にガーデンパーティなど開催するのだろう…。
「コーラル、蜂太郎様は何処にいらっしゃるの?」
「…知らないわ。どっかでお茶でもしばいてるんじゃない?口周りにべったりチョコレートでも付けてさ、」
「コーラル、やめなさい。せっかく誘っていただいたのよ?ちゃんとご挨拶してお話してらっしゃい。」
「誘ったのはお母様でしょ?私はそもそも行くなんて言ってないのに無理矢理、ちょっと、」
不機嫌なコーラルの腕を掴んで、ウッドデッキでお茶を飲む蜂太郎のところへ向かう。
「あ、こ、コーラル様…ご、ご機嫌よう、」
この前より、マシね。
ラベンダーのジャケットの下に濃紺のベストが見える。スラックスは同じく濃紺で、今日はきれいな折り目がついている。靴もピカピカで、胸ポケットの白いハンカチーフを見る。
母親がトータルコーディネイトしたのね。
彼にこんなセンスがあるようには思えないわ。自己判断で来るとしたら家に来た時と同じスーツを着てきたはず。…お母様がいなかったら(ダサ男)だわ。…やっぱ嫌。
きれいに撫でつけられた髪も清潔感があり、手元を見ると爪は切られ、保湿もされていてつやつやと柔らかそうな手の平が見えた。
さすがに爪は自分で切ってるわよね…。
「ご機嫌よう。…今日(も)、素敵なお召し物で。とってもお似合いですわ。」
「あ、ありがとうございます。コーラル様もお美しく、」
舞踏会とは違い、柔らかい色味の長袖ワンピースドレス。メロンが露出されていない襟のある物で、胸下に結ばれた細いリボンがひらひらと風になびいている。その上にふわふわとした毛皮のケープを羽織っている。
靴もヒールが低く、アクセサリーも小さめの真珠で統一されている。
髪は柔らかそうなお団子を低めに結ってあり、根元にピンクの小さな薔薇が一輪飾られていた。
か、可愛い。(見惚)
「先日は、突然伺ってしまって申し訳ありませんでした。気の利いたお話もできず…」
「…いいえ。私も…びっくりしてしまって。お気になさらないで。」
自覚あるのね。なら、今日は楽しい話題でも準備してきたのかしら?
「は、はい……。き、今日は風が、強いですね。」
おまえは気象予報士か。
「そうですわね。寒くて、敵わないわ。」
「な、中に入りますか?」
ガーデンパーティだっつうの。ジャケット貸せーっ!
「い、いえ。お茶をいただこうかしら。」
給仕に目配せし、温かい紅茶をもらう。
「お砂糖、入れますか?」
…ダイエット中なの。
「大丈夫です。は、蜂太郎様も何か召し上がる?私は、す、スコーンでもいただこうかしら。」
朝ご飯食べてないのよ。もう、牛丼食べたい気分。家では食べられないから学校に行く時だけこっそり通ってるのよね…。汁だくで…お腹空いた。
「では…僕はサンドイッチを。」
きゅうりのサンドイッチかぁ…。(泣)
なんでこういうところの食べ物ってこう小さいんだろう?一口で食べ切れちゃうし、だからといってぱくぱく食べれるわけじゃないし…。お腹空いたなぁ…。あぁ、春限定の(お花見バーガー)食べたいなぁ…。
「蜂太郎様は、どんなお料理がお好きで?」
「え…、僕は、ハッシュドビーフとか。母が作ってくれるのですが、とても美味しくて。コーラル様は?」
ハッシュドビーフかぁ。くぁあぁ、お腹が更に空くような質問なんでしちゃったかなぁ…。母親の手料理ねぇ…美味しそう。(涎)
「ハッシュドビーフですか、私も大好きです。お母様の手料理ですか…良いですわね。」
家で出たら、親父とお母様がはけた後、白ごはんを入れてかき混ぜて食べるの、最高なのよね~!ダイエットの大敵だけどやめられないわ。
本当はジャンクな物が大好きだけど、質問されたら品がある料理にしなさいって言われた…。母さん(ハッシュドビーフ)なんて、作ったことないのになぁ。
「あとは、み、ミネストローネとか、ですかね。」
トマト嫌い、野菜嫌いの僕が好きなはずない。…でも、なんか響きがいいから、いっか。
ミ、ミネストローネ?!私だったら絶対チャウダーにしちゃうけど。健康志向なのかしら?蜂太郎さんのところにお嫁に行ったら禁断症状が出そう…。
「美味しいですわよね。身体にも良いですし。私は鴨のローストが好きなのですが、蜂太郎さんは苦手かしら?」
本当はフライドチキンが死ぬほど好き。…言えるかっ。
か、鴨のロースト?鴨南蛮の鴨だよね…。あぁ、なんかカレーうどんが食べたくなってきたなぁ。
「鴨…ですか。あまり食べる機会がなくて。ははっ、」
「お、お好きな飲み物などはありますか?」
「ぼ、僕はー……、じ、ジャスミンティーが好きです。コーラル様はいつも何をお飲みに?」
本当は炭酸ガンガンのチェリーソーダが好きだけど…ここにもなさそうだしなぁ。残念。
「私は…おやじ…お、お父様がアールグレイが好きなので、朝はアールグレイを。」
お砂糖たっっぷりのカフェラテが、本当に…本当に大好き!ホイップクリームのせて、チョコレートシロップなんて垂らしたら最っっ高。(口内洪水)
「良い香りですよね。で、デザートで好んで召し上がる物は、ございますか?」
僕は断然ドーナツ。この前のカフェのドーナツは美味しかったなぁ…。あの日だけだったみたいで、その後行ったけど、なかったんだよなぁ。(涙)
「え、えーっと。ぷ、プディングが好きで。」
飲み物は甘い物が好きだけど、間食(おやつに)するなら、ビーフジャーキーよね。食べ過ぎて一回アゴいかれたけど、堪んない。
「ぼ、僕も好きです。表面カリカリのとことか…、」
ぐぅ
ぐうぅ
「……ははっ、」「は、ははっ…、」
周りには幸いにも誰もいない。母親達も少し離れたところで談笑している。庭を見ると舞踏会でカップルになった数組が、私達と同じように他愛のない話をしている。
きょろきょろと周りを見渡したコーラルがいきなり近付き、顔を寄せる。更に近付き耳元で小声で話す。
な、なんだ?なんだ??
「…蜂太郎様…あ、あの…。」
「はい?」
「…お、お腹空きませんか?」
え。
「は、はい…じ、実はぺこぺこで、」
「この近くに…その、(友達)に連れられて行った、美味しい(ビーフ)料理が食べられるところがあるのですが…、」
ビーフ料理?…ステーキかな?
「抜け出して、行きませんか?」
「いいですけど…抜け出して大丈夫なんでしょうか?」
「大丈夫よ。私達が仲良くしてれば良いんだもの。さ、行きましょ。」
舞踏会の時とは逆。コーラルさんに腕を引かれ裏門に小走りで駆け抜ける。お団子が解け長い髪が風に舞う。
良い香り。
舞踏会の時とは違った、妖精のようなひらひらとしたドレスの彼女も(美しい)。
かおりん、だ(惚)
何処に連れて行かれても構わない。君となら何処にでも行くよ、ついて行くよ、連れて行くよ。
(牛丼世界一 並盛り360fl~ )
牛丼。
「ごめんなさい、どうしても食べたくて!お、奢るから!大盛りでも何でもいいから!」
うそ。
蜂太郎の顔が真顔になる。セレブリティーな格好で、セレブリティーな薔薇で、セレブリティーな彼女が。
「牛丼、嫌い?」
最高かぁあぁぁぁっ!!(爆)
「だ、大好きです!大好きですコーラルさん!」
コーラル、さん?
「よ、良かった…。じゃ、入りましょ。蜂太郎っ、」
は、蜂太郎…?
「…ハチ、でいい、よ?」
「え?…う、うん。私のこともコーラルでいいわよ。」
「わ、わかった。こ、コーラル、な、何…食べる?」
「牛丼大盛り汁だく、豚汁変更に温玉追加の、紅生姜山盛りに決まってるじゃない。」
「ぼ、僕は、中盛りチーズトッピングの豚汁変更に、チェリーソーダ。」
「よし。食べよう!」
「はい。」
初めての(女の子)との食事はカウンターで横並び。丼を抱えて頬張る彼女の横顔は相変わらずきれいで、可愛い。
テーブルマナーもいらない。ナプキンもない、給仕もいない。
「へい、にいちゃんお待ち。お!お嬢さんきれぇだねぇ。ドレス汚さねぇように…って珊瑚じゃねぇか?」
どうやら彼女…コーラルは常連さんのようだ。
「おじさん、紅生姜もっとちょいだいよ。」
「おまえ、本当にお嬢さんなのかぁ?にいちゃんもよく見りゃ良い格好して…パーティか?」
「そうそう、超つまんない、お腹にたまらない物しか出さないパーティよ。」
コーラルが豚汁を啜りながら答える。
「そりゃ辛いな。あ、これやるよ。学校始まったらまた来いよ。」
そう言っておじさんは僕にまでクーポン券をくれた。
「良かったね。今度は安く食べられるね。」
薔薇なのに…(きゅん)…なんか、イメージ変わるなぁ。
「ハチ、この後向かいのカフェ行かない?チョコレートホイップラテ(グランデ)が飲みたいの。」
何処にそんなに入るんだ。
「い、いいよ。」
「やった!」
ちゃんと食べる子で良かった。そして、食べ物の好みが一緒で、良かった。
君となら、毎日だって食事をしたい。このクーポン券を、君と一緒に使いたい。
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