3 / 29
序章
プロローグ~初めての戦闘~
しおりを挟む
「失礼な方!変なことを言っていないで助けてくださいまし!!」
(誰が失礼な方でござるか!拙者は景虎という立派な名前があるでござる!それに、おぬしのような巨人の化け狐ならこのような相手どうとでもなるでござろう!)
どうみても、拙者の倍以上はあるこの化け狐なら少し大きなゴブリンくらいどうとでもなるでござろうに。拙者を片手で持てる腕力であるからして、弱いなどという事はないでござろう。
「誰が巨大な化け狐ですの!?ワタクシにはアウラという美しい名前がございましてよ!!」
巨大な化け狐あらためアウラが憤慨しながら拙者をブンブンと振り回す。
(や、やめるでござる!目が回るでござるよぉおおおお!?)
「ふぇ?」
可愛い子ぶってもやってることが酷すぎるでござる!拙者を振るのをやめるでござるよ!!!
「もしかして、この棒切れが喋っているんですの?」
・・・?どういう意味でござる?拙者のことを言っているでござるよな?アウラと名乗った黒狐の少女は拙者の方をじっと見ながら目を丸くさせる。いやいや、そんな馬鹿な。それではまるで拙者が棒切れと言っている様ではござらんか・・・・・・・・・・・拙者棒切れに転生したでござる!??!?!?!??
(あんまりでござるうううううううううう!!!!!!)
「グギャギャ!!」
拙者と狐娘がアタフタとしていると、ゴブリンたちがしびれを切らせたのかこちらに向かってくる。
「こ、来ないでくださいまし!!!」
狐娘は拙者を力任せに振りまくると、先頭を走ってこちらに向かってきたゴブリンの頬に拙者をぶつけた。だが、ゴブリンはまるで蚊にでも刺されたかのように頬をポリポリと書くだけで痛みを感じていないようでござる。
(もっとちゃんと力を込めるでござる!!)
「込めてましてよ!!自慢じゃありませんけれど、ワタクシ戦闘の才能がまったく!全然!これっぽちもありませんの!!」
(本当に自慢にならないでござるな!!!)
とはいえ、これはマズいでござる。このままでは狐娘は殺され、拙者もへし折られる可能性があるでござる!そ、そうでござる。拙者のバイブルであるラノベには異世界転生したら必ずあることが出来たはずでござる。
(ステータスオープンでござる!)
LV 1
種類 忍者刀
名前 カゲトラ
攻撃力 15
装備者使用可能スキル 木遁の術Lv1
使用可能スキルポイント 1
本当に出てきたでござるううう!!・・・なるほど、これならば!
(狐娘!木遁:木の葉隠れの術を使うでござる!)
「な、何を言ってますの!?」
(とにかく、木の葉隠れの術と唱えるでござる!)
「こ、木の葉隠の術!!!」
狐娘がそう叫んだ瞬間、狐娘の周りを木の葉が舞い踊り狐娘の姿をゴブリンたちから隠す。そして、木の葉が再び地面に落ちるとそこには狐娘の姿は無くなっていた。ゴブリンたちは驚き辺りを見回すが、二人の姿はどこにも見つからない。数分ほど辺りを見て回ると諦めたのかゴブリンたちはその場を去っていった。
「な、何が起こりましたの?」
狐娘の疑問は最もである。正直拙者もここまでうまくいくとは思わなかったでござるよ。拙者がステータスを確認した時、装備者使用可能スキルのところに木遁の術があったでござる。そして、それの詳細を見たいと頭に思い浮かべるとさらに詳しい情報が出てきたでござる。
木遁の術 lv1
使用可能術 木の葉隠れの術
たった一つではあったでござるが、幸いここは森でござったゆえ辺りには木の葉が多く落ちていた。それならばこの術が使えると判断し、狐娘に使うように言ったのである。もし、使い方を知らなかったら発動しないとかであったらその時点で一巻の終わりでござったが、どうやら拙者の想像通りに使えたようで良かったでござる。最初この娘に拾われたときに頭の中に『個体アウラ=ヘルベールに装備されました。』という声が聞こえたので恐らく大丈夫だとはおもっていたでござるが。
(とりあえず、無事でよかったでござる)
「ぶ、ぶぶぶぶぶ無事じゃありませんわ!なんでワタクシこんな場所に!?」
こんな場所というのは巨大な木の天辺でござる。木の葉隠れが発動した瞬間、この場所に移動したでござるな。本来であれば自分で移動するのだが、どうやら自動で移動できるようでござる。便利でござるなー。
「わ、ワタクシどうしたらいいんですの!そろそろ腕が痺れてきましたわ!」
(え?普通に降りればいいでござるよ)
「で、出来るわけないじゃないですの!ワタクシにそんな運動神経はありませんわあああああ!」
ぬ、若者であればこれくらいの木登り簡単でござろう!日本では3歳児でもやっていることでござるよ!?そういえば、戦闘の才能が無いと言っていたがもしかして運動神経自体が皆無でござる?
(もう少し鍛えたほうがいいでござるよ?)
「鍛えてますわよ!でも全然、体が強くならないんですわ!!」
(そんな訳ないでござろう?)
「ありますのよ!どんなに鍛えても軽く跳んだら着地で足を滑らせて転びますし、早く走ろうとしたら躓いて転んで泥まみれになりますの!剣を持とうにも重くてもてないんですのよ!」
なにその奇跡の運動神経・・・冗談を言っている様にも見えないでござるな?・・・そういえば、拙者のステータスで気になるところがもう一つあったでござるな。拙者の種類が忍者刀になっていたでござる。棒切れのように見えるのは鞘に収まっているからでござろうか?でもこの娘、拙者を持っているでござるよな?剣は重くて持てないんじゃなかったでござるか?
「おーーちーーまーーすーーー!もう限界ですわあああああ!!!・・・あっ、きゃああああああああ!!」
手を離したらそれは落ちるに決まっているでござるよ。木登りの最中に手を離したら駄目でござる。仕方ないでござるな。
(ふむ、もう一回木の葉隠れを使うでござる)
「こ、こここここ木の葉隠れええええええ!!!」
再び娘の周りに木の葉が集まり彼女を包み込む、そして、次の瞬間には木の下に移動していた。どうやら思い描いた場所に移動できるようでござるな・・・なんと便利な。拙者の世界では木の葉を自力で回せて姿を隠し、一生懸命早く足を動かして移動していたというのに・・・。
「た、助かりましたわ」
(無事で何よりでござるな)
無事に地面につけたことに安心したのか娘は力なくその場に座り込む。しかし、なぜこのような場所に娘一人でいるのでござろうか?魔物が出るような場所だというのに。
(お主・・・アウラ殿と言ったでござるな。アウラ殿はなぜこのような場所に?)
「・・・・・・隣の領に行かないといけないんですの」
(何か用事でござるか?それにしても一人で来るというのは些か浅慮ではござらんか?)
拙者がそう言うと、アウラ殿は下を向いてしまう・・・何か事情があるのでござろうか?
「ワタクシ・・・家を追い出されましたの」
む・・・予想以上に重たい話でござろうか?関わると面倒そうでござるな、深く聞くのはやめておくでござる。
(そうでござるか、無理に話す必要はないでござる)
「先週両親が他界しましたわ、そしてお兄様が跡を継いだのですけれど腹違いであり半獣であるワタクシのことを嫌っていたお兄様は私を追放しましたの!そして、この森に放り捨てたのですわ!」
(聞きたくなかったでござるううう!言わないでほしかったでござるううう!!)
ぬおおおおおおお!予想以上に大変!とってもつらいでござる!!ぬぅうう・・・聞いてしまった以上無視するというのも拙者の忍道に背くことに・・・。
「あの失礼な方・・・ではなく、カゲトラさまでしたわね。よければ一緒に行きませんこと?先ほどの力はカゲトラさまの力ですわよね?」
先ほどの力とは木の葉隠れの術のことだろう。確かに拙者を装備したから使えたようでござるし、拙者の力なのだろうけど正直、ちょっとこの子変わっているというか・・・。関わると碌なことなさそうでござる。
「カゲトラ様?聞こえてますわよ?」
(し、しまったでござる!?)
「確かにワタクシ少し変わっていると言われますし、少々ドジなところもございますし、歩けば転びますし、不幸が向こうからスキップで寄って来ますけれど・・・あら?ワタクシ不憫過ぎません?」
自分で言っちゃったでござるな・・・。確かに、会った時はゴブリンに襲われていたし、木の上から降りられないし・・・フォローできないでござるな・・・うん。
(仕方ないでござるな、その代わり色々と教えて欲しいことがあるでござる)
「はい!何でも聞いてくださいですわ!」
この世界のことを聞いておきたいでござるしな。後ステータスやスキルポントというのも気になったでござる。いろいろ試してみたいこともあるでござるし、しばらくアウラ殿に付き合うでござる。
(誰が失礼な方でござるか!拙者は景虎という立派な名前があるでござる!それに、おぬしのような巨人の化け狐ならこのような相手どうとでもなるでござろう!)
どうみても、拙者の倍以上はあるこの化け狐なら少し大きなゴブリンくらいどうとでもなるでござろうに。拙者を片手で持てる腕力であるからして、弱いなどという事はないでござろう。
「誰が巨大な化け狐ですの!?ワタクシにはアウラという美しい名前がございましてよ!!」
巨大な化け狐あらためアウラが憤慨しながら拙者をブンブンと振り回す。
(や、やめるでござる!目が回るでござるよぉおおおお!?)
「ふぇ?」
可愛い子ぶってもやってることが酷すぎるでござる!拙者を振るのをやめるでござるよ!!!
「もしかして、この棒切れが喋っているんですの?」
・・・?どういう意味でござる?拙者のことを言っているでござるよな?アウラと名乗った黒狐の少女は拙者の方をじっと見ながら目を丸くさせる。いやいや、そんな馬鹿な。それではまるで拙者が棒切れと言っている様ではござらんか・・・・・・・・・・・拙者棒切れに転生したでござる!??!?!?!??
(あんまりでござるうううううううううう!!!!!!)
「グギャギャ!!」
拙者と狐娘がアタフタとしていると、ゴブリンたちがしびれを切らせたのかこちらに向かってくる。
「こ、来ないでくださいまし!!!」
狐娘は拙者を力任せに振りまくると、先頭を走ってこちらに向かってきたゴブリンの頬に拙者をぶつけた。だが、ゴブリンはまるで蚊にでも刺されたかのように頬をポリポリと書くだけで痛みを感じていないようでござる。
(もっとちゃんと力を込めるでござる!!)
「込めてましてよ!!自慢じゃありませんけれど、ワタクシ戦闘の才能がまったく!全然!これっぽちもありませんの!!」
(本当に自慢にならないでござるな!!!)
とはいえ、これはマズいでござる。このままでは狐娘は殺され、拙者もへし折られる可能性があるでござる!そ、そうでござる。拙者のバイブルであるラノベには異世界転生したら必ずあることが出来たはずでござる。
(ステータスオープンでござる!)
LV 1
種類 忍者刀
名前 カゲトラ
攻撃力 15
装備者使用可能スキル 木遁の術Lv1
使用可能スキルポイント 1
本当に出てきたでござるううう!!・・・なるほど、これならば!
(狐娘!木遁:木の葉隠れの術を使うでござる!)
「な、何を言ってますの!?」
(とにかく、木の葉隠れの術と唱えるでござる!)
「こ、木の葉隠の術!!!」
狐娘がそう叫んだ瞬間、狐娘の周りを木の葉が舞い踊り狐娘の姿をゴブリンたちから隠す。そして、木の葉が再び地面に落ちるとそこには狐娘の姿は無くなっていた。ゴブリンたちは驚き辺りを見回すが、二人の姿はどこにも見つからない。数分ほど辺りを見て回ると諦めたのかゴブリンたちはその場を去っていった。
「な、何が起こりましたの?」
狐娘の疑問は最もである。正直拙者もここまでうまくいくとは思わなかったでござるよ。拙者がステータスを確認した時、装備者使用可能スキルのところに木遁の術があったでござる。そして、それの詳細を見たいと頭に思い浮かべるとさらに詳しい情報が出てきたでござる。
木遁の術 lv1
使用可能術 木の葉隠れの術
たった一つではあったでござるが、幸いここは森でござったゆえ辺りには木の葉が多く落ちていた。それならばこの術が使えると判断し、狐娘に使うように言ったのである。もし、使い方を知らなかったら発動しないとかであったらその時点で一巻の終わりでござったが、どうやら拙者の想像通りに使えたようで良かったでござる。最初この娘に拾われたときに頭の中に『個体アウラ=ヘルベールに装備されました。』という声が聞こえたので恐らく大丈夫だとはおもっていたでござるが。
(とりあえず、無事でよかったでござる)
「ぶ、ぶぶぶぶぶ無事じゃありませんわ!なんでワタクシこんな場所に!?」
こんな場所というのは巨大な木の天辺でござる。木の葉隠れが発動した瞬間、この場所に移動したでござるな。本来であれば自分で移動するのだが、どうやら自動で移動できるようでござる。便利でござるなー。
「わ、ワタクシどうしたらいいんですの!そろそろ腕が痺れてきましたわ!」
(え?普通に降りればいいでござるよ)
「で、出来るわけないじゃないですの!ワタクシにそんな運動神経はありませんわあああああ!」
ぬ、若者であればこれくらいの木登り簡単でござろう!日本では3歳児でもやっていることでござるよ!?そういえば、戦闘の才能が無いと言っていたがもしかして運動神経自体が皆無でござる?
(もう少し鍛えたほうがいいでござるよ?)
「鍛えてますわよ!でも全然、体が強くならないんですわ!!」
(そんな訳ないでござろう?)
「ありますのよ!どんなに鍛えても軽く跳んだら着地で足を滑らせて転びますし、早く走ろうとしたら躓いて転んで泥まみれになりますの!剣を持とうにも重くてもてないんですのよ!」
なにその奇跡の運動神経・・・冗談を言っている様にも見えないでござるな?・・・そういえば、拙者のステータスで気になるところがもう一つあったでござるな。拙者の種類が忍者刀になっていたでござる。棒切れのように見えるのは鞘に収まっているからでござろうか?でもこの娘、拙者を持っているでござるよな?剣は重くて持てないんじゃなかったでござるか?
「おーーちーーまーーすーーー!もう限界ですわあああああ!!!・・・あっ、きゃああああああああ!!」
手を離したらそれは落ちるに決まっているでござるよ。木登りの最中に手を離したら駄目でござる。仕方ないでござるな。
(ふむ、もう一回木の葉隠れを使うでござる)
「こ、こここここ木の葉隠れええええええ!!!」
再び娘の周りに木の葉が集まり彼女を包み込む、そして、次の瞬間には木の下に移動していた。どうやら思い描いた場所に移動できるようでござるな・・・なんと便利な。拙者の世界では木の葉を自力で回せて姿を隠し、一生懸命早く足を動かして移動していたというのに・・・。
「た、助かりましたわ」
(無事で何よりでござるな)
無事に地面につけたことに安心したのか娘は力なくその場に座り込む。しかし、なぜこのような場所に娘一人でいるのでござろうか?魔物が出るような場所だというのに。
(お主・・・アウラ殿と言ったでござるな。アウラ殿はなぜこのような場所に?)
「・・・・・・隣の領に行かないといけないんですの」
(何か用事でござるか?それにしても一人で来るというのは些か浅慮ではござらんか?)
拙者がそう言うと、アウラ殿は下を向いてしまう・・・何か事情があるのでござろうか?
「ワタクシ・・・家を追い出されましたの」
む・・・予想以上に重たい話でござろうか?関わると面倒そうでござるな、深く聞くのはやめておくでござる。
(そうでござるか、無理に話す必要はないでござる)
「先週両親が他界しましたわ、そしてお兄様が跡を継いだのですけれど腹違いであり半獣であるワタクシのことを嫌っていたお兄様は私を追放しましたの!そして、この森に放り捨てたのですわ!」
(聞きたくなかったでござるううう!言わないでほしかったでござるううう!!)
ぬおおおおおおお!予想以上に大変!とってもつらいでござる!!ぬぅうう・・・聞いてしまった以上無視するというのも拙者の忍道に背くことに・・・。
「あの失礼な方・・・ではなく、カゲトラさまでしたわね。よければ一緒に行きませんこと?先ほどの力はカゲトラさまの力ですわよね?」
先ほどの力とは木の葉隠れの術のことだろう。確かに拙者を装備したから使えたようでござるし、拙者の力なのだろうけど正直、ちょっとこの子変わっているというか・・・。関わると碌なことなさそうでござる。
「カゲトラ様?聞こえてますわよ?」
(し、しまったでござる!?)
「確かにワタクシ少し変わっていると言われますし、少々ドジなところもございますし、歩けば転びますし、不幸が向こうからスキップで寄って来ますけれど・・・あら?ワタクシ不憫過ぎません?」
自分で言っちゃったでござるな・・・。確かに、会った時はゴブリンに襲われていたし、木の上から降りられないし・・・フォローできないでござるな・・・うん。
(仕方ないでござるな、その代わり色々と教えて欲しいことがあるでござる)
「はい!何でも聞いてくださいですわ!」
この世界のことを聞いておきたいでござるしな。後ステータスやスキルポントというのも気になったでござる。いろいろ試してみたいこともあるでござるし、しばらくアウラ殿に付き合うでござる。
0
あなたにおすすめの小説
捨てられた前世【大賢者】の少年、魔物を食べて世界最強に、そして日本へ
月城 友麻
ファンタジー
辺境伯の三男坊として転生した大賢者は、無能を装ったがために暗黒の森へと捨てられてしまう。次々と魔物に襲われる大賢者だったが、魔物を食べて生き残る。
こうして大賢者は魔物の力を次々と獲得しながら強くなり、最後には暗黒の森の王者、暗黒龍に挑み、手下に従えることに成功した。しかし、この暗黒龍、人化すると人懐っこい銀髪の少女になる。そして、ポーチから出したのはなんとiPhone。明かされる世界の真実に大賢者もビックリ。
そして、ある日、生まれ故郷がスタンピードに襲われる。大賢者は自分を捨てた父に引導を渡し、街の英雄として凱旋を果たすが、それは物語の始まりに過ぎなかった。
太陽系最果ての地で壮絶な戦闘を超え、愛する人を救うために目指したのはなんと日本。
テンプレを超えた壮大なファンタジーが今、始まる。
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
聖女を追放した国は、私が祈らなくなった理由を最後まで知りませんでした
藤原遊
ファンタジー
この国では、人の悪意や欲望、嘘が積み重なると
土地を蝕む邪気となって現れる。
それを祈りによって浄化してきたのが、聖女である私だった。
派手な奇跡は起こらない。
けれど、私が祈るたびに国は荒廃を免れてきた。
――その役目を、誰一人として理解しないまま。
奇跡が少なくなった。
役に立たない聖女はいらない。
そう言われ、私は静かに国を追放された。
もう、祈る理由はない。
邪気を生み出す原因に目を向けず、
後始末だけを押し付ける国を守る理由も。
聖女がいなくなった国で、
少しずつ異変が起こり始める。
けれど彼らは、最後まで気づかなかった。
私がなぜ祈らなくなったのかを。
攻撃魔法を使えないヒーラーの俺が、回復魔法で最強でした。 -俺は何度でも救うとそう決めた-【[完]】
水無月いい人(minazuki)
ファンタジー
【HOTランキング一位獲得作品】
【一次選考通過作品】
---
とある剣と魔法の世界で、
ある男女の間に赤ん坊が生まれた。
名をアスフィ・シーネット。
才能が無ければ魔法が使えない、そんな世界で彼は運良く魔法の才能を持って産まれた。
だが、使用できるのは攻撃魔法ではなく回復魔法のみだった。
攻撃魔法を一切使えない彼は、冒険者達からも距離を置かれていた。
彼は誓う、俺は回復魔法で最強になると。
---------
もし気に入っていただけたら、ブクマや評価、感想をいただけると大変励みになります!
#ヒラ俺
この度ついに完結しました。
1年以上書き続けた作品です。
途中迷走してました……。
今までありがとうございました!
---
追記:2025/09/20
再編、あるいは続編を書くか迷ってます。
もし気になる方は、
コメント頂けるとするかもしれないです。
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
社会の底辺に落ちたオレが、国王に転生した異世界で、経済の知識を活かして富国強兵する、冒険コメディ
のらねこま(駒田 朗)
ファンタジー
リーマンショックで会社が倒産し、コンビニのバイトでなんとか今まで生きながらえてきた俺。いつものように眠りについた俺が目覚めた場所は異世界だった。俺は中世時代の若き国王アルフレッドとして目が覚めたのだ。ここは斜陽国家のアルカナ王国。産業は衰退し、国家財政は火の車。国外では敵対国家による侵略の危機にさらされ、国内では政権転覆を企む貴族から命を狙われる。
目覚めてすぐに俺の目の前に現れたのは、金髪美少女の妹姫キャサリン。天使のような姿に反して、実はとんでもなく騒がしいS属性の妹だった。やがて脳筋女戦士のレイラ、エルフ、すけべなドワーフも登場。そんな連中とバカ騒ぎしつつも、俺は魔法を習得し、内政を立て直し、徐々に無双国家への道を突き進むのだった。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる