16 / 29
1章
8話
しおりを挟む
『現在獲得可能な固有スキルはこちらになります』
拙者の頭の中に声が響く。
『現在獲得可能な固有スキル』
切れ味アップ小 自動修復(中) 念話lv2 変化の術Lv1
と、どうやら獲得できるのはこの四つのようだ。
獲得可能スキルのところに『現在』と書かれているという事はレベルなどの条件でこれから増えることもあるのだろうか?一番気になるのは変化の術でござるな。
刀である拙者が術を使えるというのも気になるが、何に変化できるかでござるな。人の体に変化できるのであればいざという時に拙者自信が戦えるということでござる。後は念話のレベルでござるか?これを上げていけば主殿以外にも会話できるようになるかもしれんでござるな。
まずは変化の術を調べてみるでござる。
『変化の術』
レベルが上がるごとに特殊な武器に変化可能になる。
レベルが最大になると条件を満たした武器にも変化可能。
変化の術Lv1 鎖鎌
ふむ、鎖鎌は便利でござるな。しかし、今の主殿に扱えるかどうか。
レベルが最大になった時の能力も気になるでござる。
念話の方はどうでござるか?
『念話lv2』
装備者との友愛度が80以上の者と念話を出来る。
友愛度というのが解らんでござるが、これはすぐには意味ないでござろうな。
要は主殿との信頼関係の高いものと喋れるようになるという事でござるだろうし。
主殿…見るからに友達いなそうでござるしなぁ。
他のスキルは見た通りでござるな。
ふむ、念話は後回しにして他の三つを取ってみるでござる。
LV 4
種類 忍者刀
名前 カゲトラ
攻撃力 24+10
耐久力 107/130
装備者使用可能スキル 木遁の術Lv1 火遁の術Lv3 鑑定
使用可能スキルポイント 0
固有能力 自動修復(中) 念話Lv1 変化の術Lv1 切れ味アップ(小)
固有スキルポイント 1
切れ味アップ(小)で上がる攻撃力は10でござるか、多少の底上げにはなるでござるな。
自動修復も早速効果を実感できるくらい耐久力が回復してるでござる。
新しくスキルを習得することでスキルが増えないか期待したでござるが残っているのは念話Lv1とLv1を取ったことで増えた変化の術Lv1でござるな。
自動修復と切れ味アップは次のスキルが出なかったところを見ると拙者のレベル不足でござろうか?
しかし、これではレッドオーガに勝てるとは思えんでござるな。やはりレベル上げをして主殿が使える術を増やすでござる。
(主殿、先ずはレベルを上げて力を高めるでござる……って主殿おおおおおおお!?)
スキルと格闘していて気づかなかったでござるが、主殿ずっと泣いているでござる!?
涙で顔がぐしゃぐしゃでござるよ!
(どうしたでござるか!?)
「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい」
い、一体どうしたでござるか?何を謝って……。
「ワタクシのせいでカゲトラ様を死なせるところでしたわ」
(!!)
「カゲトラ様の言う事をちゃんと聞いていれば……ちゃんと考えようと思うのに、なぜワタクシは……」
弱体の呪いで知力が低くなっているからでござろう。
考えたくても考えられず体が動いてしまうのでござろうな。
主殿のせいではござらんというのは簡単でござるが、それでは結局引け目を感じてしまうでござるよな。ふむ。
(拙者も申し訳ありませぬ)
「え、なんでカゲトラ様があやまるんですの!悪いのはワタクシですわ!」
(拙者も油断があったでござる。それに拙者がもっと優秀な武器であれば主殿にそんな思いをさせずに済んだものを……)
「違いますわ!ワタクシが考えなしなのがいけないんですのよ!」
(いや、拙者の力不足でござる!)
「ワタクシですわ!」
(拙者でござる!)
美少女と刀が睨みあうが、目もない刀を睨みつける美少女も、可愛らしいふくれっ面で睨んでくる美少女をどこにあるかわからない目で睨みつける刀も滑稽すぎて、二人して笑いだしてしまう。
「もう目はどこですの、にらめっこにもなりませんわよ」
(主殿こそ、そのような可愛らしい顔では迫力がありませんよ)
お互いに憎まれ口をたたきながらも笑いあう。主殿は笑顔の方がいいでござるな。
「ワタクシ、もっと強くなりたいですわ。どんな相手とも戦えるくらい強く」
(主殿ならなれるでござるよ)
「だといいのですけれど。ところで気になっていたんですけれど主殿ってワタクシのことですの?」
(そうでござるよ、拙者が認めた主殿でござる)
などと、拙者が勝手に決めただけでござるがな。
拙者はこの少女の心に惹かれたでござる。
(改めて、この不肖忍者刀のカゲトラ。拙者のすべてを主殿に捧げるでござる)
「な、なんかプロポーズみたいですわ」
頬を赤らめながらそっぽを向き、手でパタパタと顔に風を送っている。
(主殿の本願を達成するために拙者は微力ながら力を尽くすでござる)
「微力なんてとんでもないでございますわ!カゲトラ様がいなければワタクシはとっくに死んでいますもの。カゲトラ様はワタクシの恩人ですわ。そんな方の主なんて……ワタクシにそんな価値ありませんわ」
(あるでござるよ。主殿の心が……信念が、優しさが、拙者の心を動かしたでござる)
拙者はいろいろ諦めて、逃げていたでござる。自分を変えようとも何かを変えようともせず、周りのせいにし自分で動かなかった。他人に絶望していたんじゃないでござる。自分に絶望していたでござる。他人を正すことも出来ず、やる前から諦めて……そんな情けない男でござった。だが、主殿は違うでござるよ。
(主殿は他人の為に動き、前を見れるそのような人間でござる。力は今は無くともその志があればいずれ夢を叶えられるでござる……いや、拙者が叶えさせてみせるでござるよ)
「ワタクシは……私はそんな立派な人間じゃない」
(そうでござるな)
「……え?」
さっきまで言っていたことを360度変えた拙者の言葉に主殿は鳩が豆鉄砲喰らったような顔でこちら見る。
(拙者は主殿を立派な人間とは言っていないでござるよ?)
「え?え?」
(良く言えば主殿は優しく、勇敢で献身的な人間でござる)
「そ、そんなことは……」
(悪く言えばお人好しで、弱いのに立ち向かう猪武者でござるな)
「あ、あう……」
(でも、そんな主殿を拙者好きになったでござる)
「え、好き!?」
(拙者もまだまだ未熟者でござるが、一緒に夢を叶えるでござるよ)
「馬鹿なワタクシと一緒に居てくれるんですの?」
(主殿は馬鹿ではござらんよ。拙者の誇りでござる)
主殿はまたしても泣き出してしまう。
きっと主殿もずっと何かを抱えて生きて来たのでござろう。
泣きたいときは泣いていいんでござるよ。主殿。
拙者の頭の中に声が響く。
『現在獲得可能な固有スキル』
切れ味アップ小 自動修復(中) 念話lv2 変化の術Lv1
と、どうやら獲得できるのはこの四つのようだ。
獲得可能スキルのところに『現在』と書かれているという事はレベルなどの条件でこれから増えることもあるのだろうか?一番気になるのは変化の術でござるな。
刀である拙者が術を使えるというのも気になるが、何に変化できるかでござるな。人の体に変化できるのであればいざという時に拙者自信が戦えるということでござる。後は念話のレベルでござるか?これを上げていけば主殿以外にも会話できるようになるかもしれんでござるな。
まずは変化の術を調べてみるでござる。
『変化の術』
レベルが上がるごとに特殊な武器に変化可能になる。
レベルが最大になると条件を満たした武器にも変化可能。
変化の術Lv1 鎖鎌
ふむ、鎖鎌は便利でござるな。しかし、今の主殿に扱えるかどうか。
レベルが最大になった時の能力も気になるでござる。
念話の方はどうでござるか?
『念話lv2』
装備者との友愛度が80以上の者と念話を出来る。
友愛度というのが解らんでござるが、これはすぐには意味ないでござろうな。
要は主殿との信頼関係の高いものと喋れるようになるという事でござるだろうし。
主殿…見るからに友達いなそうでござるしなぁ。
他のスキルは見た通りでござるな。
ふむ、念話は後回しにして他の三つを取ってみるでござる。
LV 4
種類 忍者刀
名前 カゲトラ
攻撃力 24+10
耐久力 107/130
装備者使用可能スキル 木遁の術Lv1 火遁の術Lv3 鑑定
使用可能スキルポイント 0
固有能力 自動修復(中) 念話Lv1 変化の術Lv1 切れ味アップ(小)
固有スキルポイント 1
切れ味アップ(小)で上がる攻撃力は10でござるか、多少の底上げにはなるでござるな。
自動修復も早速効果を実感できるくらい耐久力が回復してるでござる。
新しくスキルを習得することでスキルが増えないか期待したでござるが残っているのは念話Lv1とLv1を取ったことで増えた変化の術Lv1でござるな。
自動修復と切れ味アップは次のスキルが出なかったところを見ると拙者のレベル不足でござろうか?
しかし、これではレッドオーガに勝てるとは思えんでござるな。やはりレベル上げをして主殿が使える術を増やすでござる。
(主殿、先ずはレベルを上げて力を高めるでござる……って主殿おおおおおおお!?)
スキルと格闘していて気づかなかったでござるが、主殿ずっと泣いているでござる!?
涙で顔がぐしゃぐしゃでござるよ!
(どうしたでござるか!?)
「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい」
い、一体どうしたでござるか?何を謝って……。
「ワタクシのせいでカゲトラ様を死なせるところでしたわ」
(!!)
「カゲトラ様の言う事をちゃんと聞いていれば……ちゃんと考えようと思うのに、なぜワタクシは……」
弱体の呪いで知力が低くなっているからでござろう。
考えたくても考えられず体が動いてしまうのでござろうな。
主殿のせいではござらんというのは簡単でござるが、それでは結局引け目を感じてしまうでござるよな。ふむ。
(拙者も申し訳ありませぬ)
「え、なんでカゲトラ様があやまるんですの!悪いのはワタクシですわ!」
(拙者も油断があったでござる。それに拙者がもっと優秀な武器であれば主殿にそんな思いをさせずに済んだものを……)
「違いますわ!ワタクシが考えなしなのがいけないんですのよ!」
(いや、拙者の力不足でござる!)
「ワタクシですわ!」
(拙者でござる!)
美少女と刀が睨みあうが、目もない刀を睨みつける美少女も、可愛らしいふくれっ面で睨んでくる美少女をどこにあるかわからない目で睨みつける刀も滑稽すぎて、二人して笑いだしてしまう。
「もう目はどこですの、にらめっこにもなりませんわよ」
(主殿こそ、そのような可愛らしい顔では迫力がありませんよ)
お互いに憎まれ口をたたきながらも笑いあう。主殿は笑顔の方がいいでござるな。
「ワタクシ、もっと強くなりたいですわ。どんな相手とも戦えるくらい強く」
(主殿ならなれるでござるよ)
「だといいのですけれど。ところで気になっていたんですけれど主殿ってワタクシのことですの?」
(そうでござるよ、拙者が認めた主殿でござる)
などと、拙者が勝手に決めただけでござるがな。
拙者はこの少女の心に惹かれたでござる。
(改めて、この不肖忍者刀のカゲトラ。拙者のすべてを主殿に捧げるでござる)
「な、なんかプロポーズみたいですわ」
頬を赤らめながらそっぽを向き、手でパタパタと顔に風を送っている。
(主殿の本願を達成するために拙者は微力ながら力を尽くすでござる)
「微力なんてとんでもないでございますわ!カゲトラ様がいなければワタクシはとっくに死んでいますもの。カゲトラ様はワタクシの恩人ですわ。そんな方の主なんて……ワタクシにそんな価値ありませんわ」
(あるでござるよ。主殿の心が……信念が、優しさが、拙者の心を動かしたでござる)
拙者はいろいろ諦めて、逃げていたでござる。自分を変えようとも何かを変えようともせず、周りのせいにし自分で動かなかった。他人に絶望していたんじゃないでござる。自分に絶望していたでござる。他人を正すことも出来ず、やる前から諦めて……そんな情けない男でござった。だが、主殿は違うでござるよ。
(主殿は他人の為に動き、前を見れるそのような人間でござる。力は今は無くともその志があればいずれ夢を叶えられるでござる……いや、拙者が叶えさせてみせるでござるよ)
「ワタクシは……私はそんな立派な人間じゃない」
(そうでござるな)
「……え?」
さっきまで言っていたことを360度変えた拙者の言葉に主殿は鳩が豆鉄砲喰らったような顔でこちら見る。
(拙者は主殿を立派な人間とは言っていないでござるよ?)
「え?え?」
(良く言えば主殿は優しく、勇敢で献身的な人間でござる)
「そ、そんなことは……」
(悪く言えばお人好しで、弱いのに立ち向かう猪武者でござるな)
「あ、あう……」
(でも、そんな主殿を拙者好きになったでござる)
「え、好き!?」
(拙者もまだまだ未熟者でござるが、一緒に夢を叶えるでござるよ)
「馬鹿なワタクシと一緒に居てくれるんですの?」
(主殿は馬鹿ではござらんよ。拙者の誇りでござる)
主殿はまたしても泣き出してしまう。
きっと主殿もずっと何かを抱えて生きて来たのでござろう。
泣きたいときは泣いていいんでござるよ。主殿。
0
あなたにおすすめの小説
捨てられた前世【大賢者】の少年、魔物を食べて世界最強に、そして日本へ
月城 友麻
ファンタジー
辺境伯の三男坊として転生した大賢者は、無能を装ったがために暗黒の森へと捨てられてしまう。次々と魔物に襲われる大賢者だったが、魔物を食べて生き残る。
こうして大賢者は魔物の力を次々と獲得しながら強くなり、最後には暗黒の森の王者、暗黒龍に挑み、手下に従えることに成功した。しかし、この暗黒龍、人化すると人懐っこい銀髪の少女になる。そして、ポーチから出したのはなんとiPhone。明かされる世界の真実に大賢者もビックリ。
そして、ある日、生まれ故郷がスタンピードに襲われる。大賢者は自分を捨てた父に引導を渡し、街の英雄として凱旋を果たすが、それは物語の始まりに過ぎなかった。
太陽系最果ての地で壮絶な戦闘を超え、愛する人を救うために目指したのはなんと日本。
テンプレを超えた壮大なファンタジーが今、始まる。
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
聖女を追放した国は、私が祈らなくなった理由を最後まで知りませんでした
藤原遊
ファンタジー
この国では、人の悪意や欲望、嘘が積み重なると
土地を蝕む邪気となって現れる。
それを祈りによって浄化してきたのが、聖女である私だった。
派手な奇跡は起こらない。
けれど、私が祈るたびに国は荒廃を免れてきた。
――その役目を、誰一人として理解しないまま。
奇跡が少なくなった。
役に立たない聖女はいらない。
そう言われ、私は静かに国を追放された。
もう、祈る理由はない。
邪気を生み出す原因に目を向けず、
後始末だけを押し付ける国を守る理由も。
聖女がいなくなった国で、
少しずつ異変が起こり始める。
けれど彼らは、最後まで気づかなかった。
私がなぜ祈らなくなったのかを。
攻撃魔法を使えないヒーラーの俺が、回復魔法で最強でした。 -俺は何度でも救うとそう決めた-【[完]】
水無月いい人(minazuki)
ファンタジー
【HOTランキング一位獲得作品】
【一次選考通過作品】
---
とある剣と魔法の世界で、
ある男女の間に赤ん坊が生まれた。
名をアスフィ・シーネット。
才能が無ければ魔法が使えない、そんな世界で彼は運良く魔法の才能を持って産まれた。
だが、使用できるのは攻撃魔法ではなく回復魔法のみだった。
攻撃魔法を一切使えない彼は、冒険者達からも距離を置かれていた。
彼は誓う、俺は回復魔法で最強になると。
---------
もし気に入っていただけたら、ブクマや評価、感想をいただけると大変励みになります!
#ヒラ俺
この度ついに完結しました。
1年以上書き続けた作品です。
途中迷走してました……。
今までありがとうございました!
---
追記:2025/09/20
再編、あるいは続編を書くか迷ってます。
もし気になる方は、
コメント頂けるとするかもしれないです。
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
社会の底辺に落ちたオレが、国王に転生した異世界で、経済の知識を活かして富国強兵する、冒険コメディ
のらねこま(駒田 朗)
ファンタジー
リーマンショックで会社が倒産し、コンビニのバイトでなんとか今まで生きながらえてきた俺。いつものように眠りについた俺が目覚めた場所は異世界だった。俺は中世時代の若き国王アルフレッドとして目が覚めたのだ。ここは斜陽国家のアルカナ王国。産業は衰退し、国家財政は火の車。国外では敵対国家による侵略の危機にさらされ、国内では政権転覆を企む貴族から命を狙われる。
目覚めてすぐに俺の目の前に現れたのは、金髪美少女の妹姫キャサリン。天使のような姿に反して、実はとんでもなく騒がしいS属性の妹だった。やがて脳筋女戦士のレイラ、エルフ、すけべなドワーフも登場。そんな連中とバカ騒ぎしつつも、俺は魔法を習得し、内政を立て直し、徐々に無双国家への道を突き進むのだった。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる